遂に始まったイプシロンとの初戦。前回の白恋中での攻防でデザームの力量差を理解し、その差を埋める為に今まで特訓していた筈だった。
だが現実は実に残酷で厳しいのだ。
「“マッハウィンド”!!」
「“皇帝ペンギン2号”!!」
「“ザ・フェニックス”!!」
次々と強力なシュートを放つ雷門イレブンだが、デザームはまるでノーマルシュートを相手にしてるかの如く、ノーマルキャッチで止め続ける。
「くそったれが!!“ワイバーンクラッシュV4”!!」
「中々良いシュートではないか。だが私の相手では無い。」
「“炎帝烈火”…!」
「その程度で私からゴールを奪えると思うな!!」
「吹き荒れろ!!“エターナルブリザード”!!!」
「貴様の力はその程度ではないだろう吹雪熱也!!もっと私を楽しませろ!!」
全力を出す雷門に対し、イプシロンは明らかに遊んでいる。もはやこれは試合とは呼べるものではなかった。
「いいぞ…!貴様らは我らエイリア学園にとって大きな価値がある!残り2分20秒、存分に戦ってもらおう!!」
「なんで…、どうして
陰で漫遊寺と雷門の試合を見ていた木暮は、自分に対して偉そうにしていた漫遊寺イレブンよりも遥かに長い時間立っている雷門イレブンに対して思わず呟いていた。
「どんなに追い詰められても絶対に諦めない。それが雷門のサッカーだからよ!」
「お、音無…。」
木暮が見ていた事に気づいた音無が彼の方に近づく。
「あなたは悔しくないの⁈漫遊寺のみんなは勇敢に立ち向かったのに自分は陰で隠れて高みの見物をするだけだなんて!」
「うるせーよ!!俺が何をしようが勝手だろ!!それにあの裏切り者がいるチームだ天罰が当たったんだよ!!」
「あっ或葉さんが倒れた!!」
「何だって⁉︎」
或葉が倒れたと聞き思わずグラウンドを見る木暮だったが、当の本人はボロボロではあるがまだ立っている。音無の嘘に木暮は引っかかったのだ。
「本当は気づいているんでしょ…?あなたはずっと或葉さんの事が心配なんだって…。確かに或葉さんはあなたを置いていったけど、心の中にはずっとあなたの事を考えていたのよ…?」
「俺の事を…。」
再び或葉を見ると、今度は彼がイプシロンに吹き飛ばされてしまう。その時彼のポケットから何か布に包まれた物体が飛び出した。
「あれは…俺があげたお守り…。」
「或葉さんは言ってたわ、試合中は肌身離さずあのお守りを入れて試合しているって…。それが何よりの証拠じゃないの?」
遊びを止め攻撃に移ったイプシロンに蹂躙される雷門イレブン。気づけばデザームが最初に宣言した5分まで残り僅かだった。するとその時…
「大丈夫か栗松⁉︎」
なんと栗松が負傷。幸い脱落するほど大きな怪我ではないが雷門は交代せざるを得なくなる。栗松の代わりに影野が出ようとしたところ、音無が監督に待ったをかけた。
「監督!私からお願いがあります!木暮くんを栗松くんの代わりに交代させてください!!」
「な、何を言い出すの音無さん⁉︎木暮君は漫遊寺の補欠部員なのよ⁉︎彼が出たってイプシロンのプレーに付いて行けるわけが無いわ!!」
「そんなのやってみなくちゃ分かりません!!そうでしょ木暮くん⁈」
「お、おお…。」
音無の圧に耐えきれず力の無い返事をするしかなくなる木暮。だが瞳子は音無の提案を受け入れ木暮を交代させる事に決めた。
「た、頼むでやんす木暮…。」
「あんまり俺にプレッシャーをかけんなよ…!」
緊張でガチガチに震える木暮を何とかしてやろうと、彼に近づく或葉だが、或葉の姿を見た木暮は震えを止め、彼から目を逸らす。まだ自分の事を許していない木暮を見て、すぐにその場を去ろうとすると後ろから木暮が遂に口を開いた。
