円堂大介や範馬勇次郎然り、乗り越えるべき壁は偉大なる血縁者ってのはよくある設定ですけど、姉妹ならまだしも兄妹の関係で妹がラスボスってパターンは見た事がないんですよねー。
少なくとも作者が知る限りでは、ラスボス系実妹キャラは知らないので、もしよろしければ感想などで鬼乃子と似たような立ち位置のキャラがいれば教えてください。
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CHARACTER SELECT
▶︎INATAMA・RAIGA
???
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《No side》
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雷牙「ココ……は……?」
ゆっくりと目を覚ました時、雷牙は見知らぬ場所へと立ち尽くしていた。
もっとも……目を覚ました際に自分の知らない場所にいること自体、もはや彼にとってはそこまで珍しい事態ではない。
だがーー今回の『見知らぬ場所』は、あまりにも“異質”だ。
雷牙「んだよ……コレ……ッ!」
周囲に広がるのは、『火』。
不気味に揺らめく紅蓮の陽炎が、周囲の光景をただ無慈悲に焼き尽くしていく。
足元に散らばるのは、用途すら窺い知れぬ機械の残骸と、砕け散ったコンクリートの破片……。
雷牙の低い知能では、その正体を正確に識別する事など不可能であったが、野生的な直感だけが、ここが何らかの“研究施設”の無残な末路であると告げていた。
雷牙「ーー!!! オイオイ……! 嘘だろ……ッ!?」
そしてーー炎の大海と化した空間の中央には………
REON?「………」
雷牙「REON……ッ!!?」
突如として目の前に現れた怨敵に対し、雷牙は瞬時に身体を絞り込んで警戒を強める。
だがーーいくら身構えようと、敵がこちらへ襲いかかってくる気配は一切なかった。
そもそも……目の前に佇む人物は、自らの知るREONとは明らかに雰囲気が異なる。
容姿こそ確かにREONのそれであったがーー年齢は先ほどの試合時よりも二、三歳ほど幼く見え、身に纏う衣装もあの派手なパーカーとは打って変わり、まるで病衣のように無機質でシンプルな物であったのだ。
雷牙「どういう事だ……? つーかーーマジでココはどこなんだよ……ッ!?」
かつて体験した並行世界にしてはあまりにも儚く、かと言って単なる夢と割り切るにはあまりにも生々しい世界。
もはや現実と虚構の区別すらつかない現状に困惑を募らせているとーーー
REON?「ーーッけるなよ……ッ!!!」
突如として、渦中のREONが絞り出すように小さな咆哮を上げる。
その声もまたーー雷牙の知る底の知れない余裕に満ちたそれとは異なり、果てしない“怒り”と“怨嗟”に焼き尽くされたものであった。
常に無機質な嘲笑を浮かべる現在の彼よりも、幾分か人間味を感じられるというものだ。
雷牙「………」
REONの異様な様子に只ならぬ気配を感じ取った雷牙は、警戒しながらも慎重に火の海へと足を踏み入れる。
だがーーー
雷牙「熱く……ねェ……?」
どれほど深く炎へ飛び込もうと、
まるで、圧倒的な臨場感と生々しさを伴った“幻想”に立ち尽くしているーーまさにそんな感覚だった。
雷牙「並行世界でなけりゃあ、夢にしてはリアル過ぎる……。だったら……ココはーーREONの過去、か……?」
お世辞にも頭回りが良いとは言えない雷牙であっても、目の前の光景と肌で感じた違和感を繋ぎ合わせれば、自ずと一つの答えへと辿り着く。
……だが、同時に新たな謎がひとつ浮上する。
そもそもーー雷牙とREONとの間には、何一つ接点がないのだ。
これまで幾千もの“偶然”が噛み合う事で、自身と他者の精神世界が
ならば……なぜ自分は、REONの過去を見ている?ーーそんな疑念が脳裏を掠めた、その時だった。
雷牙「ーーッ!!?」
深い思案を打ち破るように突然視界に入ったーーいや、
それはーーー
REON?「ふざけんな……ッ!! 運命は……!オレから
絶叫の上がる方角ーー道化師の虚像がその腕に強く抱きしめていたのは、全身を血に染め、息も絶え絶えとなった一人の白髪の少女だった。
雷牙「アレは……ッ!!」
まるでかけがえのない宝物を守るかのように抱きしめられた、今にも生命の糸が途切れてしまいそうな少女。
傷だらけでありながらも儚げなその顔立ちには、不思議とあの怨敵の面影が色濃く差していた。
それ即ちーー自身の面影を強く残している事と同義でもある。
REON?「ダメだ……!ダメだダメだダメだダメだダメだダメだーーーキミは……キミだけは……ずっと、オレの側にいてくれなきゃダメなんだッッッ!!!!!」
必死に少女へとしがみつき、叫び続けるREON。
その悲痛な声が、聞き慣れたあの狂気に満ちた声色へと変貌を遂げた、その瞬間ーーー
ーーピカッ!!!
