〈数時間前〉
シンフォニー「…やはりな」
正確な落下地点を予測し、現場に集まった“サンダーゲート”の面々は言葉を失っていた。
何せ、ここにある筈の死体が影も形も見当たらないのだから。
チャイード「もしや我々が到着する前に、アンダーマフィアあたりが死体を回収したのか?」
ミスティープ「…いや、どうやら、ターゲットは高性能な緩衝材を持っていたようだな。既に消滅しているが、明らかに何らかの道具を使った痕跡がある」
唯一の手掛かりとなるのは、雷冥の命を首の皮一枚で繋ぐ事となった“バンジーガム”だが、当の七不思議道具は証拠隠滅と技術流出を防ぐ為に兵団が到着する前に気体となって消滅していた。
ソーショット「それでも解せん。城の標高は600m近くはあるぞ?この高さからならどんなに衝撃を和らげても、相当なダメージを負う筈だが…」
チャイード「それだけヤツの肉体強度は優れているという証拠なのだろう。流石はあのお方の眼に適っただけはある」
敵ながらあっぱれと褒め称えるチャイードだが、とはいえ、このまま手ぶらでは“神”の元へ帰れないのもまた事実。
少なくとも脱獄囚の生存確率が非常に高い以上、何としてでも連れて帰らなければならない。
シンフォニー「ミスティープ。直ぐにここら一帯を取り仕切っているアンダーマフィアに確認の連絡を入れろ」
ミスティープ「分かった。…奴らが大人しく我々の命令に従うとは到底思えないがな」
ソーショット「その時は、実力で行使してやればいい。むしろ、俺としてはそっちの方が大歓迎だ」
どうやらアンダーマフィアなる組織が首を縦に振っても振らなくても強制的に協力させるようだ。
大方、彼らに検問を担当させ、
シンフォニー「各隊員は情報収集に回れッ!!ただし無実の市民を傷付けるような真似だけは絶対にするなッ!!」
サンシー「うわ出たよ…隊長特有の潔癖症が…。んなもん、知ってそーな奴らを拷問して吐かせればいいのに」
スピタ「あんまそういうことは言わない方がいいですよ…。沈黙してた方が身のためです」
この緊急事態においても非効率的な手段を取る隊長に、隊員の中から僅かに不満の声が出るが、彼は気にも留めない。
シンフォニー「いいかッ!!我々は“神”によって選ばれた誇り高き戦士なのだッ!!謂わば我々は“神”の手足ッ!!決して“神”の威光を汚すような真似だけするなッ!!分かったかッ!!!」
『ハッ!!!』
こうして、各隊員が情報収集の為に解散する中、シンフォニーは静かに星々が煌めく夜空を見上げていた。
シンフォニー「………」
シンフォニーには、“神”の考えを察する事は出来ないし、深く詮索する事はない。
それでも彼は心の底から信じている。“神”の御言葉は世界の真理であり、“神”の思想は絶対の正義である…と。
シンフォニー(私の命はあのお方の為に…。イナタマ・ライメイ…!必ず貴様は我らの手で捕まえてみせる…!!!)
“神”の御言葉を反芻させる事で己の使命を再確認したシンフォニーは、ゆっくりと移動を始める。その光の無い瞳の奥には、強い“使命感”の炎が燃え盛っていた。
♢♢♢
イダテン「待ってよライm……ブルー!!!」
ワンダバード「まだ付いて来てますよマスター…」
雷冥「………」
弱ったなぁ…。スイッチが入ったマスターはテコでも動かないぞ…。
・・・あっ、こんにちは。僕の名前はワンダバードです!