「…まだ許したわけじゃねーよ。ただ今のあんたをまた信じてやるって決めただけだ…。」
「ああ…!それでいい…!」
木暮が交代し試合が再開すると、イプシロンはボールをなんとGKである筈のデザームに渡す。ボールを受け取ったデザームはペナルティエリアからシュートを撃つと、ボールは凄まじい威力で地面を抉りながら円堂に向かって行く。
「こ、これがGKが放つシュートの威力か…!」
「ふざけんじゃねぇ…!!!本職のFWの俺がGKなんかに負けてたまるかよ…!!」
自暴自棄になった熱也はデザームのシュートに向かって突っ込みシュートブロックをしようとするが、止める事が出来ずに吹き飛ばされる。
気づけばフィールドに立っているのは円堂と木暮の2人だけになってしまった。
「木暮ーー!!伏せてろ!あとは俺が何とかする!!」
“化身”を発動し、シュートに備える円堂だがその声は木暮には聞こえていない。恐怖により足が震えている木暮だが、音無に言われた実力で漫遊寺を見返せという言葉が脳内に響く。
「(やってやる…!俺の…俺の実力であいつらを見返してやるんだ…!!)」
そう意気込んでデザームのシュートに突っ込んで行く木暮だったが、どうやら彼はあまり周りが見えていなかったようだ。
なんと近くで倒れていた壁山の足が引っかかり体勢を崩してしまった。
「木暮くん…!!」
「木暮…!!」
だが神は彼を見離さなかった。体勢を崩す瞬間、木暮の足がたまたまボールに引っかかり、まるでコマのように回転した。そして何度も回転するうちにシュートの威力が弱まり始め、遂に止まってしまった。
「……あれ?俺生きてる…? って!俺の足にボールがあるじゃん!?」
「木暮くんが止めたのよ!!あのデザームのシュートを!!」
本人は何が起こったのか理解していないようだが、彼がシュートをブロックしたのは紛れもない事実である。
「木暮…!俺にボールを…!」
「…決めないと承知しないからな!
遂に木暮のパスが或葉に通る。
ドリブルをしている或葉はある違和感を覚える。自身の体の中から感じた事のないほど強大な力がみなぎってくるのだ。
「かつての旧友に代わり、俺が貴様らの邪悪なる魂を打ち砕くだかん…!!これが俺の新たなる技…!“
或葉の体から金色の炎が飛び出した瞬間、円堂は1年前の記憶が蘇る。200年以上先から襲撃してきた或葉と同じ顔をした未来人が使っていた技だ。あの時は脅威でしかなかった技も、今となっては頼もしい事この上ない。
「クハハハ…!!!素晴らしい…!素晴らしいぞ!!!雷門イレブンよ!!!理由は分からぬ…だが、貴様らとの戦いは私の心をたぎらせる!!!」
或葉の放った“鳳凰聖火”をその身で堪能するかのように、高笑いながらキャッチしようとするデザーム。だが或葉が放った渾身のシュートは今まで受けてきたどのシュートよりも力強く、そして美しい。
遂に聖なる炎はデザームを吹き飛ばしゴールネットを激しく揺らした。
『ゴーール!!!雷門イレブンの鳳凰院或葉が新必殺技で、遂にイプシロンから一点を奪ったぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!ここから雷門の逆転に繋がるのかぁぁぁぁぁぁあ⁉︎』
いつのまにかいた角馬が興奮して実況するが、デザームはもう戦う気は無いようだ。
「見事だ雷門イレブンよ…。だが宣言通り、10分を過ぎた。名残惜しいが今日はこれ以上の破壊を控えてやろう…。だが!!!これより1ヶ月以内に我々は再び貴様らの前に現れる!!その時までに今日よりも更に強くなるのだな雷門イレブンよ!!!」