雷牙「ガ……ッ!?め、目が……ッ!!」
REONの全身から、禍々しい黄緑の閃光が爆発的に放たれた。
ーーコン、コロロン……
閃光が収まると同時に雷牙の耳へ届いたのは、炎の爆ぜる音でも、建物の崩落音とも異なる異音ーーまるで、手のひらに収まるような小さく硬い物体が床を転がり落ちる音だった。
雷牙「アイツ……!何を……!?」
視界を奪っていた光が引き、ようやく眼前の情景を捉えた雷牙は、大きく目を見開く。
あれほど大切に抱きしめられていた瀕死の少女の姿は、
ただその跡地にはーー内部で『G』の紋章が怪しく煌めく、薄紅色の宝石がポツリと転がっているだけだったのだから。
REON?「ハハハ……。アッハハハハハッ!!!!!」
震える手で薄紅色の宝石を拾い上げたREONは、激しく爆ぜる炎の音さえも掻き消すほどの、狂気に満ちた高笑いを上げる。
その歪んだ表情はーー心の底から安堵しているようにも見え、あるいは……哀痛の極みで激しく泣き叫んでいるようにも捉えられた。
REON?「やった……!やったんだよ、『
物言わぬ石へと姿を変えた少女ーー『レナ』に対し、顔を著しく引き攣らせながら語りかけるREON。
直後、彼は超能力で天井に巨大な大穴を穿ち、隙間から僅かに差し込む月光の中へと飛び去っていった。
“白銀の道化師”の狂気が完成したその場に残されたのは……荒れ狂う炎がひしめく、痛烈な静寂だけだった。
雷牙「……救いようが、ねェよ……」
あまりにも壮絶。そして、あまりにも悲惨。
どこまでが真実なのかは定かではない。だが、あの道化師の狂気が完成した一部始終を目の当たりにした雷牙には、ただそれだけの言葉を呟く事しか出来なかった。
雷牙「……オイオイオ〜イ……。この舞台の主催者は一体、俺ちゃんに何を期待してるっていうんだ〜い……?」
――だというのに、主役が去った筈の舞台は未だ消滅する兆しを見せない。
それどころか……周囲を取り囲む火の海は、より一層その激しさを増していった。
雷牙「うわっ、熱っつーーくはねェか……。結局、この炎は幻なワケだし……」
あくまで招かれた立場に過ぎない雷牙は、進む事も戻る事も出来ず、ただただ立ち尽くすしかない。
するとーーー
雷牙「……ん?」
雷牙の蒼い瞳が、激しく揺らめく炎の奥を捉えた。
そこにはーー陽炎のように、一つの朧げな人影が浮かび上がっていた。
雷牙「オマエさんは……ッ!!?」
荒れ狂う炎の牢獄に囚われるかのように、ただ静かに佇む人影ーーいや、
無理もない。その儚げな顔立ちも、一切の汚れを知らない白髪もーーー
雷牙「レナ……!?」
先ほど道化師の手によって、物言わぬ宝石へと変えられたはずの『レナ』と、何から何まで瓜二つだったのだから。
レナ?『………』
ーースッ……
儚くもどこか力強い眼差しで雷牙を見つめる『レナ』は、静かに右手を彼へと差し伸べる。
その瞬間ーーー
雷牙「ガ……ッ!? か、身体が……!それにーー意識、が……!??」
突如として、全身が根こそぎ浮き上がるような感覚が雷牙を襲う。
同時に、あれほど鮮明だった意識が瞬く間に薄れていく。自分が現実世界へと強制的に引き戻されているのだと、雷牙は直感的に悟る。
薄れゆく意識の中ーー視界が暗闇に覆われるその直前、雷牙は確かに耳にした。
レナ?『あなたは……私にとっての最後の“希望”……』
悠久の
……………
…………
………
……
…
雷牙「・・・ハッ!? コ、ココは……!!?」
ライト「ーー!!! 雷牙っ!!目を覚ましたんだねっ!!! ハァ〜〜……!本当に……良かった〜〜!!!」
雷牙「ライト……? 俺は……」
意識が現実世界へと帰還すると同時に、身体をやけに柔らかいシーツの感触が包み込む。
雷牙は困惑を隠せないまま、ゆっくりと周囲へ視線を巡らせた。
そこはーー少なくとも稲妻総合病院の病室などではない。
どちらかと言えば、そこそこ値段の張りそうなホテルのような一室だった。
雷牙「あっ……」
身を起こそうとしたその時、雷牙の視界を捉えたのは、鮮やかなオレンジ色も虚しく傷付いたボロボロのバンダナ。
見間違いようもないーー彼の親友・円堂守が、いつも肌身離さず着用していた物だ。
雷牙「やっぱ……夢じゃねェのか……」
ライト「雷牙……」
願わくば、全て『夢』であって欲しかった。
世界一である筈のイナズマジャパンが敗れ去った事も。
最高の戦友である円堂守が、己を庇って封印された事も。
未来からの圧倒的な脅威を前に、自分は何一つ為す術がなかった事も。
その全てを。
雷牙「……ライト、俺はどれくれー寝てた……?」