ワンダキャット「マスター、お腹空いた。ココらへんコンセントとか無いの?」
ハァ…。今は一瞬の気の緩みが生死を分けかねない場面なんだから、もっとシャキっとしろっての…。
…ああ、コイツは僕の妹のワンダキャットです。こんなグータラなヤツですけど、戦闘サポートを担当してます。…一応。
マスターがイダテン様の“頼み”を断ってから早1時間…。簡単な変装を済ませた僕たちは、警備兵たちが来る前に倉庫から旅立ちましたけど…。
イダテン「お願いだから話くらい聞いてよ〜!おれはきみの命の恩人なんだよ?恩はちゃんと恩で返すべきだと思うな〜??」
雷冥「残念ながら、“恩”とは金銭的・肉体的・精神的に余裕のある者だけが返せる一種の権利です。生憎、今の私にはそのどちらも不足していましてね、どうやら私自身の問題が解決しなければ無理なようです」
ずっとマスターは眉間に皺を寄せて人気のない路地裏を歩き続けて、イダテン様がその後ろを付いてくる時間の継続中なんですよねェ…。
僕目線から見ても、どう考えてもマスターの方に非があると思うけど、この人、一度人を疑うと確証が取れるまで心を開かないからなぁ…。
ワンダバード「なんたるめんどくささ……」
雷冥「心の声がだだ漏れですよバード」
ワンダバード「あっ・・・!!ごめんなさーーい!!!」
ワンダキャット「ワーオ、なんたる気の弱さ」
…違うもん。僕はただ素直なだけだもん。どこぞの妹と違って、素直に自分の非を認められるアンドロイドなだけだもん。
イダテン「ほらほら〜!きみのペットもそう言ってるんだしさ〜!・・・あれ?そういや、なんで鳥と子猫が喋ってるんだろ???」
雷冥「ハァ…。確かに貴方に助けていただいた事は本当に感謝していますよ?私の問題が解決した後にキチンとお礼をさせていただくつもりですし。…経費申請の結果によって質は上下しますが」
イダテン「だ〜か〜ら〜!!おれはお金には興味はないの!!ただ“
……なんだろう
けど、違った。この人には言葉には間違いなく“
ワンダキャット『…多分、もう一つ理由があると思う』
とか考えてると、キャットがペアリング機能を使って勝手に僕の思考に割り込んできた。
ハァ…。言葉を介さずに会話ができるのは便利だけど、せめて僕の合意くらいは取ってくんないかな?
ワンダバード『…それで?もう一つの理由って何?』
ワンダキャット『んなモン簡単。マスターは、自分の
…そっか。元の世界に帰る為には間違いなく“サンダーゲート”や“GF”とぶつかることになる…。強いマスターはまだしも、一般人のイダテン様まで巻き込んだら、死んじゃう可能性が高いしね…。
やっぱり僕もまだまだだな…。それなり以上に付き合いが長いけど、まだマスターという人間を完璧に把握できてないや…。
雷冥「ならば何故“
イダテン「そ、それは〜……」
雷冥「ならば、先に私の秘密を明かしてあげましょう。私は記憶喪失などではなく、別の並行世界から無理矢理連れて来られた人間です。はい、コレで私の秘密は全て明かしました。次は貴方の番ですよ」
イダテン「へ、へいこうせかい…???」
ワンダバード『…本当に優しさからなのかなァ?』
ワンダキャット『さァ?そこらへんの真偽を見極めるのが自称
結局…。イダテン様は狂気染みるほどに“
マスターの眉間の皺は一層深くなっちゃうし、理由は話さずともイダテン様のストーカーは続くし…。ハァ…空気が重いなぁ…。
♢♢♢
777「進捗状況はどうだ?」
「駄目ですNo.
