新連載の『ピカチュウ仮面!!!』の執筆があんまりにも楽しいもんですから、そっちを優先しちゃってました。
タイトルだけ見ると何やコレってなる作品かもしれませんが、構想に10年以上の歳月を掛け、この1年半で培った執筆技術の全てを注ぎ込んだ、作者の最高傑作と言える渾身の一作ですので、興味のある方はリンク先からぜひ読んでみてください(隙宣伝)。
https://syosetu.org/novel/426804/
雷牙1「さァ〜てと!役者も揃った事だし早速、老害退治といこうかッ!!!」
雷冥「・・・その前にハーフタイムだ。ベンチへ戻るぞ、祖先殿」
雷牙1「うっそーん!?」
助っ人も集結し、いざクライマックス!……といいたいところだが、サッカーの規則上、前半戦と後半戦の間に必ずハーフタイムを挟まなければならない。
全時空の運命を決める後半戦は15分後に持ち越される事となる。
シンフォニー「……ライメイよ。我々は貴様の勢力が送り出した助っ人の実力を把握し切れていない。ましてや相手は“神”の如き力を得たGF……。その実力を信用しても大丈夫なのだろうな?」
雷冥「安心せよ。ココに居る三人……といっても、全員同一人物であるが……。まあ、いいだろう。助っ人は皆、各時代最強クラスの実力者達だ。特に……そこの立派な顎鬚を携えた中年の実力は私以上だ」
雷牙3「おっ!嬉しい事言ってくれんねェ。まっ!俺らが来たからには、沈没寸前のタイタニックから、超絶豪華客船に乗り換えたつもりでいてくれりゃあいい」
イダテン「タイタニック……?言ってることはよくわかんないけど、とりあえずありがとうっ!!!」
雷牙2「………」
最強の助っ人と雷冥の完全復活により、チームを覆っていた“絶望”は完全に吹き飛んだ。
これにより俄然士気を増した皆は、次の後半戦に向けて各々が今できる事を最大限成している……が、その中で……24歳の雷牙ーー通称雷牙2は、1人訝しげに“ある人物達”に目線を合わせていた。
雷牙3「あン?ど〜したんだよ?ニートだった頃の俺ちゃんよォ?」
雷牙2「うっせ。……アイツら、イダテンにジャックナイフにシンフォニー……って名前だっけ?俺がよく知る、“アイツら”とヤケにクリソツだと思ってよ……」
雷牙2がそのような感想を抱いてしまうのも無理もない。
彼らは、雷牙が沖縄で出会い、今では宇宙の危機すらも救った最強のサッカー
雷牙3「あ〜……そーゆー事ね。けど、この世界に送られる前に、俺ちゃん達の孫の婿から聞かされてただろ?
雷牙2「……チッ。それが事実だとしたら、俺はより影山を許すワケにはいかなくなったなァ。今となっては、もう手遅れだがヤツを信じて宇宙に送り出した俺達がバカだったぜ」
雷牙3「とはいえ、オズロックの時は
そう。雷牙3……厳密にはNo.777の言及通り、目の前の居る“GF”と化した影山は、雷牙達の世界出身の影山零治であるかは定かではない。
そもそも並行世界とは無限に近い数存在する。それ故に『サッカーを恨む事なく真っ当な人生を送った影山零治』の世界も観測されている。
No.777によれば、あの“GF”は何らかのボタンの掛け違いが起こってしまい、正史よりもサッカーへの憎悪が深まってしまったが故に、今回の凶行に至ってしまった並行同位体である可能性が高いだろうーーとの結論だ。
雷牙3「確かにアイツは許されねェ事をした。それは事実だ。……けどよ、アレを見てみろよ」
雷牙2「アレ……?」
過去の自分に大切な事を伝えるべく、雷牙3はベンチの方向を指差す。
イダテン「イナタマ・ライガって、ライメイが話してたひいじいちゃんだよねっ?やっぱり、ライメイ以上にサッカーがうまいのっ!?」
雷牙1「ハッ!とーぜんッ!!!
イダテン「すっげー!!!」
雷牙「ナッハッハッ!オメーさん、見る目があんなァ!どうだ?この世界が平和になったら、俺の弟子にでもなっか?」
雷冥「それは時空管理法の関係上無理だ。……それに、イダテンが誰かの弟子になるというのなら、ガサツで有名な祖先殿ではなく、私が適任だろう」
雷牙1「アレアレ〜?もしかして……やきもち焼いてたりすっか?」
雷冥「……焼いてない」
そこにあったのは、世界の命運を懸けた試合のハーフタイムとは思えない、実に仲睦まじい光景だ。
……だが、話の肝はそこにはない。重要なのは……初対面である筈の雷牙1とイダテンには、確かな『縁』が結ばれている事にあった。
雷牙3「……どんな手段を使って、アイツが世界を捻じ曲げようが、本当の『縁』ってのはそう簡単には断ち切れねェモンなのさ。……良くも悪くも、な」
雷牙2「なるへそ……。ある意味、ジャックとシンフォニーがイダテンと出会ったのは、偶然なんかじゃなくて必然だったのかもな……」
雷牙3「そゆこと。『縁』ってモンは、世界線すらも超えるーーーってこった」
そう語る雷牙2と雷牙3の表情は実に一言では言い表す事の出来ない、独特な哀愁が漂っている。
恐らく……大人達の複雑な表情には、当人にしか分からない“何か”があるのだろう。
とはいえ、だ。今はまだ、その“何か”が語られる時ではない。
その時とはーーーもうじき訪れるであろう、時空を超えた大冒険の“
ピィーーッ!!!