ライト「あ、え〜と……!」
なぜか、ライトは雷牙の問いに対して言葉を濁した。
誰よりも弟を理解しているライトだ。雷牙が数日間眠りこくっていた程度でショックを受ける程、柔な精神の持ち主ではない事くらい熟知している筈だ。
雷牙「まさか……!俺ちゃんは9年くれー寝ちゃってたとか言うんじゃねェだろうなァ……!?」
ライト「い、いや〜〜……。雷牙が寝てたのは、丸1日くらいなんだけど、ちょっと“ココ”は
雷牙「???」
???「そこから先は、私が説明しましょう」
絶妙に要領を得ないライトの返答を遮るように、突如として稲魂兄弟の会話へ第三者が割り込む。
その人物はーーー
雷牙「オマエさんは……!雷冥……ッ!!」
雷冥「お久しぶりです、ひいお祖父様。……いや、貴方からすればそうでもありませんか」
80年後の未来にて生きる、雷牙のひ孫・稲魂雷冥だった。
雷冥「バード、ひいお祖父様のバイタルチェックを」
ワンダバード「お任せをっ!!」
雷冥の背後から飛び出したのは、シマエナガを思わせる愛らしいデフォルメが施された小鳥のぬいぐるみことーーサポートロイド1号機・ワンダバード。
雷牙「ぬおッ!!?」
その両眼から青白い光線が放たれ、ベッドの上で胡座をかく雷牙の全身を優しく包み込んでいく。
ワンダバード「バイタルチェック完了ッ! 雷牙サマの肉体に異常は何一つありません!!」
雷冥「ご苦労様です。それでは……
雷牙「参るって……ドコによ?」
雷冥「私に付いて来てもらえれば分かりますよ。それに……そこのドアを開くだけです」
ーーピッ!ウィーン!!
出入り口の脇に備え付けられた電子パネルに雷冥が手をかざすと、電子音と共に重厚な扉が静かに横滑りして開く。
雷冥は一礼するように身体を少し引き、先へ進むよう雷牙達に促した。
ライト「とりあえず、雷冥くんについて行こうよ! 他のみんなもそこにいる筈だからさ!」
雷牙「……ちょい、待ち」
部屋を出る直前ーー雷牙は側の小さな机の上に残された、親友の形見であるバンダナをそっと手に取り、力強く握りしめてから歩み出した。
ーーーーー
TEAM SELECT
▶︎RAIMON ELEVEN
???
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《No side》
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豪炎寺「ーー!!! 雷牙!目を覚ましたか!」
雷牙「オ〜オ〜、皆さん方も集まりのようで何より。オマエさんらも無事……じゃねェみてーだな」
雷牙たちが案内されたのは、近年リニューアルされた雷門中サッカー部の部室を思わせる広々とした大部屋だった。
そこには、イナズマジャパンの選手やマネージャー達が一堂に会している。
目立った肉体的な負傷こそ見られないもののーー室内の空気は尋常ではない程に重く、沈み切っていた。
ライト「……みんな、ココに集まってから、ずっとこんな感じだよ……」
肉体的な負傷こそ癒えてはいても、精神に刻まれた深い傷はそう簡単に塞がるものではない。
ましてやーー世界の頂点を極めたと思った矢先に完膚なきまで叩きのめされ、精神的な支柱である円堂を失ったとあれば、尚更だろう。
雷牙「流石のイナズマジャパンも、1日経ったくれェじゃ敗戦のショックは癒えねェってワケかい。尤も……それは俺も同じだがな」
不動「あン? テメェ、なに寝言言ってんだ? お前がそこの部屋に運ばれてから、まだ1時間くらいしか経ってねェよ」
雷牙「ん〜〜???」
ライト「だから言ったでしょ……。ちょっと説明するのが難しいって……」
実は、雷牙は生命に関わるような重傷こそ免れていたものの、“
その為、彼が眠っていた一室のみ時間の流れを意図的に加速処理がなされていたのだが……そこらへんの話は後回しにしておこう。
雷冥「コレで全員……ですよね、ひいお祖父様?」
雷牙「おーうーーって、何でみんな、オマエさんのキャラに関してはノータッチなんだ?」
雷冥「そこらモロモロは、貴方が眠っている間に説明しましたので」
雷牙「ホーン……」
とはいえ、雷冥が語ったのはあくまで自身にまつわる最低限の背景のみ。
雷牙が目を覚ました事で、皆の意向で停滞させていた『本題』が、いよいよ始まろうとしていた。
鬼道「ならば本題に入ろう。稲魂雷冥……俺達を拉致し、円堂を封印したREONと名乗る人間は何者だ?」
雷冥「……先ずは、コチラをご覧ください」
ーーピッ!