時空管理局の本部では、現在帰省中に行方不明となったNo.66こと稲魂雷冥の捜索が行われていた。
捜索隊の指揮を取るのは長官であるNo.777。タイムエージェントのトップである彼自ら指揮を取るなど、異例中の異例だ。
「…流石の貴方もご子息の命が心配ですか?」
777「……No.66は優秀なエージェントだ。ここで失うのは組織の損失である…ただそれだけだ」
No.777の現役時の異名は“無血の番人”。
その圧倒的な実力を以て、無慈悲に数々の時空犯罪者達を捉えた様に由来する、歴史の番人たる彼に相応しい異名だ。
だが、機械とすら見間違う無慈悲なる番人も、実の息子の安否の前には、父親としての顔を隠し切れていない。
777「…尤も、当の本人からは父親だとは認められてないがな」
…実はNo.777は、息子が物心つく前に妻と離婚している。
離婚してもなお“稲魂”の姓を名乗り続けているのは、亡き妻への“愛”故か、それとも他に理由があるのかまでは定かではない。
ただ一つ確かなのは、徹底的に血の繋がった家族と距離を取り続けるその姿勢が、息子に嫌悪される要因となっている事実だけだ。
777「…話が逸れてしまったな。ココまで捜査が難航するという事は、パターンAの
「ハッ!!」
本格的に捜査の方向性が決まっても、無数に存在する並行世界から1人の人間を見つけ出すのは、そう簡単な事ではない。
777「………」
認められておらずとも、息子の身を案じる
獣牙『期待してるから!!』
777「…どうだかな…」
太陽のように輝く妻の最後の言葉…。それは彼女にとって“励まし”の言葉でも、残された夫にとっては永遠に解く事の出来ない“呪い”の言葉であった。
♢♢♢
イダテン「ねぇ〜…。ちょっと長くな〜い? もうかれこれ3時間以上歩いてるんだけど〜…」
雷冥「ならば、先に帰れば良いでしょう。あと2〜3時間は休息を取るつもりはありませんよ」
基本的に人目を避け、時には巡回する兵士の目を欺きながらも、雷冥はただひたすら歩き続けていた。
彼の目的は、しばらくの間“GF”から身を隠せる拠点を見つける事。
もっと言えば、本部と連絡を取り、自身の居る座標を伝えるだけの時間を稼ぐ事が目的だった。
…そんな合理的な目標も、すぐ後ろでブー垂れながら付き纏う茶髪の少年によって台無しにされそうではあるが。
イダテン「あっ!そうだ!!いっそのこと“GF”の居城に忍び込むってのはどう!?そうすれば、おれの目標も達成できるし、きみの目標も達成できるんじゃない?」
雷冥「下の下の愚策ですね。ロクな装備も持っていない私があの城に戻るなど、見え見えの罠に自ら飛び込むネズミのようなモノです。貴方と一緒に捕まって、人生からグッバイ宣言するのと同義ですよ?」
イダテン「くっそ〜〜……。・・・やっぱり、“
学の無い自身が出せる精一杯の提案すらも、頭ごなしに一蹴されてしまったイダテンは、頬を膨らませながら何やら含みのある独り言を呟くが、雷冥は敢えて無視し、拠点探しを続ける……
雷冥「……ストップです、イダテン様」
かに思われた。
イダテン「え……??」
雷冥の脚が止まったと同時に、どこからともなく2〜30キロの重量はあるであろう“物体”が強烈なパワーによって射出されたような轟音が、周囲に鳴り響く。
その音はイダテンにとっては人生で初めて耳にする衝撃であり、雷冥にとっては“奴ら”の襲撃を知らせる忌まわしい音色だった。
雷冥「バード!!貴方はイダテン様の護衛にッ!!キャットは私と共に反撃の用意をッ!!!」
主人の指令を聞き入れた2匹の眷属達は即座に行動を開始し、漆黒の小鳥は恩人を護るべく少年の周囲に高密度のバリアーを展開し、純白の子猫は両手両脚から鋭い爪を出現させ、主人と共に迎え討つ体制に入る。
イダテン「ええっ!!?なになに!?!?!?」
イダテンが理解するよりも先に正体を現したのは、襲撃者による砲弾であった。
イダテン「あれって…!!サッカーボール…!!?」
周囲に密集する建物を突き破って姿を見せたのは、鈍色に光るサッカーボール状の物体…。その光沢からはサッカーボールを構成する物質は、少なくとも皮ではない事が伺える。
イダテン「危ないっ!!ライメイっ!!」
強烈なスピンを伴う数多の砲弾は、イダテンなど目もくれずに例外なく雷冥へと一目散に襲い掛かった。
素人目に見てもその一撃一撃は、直撃すれば即死級の威力を持つ事は確実…。そんな死球が計11個もたった1人の生身の人間へ向けられているのだ。少年の悲痛な叫びが木霊するのも当然だろう。
だが……
雷冥「心外ですね。
雷冥は恐れない。逃げない。臆さない。
この程度の脅威如きに臆するようではコードNo.持ちのエージェントは務まらない。
雷冥「フンッッッ!!!」
イダテン「て、鉄球が…!!
