イナズマイレブンHEROS!!!   作:月兎タンク

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栄光を掴むのはどちらだ!? VSザ・キングダム!!! 前編

円堂(ロニージョ…)

 

 試合開始まで残り5分を切る中、試合に備える円堂は向かいのベンチにて何かの資料を確認するロニージョを見つめる。

 数m以上離れているにも関わらず、余程円堂の視線は強烈だったのだろう。円堂からの視線に気づいたロニージョは、彼を見つめ返すと優しく微笑み、この試合の健闘を祈る。

 

雷牙「ハッ!!随分と嬉しそうじゃねェか!守ッ!!」

 

円堂「あったりまえだろ!!ロニージョと全力で戦えるんだからなっ!!!」

 

 今のザ・キングダムのベンチには監督であるガルシルドの姿はない。つまりは命懸けで手に入れた証拠が国際警察の手に渡り、ガルシルドが逮捕された事に他ならない。

 

雷牙「ケッ!そんな眩い笑顔を出来るなんて羨ましいねェ。俺はこの試合に出れるか分かんねェかんな、俺の想い…オマエに託したぜッ!!」

 

円堂「ああ!!!任せろ!!!…ってあれ?昨日のテストは不合格だったのか?」

 

雷牙「いや…。俺的にはもう治ってるつもりなんだが、監督が結果を教えてくれなかったんだよ…」

 

 この数日間、久遠の言いつけを守り無茶を重ねる事なく、指定されたトレーニングのみを行なった雷牙は、僅かに感じていた不調の兆しが完全に消え去っていると確信していたが、ここに来て久遠恒例の秘密主義が炸裂した事により、合格なのか不合格なのか分からないまま試合当日を迎えていた。

 

円堂「あはは…監督らしいな…。…けど、安心してろ!!俺が雷牙の分まで頑張るからよ!!!」

 

雷牙「応ッ!!任せたぜッ!!!」

 

 友の想いを受け取った円堂は元気よくサムズアップを行い、雷牙もまたサムズアップを行い軽く合わせる。

 

 その時…

 

ゴゴゴ…!!!

 

マクスター『な、なんでしょう!?この揺れは!?震えていますッ!!ウミガメスタジアム全体が…!震えておりますッ!!!』

 

 突如となく鳴り響いた轟音が、直径100mを超えるスタジアム全域を激しく揺らす。

 一瞬、地震を疑う観客だが、この揺れは自然ではなく人工的に引き起こされた物である事をすぐに理解させられる事となる。

 

風丸「お、おい…!上だ…!空を見ろ…!」

 

ロニージョ「あ…アレは…!?」

 

 “何か”に気づいた風丸は、空に向かって指を指すと仲間だけでなくザ・キングダムの選手達も視線を空に向ける。

 

 そこに居ったのは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 スタジアム一面の空を埋め尽くす程に巨大な飛行艇だった。

 

ロニージョ「アレは…!ガルシルドが所有する飛行艇…!?何故だ!?アイツは捕まった筈…!!」

 

 本来この場に現れる事は決してあり得ない筈の男の名が刻まれた飛行艇は、最下部に接続された一部のパーツを正確かつゆっくりとフィールドに着陸させる。

 着陸した金属の塊は鈍い音を立ててパーツを展開させると、その中からピラミッドを思わせる豪華な装飾が施された階段が姿を表す。

 

 そして……

 

円堂「お前は…!」

 

ロニージョ「ガル…シルド…!」

 

 今頃、鋼鉄の檻の中に入れられている筈のガルシルド・ベイハンその人であった。

 

マクスター『な、なんとーーッ!!!中から現れたのは、ザ・キングダムのガルシルド監督だーーッ!!!なんと華々しい登場でしょう!!コレぞFFIの運営理事長だーーッ!!!』

 

 彼の邪悪な裏の顔など知る由もない観客達は、スケールの違いすぎるパフォーマンスに魅了され、世界を混沌に齎さんとする黒幕に向けて大歓声を送る。

 