最後の
雷冥「
『おうッッッ!!!!!』
革命軍の反撃は、ここから始まる……!
グリム『さァさァ!!!予想外にも程がある、時代別の稲魂雷牙の参戦ッ!!!一体、彼ら雷牙ーズの参戦は、【天魔革命軍】にどんな化学反応を齎すのかーーッ!!?』
影山「フンッ!元の世界で大人しくサッカーだけをしてればいいものを。思い知らせてやろう……!貴様らが積み上げてきた“伝説”など、神の前では取るに足らん代物だったなァ!!!」
雷牙2「ケッ、その言葉……そっくりそのまま返してやんぜ、影山ァ!!!」
雷牙3「最強の“
雷牙1「さァ……!第二ラウンド始めっかッ!!!」
ピーッ!!!
グリムの甲高いホイッスルがスタジアムに鳴り響き、【エンペラーシャドウズ】のキックオフで運命の後半戦が再開する。
後半戦に臨む【天魔革命軍】のフォーメーションは以下の通り。
FW:キャット、ジャック、雷牙2
MF:イダテン、雷牙1、シンフォニー、バード
DF:雷牙3、雷冥(キャプテン)、ミスティープ
GK:チャイード
三人の雷牙がピッチへ加わったことで、フォーメーションは前半の「4-3-3」から超攻撃的な「3-4-3」へと移行。
世間的にはMFの印象が強い稲魂雷牙だが、その真価はGK以外の全ポジションを高水準でこなす、圧倒的なユーティリティ性能にこそあった。
ピッチに降り立った三匹の“怪物”達は、無言のまま静かに佇み、ただ冷徹に影山をその視界に収めていた。
全ては今度こそーー永遠の宿敵である影山零治の邪悪な野望を、跡形もなく叩き潰す為に。
影山「行けェ!!我が眷属達よッ!神聖なるピッチに巣食う薄汚い三匹の獣を……!その命が尽きるまで叩き潰せェ!!!」
『ハッ!全ては偉大なる総帥の為にッ!!!』
【エンペラーシャドウズ】の怒濤の侵攻が始まる。
怒号とともに先陣を切るのは、C鬼道、C佐久間、C不動ーー。
彼らのオリジナルとなった者たちは皆、かつて世界と戦い、雷牙と背中を預け合ってきた掛け替えのない
雷牙3「オーケー、オーケー。嫌がらせ大好きな影山ならそう来ると思ったぜ。オメーら、作戦通りに行けよ〜?」
雷冥「誰に物を言っているッ!!!」
シンフォニー「指揮は任せろッ!!“神のタクト
雷牙3の合図を受け、シンフォニーが
刹那、ピッチ上に眩い金色の光の軌跡ーーそして、深き絆で結ばれた者同士にしか見えぬ、一筋の美しい蒼色の軌跡が縦横無尽に描き出された。
バード「うう……!本当にコレで大丈夫なのかなぁ……?」
雷牙1「ゲハハハッ!!!そーカリカリすんなって!そ・れ・に・!俺ちゃんは大大大好きだぜェ〜?こーゆー
慎重派のバードが、顔を青くしながらピッチを駆け上がるのも、無理はない。
何故なら……。
影山「何だと……?」
グリム『おおーーッとォ!?コレはどういう事だーーッ!!??【天魔革命軍】のDFが……!
【天魔革命軍】が後半戦開始早々に打ち出した策ーーそれこそが、『守備は雷牙3ただ一人に任せ、残りの全員で敵陣へ雪崩れ込む』という如何にも雷門らしい超攻撃であった。
C鬼道「馬鹿がッ!!!稲魂雷冥ならまだしも、そんな老耄一人残したところで何になるッ!!!」
C佐久間「偉大なる神の使徒を前にし、怖気付いたかァ!!!」
C不動「んならよォ……。もっと、俺達に恐怖で歪んだ面を見せてくれよォォォ!!!」
神の使徒の三人は、歳老いた獅子の命を刈り取るべく同時に大空へ飛翔。幾重もの紫の闇を纏い、空中にて最強至高の“ペンギン”を召喚する。
「「「“皇帝ペンギン3号”!!!」」」
放たれたのは、かつて世界の頂点に貢献した伝説の必殺シュート。
至高にして最強を象徴する紫の閃光が、数十年という時の隔たりを超えて、かつての戦友に容赦なく牙を剥く
……だが。
雷牙3「……確かにスゲェ威力だ。初代イナズマジャパン時点のアイツらをとっくに超えてやらァ」
巨大な破壊の奔流を目前にしながらも、雷牙3の瞳に揺らぎは一切存在しなかった。
雷牙3「・・・
刹那、雷牙3を起点に猛獣の如き凄まじい
C鬼道「なッ……!?お、俺が……恐怖で震えている……だと……!?」
雷牙3「オメーらのペンギンにゃあ……!“
雷牙3は一切臆する事なく、必中必殺の威光を放つ押ペンギンの群れへ真正面へ、力強く立ち塞がる。
そして……!!