ほんの一瞬…。穏やかだった雷冥の眼が獅子を思わせる眼差しへと変わった瞬間、まるで“何か”に導かれるかのようにあれだけ血気盛んに襲い掛かっていた鉄球が、ターゲットから逸れあらぬ方向へと不時着した…。…少なくともイダテンの目にはそう見えた。
イダテン「一切触れてないのにどうやって…。ーー!!! もしかして、ライメイって超能力者とか…!?」
確かに常人からすれば、あの一連の出来事はサイコパワーひしめく超能力の応用に見えてしまうだろう。
しかし、実際には全く違う。雷冥が行った動作は“鉄球の側面に渾身の蹴りをぶつける”…ただそれだけだ。
雷冥「超能力などではありませんよ。コレは銃弾と同じ原理です」
イダテン「・・・どゆこと???」
雷冥「発射された銃弾は直線上に強い力が働きますが、その分横からの力には非常に弱いんです。だから“今”のように側面から力を加えられるとあらぬ方向に飛んで行く…というワケです」
さも簡単な事のように語る雷冥だが、この原理を成功させるには圧倒的な集中力と絶妙な力加減が必須だ。
そんな繊細な能力を必要とする神業を、この土壇場かつぶっつけ本番で成功させた……まさに若き天才の真骨頂というところか。
イダテン「…よくわかんないけど、とりあえずわかった…。…けど、今の鉄球は誰が…?」
雷冥「その答えはスグに分かりますよ。…早く出てきたらどうです?」
???「……流石は一度は我々から逃げおおせた脱獄囚。一筋縄ではいかないようだな」
刹那、聞き馴染みのある声が更地となった裏路地中に木霊すると、雷冥達を取り囲むように仮面と黒衣を身に纏った11人の戦士達が音もなく姿を現した。
戦士達の名は“サンダーゲート”。この世界の神たる“GF”直属の部下であり、彼を守護する
その長たる灰色髪の少年ことシンフォニーは、光の無い眼で下方の脱獄囚を見下す。
シンフォニー「随分と手間を掛けさせてくれたな。イナタマ・ライメイよ」
雷冥「解せませんね。そんなに手間が嫌なら、並行世界の脱獄囚などほっとけば良いだけの話では?」
一見すると穏やかな(?)会話を交わす雷冥とシンフォニーだが、どちらも目が笑っていない。双方、己の目的の為ならば殺し合いすらも厭わない…そんな殺気をビンビン発している。
イダテン「うっわぁ…!!あれが“サンダーゲート”の
そんな今すぐに逃げ出したくなるような殺気を前にしても、小鳥に護られる少年は、灰色髪の指揮者に目を奪われていた。
その瞳の輝きは、まるでおもちゃ売り場に脚を運んだ子供…そう思わせる純粋な輝きだ。
シンフォニー「…誰だ貴様は?もしや…イナタマ・ライメイの協力者か?」
雷冥「…彼は偶然出会った民間人です。私とは何一つ関係無い」
考えうる限り最悪に展開に遭遇してしまった雷冥は、せめて無関係の
ワンダキャット「…どうするマスター?このままチビをお兄に任せて先に逃げる?」
雷冥「…いや、
現在、雷冥に置かれた状況はまさに絶望的。
半径10m以内には“
人員・物質的にも敵方が圧倒的に上…。…にも関わらず、蒼き魔王・稲魂雷冥はニヒルな笑みを浮かべていた。
雷冥「…一つ。稲魂家に伝わる“格言”を教えてあげましょう」
シンフォニー「何…?」
雷冥「“切り札は躊躇せずにスグに使え”…それが私の曽祖父が遺した言葉です」
そう言い終えた瞬間、雷冥は口から“何か”を吐き出す。
吐き出された直後の大きさは、直径1〜2cm程度のビー玉のような球体…。しかし、地面と接した瞬間“何か”は一瞬で膨張し、直径30cm程の楕円形の物体へと姿を変えた。
