「…その情報は確かなのね?ええ…分かったわ、ありがとう。」
雷門イレブンと別行動をとっている瞳子はスマホの先にいる人物から新たな情報を仕入れていた。どうやら“エイリア皇帝”が“ジェネシス”の称号をグラン率いるチーム“ガイア”に正式に任命したとの事だ。
「(やはり父さんは“ガイア”を選んだようね…。でもバーンとガゼルが素直に従うとは思えないわ…、それに”炎のストライカー”の噂が流され始めたのも最近のようだし、何か嫌な予感がするわ…。)」
「あ、いたいた!おーい瞳子監督ー!!!」
そんな事を考えている中、瞳子の耳に円堂の元気な声が届いた。どうやら無事に沖縄に上陸出来たようだ。円堂達が接近してきた事に気づいた瞳子は電話を切って彼らを出迎える。
「無事に着いてなによりだわ。どうやら例の“炎のストライカー”はこの街で目撃情報があるらしいわ。これから暫くは情報収集の時間よ、グループを組んで聞き込みをしてちょうだい。」
『はい!』
瞳子の指示で数人のグループに分かれた雷門イレブンは豪炎寺らしき人物の捜索を開始した。
…その中で一之瀬だけはリカに腕を組まれながら死んだような目をしていたが。
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「……っても中々見つからないなぁ〜…。」
「まぁ地道に探すしかないさ。もう少し頑張ろう。」
「そだな〜 (バリバリ) 諦めずに探せばいつか会えるっしょ〜。(バリバリ)」
「…お前は何を食べてるんだ?」
「ゴーヤチップス。苦ェ〜けど慣れると美味いぜ?食べる?」
「いらん…。」
「お、俺はいただきます!」
そんな立ち話をしている雷牙組だったが、既に捜索開始から数時間が経っていた。未だに“炎のストライカー”に繋がる情報を掴めておらず、元々気の短い雷牙に至っては沖縄観光を目当てに歩き回りまともに豪炎寺を探していない。
現在、円堂達は海沿いにある公園で休憩をしていた。
「きゃははは!ほらこっちにおいで〜!」
「それずるだって〜!」
近くでサッカーをしている小学生くらいの子供達の笑い声が聞こえる。久しぶりに見た平和なサッカーの光景に思わず円堂達は子供達に見入ってしまった。
その時、子供がボールを蹴り損ない円堂の足元にボールが転がった。そのまま円堂は見事なリフティングを子供達に見せたが、何故かその中の1人が泣き出してしまった。
「うわぁぁ〜ん!知らないお兄ちゃんが俺のボールをとったぁ〜!!」
「ええ⁉︎ご、ごめんよ〜!俺はそんなつもりじゃ…。」
まさか泣くとは思わなかった円堂は急いでボールを返そうとすると、遠くから大量の土煙を上げながらこちらへ走って来る人影が見えた。
「コラ〜〜!!!俺の弟を泣かせたのはどいつだぁぁぁあ!!!」
怒声を挙げながら突撃してくる男は髪型から円堂が泣かせた男の子と血縁関係である事がよく分かる。しかし問題はそこではなかった。
そこらへんのボディビル大会に出場すればブッチギリ優勝間違いないレベルの筋肉を有する男性だが、その服装はなんと割烹着だ。
「ま〜た癖の強そうなヤツが来たなぁ〜…。」
「少なくとも変な猫の仮面を被ってサッカーをする人間よりかはマシだと思うぞ。」
「ニャハッハ!俺っち的にはマントにゴーグルよりかは大分イカすと思うけどニャ〜。」
「ほぅ?ならばどちらが上か今決着をつけようか?」
「望むところニャ。時代はゴーグルよりもお面派に傾きつつあるって事を思い知らせてやるニャ。」
「意味の分からない喧嘩をしている場合じゃないですって!早く円堂さんの助けに行きましょうよ!」
立向居の仲裁により
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「すみませ〜ん。うちの守がお宅のお子さんに何かしましたか〜?」
「バンダナのお兄ちゃんが俺のボールを取った〜!!」
「あら〜、うちの守ったら本当に困った子ね〜。ほら謝んなさい。」
「誤解だって雷牙!つい癖で飛んできたボールをリフティングしちゃったんだよ!本当にごめんな〜!」
「その話…、本当だろうな?」
まだ割烹着の男の疑いは晴れていない。それもその筈である、現在この場にいるのは推定ボール窃盗犯の円堂守、謎のゴーグルマント男の鬼道有人、その後ろでアワアワしている立向居勇気、そして何故か自縛猫鈴の格好をしている稲魂雷牙がいるのだ。幼い兄弟の保護者として疑うのも当然であろう。