イナズマジャパンの面々の前に立つ雷冥は、手首の時計型デバイスを操作すると、宙に青白いホログラムの大型ビジョンが浮かび上がる。
そこに映し出されていたのはーー見間違う筈もない。円堂を封印した怨敵、REONその人の姿と詳細なデータだった。
雷冥「REONという名はあくまでも、彼自身の愛称に過ぎません。その本名は……『レオーネ・ザンダー』。現在、最も危険視されている時空犯罪者にして……SSCの残党でもあります」
風丸「セカンドステージ……チルドレン……?」
『SSC』という聞き慣れない単語に、イナズマジャパンの面々は困惑の表情を浮かべて顔を見合わせる。
当然、こうなる事を予測していた雷冥は、その詳細を補足しようと口を開かけたーーその時。
???「ーーその件については、私から説明しましょう」
突如として、イナズマジャパンの背後ーー何もない空間の空気の揺らぎと共に、見知らぬ
???「お〜!!! 豪炎寺修也に、鬼道有人! 歴史に名を遺した
???「………」
姿を現したのは三人。
目をキラキラと輝かせ興奮する紅色髪の少女と、夏未を救ったボロボロのフードを深く被った男。
そしてーー彼らを従えるように中央へと歩み出たのは、兎の耳を思わせる独特なヘアースタイルをした、黄緑色の髪の青年だ。
秋「あの緑髪の人……どこかで会ったことがある、ような……?」
場に漂う困惑の中でーーとりわけ雷牙と秋の二人は、その青年の佇まいに強烈な既視感を覚えていた。
???「お久しぶりです。稲魂雷牙、木野秋」
青年はどこか懐かしむような穏やかな微笑を浮かべると、静かな足取りで雷牙達の元へと歩み寄る。
雷牙「あ〜〜……。なんか、懐かしんでるトコ、悪ィんだけど……。俺とアンタはどこかで会った事あったっけ??」
???「フフフ、それもそうですね。貴方達からすれば1年前の出来事かもしれませんが……。私からすれば、
雷牙「1年……前……」
秋「ーー!!! 1年前といえば……!もしかして……!!?」
『兎を思わせる緑の髪』、そして『1年前』というキーワード。
その二つの単語が組み合わさった事により、二人の脳裏の奥深くに眠っていた記憶が急速に鮮明さを取り戻し、爆発的に弾けた。
雷牙&秋「「フェイ(君)!!!???」」
そう。目の前に立つ緑髪の青年こそ、これまで幾度となく未来からの脅威から雷牙達を救った救世主にしてーー今や立派な大人へと成長を遂げた、フェイ・ルーンその人であった。
フェイ「……そこまで驚く事で?」
雷牙「い、いや〜〜……。なんつーか……ガキの頃と比べると髪型以外、ほとんど面影が残ってねェーつーか……」
フェイ「まあ……よく言われはしますね……。特にマスターガバムからは……」
???「プッw 相変わらず、イジられキャラが似合ってるわね〜。ねぇ、支援者F〜?」
秋「え〜と……あなたは……?」
???「あっ、自己紹介が遅れたわね。私の名前は『
雷冥「我儘っぷりも管理局イチ……ですがね」
ルル「なんか言ったかな〜? コードNo.666〜〜???」
雷冥「いえ、何も?」
視線を鋭く交わし、バチバチと火花を散らす二人。どうやら雷冥とルルは、反りが合わない間柄のようだった。
冬花「あはは……」
雷冥「……そして最後に、フードの彼はーーー」
若干気まずくなった空気を払うように、雷冥は最後の一人へと話題を切り替え、紹介しようとする。
だがーーー
???「……別にいい。オレの腎臓はアルコールを求めてしかたねェんだ。後の事はソッチで勝手にやってくれ」
フードの男は自己紹介すら無愛想に拒絶すると、部屋の隅へと腰を下ろし、あろうことか太々しく酒盛りを始めた。
染岡「んだよ、あいつ……!急に現れたと思ったら、エラそーに……」
吹雪「瞳子監督にも似た、いかにも染岡君が嫌うタイプだね。……けど、彼はREONのシュートを容易く相殺してみせたんだ。性格はともかく、実力は本物の筈さ」
不動「そうかァ? この不動サマの眼でも、ただの飲んだくれのオッサンにしか見えねーけどなァ」
ライト「………」