雷牙3「カアァーーーッ!!!!!」
雷牙3の口から解き放たれたのは、ピッチ全体を激震させる雷鳴の如き咆哮。
その直後、信じがたいことに、空間を切り裂いて迫っていた最強のペンギンたちは一瞬にして霧散。残されたボールは、何事もなかったかのように雷牙3の足元へとピタリと収まった。
イダテン「な、なにが起こった、の……!?」
シンフォニー「気合いだ……!老いたイナタマ・ライガは……!喝を入れただけでペンギン達を吹き飛ばしたのだ……!」
たかが“気合い”一つで、至高の必殺シュートを完全に無力化してみせるーーー。
そんな理不尽を可能にする人間など、長いサッカーの歴史を探したところで片手で数えるほどしか存在しない。
あまりに規格外で非現実的な光景を前に、敵味方はおろかーー誰よりも稲魂雷牙を知っている筈の影山零治すらも、ただ開いた口が塞がらずに固まっていた。
雷牙1「かァーー!ったく、羨ましいぜ。早速、魅せちまったなァ、強さ!」
雷牙2「んじゃ……お次は俺ちゃんの“強さ”を魅せつけてやろうかねェ!!!」
雷牙3「ヘッ!頼んだぜェ……!無職の俺ェ!!!」
【エンペラーシャドウズ】に生じたほんの一瞬の隙。
雷牙3はその隙を見逃すことなく、鋭いライナーでボールを前線へと蹴り出す。
その軌道の先で待っていたのはーー金だけはある無s……もとい絶賛『人生の休暇中』である雷牙2だ。
雷牙2「思い出すよな、影山ーーいや……ココは敢えて黒岩と呼ばせてもらおうかッ!!!ギャラクシーイレブンの一件をよォ!!!」
影山「ク……ッ!アフロディ!フィディオ!」
雷牙3の桁外れなプレイにより、稲魂雷牙ーーそして“怪物”の血を引く者達の理不尽なまでの実力を再確認した影山。
彼は雷牙2との正面衝突を咄嗟に避け、化身使いであるCデュプリたちを壁として差し向けた。
Cアフロディ「“絶対神 デウス・エクス・マキナ”!」
Cフィディオ「“軍神 オーディン”!!!」
フィールドに顕現するのは二体の“神”。
片や、避けられない物語の幕引きを告げる“機械神”。
片や、北欧神話の最高神たる“隻眼の軍神”。
歴史に名を残す究極の神が、暴れ狂う一匹の“怪物”を押し潰すべく、容赦なく襲い掛かる。
雷牙2「おお〜!ブラボー、ブラボー!いい再現度じゃねェか!昔を思い出すぜ〜。尤も……完コピ出来てんのは、
雷牙3と同様ーーいや、同一人物ゆえに当然というべきか。
雷牙2は迫り来る神々を前にしても一切足を緩める事なく、不敵な笑みを浮かべたまま更なる加速を見せる。
雷牙2「ハッ!!コレを見て驚くんじゃねェーぞッ!?特に……生意気盛りの雷牙1はなァ!!!」
雷牙1「あン……?それってどーゆー……」
雷牙2「ハァァァ……!!!」
雷牙1の疑問を一蹴し、急激に気を高め始める雷牙2。
直後、彼の背後から放出された膨大なエネルギーがフィールドを覆い、強烈な稲妻を纏いし“黄金の戦士”を顕現させる。
雷牙1「コイツは……!?“レグルス・マキシマム”……?……いや、違ェ!似てるが、全く別の化身だ……!」
雷牙2「そのとーり!!!コイツが、オマエさんとは別の進化を辿ったレグルス………!その名もーーーー“
プロトコル・オメガの介入が存在しなかった世界ゆえに、“覇王”とはまた異なる独自の進化を遂げた雷牙2の化身ーー“明星の雷帝 レグルス・マジェスティ”。
……だが、雷牙1が何よりも息を飲んだのは、未来の自分が召喚した化身が冠する
雷牙1「雷帝……ッ!?」
“雷帝”ーーそれは、自身の最大の宿敵にして血の繋がった父である男が名乗る偽名。
なぜ、未来の自分が奴と同じ名を冠した化身を従えているのか。雷牙1の胸中に、激しい惑いと疑問が渦巻いていた。
雷牙1「……いや、今はんな事ァ、どうだっていい。雷牙2ッ!!!俺達に魅せてくれよォ!!!