そう言うとイプシロンは黒いボールを使い彼らの本拠地に帰って行った。雷門イレブンに1ヶ月という猶予を与えて……
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「とりあえず目の前の脅威は去ったようだな…。」
「ああ、だがまた力の差を見せつけられたな…、1ヶ月以内に奴らに対抗出来る力を身につけないとな…。」
あくまでも今回は見逃して貰った事に過ぎない事を実感している風丸は、提示された1ヶ月後までにイプシロンに対抗する為に更なる特訓をしなければならないと意気込んでいる。
「へっへ〜ん!!どうだ或葉さん!!最後に俺が出した、あの必殺技!!」
「ああ…、あれは間違いなく貴様の実力だ…俺も誇りに思う…。」
どうやら先ほどの試合を経て、木暮と或葉との確執は完全に消え去ったようだ。その様子を見ていた音無は思わず涙ぐんでいる。
「どうした春奈?何か辛い事でもあったか…?」
「ううん…、違うのお兄ちゃん…木暮くんが或葉さんと分かり合えて本当に良かったなって思ってね…。」
涙ぐむ妹の姿を見た鬼道はふと帝国の皆の事を思い出す。殆どのメンバーは既に退院しているが、世宇子との試合で特に負傷が大きかった佐久間と源田だけはまだ入院中だ。再び彼らと再会する為に一刻も早くエイリア学園の問題を解決せねばならないと鬼道は再び気合いを入れ直した。
…だが鬼道はまだ知らない。近い内にその戦友達と
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「(あれがデザームの力か…、俺よりもずっと凄い選手だったな…。)」
明日、京都を出発する事になった為、今日は軽い練習のみを行い1日を終える。そんな中、夜のグラウンドに立つ円堂はデザームの事を思い出していた。
自分と同じポジションでありながらも自分以上のセーブ率、豪炎寺を思わせるキック力、鬼道にも匹敵するゲームメイク能力…、現時点での自分を遥かに上回る力を持ったデザームを見て、円堂は更に強くなる事を誓う。
「凄かったね今日の試合は。」
突如、後ろから知らない声が聞こえる。驚いた円堂は急いで声がした方向を向くと、そこにいたのは赤髪を持つ色白の少年であった。私服姿を見る限り漫遊寺の生徒ではないようだ。
「凄かったよなイプシロン…。ジェミニストームを倒して強くなったって思ってたけど、まだまだ宇宙には凄い選手がたくさんいるんだって思い知らされたんだ…。だけど、次は負けないぞ!今日の負けは明日の勝利への第1歩だからな!!」
「違うよ、俺が凄いって言ったのは君の事さ、
何故か初対面である筈の自分の名前を知っている事に違和感を抱きつつも、FFで優勝した事で自身の名が知られているのだろうと思い、特に気にせず話を続ける。
「俺が凄い?それを言うなら或葉の方だろ?だって俺はあいつらのシュートを1回も止められなかったし…。」
「君達の試合を見ていた時に分かったんだ。雷門イレブンの中で一度も闘志が折れていなかったのは円堂君だけだったって。あそこまでの力の差がありながら、どうして君は立ち続けていられたのかな…?」
少年の質問に円堂は答える事が出来ない。質問の意図が分からないのではなく、どんな試合でも必ず勝機を見出すのが普通だからだ。
「え〜と…、どうしてって言われても困るなぁ…それが俺の普通っていうか、サッカーは何が起こるか分からないのを知っているからっていうか…。」
「そっか…、じゃあ、いつか俺達のチームと試合をしてくれないか?実際に試合をする事で君の強さの秘訣が分かるかもしれないからさ。」