フェイ「……とりあえず、本題に戻りましょうか」
一悶着ありながらも一通りの顔合わせを終えると、フェイは手元の端末を操作し、モニターの映像を切り替えた。
雷牙「ーーッ!!! コイツは……!!」
画面に映し出されたのは、一本の記録映像。
それはーー約1年前、FFスタジアムで行われた【テンマーズ】対【プロトコル・オメガ】との戦いだった。
鬼道「何だ……!?この映像は……!!?」
立向居「円堂さんと稲魂さんが……俺たちも知らないチームと試合をしている……!?」
熱也「おい、ちょっと待て……ッ!! 対戦相手のキャプテン……或葉にそっくりじゃねェか!!?」
フェイ「この映像は貴方達から見て、およそ1年前……。雷門中サッカー部が設立された日の夜に起きた出来事です」
それは……色んな意味でも雷牙にとっても生涯忘れる事が出来ないであろう、帰国早々起きた
フェイ「その日、設立メンバーである円堂守と稲魂雷牙、そして木野秋は、200年後の未来から来訪した組織ーープロトコル・オメガの襲撃に遭いました」
佐久間「プロトコル……オメガ……?」
雷冥「貴方達の時代から約200年後に存在する統一政権です。彼らは、“ある目的”の為に歴史の転換点となった重要人間ーー円堂守を潰すべく、ひいお祖父様達を襲撃したのです」
当時のプロトコル・オメガの目的。それは、イナズマイレブンの活躍によって大いに発展したスポーツーー『サッカー』そのものの消滅であった。
その歴史改変を阻止すべく、危機に瀕した雷牙と円堂の助太刀に現れた救世主。それこそが、若き日のフェイ・ルーンと……唯一、歴史改変の影響から逃れた松風天馬であった。
綱海「・・・んっ? “松風”……? そいつって、もしかしなくても天馬か?」
フェイ「ええ、その天馬です」
雷電「知ってんのか、綱海?」
綱海「ああ、俺ん家の近所に住んでてよ。俺を『綱海にいに』って懐いてくれて、ちょくちょくサッカーを教えてるぜ?」
それからモニターに映し出されたのは、今や世界一となったイナズマジャパンの面々でさえも、思わず息を呑む程の激戦。
その渦中で繰り広げられる、円堂と雷牙の『化身』覚醒。
突如として乱入した謎の青年・剣城優一の参戦。
そしてーー松風天馬が開眼した未知の力、『化身アームド』。
目まぐるしく変転する死闘の末、遂に勝利を掴み取ったのはーーー
天馬&優一『『“ザ・ギャラクシー”ッ!!!』』
心の底からサッカーを愛する者達によって構成された即席チーム、【テンマーズ】であった。
一同『………』
サッカーの未来を賭けた死闘は、こうして一先ずの結末を迎えた訳だがーー画面を見つめるほとんどの者は、言葉を失い茫然と立ち尽くしている。
無理もない。
雷門イレブンの面々は、時空の共鳴現象によって『並行世界の自分』の記憶が同期していたからこそ、辛うじてこの異常事態を受け入れられているに過ぎない。
もしその記憶がなければ、彼らとて他の者たちと同じように思考を停止させていた筈なのだから。
その最中ーーシリアスな静寂を打ち破るように、染岡がハッと“ある事実”に思い至った。
染岡「……いや、待てよ? 今の試合が行われたのって、サッカー部が出来た当日……。つまりは俺や半田が入部するよりも前って事だよな……?」
雷牙「……まァ、そゆことになんな」
染岡「って事は……! お前ら、今の今までその事を黙ってたって訳か!!!???」
まさに染岡のおっしゃるその通り。
あの日の試合に参加した現代人ーーつまりは、雷牙・円堂・秋の三名は、仲間はおろか肉親にもこの事は話していない。何なら墓場まで持っていくつもりだった。
佐久間「同時に雷門との練習試合の日に、円堂と稲魂が影山ですらも把握していなかった技術ーー“化身”に覚醒出来た謎も解明したな」
染岡「せめて、一言くれー話してくれてもよかったじゃねェかよ〜!!!」
雷牙「いや〜〜……。だって、『未来人とサッカーした〜』って言っても、信じてくんねェだろ?」
染岡「いや、変なところで常識人になるんじゃねェよッ!!?」