雷牙2「ニートじゃねェ、夢追い人だ!・・・けどよォ……。取り敢えず、この場は、最強無敵の俺サマにズババーンと任せなァ!!!」
雷牙2の漲る気迫に呼応するかのように、“明星の雷帝”は背に負っていた鬼の角を思わせる巨大な槍を右手に構え、迫り来る二体の神へと向かって真っ向から突進する。
影山「フンッ!!!フィフスセクターの陰謀によって前線から離れた貴様など……!我が“Cデュプリ”の足元にも及ばぬわァ!!!」
雷牙2「んなモン……!やってみなくちゃ、わかんねェだろうがァァァァァ!!!!!」
ゴールへの活路を切り開くべく、雷牙2は化身のパワーを極限まで引き上げる。
無数の黄金の稲妻を纏った“明星の雷帝”が、手にした巨大な槍を一閃。押し寄せる“絶対神”と“軍神”の圧力を力ずくでねじ伏せ、瞬く間にふたつの“神”を討ち取ってみせた。
影山「何だと……ッ!?」
グリム『コレは凄いィィィ!!!伝説のプレイヤーを模したデュプリによる二体一すらも、“怪物”には通用しなかったぞォォォ!!!得る物もなければ、失う物もない、無敵の人の底力は伊達じゃなーーいッ!!!』
ジャック「あの布陣を力押しで突破するなんて……!脳筋にも程があんだろ……!」
キャット「……それ、アンタが言う?」
雷牙2の中央突破は、前線へ上がっていたC鬼道達の裏を完璧にかき消す形となった。
中盤の防衛線は瞬く間に崩壊し、相手ゴールへと続く道が一気に切り開かれる。
雷牙1「……」
その瞬間、雷牙1は雷牙2へ向かって力強い視線を送る。
雷牙2「……」(コクッ…)
出会ってからの時間は短くとも、同じ存在だからこそ言葉を介さずとも通じ合うものがあった。
雷牙2は一切の迷いなく、前線を走る雷牙1の足元へとパスを供給した。
正直なところ、この局面で雷牙2が雷牙1へパスを送る意味など無いに等しい。
にも関わらずボールを預けたという事は、相応に深い意図がある証左であった。
……その証拠に、ボールを受けた雷牙1はシュート体勢に入るどころかーーーまるで
しかも、その進路は明らかにゴールへ向かっていない。
シンフォニー「馬鹿なッ!?この大事な局面に何を考えているのだ!?」
雷冥「……いや、ココは祖先殿を信じろ」
意味不明の異常行動の末に、雷牙1が向かった先はーーー
影山「……何の真似だ。稲魂雷牙……!」
雷牙1「……なーに、俺はどうしてもオメーさんに用があるだけだよ。……影山ァ」
ゴールではなく、ただ目の前の影山零治だけを見据える雷牙1。
その澄んだ蒼眼には、影山への常軌を逸した激しい怒りの炎だけが揺らめいていた。
雷牙1「このままキーパーを貫いて、同点に持ち込んでやってもいいんだけどよォ。やっぱし、このまま勝っても俺の気持ちが納得いかねェんだワ。どーしても、オマエさんにゃあ一言言わねェと気が済まねェかんなァ」
影山「ククク……!ハーハッハッハッ!!!!実に……!実に愚かだ、稲魂雷牙ァ!!!私が死してからそれなりに時間が経っているようだが、その低脳は未だに治っていないようだなァ!!!」
雷牙1「そりゃそうだ。生憎、IQ100の天才的な頭脳を誇る俺ちゃんの脳は、知力がカンストしてるモンでねェ。コレ以上、成長の余地が無いんだわ」
影山「いいだろう……!貴様の挑発に敢えて乗ってやる……ッ!!!絶好の好奇を逃した事を後悔するがいい……ッ!!!!!」
雷牙1「後悔?んなモン、する必要はねェよ。だって俺は……“させる”側なんだからよォ!!!」
胸中で燃え盛る怒りの炎に突き動かされ、雷牙1はチームとしての戦術ではなく“私情”を優先。
完全に連携を放棄し、影山零治との直接対決——
真っ先に仕掛けたのは、当然ボールを保持する雷牙1であった。
雷牙1「何故、こんな事をしでかした影山ァ!!オマエさんはあの時……
雷牙ーズの中で最も歳若いとはいえ、流石はプロトコル・オメガによる歴史改変の過酷なインフレを勝ち抜き、世界の頂点を掴み取ったプレイヤー。その実力は伊達ではない。
中学生とは到底思えぬ規格外のフィジカルを縦横無尽に駆使し、雷牙1は影山へ向けて怒濤の攻勢を叩きつける。
……だが、影山もまた一歩も退かない。
不完全ながらも“マインドイーター”の加護を受けた影山は、既に人間を超越した身体能力を獲得している。
老いた容姿からは到底察せられぬ猛威を以て、雷牙1の攻撃を真っ向から押し返していく。