「やっぱり駄目だ!お前らは怪しすぎる!特にそこのゴーグルと自縛猫!そんな格好をする奴がまともなわけがないだろう!」
「…よかったですね稲魂さん、鬼道さん。お二人の勝負は“引き分け”で決着がつきましたよ。」
「ニャー…。」
「言うな立向居…。」
「た、頼むから話だけでも聞いてくれ!俺たち雷門サッカー部はこの街にいる“炎のストライカー”を探しているんだ!だからたまたまサッカーをしていたその子たちに話を聞こうとしただけなんだ…!」
「…雷門サッカー部ぅ?…なるほど、お前らが今噂のエイリア学園と戦ってくれている奴らか。」
「そうそう!」
“雷門サッカー部”と聞いた割烹着の男はようやく彼らが
「ガッハッハ!いや〜悪りぃ悪りぃ!最近エイリア学園が暴れているから少し気が立ってたんでよ、お前らをつい疑っちまった!俺の名前は土方雷電、よろしくな円堂!」
「土方か!こっちこそよろしくな!」
仲直りの印に土方は円堂に手を差し出し、円堂も彼の手を強く握り返す。円堂の力強い握手と表情を見た土方は彼が話に聞いていた人物像通りである事を確信する。
土方は手始めに弟からボールを受け取るとその筋肉に違わない凄まじい脚力でボールを遥か上空に送った。
「おぉ〜スッゲェパワー!アンタ中々やるなぁ、俺の名前は稲魂雷牙。よろしくな雷電のおっさん。」
「…俺はまだ中学生だぞ。」
「……それマジ?」
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立ち話を済ませた後、円堂達は軽く土方と手合わせをし彼が並外れた身体能力を持つプレイヤーである事を確信する。
「凄い身体能力だな土方!お前も俺たちと一緒にエイリア学園と戦わないか?」
雷牙にも当たり負けしないほどのパワーを持つ土方ならば強力なDFになると判断した円堂は彼を“地上最強イレブン”にスカウトする。しかし彼は残念そうに首を横に張った。
「あー悪いな、雷門に同行するのは無理なんだ。」
「えぇ!!どうしてだ⁉︎」
「さっき見ただろ?俺には兄弟がいっぱいいるからな。一緒に戦いたいのは山々だが長期間家を空けるのは難しいんだ。その代わり沖縄にエイリア学園が攻めてきたら一緒に戦うぜ!」
「そっか…お前と一緒にプレーできないのは残念だけど、もしもの時はよろしくな土方!」
「おう!任せとけ!」
再び円堂と土方は熱い握手を交わし、勝負を再開する。その時、幼い子供のはしゃぎあう声が聞こえた。
「おい今のは反則だろ〜?」
「お前がもたもたしてるのがいけないんだよ〜!悔しかったら取り返してみろよ〜!
遠くで土方の弟達が無邪気にボールを蹴り合っていたのだ。その中にはサッカーが上手い子もいれば下手な子もいる。だが彼らは誰1人嫌な顔をせずに満面の笑みを浮かべながらサッカーをしている。そんな彼らの姿を雷牙は何やら懐かしそうに見つめていた。
「どうしたんですか稲魂さん?土方さんの弟さんたちを見て?」
「…ちょっと死んだ兄弟を思い出してな…。アイツももし生きてたら俺たちと一緒にエイリア学園と戦ってたのかな〜って思ったんだよ。」
「稲魂の兄弟というと“稲魂雷斗”の事か…。父親譲りの才能を持った、非常に優れた選手だったそうじゃないか。」
「そんなに凄い人だったんですか!けど残念ですね…もう亡くなっているだなんて…。」
「そう言うなよ立向居。確かにアイツはもうこの世にいねぇ…。けどな、アイツの魂は今でも俺のココロの中に生き続けているんだよ。小学生になっても夜中1人でトイレに行けなかった事、かくれんぼで木に登って隠れたはいいが怖くて降りれずにしこたまお袋に怒られてた事、クラスの悪ガキから少し睨まれただけですぐに泣きながら俺の後ろに隠れた事…色々あったがどれもそこそこいい思い出だ。」
「…相当手のかかる兄弟だったんだな。」
「うん、相当どころかめちゃんこ。」
そんなこんなで土方との練習も終わり、円堂達は“炎のストライカー”の捜索を再開したが結局手掛かりは掴めなかった…。
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瞳子が指定した時間になった為、散り散りになっていた雷門イレブン達はキャラバン前に集合している。結局、他のグループも“炎のストライカー”の行方は誰も掴めなかったようで、残りは熱也と或葉のグループだけだ。