尤もーー雷牙がバカ正直に打ち明けたところで、事情を知らない者からは与太話か冗談として片付けられていた可能性の方が高い。
こればかりは、流石の雷牙に同情せざるを得ないだろう。
フェイ「厳密にはーー稲魂雷牙だけは、沖縄で再度プロトコル・オメガと一戦を交えていますが……。流石に今話す事ではなさそうですね……」
雷冥「ええ、余計に話がややこしくなるだけです。私もFFIでの介入の件は避けておきましょうかね」
これ以上の情報過多は危険と判断した雷冥とフェイは、事態を収束させるべく介入し、これ以上隠している事がないか雷牙を詰め寄るイナズマジャパンの面々を、手際よく宥めて落ち着かせた。
鬼道「……取り敢えず、円堂と稲魂がフェイと松風天馬に助けられていた事は分かったが……。今の試合とSSCなる勢力はどう繋がる?」
フェイ「ええ、非常に密接な関係性があります。そもそもーープロトコル・オメガの目的は、サッカーを消滅させる事でSSCの弱体化……ひいては彼らの存在そのものを絶つ事にあったのですから」
一同『!!!!』
フェイは手元の端末を操作してモニターの画面を切り替え、重々しく説明を続ける。
フェイ「SSCとは、優れたサッカー選手の遺伝子が突然変異した結果、強力な超脳力と頭脳を手に入れた少年少女達……。ですが、彼らは強大な力を持つが故に世界からーーそして、親からも拒絶され、いつしか世界そのものに強い憎しみを持つようになりました……」
モニターに映し出されたのは、強大な超能力と凶悪な銃火器を欲しいまもに振るい、未来の都市を破壊していく少年少女達の姿……。
しかも、その中にはーーー
フェイ「……そして、私自身も
無機質で冷たい瞳を向け、テロ行為へと淡々と加担する幼き日のフェイ・ルーンの姿が、画面の中で冷酷に立ち尽くしていた。
秋「嘘……!フェイ君が……SSCの仲間……?」
フェイ「残念ながら事実です。私が貴方達の歴史改変を阻止しようとしたのも、SSCの皇帝ーーSARUの策略の一つに過ぎません」
雷冥「……ですが、彼は天馬殿との出会いを経て変わりました。その証拠にーーー」
ーーピッ!
雷冥「彼はSSCを裏切り、旧人類と新人類の命運を賭けた
豪炎寺「この試合は……!」
再び切り替わったモニターに映し出されたのは、見た事もないスタジアムで繰り広げられる、壮絶を極めた死闘の映像だった。
ピッチ上で躍動する22人の選手達。
その片方ーー雷門の魂を宿したユニフォームに身を包む11人の姿は、先日のREONとの試合において、突如現れたドローンの光によって変化を遂げた自分達の姿と瓜二つだ。
当然、そこにはーー青髪へと変化したフェイの姿もある。
雷牙「ーー!!! アソコに居るのは……!!」
フェイ「気付かれたようですね。そう、ラグナロクの最終戦ーーSARUが率いるSSC最強のチーム“ザ・ラグーン”の一員として参戦した選手こそが……REONです」
全員の鋭い視線が、モニターに映し出されたREONへと一斉に注がれる。
SSC特有の、人類を超越した圧倒的な身体能力。そして持ち前の冷酷さを遺憾なく発揮し、ルールという枠組みの中で凄惨に『クロノストーム』を痛めつけていく道化師の姿……。
だが、その凶暴なプレイを見つめるイナズマジャパンの眼には、どうしても拭いきれない“
雷牙「なんつーか……。昨日試合した時と若干キャラ違くね? 俺達が知ってるREONは底の知れねェ狂気が漂っていたが、画面の中のアイツはシンプルに性格が悪ィつーか……」
雷牙が零した言葉は、その場にいる全員が抱いていた“違和感”そのものだった。
確かに画面に映る人物は、イナズマジャパンを絶望へと叩き落としたREON本人で間違いはない。
しかし……昨日の試合で見せた非道ながらも圧倒的な洗練を感じさせるプレーに比べ、映像の中の彼はどこか力任せで雑な強引さが目立つ。
オマケにプレー中の表情も、昨日のような不気味で飄々とした笑みではなく、常に余裕のない苛立ちを撒き散らしているようなものだった。
雷冥「その点に関しては、現在調査中です。……ですが、最も重要なのはーーー」
ーーピッ!