影山「ひ孫と揃って、曽祖父も同じ事を言うッ!!答えはシンプルだッ!!!私はサッカーを愛している……だからこそ、私の価値観を全ての時空に刻まなければならないのだよッ!!!」
雷牙1「意味が分かんねェ……!んなら、フィディオの覚悟はどうなるッ!?フィディオは……誰よりもテメーを信じてたんだぞッ!?」
影山「フンッ!!!フィディオ・アルデナだと!?あんな青臭い未熟者如きが、私のサッカー観を語る資格などないわァ!!!」
雷牙1「んだと……!」
全てを失い、現世に絶望した幼少期ーー遠くイタリアの地で苦楽を共にしたかけがえのない友への侮辱は……
雷牙1「こんの……!クソ老害がァーーーーッ!!!!!」
激怒した雷牙1の全身から、凄まじい稲妻を伴う気迫の嵐が吹き荒れる。
その光の嵐は収束し、“明星の雷帝”の持つ威厳とはまた異なる、猛々しき黄金の“覇王”へと形を変えていく。
雷牙1「“雷鳴の覇王 レグルス・マキシマム”ッ!!!!!」
“怪物”の肉体を媒介にして顕現したのは、黄金の大斧を右手に携えた、王を超えた存在たる“覇王”。
これこそが、“明星の雷帝”とはまた異なる歴史の果てに辿り着いたレグルスの姿ーー“雷鳴の覇王 レグルス・マキシマム”であった。
雷牙2「ホー……アレがもう一つのレグルスか……」
“覇王”から放たれる圧倒的な圧力は、“明星の雷帝”のそれと比べても決して勝るとも劣らない。
……だが、影山の表情から邪悪な笑みが消え去る事はなかった。
影山「フン、それがどうした?先程は年老いた稲魂雷牙によってペースを狂わされたが、私に二度は通用せんッ!!化身如きでは私には勝てんぞッ!!!」
雷牙1「……そうかい。んなら……
影山「……何?」
雷牙1「ハァァァァァ!!!!!」
刹那、既に化身を顕現させていた雷牙1は、そこから更に気を跳ね上げていく。
……すると、明確な輪郭を保っていた“覇王”のオーラは途端にその境界を曖昧にし、巨大な化身は再び蠢く漆黒の“影”へと姿を変えていった。
シンフォニー「その現象……!まさか……!?」
雷牙1の身に起こり始めた異変に対し、【天魔革命軍】の面々が抱く既視感が最高潮に達したその瞬間。
雷牙1は天を仰ぎ、地を割らんばかりの咆哮を轟かせる。
雷牙1「アァァァァムドォォォォォ!!!!!」
天を突く咆哮が響き渡ると同時に、蠢く“影”は雷牙1の全身へ一気に収縮。化身が秘めし膨大なパワーを一切の漏れなくその身に宿し、やがて猛々しくも洗練されたーー“覇王”の面影を残す黄金の鎧へと昇華する。
これぞまさに……。
シンフォニー「化身アームドだ……!」
雷牙1が解禁した技術ーーそれこそが、化身のエネルギーを全身に纏う発展技術“化身アームド”であった。
だが、その完成度はシンフォニーが披露した姿よりも遥かに高度であり、本来であれば使用者に課される莫大な肉体的負荷を完璧に抑え込んでいる。
まさに……化身アームドの理想的な完成系だ。
シンフォニー「信じられん……!私よりも……遥かに高度に化身アームドを使いこなしている……!?」
雷冥「……。祖先殿時代は化身アームドはおろか、化身すらも実用化されていなかった筈……。一体、あの稲魂雷牙はどんな歴史を辿って来たのだ……?」
自らの知る正史とは明らかに異なる挙動を見せる雷牙1に対し、雷冥の口からは思わず呆れを含んだ本音が漏れ出していた。
雷牙1がこれまでいかなる壮絶な歴史を歩んできたのかを、雷冥が知る術は現時点では存在しない。そう、あくまで『今』は、だ。
影山「……!」
雷牙1「どうした影山?まさか、俺ちゃんが化身アームドを使うとは、コレっぽっちも予想してなかったのかァ?」
影山「ほざけ……!それがどうした……!!貴様ではーー「あ〜、も一つ忘れてた〜」……何?」
想定外の事態に焦りを隠せない“偽りの神”に対し、“怪物”は傲岸不遜な笑みを深めながら不敵に見下ろす。
雷牙1「オマケにも一つ……」
直後、雷牙1の全身から今度は黄金の気の柱と、鋭い紺碧の稲妻が激しく立ち昇る。
雷牙1「ハァァァァ……ッ!!!!」
影山「な……ッ!?」
猛烈に燃え盛る炎の如く吹き荒れた気は、次の瞬間、まるで清冽な流水のような静かな流動性を見せ始める。
気の質が極限まで研ぎ澄まされていくに従い、雷牙1の存在感は周囲の空気と同化するかのように、徐々にその気配を消し去っていく。
気配の消失が極限にまで達したその刹那ーー“怪物”はその形態の名を放つ。
雷牙1「“獅風迅雷……ッ!