土方「なんであいつがここに居るんだよ…!?あの証拠は鬼瓦刑事の手に渡った筈だろ…!?」

 

久遠「…はい、そうですか…。分かりました」

 

 決定的な証拠を掴みながらも、この場にガルシルドが居る事に困惑するイナズマジャパンだったが、既に鬼瓦と連絡を取っていた久遠は教え子よりも先に自身の想定が甘かったと痛感する。

 

円堂「監督…!どうしたんですか…?」

 

久遠「…鬼瓦さんによれば、あの証拠は受理されなかったらしい…」

 

土方「んだと…!?そんな筈はねぇだろ!!中学生(俺ら)でもあいつがロクでもねぇ計画を企んでるって分かんだぞ!!それなのに…!証拠として認められねぇっておかしいだろ!?」

 

久遠「…奴の権力は私達が思っていた以上に強大だったのかもな…」

 

 国際警察ならばガルシルドの権力は及ばないと考えていたが、現実は違った。

 真偽は分からないが、恐らくガルシルドは国際警察の一部すらも既に掌握している…あの証拠が受理されなかった以上、そう考えるしかない。

 

ロニージョ「……クソ…!」

 

 ようやく地獄から解放されたと思っていたのに、その先にあったのは更に過酷な地獄であった。

 

 残酷にも程がある現実を前に、ザ・キングダムの選手達は絶望のあまり顔を青くし、言葉が出ない。

 

ガルシルド「少し飛行艇に機材トラブルが発生してね、そのせいで連絡も取れずに遅れてしまったという訳だ。……それで?準備は出来ているのかね?」

 

 ワザとらしく自分が遅れたのは飛行艇のトラブルのせいだと言い放つガルシルドだが、ロニージョ達は察している。

 全ては自分達を希望を打ち砕く演出であり、仕組まれた物であったと…。

 

ロニージョ「は、はい…」

 

ガルシルド「よろしい。では、世界に見せてやろうではないか。ザ・キングダムの本当の“サッカー”を!!」

 

『はい…!』

 

 上っ面だけの監督らしい言葉にザ・キングダムの選手達は、彼が満足するだけの声量で弱々しい返事を返す。

 

ラガルート「やっぱり…。俺達はガルシルドからは逃れられないのか…」

 

 ガルシルドの甘言に乗せられてしまった自分をラガルートは悔いるが、もう彼らにはどうする事も出来ない。ガルシルドを裏切るという事は家族を殺すも同然なのだから…。

 

 ガルシルドの存在は、両チームに強い衝撃を走らせるが、それでも国を背負った戦士として立ち止まる訳にはいかない。

 

 イナズマジャパンは、負ければ自分達の夢が潰え、勝てばライバルの家族が危険に晒される状況に身を置かれながらも、指定されたポジションに着く。

 

 今回のイナズマジャパンのスタメンは以下の通り。

 

FW:虎丸、豪炎寺、ヒロト

MF:風丸、鬼道、佐久間

DF:飛鷹、土方、壁山、吹雪

GK:円堂

 

 ザ・キングダムはロニージョの攻撃力もさる事ながら、チーム全体の連携の水準も非常に高い。

 中盤と終盤がどれだけ彼らの攻撃を塞ぐ事が出来るかが勝利の鍵を握るだろう。

 

ピーッ!!!

 

 遂に審判のホイッスルが鳴り、どちらが世界一かを決める大舞台への切符を掛けた一戦が幕を開ける。

 

虎丸「行きますよっ!!豪炎寺さんっ!!!」

 

豪炎寺「油断するなよッ!虎丸ッ!!」

 

 イナズマジャパンのキックオフから試合が始まり、開始早々虎丸が勢いよく攻め上がる。

 

ロニージョ「……」

 

 日本の虎に相対するのは、ブラジルの至宝マック・ロニージョ。…しかし、彼の様子はどこかおかしい。

 先程までガルシルドへの恐怖と敗北に対するプレッシャーから大粒の汗を流し緊張していたにも関わらず、今のロニージョは別人かのように感情に起伏がなく瞳に光が灯っていない。