どうやら少年は円堂の不屈の心に強い興味を持っているようだ、円堂の方も少年がどの程度サッカーが出来るのか興味を持ち、手に持っていたボールを軽く蹴って少年の方にやる。
「今度と言わずに今、一緒にやろうぜ!ほらパス!」
少年は転がってきたボールを足で持ち、リフティングを行う。少なくともサッカー経験者でなければ出来ない華麗なボール捌きに円堂は思わず見入ってしまう。
「上手いな!そういえばお前の名前は何て言うんだ?」
「ヒロト…、基山ヒロトだよ。」
「ヒロトか!よろしくな!それにしてもヒロトがいるチームか…、一体どんなチームなんだ?」
「どんなチームか…、俺がいる学園で最も強いチームとしか言いようがないな…、あと俺のチームには1番の親友もいるんだ。雷門で言えば円堂君と稲魂君の最強コンビって感じかな?」
稲魂と自分が最強コンビ…、そういえばFFが終わった後に受けたインタビューで世間からはそう言われていると聞いた記憶がある。
円堂がシュートを止め、雷牙がシュートを撃つ、円堂からしてみればサッカー部創立当時からずっとこんな感じだった為、あまり意識していなかったが、ジェミニストームとの試合で彼が脱退してから初めて雷牙は最高の相棒だった事を実感する。
「…そうだな。雷牙は本当に最高の相棒で親友だったよ…、出来る事ならもう一回あいつとサッカーしたいな…。」
「そっか…、だったら俺が良い事を教えてあげるよ。君は必ず
「ハハハ!なんだよそれ、お前は占いも得意なのか… あれ?いない…?」
円堂にボールをパスした瞬間、まるで最初から存在していなかったかのように姿を消した謎の少年。もしかして幽霊だったのかと思う円堂だが、少年から送られたパスは軽い音をたてながら円堂の方に転がっていった。
「円堂くーーん!」
「秋?なぁ、ここに来る時に赤い髪をした子を見なかったか?」
「え?特に見なかったけど1人で練習してたんじゃないの?私が来た時は円堂君1人だったわよ?」
木野の言葉を聞き、先ほどまで話していた少年は幻だったのかと思ってしまうが、確かにあの少年はここにいたのだ。
これ以上考えても埒があかなかったので、今日はもうキャラバンに戻って休む事にした。
〜次の日〜
予定通り漫遊寺を出発した雷門だったが、別れる際に木暮の姿は無かった。
瞳子としてはデザームのシュートを止めた木暮をDFとしてスカウトするつもりだったが、本人にその気が無いなら無理に連れて行くわけにもいかない為今回は諦めた。
或葉も最後に一目、木暮と会いたがっていたが結局会えずじまいで残念がっていた。
「まぁまぁ或葉君、そう落ち込まないで。彼と和解は出来たんだ、またいつか木暮君と会えるさ!」
「そうそう、或葉さんってクールな顔して意外と落ち込みやすいからな〜、やっぱり俺がいないとダメダメなんだな〜!」
「ハハハ!そりゃ言えてるな!!或葉はカレーの件といい、木暮の件といい、顔に見合わずに残念な所がある…… おい、今喋ったの誰だ?」
明らかに聞き慣れない声がした事に気づいた熱也は周囲を見渡すと、なんと座席の1番後ろに昨日の試合で着たユニフォームを着たままの木暮が座っていた。
「ま、マジか…!いつのまにキャラバンに忍び込んだんだ…⁉︎」
「はっはっはっ!この木暮様にかかれば、こんなバスの鍵なんかかけてないも同然なんだよ!うっしっし!!」
まさかのピッキングをしていた木暮に呆れつつも、新たな仲間を迎えまた一歩“地上最強イレブン”に近づいた、雷門イレブン。
キャラバンが向かう次の行き先は果たしてどのような出会いを彼らにもたらすのか…?
