鬼道「それを本気で言っているのですか!!監督!!」
雷牙「ぶほぉ!?」
音無「わー!!ごめんなさい稲魂さん!!」
雷牙「な…中々いい右ストレート持ってるじゃねェか…ガクシ…」
激戦の前半戦を終えハーフタイムに突入した現在。後半戦での作戦会議を行うイナズマジャパンのベンチ周辺に鬼道の怒声が響き渡る。
どうしても久遠の戦略に納得のいかない鬼道はゴーグル越しから鬼気迫る表情で睨みつけるも、久遠は怯む事はない。
久遠「私の戦略眼は常に勝利に向けられている。円堂をスタメンから外した事も、稲魂をキーパーに任命した事も、そして…
『後半から不動を投入する』
それが開口一番に久遠が放った言葉だった。真・帝国戦での不動の蛮行を引きずる鬼道にとって、不動と共に戦えという指示は死刑宣告にも等しい。
案の定、真っ先に久遠の意見に反発し冒頭の雷牙の悲劇に繋がるというわけだ。
久遠「不動はジョーカーだ。不動が公式戦に出場したデータは0、故に敵は不動を知らないだろう。チャンスウのようなデータに基づき戦略を練る選手にとって不動の存在は大きな変数になる筈だ。」
雷牙「だが味方もよく知らない!」
豪炎寺「静かにしてろ雷牙。真剣な話に水を刺すんじゃない。」
不動「ジョーカーですかァ?そいつはいいねェ!気に入った!」
鬼道「…それでも納得いきません…!
久遠「何を言っている?お前はチームレグルスと3rd雷門との試合をその目で見ているだろう?少なくとも私の目には不動がサッカーを知らない選手には見えなかったがな。」
鬼道「クッ…!ですが…!」
???「もうやめろ鬼道。」
本来、鬼道は一定の理解と確証さえあれば一見突破に感じられる戦略すらも受け入れられる柔軟性を持つ選手だ。
だが今の彼はどうだ?久遠の合理に基づいた戦略も不動が居るという理由だけで理解よりも先に拒絶している。
ハッキリ言って普段の鬼道ならば考えられない光景だ。
それを見ていられなかったのだろう。これ以上、鬼道に失態を続けさせない為に、彼を最も知る男が静止の声を送る。
鬼道「佐久間…!」
佐久間「お前が不動に怒りを覚える気持ちはよく分かる。…だが、俺は監督の意見に
鬼道「な…!何故だ佐久間!?お前と源田は不動に殺された掛けたんだぞ…!それなのに…!どうして不動の肩を持つ!?」
鬼道と佐久間は帝国入学時からの長い付き合いだ。
その卓越した頭脳を持って完璧な戦略を立てる鬼道をチームの総司令官とするなら、佐久間はトップの意向を完璧に組みチーム全体を動かす部隊隊長。
彼らの連携はまさに阿吽の呼吸、鬼道にとって佐久間は数少ない心の底から信頼を置ける仲間なのだ。
だからこそ鬼道は佐久間を傷付けた不動を許せなかった。
だがその佐久間が不動を肯定する発言をしているのだ、鬼道からすれば理解出来ないのも当然だろう。
佐久間「…確かに俺は不動に殺された掛けた…。だが
鬼道「クッ……!」
不動「おっとォ?こりゃ驚きだねェ、まさかあんたに庇われるとは夢にも思ってなかったよ!」
佐久間「勘違いするな、別に俺はお前を許したわけじゃない。だが日本が世界に行く為にはお前の力が必要…そう判断しただけだ。」
佐久間の必死の説得により、漸く我に帰った鬼道はこの場においては不動ではなく自分がチームの和を乱している事を自覚し、監督に今までの非礼を詫びる。
鬼道「すみません監督…少し頭に血が昇っていたようです…。…もう俺からは何も言う事はありません。」
久遠「そうか、分かったならいい。いいかお前達!ここからが日本が世界に羽ばたけるかの瀬戸際だ!文字通り全ての力を出し尽くすつもりで後半戦に挑め!分かったな!!」
『はいっ!!!』
久遠の激励の元、イナズマジャパンは更に士気を高め最後の戦いへと挑む。
後半戦の30分…。そこでイナズマジャパンの未来が決定する。
♢♢♢
王将『おおっと!?どうやらイナズマジャパンは後半から不動明王を出場させるようです!…おや?手元にある資料によりますと彼には公式戦の出場経験が一切ありません!?にも関わらず代表入りを果たした謎の選手・不動明王に期待が高まります!!!』
突如、投入された見知らぬ伏兵・不動明王。その衝撃は会場内に居るサポーターのみならず、韓国側の選手達にも伝わっていた。
南雲「ここで不動だァ?意味分かんねェ、イナズマジャパンには既に鬼道が居るってのに、ここで司令塔を増やしてどうすんだ?」
涼野「そこに関しては南雲と同感だ。アフロディ、貴様は不動明王の試合を見た事があるだろう?何か奴に関する情報は無いか?」
アフロディ「そうだな…僕も遠くから彼の試合を見ただけだから詳しい事を言えないが…。強いて言うなら、他のイナズマジャパンとは毛色の違うサッカーをする選手…としか言えないな。」
チャンスウ「ならば尚更理解出来ませんね。この世に太陽が1つしかないように、チームに司令塔は2人も要りません。無理矢理にでも共存させようとすれば互いの長所を潰し合って自滅するのが自然の摂理です。…ですが、ここにきて日本の監督が無意味な策を出すとは思えません。彼には最大限の警戒を頼みます。」
まるで濁り一つ無い白色の中に現れた黒点の如き異彩を放つ不動に対してチャンスウも少なくない警戒を送る。
こうして、韓国に微かな異物感を植え付けた状態から後半戦が幕を開けた。
ピッー!!