 

虎丸「なっ…!速い!?うわぁぁぁ!!!」

 

 突破を試みた虎丸だったが、経験値と体格に勝るロニージョ相手には為す術なく一瞬でボールを奪われてしまい、ザ・キングダムに攻撃権が移ってしまった。

 

ロニージョ「行くぜ…。ボーイ…」

 

 これまた感情が篭っていない台詞を吐くロニージョは、無機質なドリブルで攻め上がる。

 その闇に染まった瞳に映るのは、ゴールを守る円堂だ。

 

鬼道「流石は“キング・オブ・ファンタジスタ”…。パワー、スピード、テクニック…どれ取っても超一流だ…」

 

風丸「だとしても俺達は引かないッ!!行くぞ鬼道!!」

 

 ロニージョの侵攻を止めるべく、イナズマジャパンのMFが一斉に襲い掛かる。

 “鬼”のような例外中の例外を除いて、数の不利を覆すのはまず不可能だ。ロニージョの背後にはレオナルドとガトが控えている。恐らく彼らにパスを出すだろう、それこそが鬼道の狙いだ。

 

鬼道(恐らくロニージョはレオナルドにパスを出す…。だが既にそちらには佐久間を伏兵として忍ばせている。ザ・キングダムからボールを奪い次第、豪炎寺にボールを回して確実に点を奪う…!)

 

 ロニージョの攻撃力を警戒し、前半での大量得点を狙う鬼道は慎重に慎重を重ね、幾重もの策を張り巡らせる。

 

 …だが、幾重にも張り巡らされた鬼道の策は思いもよらぬ方法で瓦解してしまう事となる。

 

ロニージョ「邪魔だ…」

 

鬼道「真正面からだと!?こんな強引なプレー…これまでの試合で一度もしなかった筈だ…!!」

 

 ロニージョが選んだのはまさかの正面突破。鬼道が知る限り、ロニージョはこれまでの試合で数での不利に陥った時は、パスによる連携で突破していた。

 しかし、今の彼は人が変わったかのようにスタンドプレーに走り、カード覚悟で鬼道達を突破しようとしている。

 

風丸「させるかッ!!!“スピニングフェンス”!!!」

 

 ロニージョの正面突破にいち早く反応した風丸は5つの風の障壁を出現させ行手を阻むが、ロニージョは何かに取り憑かれたように一切怯む事なくドリブルを続ける。

 

鬼道「待て風丸!!何かがおかしい!!ここは一旦様子を見るんだ!!!」

 

 ロニージョのプレーに違和感を感じ取った鬼道は風丸を静止するが、僅かに指示が遅かった。

 

ロニージョ「()()()()()()の理想を阻む者は…!消えろ…!!」

 

風丸「なんだと!?避けろ!!鬼道ーーッ!!!」

 

 怯む事なく暴風地帯へ飛び込んだロニージョは、両親から授けられた強靭なフィジカルで風圧に耐え、卓越したテクニックを駆使して風丸に悟られないように暴風の位置を調整した。

 その終着点に居るのは、鬼道有人。気付かぬうちに誘導されていた暴風は同士討ちを発生させ、イナズマジャパンの司令塔に少なくないダメージを与える。

 

鬼道「ぐあぁぁぁぁぁ!!!」

 

風丸「しまった…!!」

 

ロニージョ「よそ見をしている暇はあるのか…?」

 

 単独では絶対に勝てないからこそ徒党を組んだにも関わらず、その片翼を失ってしまえば風丸では勝てる筈がない。

 諦めずに“エアーバレット”でボールを奪おうとするも、ロニージョには通用せず中盤の突破を許してしまった。

 

マクスター『抜いたーーッ!!!ロニージョの巧みなテクニックと圧倒的なパワーにより、MFを突破したぞーーッ!!!』

 

鬼道「くそ…!まさかあのような方法で“スピニングフェンス”を利用するとは…完全に想定外だった…。…ーー!!!」

 