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ここは日本の何処かに存在するエイリア学園の本拠地。そこの最深部に3人の少年がある人物を待っていた。
今の雷門イレブンは知る由もないが、エイリア学園には大きく分けて3つの階級に分かれている。
1番下の“セカンドランク”、デザーム率いるイプシロンが所属する“ファーストランク”、そしてそれすらも超えるエイリア学園最強の精鋭達が所属する“マスターランク”。
そして今、その“マスターランク”を率いる各キャプテン達が一同に集まっていた。
「
赤髪の少年は高笑いしているが、隣にいる白髪の少年は彼の言葉を嘲笑うかのように冷徹な笑みを浮かべる。
「無理だな貴様のような単細胞ではエイリア“最強”の言葉を背負うには相応しく無い。凍てつく氷の如く敵を殲滅する我ら“ダイヤモンドダスト”にこそ“ジェネシス”の称号は相応しい!」
赤髪と白髪の少年達は互いにライバル心をむき出しにし、睨み合っている。そんな彼らから少し離れた場所に、豪炎寺のように髪を逆立てた少年が黙って見ている。その少年の顔は円堂が出会った謎の少年の顔と瓜二つだ。
「集まりましたね、お前達。今日は大切な話があります。」
敬愛する“父さん”の声が聞こえた彼らは口喧嘩を早々に切り上げ膝を突く。一見すると優しそうな年配の男性こそが彼らが敬愛する“父さん”であり、エイリア学園の元締め“エイリア皇帝陛下”その人である。
膝を突きながら顔を上げる3人だが、“父さん”の側に謎の少年が立っているのが目に入る。
「“父さん”?そこにいるのは
白髪の少年…ダイヤモンドダストのキャプテン、ガゼルが父に問いかける。父の隣に自分達を見下すように立っているのは、加入時期が最も遅く実力も自分達に及ばない筈の“新入り”だったのだ。
「今日集まってもらったのは、他でもありません。今ある“マスターランク”チームは全部で“ガイア”、“プロミネンス”、“ダイヤモンドダスト”の3チーム。しかし、新たに
「4つ目のチーム?何故です父さん、“マスターランク”はエイリア最強の証!これ以上数を増やして意味は無いでしょう!」
突然の父の指令に納得のいかない赤髪の少年…プロミネンスのキャプテン、バーンは思わず抗議してしまう。
「今回に関しては私もバーンと同じ意見です。失礼ですが父さんは私達の実力を信じていないのですか?」
珍しく意見が一致するバーンとガゼルだが、最後の1人…ガイアのキャプテン、グランはずっと黙っている。
いつまでも黙っている事に苛立ったバーンは彼の近くに駆け寄り、自分達と同様に父に抗議するように促す。
「おいグラン!テメェも何か言えよ!俺たちだけで雷門の連中を倒せるってな!!」
だがグランは答えない。それどころかバーンを馬鹿にするかのような笑みを浮かべている。
そのような態度を取られて、激情家のバーンが怒りを抑えられるわけが無く、彼の胸ぐらを掴み怒鳴ってしまう。
「何笑ってやがる⁉︎元はといえば、あいつはテメェの
「よく分かったね。そうさ、あいつをマスターランクに昇格してもらうように頼んだのは確かに俺さ。だけど父さんはただ推薦しただけでマスターランクに上げる程優しくはないのは知ってるだろう?昇格したのは彼自身の実力さ。」
「グランの言う通りですバーン。彼…“アケボシ”の実力を私自らの目で確認し、マスターランクに相応しいと評価した為、彼を昇格させたのです。これからは彼と共に更に切磋琢磨しなさい。“ジェネシス”の称号を得る為に…!」
“アケボシ”と呼ばれた少年はエイリア学園共通のスーツに身を包み無機質な顔の獅子を模した鉄仮面を付けた、まさに謎の人物と評するのに相応しい容姿である。偶然か必然か、その姿はかつて雷牙が夢で出会った謎の人物と全く同じ姿をしていた。
これ以上抗議しても無駄だと判断したバーンとガゼルは話を終える前に父の前から姿を消す。
“父さん”は溜め息を吐くが、特に怒ってはいないようだ。
「やはり彼らは反発すると思いましたよ…。そういえば、まだチーム名を決めていませんでしたね?何か案はありますかアケボシ?」
先ほどからロボットのように棒立ちしているアケボシは、少し考え込むような仕草をした後、辛うじて聞き取れる声量で小さく呟く。
「………レグルス。」
遂に言葉を発したアケボシから出た単語は“レグルス”。その言葉を最も好んで使っていた人物を我々は知っている。
新たに創設された4つ目のマスターランクチーム“レグルス”。彼らが雷門イレブンに牙を向く事になるのは一体いつなのだろうか…?
一体、何魂雷○なんだ…?(すっとぼけ)
簡単なプロフィール
アケボシ:まさかの4つ目のマスターランクチーム“レグルス”のキャプテンに就任した謎の人物。多くの人員がいるエイリア学園の中で最も加入時期が遅かった為、バーンとガゼルからは“新入り”と呼ばれている。少し前まではグラン率いる“ガイア”に所属していたが、グランの提案により“マスターランク”に昇格した。仮面の下の素顔は誰も見た事がないらしい。
習得技
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