不動「俺にボールを回せ!」
熱也「チッ!もっとマシな頼み方は出来ねぇのかよ…!ほらよ!」
開始早々、不動にボールが回りファイアードラゴンに緊張が走る。
経歴、スタイル、能力、その全てが謎に包まれた謎が更に謎を呼ぶ“孤高の反逆児”こと不動明王の存在は久遠の想定以上にチャンスウに強いプレッシャーを与えていた。
チャンスウ(だとしても私の役目は変わらない…!不動明王、貴方の実力を見せてもらいましょう!)
「「「「“パーフェクトゾーンプレス”!!!」」」」
主将の号令を合図に火龍の眷属達が不動を取り囲む。その様はまるで不動の事を井の中の蛙と言っているかのようだ。
熱也「バカの一つ覚えがよぉ!!それなら前半に破ったばっかじゃねぇか!不動!“ルートオブスカイ”だ!」
不動「……。」
“ルートオブスカイ”を使うように促す熱也だが、不動は動かない。“パーフェクトゾーンプレス”に外部から指示を遮断するような効力は無い。つまり不動はワザと熱也を無視しているのだ。
熱也「んな…!」
南雲「もらったァ!!!」
沈黙だけで火龍の戦略を破れる筈もなく、呆気なくボールを奪われる。だが不動には焦りの表情は無い、寧ろ想定通りだと言わんばかりに薄ら笑いを浮かべていた。
不動「なるほどね…。流石はチェ・チャンスウ、対策は既に終えているって訳かい…。」
熱也「不動テメェ!どうしてあそこで“ルートオブスカイ”を使わなかった!突破出来れば絶好のシュートチャンスだっただろーが!!」
不動「キャンキャンうるせぇよ。点を取る事しか脳がねェ駄犬は黙ってな、テメェ如きの脳みそじゃあ俺の戦略は理解出来ねェだろうからなぁ。」
熱也「んだとコラ!」
吹雪「コーラ熱也、不動君は味方だろ?こんな所で仲間割れをしてちゃ勝てる試合も勝てないよ。そもそも君も前に目深君に同じような事を言ってただろ?因果応報だよ。」
熱也「ぐぬぬ…!」
まだ試合開始から数分も経っていないにも関わらず。早速瓦解の兆しが見えてしまうイナズマジャパン。
この期に及んでもチームと足並みを合わせようとしない所か、嬉々として足並みを崩そうとする不動に対して、ベンチの控え選手達は呆れるしかなかった。
しかし、円堂だけは不動から感じられる形容し難い違和感を抱かずにはいられなかった。
円堂「どうして不動はあそこまで人を信用しないんだ…?」
立向居「? どういうことですか円堂さん?」
円堂「俺は今までサッカーを悪いことに使うを奴らをたくさん見てきた…鬼道にアフロディ、そしてヒロト…。だけどどんな奴も心の奥底ではサッカーが大好きだった…。…けど不動は違う、あいつはサッカーを“手段”としか見ていない…。これじゃまるで…」
響木「影山のようだ…だろ?円堂?」
円堂「はい…。」
響木「…ある意味 その感覚は正しいかもしれないな…。」
円堂の考えを肯定する響木はまるで
その目線の先には不動、そして…
円堂「もしかして響木監督は不動の秘密を知っているんですか…?…もしそうなら話してください!俺は知らなくちゃいけない気がするんです!