 その刹那、鬼道はロニージョの後ろ姿に“()()()”の面影を見てしまう。

 その男は、自分と同じドレッドヘアーであり、紅のマントをはためかせ、今は亡き総帥から授けられた丸渕のゴーグルを掛けた男だ。

 

鬼道(何故だ…?何故、俺はロニージョにデモーニオの面影を見た…?どちらもプレーの傾向が違う選手の筈なのに…)

 

 何故自分が彼にデモーニオの面影を見出したのか分からない。だが、プレースタイルは違えど根底に植え付けられた“何か”は、間違いなく一定の共通性を持っていた。

 

バーグレ「知らない…!俺達はあんなロニージョを知らない…!」

 

ラガルート「ああ…!今、俺達の前を走っているのはロニージョであって、ロニージョじゃない…!一体この短期間で何があったっていうんだよ…!!」

 

 姿形は同じでも、彼が行う“サッカー”は明らかにマック・ロニージョのサッカーではない。かといって、目の前の男はロニージョの偽者ではない。

 不可解としか言いようのない事実は、チームメイトに混乱を齎していた。

 

ガルシルド「ククク…!!最高の肉体を“究極”にまで押し上げるプログラム…。それこそが“強化(Reinforce)人間(Human)プログラム”…!!試作品とはいえロニージョに施した“RHプログラム”の成果は上出来のようだな…」

 

ヘンクタッカー「ええ…。流石に博士が渋々作った模造品(第二プラン)を基にしている以上、完成度は“鬼”のような純正品には劣りますが、それでも十分過ぎる効力です」

 

ロニージョ「……」

 

 “RHプログラム”なる謎のプログラムによって、自分を失ったロニージョは更に加速し、イナズマジャパンのDFが守る終盤へと突入する。

 

土方「おいロニージョ!!一体どうしちまったんだよ!?お前はそんな独りよがりなサッカーをする奴じゃなかっただろーが!!!」

 

ロニージョ「……」

 

土方「チッ…!黙りかよ…!!なら…俺がお前の目を覚させてやるッ!!!」

 

 土方はガニ股となり、右脚を大きく天に上げると空より巨大な右脚が降臨し、ロニージョに狙いを定める。

 

土方「“スーパー四股踏みV4”!!!」

 

 土方の代名詞である“スーパー四股踏み”が炸裂するも、ロニージョは押し潰される直前に超スピードで躱わす事で無力化に成功する。

 

土方「くそ…!!」

 

吹雪「なら今度は僕達が相手だ!!」

 

 土方1人を無力化しても、イナズマジャパンにはまだDFが3人も居る。そのどれもがこれまで幾度となく世界の強豪達と渡り合ってきた精鋭だ。

 如何に“自分”と引き換えにパワーアップしたロニージョでも、単独で破る事は不可能だろう。

 

 ……そう、()()()()()()

 

ロニージョ「俺の行手を阻む者は…!潰す…!」

 

 その瞬間、ロニージョの身体から背筋が凍るように冷たい殺気がDF達を襲う。それだけじゃない、その殺気はドス黒いオーラとなって体外へ放出され、次第に形を形成するとフィールドに“(0)”と“(1)”で構成された禍々しい“電脳戦士”が顕現する。

 

ロニージョ「“人工化身 プラズマシャドウ”…」

 

円堂&鬼道&佐久間「「「なっ…!?」」」

 

 フィールドに顕現した“電脳戦士”を見た一部の選手は、稲妻に打たれたかのように強い衝撃を受ける。

 何故なら、彼らにはその化身に見覚えがあったのだから。鬼道有人を模した模造品(デモーニオ)と同一のその化身を……。

 

円堂「どうして…!デモーニオの化身をロニージョが…!?」

 

ロニージョ「邪魔だ…!」

 

「「「うわぁぁぁぁ!!!」」」

 