“至高の領域”へと足を踏み入れた雷牙1は、静穏でありながらも逃げ場を無くすほどの絶大な威圧感を漂わせ、“偽りの神”の眼前に悠然と立ち塞がる。
影山「馬鹿な……ッ!こんな……事が……!?」
“化身アームド”と“ゾーン”の併用ーー。どちらか片方を行使するだけでも肉体へ多大な負荷を強いるというのに、目の前の少年はその常識すら鼻で笑うかのように、造作もなくやってのけて見せたのだ。
あまりに規格外な光景を前にし、影山は言葉を失い、ただ目の前の“怪物”を呆然と見詰めることしかできなかった。
雷牙1「どうした影山?オマエさんは“神”なんだろ?たかが人間一人にビビってどうする?」
影山「ほざけぇぇぇぇぇ!!!!!」
雷牙1の挑発に耐え兼ね、ついに怒りを爆破させた影山は三体に分身。己を侮辱した慮外者を即座に排除するべく襲い掛かる。
本来であれば相手を攪乱してボールを奪取する“分身ディフェンス”とは異なり、影山が生み出した分身はすべてが質量を持つ実体であった。加えてその身体能力は本体と完全に同等。
それはすなわち、強制的に三対一の戦闘を強いられることを意味していた。
雷牙1「デェリャァァァァァ!!!!!」
“至高の境地”へと至った雷牙1の圧巻なる力を前にしては、そのような小細工など一切の価値もなさない。
瞬く間に二体の分身は吹き飛ばされて霧散し、遺された本体は鳩尾へ深くボールを叩き込まれ、苦悶の声を上げながら激しくピッチへ崩れ落ちた。
影山「ゲボァ!!?」
雷牙1「オイオイ?まさかと思うがよォ……全力を出して
胃液を吐き散らしながらも、怒りと屈辱のあまり、憎らしそうに雷牙1を睨みつける影山。
その歪みに歪んだ表情には『こんな筈では……』という焦躁が如実に滲み出ていた。
影山「馬鹿な……ッ!?私は確かに“神”の力を手に入れた筈……!それなのに……ッ!何故、たかが人間如きにここまで苦戦する……!?」
雷牙1「……ケッ、アンタは
雷牙1からしてみれば、なぜ影山ほどの男が『この程度の至極単純な回答』を導き出せないのか、疑問でしかなかった。
少なくとも、自らの記憶にある影山零治という男であれば、先ほどのような力任せの愚行などではなく、鬼道以上に洗練された知恵と戦略を駆使し、自らを追い詰めていた筈であった。
……これが意味する真実は、ただ一つ……。
眼前に伏すこの“影山零治”は、もはや雷牙の……いや、誰もが知ったあの“誇り高き影の帝王”・影山零治とは似ても似つかない
終わりのない次元放浪の果てに、彼はかつて自らが手にした筈の“敗北の学び”すらも、すべて忘却の彼方へ棄て去ってしまったのかもしれない……。
雷牙1「要するに、だ。オメーはその力を満足に使いこなせてねェんだよ。俺サマの見立てじゃあ、俺の知ってる方の雷冥とどっこいどっこいの強さってとこか? 尤も、アイツが万全の状態だったのなら、瞬殺とまではいかねェが、もっと早い段階でこの事実は露呈してたろうがなァ」
影山「ふざ……ッけるなァァァァァ!!!!!」
雷牙1の失望を裏付けるかのように、またしても感情の赴くままに襲い掛かる“偽りの神”の姿ーー。
そこには、かつての『日本サッカー界のフィクサー』たる影山零治としての影も、『アースイレブンの監督』たる黒岩流星としての智謀も、ましてや……『絶対支配者』たる“GF”としての威厳すら残されてはいなかった。
雷牙1「……もういい。テメーは……テメーだけは……!」
完全に同情の余地すら消え失せた雷牙1は……ただ静かに、煮えたぎる怒りを極限まで研ぎ澄ませていく。
雷牙1「テメーだけは……俺自ら裁く……ッ!!!」
静かな怒りを宿した雷牙1は、再びボールを影山の鳩尾へと深く打ち込む。
影山「ヌグッ!?」
雷牙1「アッキー!オマエさんの技……ちっとお借りするぜェェェェェ!!!!!」
間髪を容れず、ボールを媒介にして目にも止まらぬ速度の連続蹴りを叩き込んでいく。
雷冥「アレは……!“ジャッジスルー2”……!」
雷牙2「うっわぁ……。過去の
雷牙3「んまァ……若気の至りってモンだろ。大目に見てやれ」
堕ちる所まで堕ち果てた“偽りの神”を裁くべく、雷牙1が選んだ必殺技は……皮肉にも、かつて影山自身が他者を傷つける為だけに生み出した悪名高き必殺技ーー“ジャッジスルー2”であった。
雷牙1「まず最初に……!コイツはアッキーの分ッ!」
雷牙1「コイツは佐久間の分ッ!」
雷牙1「コイツはァ……鬼道の分ッッッ!!!」
かつて影山の陰謀に弄ばれた戦友達の無念を乗せ、鳩尾に容赦のない“裁き”が次々と叩き込まれていく。
そして最後の一撃を叩き込むべく、雷牙1は重厚なタメと共に強烈な回し蹴りの体勢へと移行しーーー
雷牙1「そしてコイツがァ……ッ!」
堕ちた“神”を断罪する、静かな怒りを極限まで込めた最後の一球を撃ち抜く……!