円堂の熱意に押された響木は数秒だけ悩むと自身が知る限りでの不動の過去を皆に話し始める。
謎に包まれていた不動明王の過去…それは円堂達が想像もしない程あまりに重い物だった…。
……………
…………
………
……
…
借金取り『あのねぇ不動さァん、俺らもこんな事したくてやってるわけじゃないんですよォ。でもねェ、出すモン出してくんないと俺らは帰れないんですわ。』
不動父『お願いします…!もう少し待ってください…!どうか…どうかこの通り…!』
家に押し入り金を返せと恫喝する人相の悪い男達。
情けなく頭を地面に擦り付けるだけしか出来ない父の姿。
それが不動が物心付いた時に初めて見た光景だった。
元々、平凡な会社員だった父は上司のミスを全て押し付けられ会社をクビになると同時に多額の借金を背負っていた。
職も無く、濡れ衣により社会的信用も失った父に借金を返すアテなどある筈もなく、不動家には常に暗い影が包まれていた。
そのような環境で家庭が長続きする筈もなく、小学校に上がる頃には父は自らの意思で命を散らし、母も病を患った。
ある日、もう先が長くないと悟った母は愛する息子に最後の言葉を送った。
不動母『明王…あなたは強くなってね…。偉くなって人を見返しなさい…。』
恐らく不動の母親が送った言葉は、ただ息子に自分達のような惨めな思いをさせたくないという純粋な“愛”から来る言葉だったのだろう。
それこそが大きな間違いだったと知らずに。
程なくして母親もこの世を去り、遂に不動は天涯孤独の身となった。
その日から不動は力を求め続けた。
ある時は世界への復讐に狂った資産家に取り入り。
ある時はサッカーを憎む事でしか愛せない偏愛者の配下となり。
ある時は“怪物”を作る狂気に取り憑かれた科学者の協力関係となり。
日の当たらない暗い裏の世界で生きる者達から強さを得る手段を学んだ。
力を得なければ勝つ事は出来ないから。
勝たなければ全てを失ってしまうから。
母が望んだ息子に幸せになって欲しいという“願い”は巡りに巡って“呪い”となり勝利と力を求め続ける悪魔を形作ったのだ。
…
……
………
…………
……………
佐久間「不動にそんな過去が…。」
染岡「父親の言葉に従い続けて復讐に走った影山と母親の言葉に従い続けて勝利を求め続ける不動か…。確かに似たもん同士だな…。」
あまりに救いようのない不動の過去を聞いた円堂達は言葉を失ってしまう。
影山の部下であった以上、ロクな人生を歩んでいない事は薄々感じていたが、まさかここまで悲惨な過去があったとは夢にも思っていなかったのだ。
響木「…円堂、お前は昔俺に言ったな。『チームを瓦解させる選手が居るのなら、自分が接着剤になる』と、不動のような人間を見てもなお同じ事が言えるのか?」
円堂「…分かりません。自信がないわけじゃないんです、けど…断言する為には…今の俺には“何か”が足りない…!」
冬花「守くん…。」
今の自分には足りない物があると分かっていても、その足りない物の正体を未だに掴めない自分を不甲斐なく思った円堂は悔しさのあまり、両手を強く握り締める。
久遠「……残り3割といった所か…。」
円堂の成長を感じ取った久遠は静かに呟き視線をフィールドに移す。その瞳にはその答えの鍵を握る、雷牙の姿が映されていた。
飛鷹「そのボールを寄越せェ!」
南雲「素人がッ!テメェじゃ役不足なんだよッ!“フレイムベールA”!!」
飛鷹「ぐわぁ!!」
またしても自暴自棄気味に特攻を行う飛鷹を南雲の炎で焼き尽くす。これにより絶好のシュートチャンスを得た南雲は再び涼野と共にシュートの体制へ移る。
雷牙「おいおい!?化身を使わなくていいのかよ!!“ファイブリ”じゃ俺を破れねェーって分かってんだろーが!!」
涼野「私は兎如きに全力を出す愚かな獅子ではないのでな。まだ円堂守が控えている以上、無駄な消耗は避けるにかぎる!」
前半戦と同じく南雲は右脚に紅炎を、涼野は左脚に氷闇を宿し、ツインシュートの体制に入ろうとする。
雷牙も2人のシュートに対抗すべく“獅風迅雷”を発動し、強引に限界を超えたパワーを引き出す。
その刹那、紅炎 氷闇に続いて黄金の羽が空より舞い散る。
アフロディ「僕を忘れてもらっちゃ困るな。」
雷牙「ここでアフロディだと…!?まさか…!」
ここに来てアフロディも合流した事で、雷牙の額に数分ぶりの冷や汗が流れ落ちる。
その予感は的中してしまい、“怪物”の正面に紅、白銀、黄金の三色がボールを中心に『
アフロディ&南雲&涼野「「「“カオスブレイク”!!!」」」
“紅炎”、“氷闇”、“神殺”の異なる
その軌道上には黄金の羽が宙を舞い、紅蓮の炎が地を焼き尽くし、深淵たる冷気が全てを凍り付かせる。その様はまさに
雷牙「“風神雷神ッ”!!!」
純然たる混沌を前にしても“怪物”は怯む事なく、二対の魔神を顕現させ立ち向かう。
雷牙「左ィ!!」
“怪物”の
雷牙「右ィ!!」
“怪物”の
雷牙「もひとつオマケに…!」
だがその程度では止まらない。混沌を構成する紅炎と氷闇を剥ぎ取ってもなお、其の真球には黄金の輝きを放つ“神殺”の気が宿っているのだ。
雷牙「ド真ん中ァ!!!」
”怪物”が両手を突き出すと同時に、魔神達は残った腕を重ね合わせ神殺の気を受け止める。
だが…
雷牙「グッ…!」
神を超えた混沌の前には魔神の力すらも無意味と化す。
雷牙「グワァァァァァ!?」
ピッー!!