 化身が齎す圧倒的なパワーを前には、さしもの精鋭達も手も足も出ずに蹂躙されるだけだった。

 これにより残る邪魔者は、ゴールの前に陣取る円堂守のみ。“自分”を失ったロニージョは、目の前の邪魔者を排除するべく天高く飛び上がる。

 それに呼応するように、“電脳戦士”の胸が裂け虚空の穴が出現する。

 

ロニージョ「“シャドウレッグ”…」

 

 本体がシュートを叩き込むと同時に、虚空より漆黒の脚が飛び出し同じくシュートを叩き込むと、ボールは漆黒の魔弾と化し円堂に襲い掛かる。

 

円堂「ロニージョの身に何が起こったのかは分からない…。だけど…!その必殺技は既に予習済みだっ!!!」

 

 試合が始まってから明らかにロニージョの様子がおかしい事、ロニージョがデモーニオと同じ化身を使える事…この数分間で円堂を数々の謎が襲うが、それはそれだ。

 今、自分が果たさなくてはならない責務を全うするべく、“魔神”を顕現させた円堂は勢いよく拳を突き出す。

 

円堂「“グレイテストフィストォォォ”!!!」

 

 既に一度“シャドウレッグ”の威力を確認している円堂は、“イジゲン・ザ・ハンド”とは相性が悪いと判断し、汎用性の高い“グレイテストフィスト”でシュートを止めんとする。

 

 だが……

 

円堂「このシュート…!デモーニオのシュートとは傾向が違う…!?」

 

 デモーニオが放った“シャドウレッグ”はテクニックを重視したシュートだった。しかし、ロニージョが放った“ブラックレッグ”はその真逆…つまりはパワー重視のシュートだった。

 

円堂「まさか…!同じ化身でも使い手ごとにシュートの種類が違うってのか…!?」

 

 先入観に囚われ甘い分析をしてしまった事を円堂は悔やむが、今はそんな事をしている暇はない。

 何としてでもゴールを護ろうと、フィディオとの最終決戦で発揮したあのパワーを再度引き出そうとするが、そう簡単に引き出せたら苦労はしない。

 数秒の拮抗の末に、グレイトの拳に亀裂が入り始めると徐々に足の踏ん張りも効き辛くなり、遂には我慢の限界を迎えてしまう。

 

円堂「どわぁぁぁ!!!」

 

ピーッ!!!

 

 漆黒の魔弾は、円堂の拳から外れ彼の腹部へと突き刺さると、その身ごと背後のゴールネットへ激しく叩きつけた。

 

マクスター『ゴーールッ!!!“キング・オブ・ファンタジスタ”マック・ロニージョォ!!!その圧倒的な実力を以て、イナズマジャパンから点を奪ったぞーーッ!!!』

 

 彼の身に起きた悲劇など何も知らない実況と観客は、僅かな違和感を持ちつつも、王者の得点を称賛し惜しみない歓声を送る。

 

 しかし、彼と対峙した者達は気付いていた…。今のマック・ロニージョは、“何か”に取り憑かれている事に…。

 

円堂「どうしちまったんだよ…!ロニージョ…!!お前は…!あんな心のこもっていないシュートを撃つような奴じゃないだろ…!?」

 

 八百長を持ちかけられた日に、彼から受けたシュートには彼のサッカーに対する純粋な想いが籠っていた。

 だが今のシュートはどうだ?確かに威力は以前の物とは比べ物にならないが、そこには“想い”はない。シュートを受けた感覚はまるで“虚無”だ。

 

ロニージョ「……」

 

 しかし、ロニージョは円堂の問いに答える事はなかった。その代わりにあったのは、光の灯っていない虚な眼で彼を一瞥するだけだった…。




原作じゃ結局“RHプログラム”が具体的にどのような代物かは明言されてませんけど、今作の“雷帝”手製のRHプログラムは結局の所、ワンパン○ンのサ○タマがリミッターを外した原理と同じです。
ちなみにガルシルドがロニージョを施したのは、本物と偽物の折衷案的なプログラムなので、ドーピングには該当しません。
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