雷牙1「テメーが裏切った、フィディオの分だァァァァァ!!!!!」
影山「グボォアァァァァァ!!!???」
雷牙1の怒りが込められた裁きが寸分の狂いもなく影山を打ち砕き、その巨体を遥か後方へと激しく吹き飛ばす。
当然の報いとはいえ、あまりに容赦のない惨状を前にし、未来の自分たちを含む味方陣営からは引きつった視線が向けられていた。だが、当の本人はそんな周囲の反応などまったく意に介していない。
雷牙1「まだまだァァァァ!!!!たかが元凶一人裁いたところで俺サマの怒りは収まらねェェェェ!!!!模造品共も掛かってきやがれェェェェ!!!!」
怒りの収まらない雷牙1は、そのまま勢いに任せて単独での敵陣突破と追加点を狙う。ーーーが。
雷牙3「左から失礼ッ!」
雷牙1「どわぁ!?」
なんと味方であるはずの雷牙3が横合いから悠然とボールを掠め取り、そのまま流れるような足さばきでゴール前へと駆け抜けていく。
雷牙1「何すんだジジイ!?」
雷牙3「“化身アームド”と“ゾーン”の併用は、特訓で燃費をマシにしても、消耗が激しい事には変わんねェだろーが。年長者の言う事は素直に聞いとくモンだぜ?」
雷牙1「グ……ッ!」
どうやら雷牙3の指摘は図星であったらしく、頭が冷えた雷牙1は即座に“化身アームド”と“ゾーン”の重畳を解く。
雷牙3「心配すんな!あとは……俺がズババーンッと決めてやっからよッ!!!」
絶対の自信を胸に敵陣を駆け上がる雷牙3。
彼の前には出自不明の異能者たちを模したCデュプリ群が立ち塞がるが、四十手前であるはずの雷牙3は、年齢の衰えなど微塵も感じさせぬ巧みなフットワークで次々と敵を抜き去っていく。
バード「ス、スゴイ……!コレが……『今が最盛期』と謳われた稲魂雷牙の実力……!」
キャット「ちょっと……憧れる、かも……」
雷牙3「ヤンチャ盛りの二児を持つアラフォーパパさんを……舐めんなよ?」
ゴール前へと侵入した雷牙3は、その全身へ黄金に輝く百獣の王の魂を宿し、ボールへ向けて重厚な二連撃を叩き込む……!
雷牙3「“キングレオーネ”」
フィールドに鳴り響くのは、誇り高き獅子の咆哮。
金色に染まったボールは、圧倒的な圧力を纏いながら、守護神が守りしゴールへ飛び掛かった。
Cジャンク「ウォオオオオオ!!!!!“魔神 グレイト”ォ!!!!!」
【エンペラーシャドウズ】の守護神・Cジャンクは、雷牙のかけがえのない親友たる円堂守の化身を顕現。即座に夥しい稲妻を纏わせた巨大な右手を前方へと力強く突き出す。
Cジャンク「“グレイト・ザ・ハンド”ッ!!!!!」
圧倒的な質量とともに“魔神 グレイト”の化身必殺技が炸裂する。その堅固な防衛力は、ジャックの“ロストエンジェル”を完全に叩き潰した事実が証明済みだ。
ましてや、雷牙3が放ったのは化身技ですらない、ただの必殺シュート……。
化身は化身でしか打ち破れないーーそんな不文律が確立されている時代を生きる者にしては、あまりに軽率で暴挙とも言える判断であった。
しかしーーー
Cジャンク「グゥ……ッ!?」
驚愕すべきことに、放たれた獅子の牙は霧散するどころか巨大な化身の手と真っ向から激突。
想定外の絶大な圧力を受けた“魔神”の右腕には、瞬く間に無数の亀裂が刻まれ始めていた。
雷牙3「やはりなァ……!」
キーパーの悲鳴にも似た反応を目前にし、胸中の確信を深めた雷牙3は不敵な笑みを浮かべる。
雷牙3「守の力はなァ……!百年に一人の“サッカーバカ”だからこそ、最強なんだッ!!!オマエさんのような
その言葉を即座に証明するかのように、解き放たれた獅子の牙は“魔神”の巨大な右手を真っ向から噛み砕き、跡形もなく粉砕する。
Cジャンク「グアァァァァァァァ!!!!!!」
化身を粉砕した獅子は、魂なき傀儡など眼中にないと言わんばかりに守護神ごと激しく吹き飛ばし、そのままゴールネットを凄まじい威力で揺らした。
ピーッ!!!