世間に“風神雷神”が初披露されてから経過した時間は約20分、発動された回数はたったの2回。二体の魔神達が作り上げた無敗記録は早くもここで途切れる事となる。
王将『ゴォォォォル!!!まさかまさかのファイアードラゴンはまだここまで凄まじいシュートを隠し持っていたァァァ!!!流石の稲魂の力を持ってしても混沌を抑え込む事は出来なかったようだァァァ!!!』
雷牙「チッキショー…まーだこんなシュートを隠し持ってたのかよ…。…ハッ!そうこなくちゃ面白くねェよなァ!!」
点こそ許してしまったが、雷牙の顔には悔しさはない。寧ろ、更なる成長を続けるアフロディ達に対して喜びの笑みすら浮かべている。
その姿を見たある者はそれでこそ“怪物”であると称賛し、またある者は“バカ”には付き合っていられないと溜め息を吐く。
そして…ある者は何度失敗しても諦めない“怪物”を理解出来ないでいた。
飛鷹「…どうしてあんたはそんな顔をしていられるんだ…!」
雷牙「あ〜ん?どったの飛鷹?んな怖い顔して。」
飛鷹「どうしてあんたは失敗しても笑っていられる!?このスタジアムには世界中から来た観客が居る!この試合は中継だってされている!それなのに…!どうしてお前は失敗を恐れずにサッカーが出来るんだ…!」
飛鷹にとってこの試合は弔い合戦でもあった。その身を犠牲にしてでも自分を
だが結果は散々だった。一度もタイマンで負けた事のない自分はFWですらないチャンスウの足元にも及ばず人生初の敗北を味わった。
絶対に負ける訳にはいかないこの試合…。自分はその意気込みで、この試合に挑んでいるにも関わらず、目の前の“怪物”は何度失点を繰り返しても楽しそうに笑っている。
不敵に笑う“怪物”の事が許せない訳ではない。ただただ純粋に疑問なのだ。何度失敗しても挫けずにいられる“怪物”の心の強さが。
飛鷹「俺は失敗が怖い…!でも俺は活躍しないといけないんだ…!だけど…もし失敗したら…鈴目達の犠牲を無駄にしたらと考えると上手く身体が動かなくなる…!教えてくれ…俺はどうすればいいんだ…?」
飛鷹は弱々しく“怪物”に教えをこう。その姿は稲妻町1の不良と評された“蹴りのトビー”の面影はなく、苦悩に満ちた1人のサッカープレイヤーその者だった。
悩める鷹に対し、“怪物”は困惑していた。何せそんな事は考えた事もなかったのだ。ハッキリ言って何故と聞かれれば『それが自分だから』としか言いようがない。
だがそれだけでは目の前の鷹の悩みを救う事は出来ない。
如何に初心者といえど響木に世界に通用すると確信させた逸材なのだ。ならば“怪物”は止まり木から動けない鷹を大空に羽ばたかせる義務がある。
ならば“怪物”から言える事は1つだけだ。
雷牙「別にいいじゃねェか失敗しても。」
飛鷹「な…!」
雷牙「失敗なら俺ちゃんもいっつもしてるつーの。でもよォ、失敗があるから成功した時が嬉しいんじゃねェーか?」
“怪物”とて完璧ではない。
時には挫折をする。時には自分を見失う。時には暴走だってする。
それでも失敗の度に立ち上がる事でここまで強くなったのだ。
雷牙「失敗を楽しめよ。そ・れ・に!んなしかめっ面でサッカーしてたら勝利の女神がそっぽ向いちゃうぜェ?勝利の女神ってのはなァ、最後の1秒までサッカーを楽しんだヤツに微笑むんだよ。」
飛鷹「失敗を楽しむ…。」
刹那、飛鷹の全神経に電流が走る。
強さこそが全ての弱肉強食の世界を生きてきた飛鷹にとって、何かを楽しむという事は縁もゆかりもない事だったのだ。
飛鷹「そうか…そうだったんですね…響木さん…!」
何かを悟った飛鷹は“怪物”から背を向け前を向く。その後ろ姿は翼を広げた鷹の如く、大きくそして力強いものだった。
飛鷹「俺は初心者だ…何が正しくて何が間違いなのかは分からない…!ただ…今だけは心の底から楽しんでサッカーをする…!答えを見つけるのはそれからだ!」
雷牙「ようやく吹っ切れたか…。オイ飛鷹ァ!俺に見せてくれよ!オメーのサッカーをさァ!!」
“怪物”の激励を受けた鷹は言葉ではなく、無言の頷きで答える。その目には迷いを振り切った者にのみ灯る光が浮かび上がっていた。
風丸「くっ…!」
涼野「今回は私の勝ちだな!風丸一郎太!」
“魔帝”と“氷帝”の頂上決戦を制した涼野は、“氷帝”をその身に戻し攻め上がる。