REON『覚えていろよ……ッ!オレは必ず世界に復讐を果たす……ッ!!!例え……何年、何十年、何百年……ッ!!途方もない時間がかかったとしてもだ……ッ!!!』
雷冥「貴方達の前に現れたREONは……ラグナロク敗北後の時系列から来訪した個体である可能性が非常に高いという事です」
一同『ーーッ!!!』
そう告げられた刹那、居合わせた者達の全身に、ゾッと背筋を凍らせるような悪寒が走り抜けた。
『超能力集団の残党』、そして『敗北を経た新人類』ーーそこから導き出される結論は、ただ一つ。
フェイ「……間違いなく、自身を裏切った『全て』への復讐ーーでしょうね……」
かつて新世界秩序の構築を掲げて暗躍を行った白銀の道化師は、屈辱的な敗北の末に、ただ怨念のみで動く“復讐鬼”へと変貌を遂げていたのだ。
染岡「ふざけんな……ッ!! んな、
鬼道「……いや、実際は違うのだろうな。俺は確かに聞いた、『本来の封印対象は円堂ではなく、稲魂であった』とな。恐らく……あの場での円堂の介入は奴にとっても想定外の事態だったのだろう」
不動「どちらにせよ、厄介な状況である事には変わらねェがなァ」
『円堂の封印』という想定外の事態が、あるいはREONの計画を崩す糸口になる可能性はある。
だがーー現時点において、こちらに有利へ働く要素など何一つとして存在しない。
REONがその気になれば、円堂を人質に取り、本来のターゲットである雷牙の身柄を要求してくる可能性すらある。
ハッキリと言って、状況は最悪以外の何物でもなかった。
雷牙「……オイ、雷冥。守は今……どうなってやがんだ……?」
ルル「それは私の専門分野。恐らく……円堂守は人工的に作り出された『次元の狭間』に封印されてる。そこでは動くことも、話すことも、指一本動かすことも叶わない虚無の監獄……。早く助け出さないと、円堂守の精神が危ないわ」
悪い意味で、想像を遥かに超える事態のマズさに、イナズマジャパンの面々は息を深く呑み、絶句した。
人質としての価値が存在する以上、これ以上円堂に無用な危害を加える事はないーーそう思いたい。
だが、相手は常識の通用しない狂気の道化師。この間も円堂が無事である保証など、どこにも存在しなかった。
立向居「くそ……っ!! 俺たちがもっと強ければ……!円堂さんは封印されずに済んだのに……っ!!!」
自身の不甲斐なさに苛む立向居は、血が滲む程に強く両拳を握り締める。
……それは、彼一人の思いではない。
ピッチで戦った選手も、ベンチで見守るしかなかった者も、そしてマネージャー達さえも……円堂守という存在を心から慕う全員が、あまりに絶望的な無力感に打ちひしがれていた。
だがーーー
雷冥「……落ち込んでいる暇が、貴様らにあるのか?」
氷のように冷たく、低い声が室内に響き渡る。
“魔王”としての人格を露わにした雷冥の放つ圧倒的な威圧感が、無力感に打ちひしがれていたイナズマジャパンの背を強く叩いたのだ。
雷冥「確かに、円堂守は
あまりにも現実的、そして無慈悲なまでに冷徹な“魔王”の言葉。
二度も救われた恩があるとはいえ、感情を一切挟まず淡々と現実を突きつける彼の態度に、気の短い者は今にも胸倉を掴み掛からんばかりの怒りを孕ませていた。
…… だが、実際に暴力を振るう者は、誰一人としていない。
怒りを覚えていない訳ではない。
無力感が消え去った訳でもない。
ただ……
この場に円堂が立っていた場合の“
きっとーーあの男なら、こう言って笑い飛ばしてくれる筈だと。
円堂『奪われたなら、取り返せばいいだけだろ? 俺たちはそうやって戦ってきたんだ!それに……REONにサッカーの楽しさを教えてやりたいしなっ!!!』
……そんな、太陽のように眩しい笑みを浮かべて語りかける円堂の姿が、ありありと脳裏に浮かび上がる。
雷牙「……ハッ、オマエさんなら必ずそう言うよな。……守」
そう確信した雷牙は、手に残る形見の橙のバンダナを力強く握り締めると、口角を上げて不敵な笑みを浮かべ、ひ孫である雷冥へと鋭い視線を向けた。
それは雷牙一人に留まらない。
先程まで深い無力感に沈んでいた選手たちの瞳からも迷いは消え去り、暗雲を払いのけた青空の如く、力強い決意の光が宿っていた。
今や全員は、真っ直ぐな眼差しで雷冥を見据えている。
雷牙「頼む、雷冥ッ!! 俺を……俺達を……ッ!この戦いに参戦させてくれッ!!俺達自身の手で……!守を助け出してェんだッ!!!」
仲間たちもまた力強く頷き、雷牙の決意に同調して“狂気の道化師”との戦いへ臨む意思を示す。
ーーー
???「無理だな。オマエらの実力じゃ、いくら特訓しようがアイツに勝てっこない」
横から割り込んできた冷ややかな声が、極限まで加熱されていた空気を、一瞬にして凍りつかせた。
雷牙「アンタは……ッ!」
???「聞こえてなかったのか?無駄だと言ったんだ、無駄だってな」
声の主はーーつい先刻まで部屋の隅で酒盛りに興じていた筈の『フードの男』だった。
いつの間にか両手の缶ビールを手放していた男は、動揺を隠せない雷牙の眼前に、壁のように立ち塞がる。
雷牙「……どーゆー了見だ、アンタ? アルコール臭がプンプンする飲んだくれに、俺達の決意を侮辱される権利はないっすけどね〜?」
???「……オレは事実を言ってやっただけだ。オマエさんらと敵との実力差は特訓で埋められるような代物じゃない。例え……“
雷牙「へェ〜?そうかい。だったら……コレでもかァッ!!?」
ーーズビュウウウウン!!!!