「おーーいお前らーー!!遂に“炎のストライカー”を見つけたぜーー!!!」
遅れてやって来た熱也達はなんと“炎のストライカー”を見つけたようだ。
「本当か⁉︎どんな奴なんだ⁉︎」
「…今から紹介する。出て参れ…。」
或葉達の後ろから現れたのは豪炎寺修也…ではなくまるで燃え盛る炎のように逆だった赤髪を持つ少年だった。
「豪炎寺さんじゃないっスよ?」
“炎のストライカー”の正体が豪炎寺であると確信していた壁山はつい言葉に出してしまう。他のメンバーも声にこそ出さなかったものの概ね同じ感想である。
「俺の名前は南雲晴矢。沖縄じゃ“炎のストライカー”って呼ばれている男だ。よろしくな円堂守。」
「あ、あぁ。よろしく頼むよ南雲。」
流石の円堂も動揺が隠せなかったが、とりあえず南雲の挨拶に応える。円堂に握手をする南雲の顔は笑顔であったが、どこか怪しい雰囲気を醸し出していた。
「…何か不満気なようだな稲魂。そこまで南雲という選手が怪しいか?」
「…俺は“神鳴り島”での修行である程度、人に流れる気の性質を感覚的に捉えられるようになった…。だからこそ分かる、アイツに流れている気は“ドロドロ”だ…、まるでマグマみてーにな…。」
「俺も同じ意見だ…。あいつには嫌〜な匂いがする…。」
「木暮くん…。」
雷牙の意見に木暮も同調した事で鬼道は彼を疑わざるを得なくなる。しかし、現時点では証拠は無い為、様子見をしなければならなかった。
「別にオメーが“炎のストライカー”である事を否定するつもりはねぇけどよぉ、ちょっくら俺たちにオメーの実力を実際に見せてくんねぇかい?雷門イレブンに入れるかはそれからだ。」
「…いいぜ、だったら円堂守。俺とPK戦をしようじゃねぇか。あんたを破ったなら、そこの疑り深い稲魂雷牙も俺の実力を認めてくれるだろうからな。」
「……分かった。いいぜ!雷牙もそれでいいよな?」
「
雷牙は円堂をキャラバンの裏まで呼び、万が一南雲に聞かれないように更に小声で耳元でささやくように話した。
「なんだよ雷牙、話って…?」
「あのチューリップ頭とのPKは絶対ェに“正義の鉄拳”と化身は出すな。理由は勝負が終わってから説明する。」
イマイチ話の意図を掴めない円堂だが、雷牙がわざわざ釘を刺すほど南雲を警戒している事だけは察する事が出来た為、自分の切り札達を封印する事を決意する。
「おーーい!まだ時間がかかるのかよーー?早く始めよーぜー!」
「分かった!すぐ行くーー!!!」
南雲に急かされた為、円堂は急いで彼の元へ走って行く。南雲によって連れられた場所は綺麗な緑の芝が生い茂るグラウンドだった。
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「改めて確認するぜ?俺が円堂守から点を取れば雷門イレブンの加入を認めてくれるんだよな?」
「えぇ私が許可するわ。稲魂君も異論は無いわよね?」
「異議なーし。」
いよいよ始まった南雲とのPK戦。開始のホイッスルが鳴った瞬間、南雲はボールを天高く打ち上げ、炎を纏いながら飛翔していった。
その姿はまさに太陽から噴き出した炎のようだった。
「くらえ!“アトミックフレア”!!!」
オーバーヘッドキックを叩き込んだ瞬間、ボールは炎…いやマグマの塊と化し、グラウンドを溶かしながら円堂に襲いかかった。
「(な、なんてシュートだ…!まるでヒロトの“流星ブレード”みたいだ…!でも俺も負ける気はないぞ!)“真マジン・ザ・ハンド”!!!」
雷牙との約束を守り、化身を除いた現時点最強の必殺技である“マジン・ザ・ハンド”で対抗する円堂。だが、グランの“流星ブレード”にも匹敵する“アトミックフレア”の威力の前では流石の魔神の右腕でも抑え切れる事はなかった。
「ぐあぁぁぁぁぁあ!!!」
『円堂!』
自慢の“マジン・ザ・ハンド”をあっさり破った南雲の実力に殆どの雷門イレブンは絶句している。そんな中、南雲本人は当然の結果だと言わんばかりの表情で勝ち誇っている。
「おっと、ちょ〜とやりすぎちまったみてーだなぁ?だがテストは合格って事だよな?」
「すっげぇ!!!お前のシュート、グッときたぜ!!!」
南雲のシュートによってボロボロになっているが、円堂は彼のシュートをベタ褒めする。どうやら余程彼のシュートに感動したようだ。