だが彼の前に立ち塞がったのは止まり木から大空へ飛び立つ覚悟を決めた1匹の鷹だった。
涼野「フン!何の用だ初心者!ここは貴様が居るべき場所ではない!消えろ!」
飛鷹「俺は逃げない!逃げる訳にはいかないんだ!だから…!あんたとタイマン張らせてもらうッ!!」
大空を羽ばたいた鷹は旅路を支える
飛鷹「見ていろ鈴目ェ!!これが俺の…!“真空魔”だァァァ!!!」
発生した真空空間はまるでブラックホールの如くありとあらゆる物質を飲み込み、鷹の元にボールを引き寄せる。
涼野「なんだと…!?」
ボールを奪取した飛鷹は即座にボールを風丸に回し、後の仕事を仲間達に任せる。
遂に大空へ飛び立った百戦錬磨の鷹。その覚醒を見届けた“怪物”は力強いサムズアップを送り、鷹も同じくサムズアップで応える。
その顔はまるで憑き物が落ちたかのように晴れやかな表情だった。
円堂「飛鷹が…飛んだ…。」
時を同じくしてチームメイトの覚醒の一部始終を見届けた円堂は言葉を失っていた。
まだ出会ってから時間が経っていないものの、持病を抱えた響木に代わって飛鷹の練習に付き合っていた円堂は雷牙よりも飛鷹の事を理解していたつもりだった。
だが結果はどうだ?自分は飛鷹の悩みに気づく事すら出来ない一方で、関係の浅い雷牙の言葉が飛鷹の覚醒のきっかけとなった。
一体その差は何だったのか?その答えは既に円堂の手の中にある。
円堂「雷牙は…ちゃんと飛鷹を見ていたんだ…。飛鷹だけじゃない…白恋の時も…レグルスの時も…雷牙はチーム全体を見ていたんだ…!」
ハッキリ言って雷牙は1人の人間としては褒められた人間ではない。
常に自身のペースを崩さずに周囲を翻弄し続け、時には問題行動を起こし迷惑だって掛ける。
正直、社会の輪から排除されてもおかしくない問題児の中の問題児だ。
…だが、不思議な事にサッカーの事となると皆は雷牙に絶対の信頼を置く。
それは何故か?答えは簡単だ、雷牙はチーム全体を見ているからだ。
一見ガサツかつ他者に無関心なように見えて、ちゃんとチームメイトの事を考えられる人間なのだ。
故にチームメイトは雷牙に信頼を置く。それは円堂も同じだった。
だからこそ、いつの間にか忘れていたのだろう。キャプテンとして大切な物を。
円堂「でも…俺は…じいちゃんに会いたいあまり周りが…チームが見えていなかった…!そんなんじゃ…キャプテン失格って言われて当然だ…!」
円堂は今までの自身のチームへの非礼を恥じる。
だが恥じるだけでは何も始まらない。
ただ黙っているだけでは汚名を返上する事は出来ない。
今の円堂に出来る事はただ1つだけ…
円堂「監督!俺…分かりました!俺はチームみんなのキャプテンなんですね!」
久遠「及第点…といった所か。だが理解出来ない奴は一生掛かっても理解出来ない…。その観点で見れば…お前はまだマシな方か。」
円堂の力強い目を見た久遠は、彼が求めていた答えを見つけ出した事を察し、満足気に頷く。
久遠「行って来い!世界の舞台へ!」
円堂「はい!!」
ピーッ!!
王将『おおっとォ!?突如イナズマジャパンがボールを外に出し試合中断させたァ!…おや?どうやらイナズマジャパンは選手を交代させる模様ですッ!ーー!!! こ、これはァァァ!!!遂に…!遂に…!この男が帰って来たぞォォォ!!!』
交代が受諾されフィールドに降り立った選手に全ての人間の視線が移る。
緑と黄色の二色で構成された日本のゴールを守る者にのみ与えられる特別なユニフォームを身に包み。
世界の舞台で待っている祖父から受け継いだ橙色のバンダナを力強く巻き締めている。
それ以外はこれといった特徴の薄い選手だったが、その圧倒的な存在感の前に、皆は目を離せなかったのだ。
雷牙「ハッ…!ったくよォ…遅いっつーの…!だけど…待ってたぜ…守…!」
円堂「ああ!本当に悪かった。けど…雷牙のおかげでやっと分かったよ。俺はただの日本代表なんかじゃない…イナズマジャパンのキャプテンなんだ!」
円堂が見出したキャプテンとしての答えに雷牙は、満足気に微笑を浮かべながら軽く肩を叩き守護神の座を本来の主へ返す。
そしてベンチにて本来のユニフォームを受け取り、その背に『16』の数字を背負い再びフィールドに舞い戻る。
雷牙「さァ〜てと…第二ラウンド始めっか!」
アフロディ「フッ…この時を待っていたよ円堂君。さぁ、決着を付けようか…!」
ピーッ!!