直後、グリムの甲高いホイッスルが鳴り響き、【天魔革命軍】のスコアボードには『2』の数字が刻まれる。
イダテン「入った……!」
ジャック「って事はよォ……!!」
バード「遂に……遂に僕たちは……ッ!」
雷冥「……ああ。同点に……並んだ……!」
『いよっしゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!!』
遂に悲願の同点へと追いついた【天魔革命軍】の選手たちは、腹の底から歓声を上げ、全身で歓喜を爆発させる。
雷冥とイダテンは熱いハイタッチを交わし、ジャックとシンフォニーは言葉を交わさず静かに笑みを交わし、バードは歓喜のあまりキャットへ抱きついてそのままピッチへ叩きつけられる。
そして、この得点の立役者である雷牙たちは……それぞれの時代に生きる己を相手に、くだらないマウントの取り合いに興じていた。
人間臭く感情を剥き出しにして喜び合う革命軍の姿ーー。
それは自我を持たないが故に、追いつかれた『焦燥』も失点した『悲哀』すらも持たぬ、影の傀儡達とは実に対照的であった。
………いや、その表現は厳密には正しくない。
あの影の軍団の中にも、たった一人だけ……あまりにも醜悪で、苛烈な感情を滾らせる者が存在していた。
影山「ーーさんッ!!!」
どれほど魂が摩耗しようとも、その歪んだ根底にある“勝利への執念”だけは決して消え去る事はない。
この男が同点に追いつかれたという屈辱的な現実を前にして、静観を保っていられる筈がなかった。
影山「許っさんぞォォォォォォ!!!!!!」
影山の昂ぶる感情が噴火の如き凄まじい勢いで大爆発を起こしたその瞬間、Cデュプリ達の全身から禍々しい薄紅色のオーラが噴出し、本体である影山へと吸い込まれていく。
同時に、操り糸を絶たれたかのように、一人、また一人と傀儡たちがピッチ上に崩れ落ちていった。
シンフォニー「何が起こっているんだ……!?」
雷冥「どうやら……!十に分散されていた“マインドイーター”の力を本体に集中させたようだな……ッ!」
イダテン「で、でも……!なんか様子がおかしいよ……!」
雷牙たちの圧倒的な力に対抗すべく、全ての力を自身へ集約させた影山であったが、その肉体には明らかな異変が起きていた。
引き締まっていた筋肉は過剰な力に耐えかねて膨れ上がり、鋼鉄を思わせる禍々しい強度を獲得していく。
更に、白く染まっていた頭髪は、かつての暴君・影山零治を想起させる漆黒へと染め上げられている。
立ち現れたその姿はもはや、辛うじて『人』としての原型を留めているだけの、別種の生命体へと成り果てていた。
影山「覚悟しろ……!叛逆者共……ッ!!これから行われるのは“サッカー”などではない……ッ!!!ただの……“殺戮”だ……ッ!!!!!」
雷冥「……実に哀れだな。歪みながらも、曲がりなりに“サッカー”を愛していた男が、唯一の『愛』すらも捨て去るとはな……」
そう語る雷冥の瞳には、影山に対する“怒り”を超え、堕ちる所まで堕ちてもなお、ただ失墜し続ける哀れな男への“慈悲”に似た哀切が宿っていた。
暴走する歪んだ力ーー真の悪意を解き放った影山零治。
【天魔革命軍】がその果てに掴み取るのは“希望”か、それとも“絶望”かーー。
なんか……雷牙ーズが参戦した途端に、影山が思った以上に小物っぽくなっちゃった……。影山ファンの皆様はすみません。
まあ、ゲーム初代の影山は意外と小物臭いところがあったし、そこらへんに起因していると考えてください。
〜オリ技紹介〜
■明星の雷帝 レグルス・マジェスティ
属性:山
分類:ドリブル
使用者:雷牙(イナGO時代)
《概要》
荘厳なる鎧を身に包み、“鬼の角”を思わせる大槍を携えし、稲妻の化身。その百獣の王の如し威厳は、いかなる敵を蹴散らす。
本編で登場した“マキシマム”の更なる進化系……というよりかは、辿った歴史が微妙に違うが故の分岐進化に近い。
人の想いの具現化である化身に、長年の宿敵の名を冠している理由は……もしかすると10年の月日を経て、雷牙もまた“彼”に対して何か思うところがあったのかも、しれない……。
最近、新章から台本形式をやめて普通の形式に戻そうかなーって考え始めたんで、参考がてらにアンケートを取ります。投票期間は現在連載中のスピンオフ完結までを予定してます。
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