シンフォニー「ッ!!? 爆弾か…!!?」
自身の持つ霞んだ鈍色の物体とは対照的に、黒光りする楕円形の“何か”に爆弾の面影を見出した天使達は、反射的に身構え爆発に備える。
だが……“
雷冥「
『コードNo.66・稲魂雷冥本人である事を確認。“フィールドモード”を起動します』
半径10m以内に属する全ての人間に届いたのは、爆風ではなく無機質な電子音。
イダテン「な、なにこれ…!!?ま、眩しっ…!!」
次の瞬間、天使達に反撃に移る暇すらも与えずに、“
シンフォニー「グッ…!!・・・ーー!!! こ、ここは…!?」
あれだけ激しい閃光に包み込まれても、天使達には怪我一つ無かった。
しかし、それは彼らの血の滲む訓練の成果などではない。最初から閃光には殺傷能力が一切無かっただけだ。
光が晴れた先…。本来ならば彼らが眼にする光景は、錆びたトタンと古びたコンクリートが四散するスラム街で“あった”更地なのだろう。
だが……
雷冥「ようこそ。私の“世界”へ」
周囲に広がっていたのは、青々とした芝生が生い茂るサッカーコートであった。
シンフォニー「何だこれは…!!イナタマ・ライメイ…!!貴様、何をした…!!!」
雷冥「先程私が吐き出したのは、エージェント七不思議道具の一つ“オーダーツイカー”。凶暴過ぎるあまり、正攻法では手が付けられない犯罪者相手に使われる捕獲用の道具です」
ソーショット「んな事ァ聞いてねェ!!!とっとと俺らを出しやがれェェェ!!!」
まるで天使達を見下すように冷たい雷冥の視線と態度が、天使の中で最もプライドが高く短気なソーショットの癪に触ったのだろう。
たった一言で堪忍袋の緒がぷっつりと切れたソーショットは、“神”の命令すらも忘れ殴り殺さんばかりの勢いで雷冥に襲い掛かるも……
雷冥「…
ソーショット「ガッ…!!?」
ソーショットの拳は雷冥ではなく、彼の体表に出現したワームホールに飲み込まれ、“罰”と言わんばかりにソーショット自身の鳩尾に拳が炸裂する。
ソーショット「ゲホッ…!!グホッ…!!」
シンフォニー「ソーショット!!!」
雷冥「…説明の手間が省けましたね。ご覧の通り、この空間内ではありとあらゆる暴力行為は禁止されています。当然、私とて例外ではありません」
シンフォニー「…なるほど、察するにこの空間は一定の秩序の元に安全に犯罪者を捉える事を目的とした物という訳か…」
雷冥「理解が早くて助かりますよ。お察しの通り、コレから私と貴方がたには、ある
機械のように淡々と現状を説明していく雷冥だが、無機質な声とは対照的に時間が経つに連れて増していく存在感を前にし、天使達の全神経に極度の緊張が走る。
雷冥「ある者は掌サイズのロボット同士でのバトルを、またある者はTCGを用いた
雷冥の存在感が極限まで高まると同時に、彼の指が軽く鳴らされる。
その瞬間、彼の背後より影を思わせる不定形な物質が地面に飛び散ると、その影は人の形を形成する。
イダテン「あわわ…!!急に人が現れた…!!?」
影より生み出されしは、十の
雷冥「もうお
遂に集結した“
様々な思考と困惑が交錯する中で、命を懸けた
ようやくサッカーができる…。長かったなぁ…。
なんつーか、本作が原作無しのオリジナルストーリーである以上、どうしても会話パートで説明を挟まなくちゃならなくなるんで、必然的に話数が多くなっちゃうんですよね(作者がそこらへんに不慣れなのも大きいだろうけど)。
結局、今回も試合開始5分前までで終わってますが、次回からはちゃんと試合に移れるんで、もう少しだけお待ちください。