イナズマジャパンの選手交代を終え、ファイアードラゴンのスローインで試合が再開する。
ボールを得たファイアードラゴンは水を得た魚の如く、凄まじい勢いで攻め上がり、イナズマジャパンのディフェンスを物ともしない。
飛鷹「行かせない!“真空…」
アフロディ「“極ヘブンズタイム”!」
如何に強力な必殺技であろうとも発動出来なければ意味がない。圧倒的な初動の速さを誇る“ヘブンズタイム”相手では流石の飛鷹も分が悪く、為す術もなく突破されてしまう。
アフロディ「いくよ!円堂君!」
円堂「こい!全力で受け止めてやる!!」
アフロディ、南雲、涼野のトリプルシュートが炸裂し、雷牙すらもいとも容易く破ってみせた“カオスブレイク”が二度発動する。
それに対し、円堂は己の中にある気の全てを右手に集中させ天高く飛び上がる。
重力に引き寄せられて発生する自由落下運動を、パワーに変換させ、その背に黄金の魔神を呼び寄せる。
円堂「“怒りの鉄鎚V2”!!!」
本体の心の成長に呼応し、進化した魔神の鉄鎚は三位一体の混沌を容易く粉砕し、地に巨大なクレーターを発生させる。
王将『止めたァァァ!!!“怪物”ですらも歯が立たなかった“カオスブレイク”を真正面から粉砕して見せたぞォォォ!!!これぞ円堂!これこそ円堂!“伝説のGK”の異名は伊達ではないィィィ!!!』
円堂「みんなァ!!カウンターだァァァ!!!」
円堂のパスが味方に渡り、イナズマジャパンのカウンターが始まる。とはいえ、こんな所で黙って見ているファイアードラゴンではない。
「「「「“パーフェクトゾーンプレス”!!!」」」」
不動がボールを受け取ると同時に火龍の眷属に束縛が発動し、不動と外部を遮断する。
不動の後方にはタクティクスに参加せずにいつでも化身を発動出来る状態で待ち構えている3トップの姿がある。
ここでボールを奪われてしまえば、FW渾身の化身シュートにより追加点を取られてしまうだろう。
不動「テメェら!!“ルートオブスカイ”だッ!!」
不動は即座に“ルートオブスカイ”を要求し、仲間達もそれに従う。空に活路を見出した不動も高く飛び上がり前方の味方へ向けてパスを送る。
木野「成功した!これならFWにボールが…」
ベンチにて試合を見ている面々は“ルートオブスカイ”の成功を確信する…筈だった。
だがその確信はあと一歩の所で揺らいでしまう事となる。
不動が味方にパスを送った直後、火龍の牢獄から一枚の鱗が天より発射されボールの進路を塞いだのだ。
チャンスウ「その動きは読んでいた!!」
鱗の正体はなんとチェ・チャンスウだった。“パーフェクトゾーンプレス”はその性質上、誰か1人でも連携が乱せば選手同士が衝突し合い、下手すれば大怪我にも繋がる危険性のある非常に難易度が高い技だ。
恐らく、彼を持ってしてもこの作戦はリスクの非常に高い大博打だったのだろう。
だがチャンスウは見事にその賭けに勝った。チームメイトの選手生命を危険に晒してでも最大のチャンスを掴み取ったのだ。
そう…
チャンスウ「なっ…!?」
確かにチャンスウは賭けに勝った…いや、勝ったという
チャンスウがボールを持った瞬間、ボールは彼を拒絶するかのように軽い突風を発生させ脚から離れ落ちた。
状況が飲み込めずに唖然とするチャンスウ、それを見た不動は悪意に満ちた笑みでチャンスウを見下す。
不動「アジア1のゲームメイカーがこの程度の
チャンスウ「クッ…!ディフェンス!」
不動の嘘に見事に騙されたチャンスウはディフェンスの指示を送るが時既に遅し。
既に空の活路を経由して繋がり金色の“怪物”が待つ終着点へ辿り着いていた。
雷牙「ゴール前に縛り付けられてさんざんフラストレーションが溜まってっからよォ…!全力全開オーバードーズでいかせてもらうぜェェェ!!!」
ボールを得た“怪物”は一気に気を放出し、裏技に近い方法で限界の殻を破る。すると天からは白金の稲妻が轟き落ち、地からは漆黒の旋風が天に向かって吹き荒れる。
円堂「あれは“風神雷神”か!?」
雷牙「いーや違うねェ!コレが俺の新たな力じゃァァァい!!!」
稲妻と旋風は徐々に屈強な魔神の姿を形造り、白金の雷神と漆黒の風神がフィールドに顕現する。
二対の魔神を顕現させた“怪物”はその強靭な脚を用いて天高く飛翔し、魔神達と共に最高地点へ到達する。
狙いを韓国の守護神へ定めた“怪物”はボール目掛けて自由落下運動を開始し、“怪物”はその強靭な両脚を、白金の雷神は右拳を、漆黒の風神は左拳を一切の手加減なくボールに叩き込む。
雷牙「“ザ・MONSTERSゥゥゥ”!!!」
“怪物”の名を冠した必殺シュートは通過点に白金の鉱石と漆黒の羽を撒き散らしながら韓国の守護神・ジョンスの守るゴールへ向かう。
ジョンスはその両手に爆発性の炎を纏わせ、ボールに向かって平手打ちを連打する。
ジョンス「“大爆発張り手ェェェ”!!!」
強烈な爆発を伴った張り手を幾度となくボールにぶつけるものの、白金と漆黒のオーラを纏ったシュートは勢いを落とす所かますます威力を高めていく。
ジョンス「な、なんだこのシュートは…!グアァァァァァ!!!」
その程度の爆発なぞ効かんと言わんばかりにジョンスの両手を弾き飛ばしたシュートは、彼と腹部ド真ん中に激突し、その身体ごとゴールネットに叩き込んだ。
ピーッ!!