不遜な男の態度についに堪忍袋の緒が切れた雷牙は、180度もの柔軟な可動域を生かした鋭い上段蹴りを叩き込んだ。
尤も……直撃させるつもりなど毛頭もない。精々、男の目深に被ったフードの端をかすめる程度の
???「………」
雷牙「ケケケッ! 流石の喧嘩っ早い雷牙サマも、酔っ払い相手にゃあマジで蹴らねェよ!!その代わり……アンタの面くれ〜は拝ませてもらーーう……?」
叩き込まれた蹴りの強烈な風圧によって、男のフードが大きく捲れ上がり、脱ぎ捨てられる。
そこから露わになったのは、間違いなく人工物ではなく、天然物の
ライト「嘘……でしょ……?」
男の素顔を網膜に焼き付けた者たちーーとりわけライトは、目にした瞬間、絶句したまま力なくその場に膝をつき、崩れ落ちた。
雷牙「なんで……アン、タが……?」
その顔立ちは、雷牙の記憶にある姿から一回りほど歳月を重ねている。
……だが、醸し出す雰囲気は、かつての“彼”とはあまりにもかけ離れていた。
口周りにはだらしなく生やした無精髭が散らばり、その瞳からは物理的にも精神的にも、あれだけ眩しかった“
……それでも、その面影は間違いなくーーー
雷牙「親……父……?」
ステラ?「………」
数年前ーーあまりに痛ましい事故によって命を落とした筈の男。
そしてーー“始祖の怪物”と呼ばれた男でもあり……稲魂兄弟の父親であった男、稲魂ステラその人であった。
いつか『何で時空管理局はエルドラドの歴史改変を見逃してたん?』と質問が来そうなので、先にネタバラシをしておきますと、エルドラドの歴史改変は時空管理局公認であった事が大きな要因です。
簡潔に言えば、SSCの脅威がヤバいから歴史改変させてくれ〜と管理局に申請した結果、無事許可を貰えたんでタイムエージェントは手出し出来なかったんですよね。
なお、あくまでも時空管理局は『黙認』をするだけなので、天馬やフェイみたいな反抗勢力は、自分達(この場合はエルドラド)の力で対処しなければなりません。
時空関係の顕現は、時空管理局が圧倒的に上で、例えると時空管理局が国営の警察組織。エルドラドが民営の警備組織くらいの差があります。
【オリキャラ紹介】
■No.666/稲魂雷冥
性別:♂
年齢:15歳(肉体年齢)/20代後半(精神年齢)
《概要》
もはや説明不要の雷牙のひ孫にして、ゲストキャラ→スピンオフ主人公→レギュラーとトントン拍子に出世したタイムエージェント。
基本的な解説は過去作参照。Re:クロノストーン篇におけるフェイ枠を担う(本人はいるけど)。
■No.10/天ノ河ルル
性別:♀
年齢:10歳(肉体年齢)/??歳(精神年齢)
《概要》
前章の終盤にてチラっと存在が言及されたコードNo.持ちの科学者にして、本作のアルノ博士枠。
彼女が生まれた時空では、地球人は宇宙進出を果たしており、ルルは火星生まれ火星育ち。
産まれつき脅威的な頭脳を持ち、若干5歳で宇宙一の名門大学を卒業。その後、卒業旅行を兼ねて自力でタイムマシンを完成させ、適当な時代にタイムワープした結果、時空管理局にバレて即お縄となった。
しかし、その頭脳を見込まれて逆にスカウトされ、現在に至る。
自身を「100万年に1人の天才」と豪語する、雷牙と似たナルシストだが、その自負に見合う比類なき頭脳と果てなき探求への野心を備えた鬼才の持ち主。
だが、自己中心的な性格も相まって、生真面目で厳格な雷冥とは非常に折り合いが悪く、一応上司と部下の関係であるが、しょっちゅう衝突しているとの事。
■フェイ・ルーン
性別:♂
年齢:20代半ば
《概要》
一応原作キャラではあるが、結構作者の独自解釈が入っているため記載。
こちらも説明不要のクロノストーンのメインキャラクターでもう一人の主人公であったフェイ・ルーンその人。
彼自身は時空管理局の職員ではないが、局内では“
雷冥とはそれなりに長い付き合いであり、デュプリの技術を教えたのも彼。
既に“
ちなみにフェイには裏方に徹してもらう予定である為、出番はそこまで多くないです。