王将『ゴォォォル!!!数十分ぶりにキーパーからフィールドに舞い戻った稲魂ァ!!ストレス発散と言わんばかりに新必殺技を編み出しファイアードラゴンからゴールを奪ったぞォォォォ!!!これで両チームの得点は3-3だァ!!!まだまだ勝敗は分からないィィィ!!!』
南雲「ここに来て同点かよ…!チッ!やっぱ稲魂は厄介だぜ!」
涼野「体力に余裕のある円堂守がキーパーに戻った以上、今までのように点を取る事も難しくなるだろう…。今の奴相手では化身を使っても点を取れるか怪しい。」
事実、今の肉体的にも精神的にも安定している円堂ならアフロディ達の化身技すらも単独で止めてしまうだろう。
今や、己を見つめ直し心身共に大きく成長した円堂は世界屈指のGKとなっていた。
アフロディ「となると。
南雲「まぁ、そうなるよなァ。俺1人で円堂を破れなェのは悔しいが、今はプライドに拘ってる場合じゃねェ。」
涼野「私も南雲に賛成だが、一応言っておく。まだアレは未完成だ、しかもかなり体力が削られた現段階で失敗しようものなら、恐らく試合続行不可能なレベルで体力を消耗するだろう。決して失敗は許されない、日本に勝つという意思の元、息を合わせるぞ!」
アフロディ&南雲「「ああ(おうよ)!!」」
日本屈指の天才サッカープレイヤーの3人を持ってしても、未だに完成の叶わない『アレ』と呼ぶ謎の秘策。
イナズマジャパンはその正体を即座に知る事となる。
チャンスウ「まだだ!まだ終わっていない!」
アジア1のゲームメイカーの座が揺らぎ始めた焦りによるものか、はたまたイナズマジャパンという強者の存在が“韓国の至宝”チェ・チャンスウの中にある闘志の炎を燃え上がらせたのか。
普段から閉じているのか閉じていないのか判断の付かない糸目を開眼し、鬼気迫る表情で攻め上がる。
チャンスウ「飛べェ!火龍の眷属達よォ!その翼を大空にはためかせェ!!」
イナズマジャパンの連携が“信頼”によるものならば、ファイアードラゴンの連携は謂わば“組織”。
チェ・チャンスウというトップに全ての思考を委ねる事で、如何なる状況でも抜群の対応力を発揮するのがファイアードラゴンの強みだ。
そしてこの瞬間、組織に束ねられた連携の真骨頂にサポーター達は魅せられる。
鬼道「これは…!まさか…!」
選手を空へ飛翔させたチャンスウは間髪入れずに強烈なパスを送る。それを受け取った選手は前方に待機している味方にパスを回し、別の味方も同様のパス送る…これはまさに…
王将『なんという事だァァァ!!!ファイアードラゴンまさかまさかの掟破りの“ルートオブスカイ”返しだァァァ!!!』
まさかファイアードラゴンが“ルートオブスカイ”を使用するとは夢にも思っていなかった鬼道は対応が遅れてしまい、前方を走る3トップにボールが渡ってしまう。
風丸「DF!ここが正念場だ!絶対にアフロディ達を円堂の元に行かせるな!」
壁山「はいっス!“ザ・マウンテン”!」
飛鷹「“真空魔”!!!」
風丸「“スピニングフェンス”!!」
残り体力も少ない中、各々が繰り出せる最高のディフェンス技を発動し、アフロディ達の進路を塞ぐ。
ここまで厚い防御網を作り出してしまえば、“ヘブンズタイム”を持ってしても簡単には破れない。
だが…ここでアフロディがとった行動はイナズマジャパンの予想を超えるものであった。
風丸「な…!ちょ、直列のフォーメーションだと!?」
アフロディの策は実にシンプルものだった。南雲を先頭にし、アフロディ、涼野の順で縦一列に並ぶ…ただそれだけだった。
シンプル故に全貌が見えてこない、あまりに異質なフォーメーションだがDF達には“引く”という選択肢は無い。
分からないという理由だけで、逃げ帰るのは愚者のする事なのだ。
南雲「いくぜテメェら!俺に付いて来いよッ!!」
涼野「誰に物を言っている!」
アフロディ「これが…僕達の最後の秘策さ!!」
直列のフォーメーションを維持し、怯む事なく目の前の障壁に飛び込む韓国の3トップ。
3m、2m、1mと徐々に近づいても彼らは必殺技を使う気配すら見えない。
当然だろう。だって彼らは必殺技を
風丸「馬鹿な…!?」
壁山「こんなことありなんスか…!?」
結論から言おう。アフロディ達は見事に風丸達のディフェンスを突破する事に成功した。
常に一定のペースを維持し僅かに生じたブレを修正する涼野を後方に。
烈火の如き荒々しいパワーで目の前の障壁を突破する南雲を前方に。
そして中央には炎と氷を繋ぐ神。攻撃力と守備力を兼ね備え、仲間を引っ張りながらも背中を押すアフロディ。
それぞれの個性を最大限に活かせるフォーメーションを展開した3人を前にはイナズマジャパンのディフェンスは無意味だった。
アフロディ「さぁ…!最後の仕上げだ!」
イナズマジャパンのディフェンスを突破したアフロディ、南雲、涼野はそれぞれ最後の力を振り絞り化身を発動する。
すると3体の化身は金、紅、蒼の三色の螺旋を描きながら混ざり合い、混沌を統べる神が顕現する…!
アフロディ&南雲&涼野「「「“混沌神 カオス”!!!」」」
『が…!合体化身だとォォ!?』
まさかの合体化身の発動にイナズマジャパンは驚きを隠せない。
アフロディ達は“カオスブレイク”と同じ体制で宙に三色の『*』の軌跡を描くと、混沌の神が手に携える三又の槍が宙に浮かぶ『*』の紋章を突き刺す。
アフロディ&南雲&涼野「「「“カオスユートピア”!!!」」」
“絶対神”、“炎獣”、“氷帝”が三位一体となり顕現した“混沌神”による一撃は同じ“混沌”の名を冠する技とは比較にならない威力を保ちながら円堂へ襲い掛かる。
円堂「“グレイテスト…!フィストォォォ”!!!」
そのようなシュートを前にしても今の円堂は怯まない。
“魔神”を顕現させた円堂は力強く右拳を握り締め、左脚を天高く上げ勢いよく地面を踏み込み、偉大なる意志を受け継いだ鉄拳を炸裂させる。
衝突した“
両者の意地を懸けた頂上決戦…。その勝敗を制したのは…
円堂「ぐわぁぁぁ!!!」
ピーッ!!
韓国が誇る混沌の使者達が僅かな差で勝利を制した。
ゴールネットが激しく揺れると共に審判のホイッスルが鳴り響き、ファイアードラゴンのスコアボードに『4』の数字が刻まれる。
世界にも通用するストライカーの連携シュートを受けた円堂も簡単には立ち上がれずに仰向けに天を見上げるだけだった。
だがその表情には笑みが浮かべられており、厚皮のグローブ越しから骨にまで響いた痺れを噛み締めていた。
円堂「なんて凄いシュートだ…!化身を使ってもこんなに手が痺れるなんて初めてだ…!じいちゃん…世界にはこんな選手がたくさん居るんだろ…!ヘヘッ…!面白くなってきた…!」
アフロディ「ハァ…ハァ…!これを持ってしてもまだ笑えるのかい…!フフフ…!それでこそ僕が心の底から倒したいと思えるライバルだ…!」
後半戦の残り時間は約10分…。世界の舞台へ羽ばたくチームが決まるその時はすぐに訪れる。
アニメ不遇、イナヒロも今のところ一回もシュートを止めれてないジョンスくんですけど、やぶてん版の彼はマジで強いんですよ…!
どんくらい強いかと言うと、アニメで決定打になった“タイガーストーム”を初見で止めてるんですよ…!しかも“大爆発張り手”で…!
チーム全員の想いを受け取って覚醒した豪炎寺でやっと破れた超強敵なんすよ…!鬼道と不動のブラフに引っかかって技も使わずに点を許してるけど…!
つまり…!やぶてん版のキーパーに掛かる補正は異常なんです…!
〜オリ技紹介〜
【必殺技】
♦︎ザ・MONSTERS
属性:無
分類:シュート
使用者:稲魂雷牙
進化系統:究極奥義
≪概要≫
“風神雷神”を応用し土壇場で完成させた雷牙の新必殺技。白金の右拳と漆黒の左拳、そして怪物の両脚から放たれる一撃はあらゆるキーパーを打ち砕く。その通り道には白金の鉱石と漆黒の羽が舞うという。
実はオーバーライド技であり漆黒の魔神にも単体のシュート技がある(本編で使用するかは今のところ不明)。
ここまでの説明から分かる通り、オーガ編で使用した“ザ・モンスターズ”と同一の技であるが、諸事情あり完全同名はマズいと判断した為“モンスターズ”のスペルを変える事で強引に同名問題を解決した。
???「流石はあたし。世界相手でも最強だね。」
???「出る作品が微妙に違うから!25年早いんだよ!」
【化身】
♦︎混沌神 カオス
属性:無
分類:シュート
使用者:アフロディ、南雲、涼野
≪概要≫
アフロディ、南雲、涼野の合体化身。対円堂に向けて開発していた化身であり、試合前でも成功率は3割程度の未完成の技術だったが、土壇場のところで完成させ円堂から点をもぎ取った。
≪化身技≫
♦︎カオスユートピア
カオスの化身技。モーションは“カオスブレイク”とほぼ変わらないが、アフロディ達が『*』の軌跡を描いた後に、カオスが槍を突き刺すモーションが入る。
未完成故に威力は“イレブン”の“ジ・アース”に少し劣るが、完成さえすれば“イレブン”にも匹敵する力を得る…かもしれない。