「…1つだけ質問があるわ。それに答える事が出来たら正式に雷門イレブンの一員に認めるわ。」
「へぇ?なんだよその質問って?」
「…貴方が通っている学校は何処?」
「……チッ。」
所属校を聞かれた南雲は表情を強張らせる。瞳子の言い分は最もであるし、南雲にとっても所属校を口にする事はなんて事はない筈だ。
彼に何かやましい事がなければの話だが…。
「エイリア学園だよ。」
南雲の代わりに答えたのは公園に建てられたオブジェに立っていたグラン…否ヒロトだった。
「ヒロト…!」
「騙されちゃ駄目だ円堂君。そいつは危険だ。」
敵側の人間であるとはいえ、ヒロトの言葉に雷門にあった新たな仲間への信頼は疑念へと綺麗に置き換わってしまった。
「エイリア学園の生徒ってどういう事だよ南雲⁉︎」
「チッ…、せっかく俺が直々に雷門を潰してやろうと思っていたのによぉ…。テメェのせいで台無しだぜグラン!」
自分の計画を台無しにされた南雲…否、バーンはヒロトを睨みつける。
「こうなったら雷門に潜入するのはやめだ!この場で俺様がぶっ潰してやるよ!」
そう宣言すると突如南雲の周囲に竜巻が発生し、彼の姿がエイリア特有のユニフォーム姿となる。
正体を現した南雲ことバーンはいつの間にか持っていた黒いボールを腹いせにヒロトへ向けて放とうとする。
その瞬間、金色の影が彼の目の前に立ちはだかった。
「ヘロ〜、チューリップくん。俺とお話しをしないか〜い?」
「チッ!稲魂雷牙か…、今はテメェに用はねぇ!そこをどきやがれ!」
「オメーに要は無くても俺にはあるんだよな〜。…単刀直入に聞くぜ、アケボシの正体を教えろ。」
「アケボシの正体だと?ハッハッハ!んなもん俺が聞きてーよ!俺はてっきりあいつの正体はお前だと思ってたんだからよぉ!」
「んだと…?」
「洒落臭ェ!まずはテメェから潰れやがれ!!!」
標的をヒロトから雷牙に変更したバーンは炎を纏わせながらシュートを放つ。不意を突かれた雷牙は一瞬反応が遅れてしまい危うく直撃しそうになってしまう。だが雷牙を助けたのは敵である筈のヒロトだった。
「ほぉ…?テメェは雷門イレブンに肩入れするってわけか…?こりゃ傑作だ!これを知ったら“父さん”は何て言うんだろうな!」
「勘違いしないで欲しいな。少なくとも今雷門を倒す事を父さんは望んでいない、俺からすれば君の行動の方が父さんが悲しむと思うけどね。」
「上等だ!雷門の前にテメェをぶっ倒してやるぜ!!!」
「だったら少し抵抗させてもらおうかな…。」
戦闘体制に入ったバーンとヒロトが互いのボールを蹴り合い必殺技を放つ。
彼らのシュートがぶつかった瞬間、凄まじい爆発と光が発生し、雷門イレブン達の目が眩む。
数秒後、ようやく彼らの視界が戻った先には互いに無傷で立っているヒロトとバーンがいた。円堂は無意識のうちにヒロトが無傷でいた事にホッとするものの、すぐにバーンの身体がプルプルと震えている事に気づいた。
何事かと思い彼の目線の先を見るとそこにいたのは…
彼らのシュートを片手で受け止めていたアケボシだった。
「……。」
「アケボシィ…!!!テメェはまたしても俺の邪魔をしやがったな!!!」
「…帰るよバーン。彼がこの場にいるって事は父さんにバレてるって事だ。マスターランクチームから外されたくなければここは引く事だね。」
「チッ!しょうがねぇ…!だがこれだけは言っておくぜ雷門イレブン!近いうちに必ず俺たちマスターランクチームはテメェらをぶっ倒しに現れる!その時がテメーらの最期だ!」
いかにも小物が言いそうな捨て台詞であるが、バーンの言葉には小物には無い重みがあった。
アケボシからボールを受け取ったグランとバーンはデバイスを操作し、その場から消える。最後の1人となったアケボシも立ち去ろうとした瞬間、何処からか彼に向けてシュートが飛んで来た。
アケボシはそれをあっさりとキャッチすると、迷わずに彼の方向に顔を移動させた。
「まるで俺が打つと分かってた顔だな。いや違うか、オメーは憎たらしい鉄仮面を被ってるからな、これじゃ顔じゃなくて仮面か。」
「……。」
「へいへ〜い。相変わらず無口だねぇ、そもそも言葉は話せるかい?だったらちょ〜と俺とおしゃべりしないかい?」
口調そのものはいつも変わりないが目はまるで笑っていない。先ほどのバーンにも勝るとも劣らない
「待ちなさい稲魂君!恐らく彼もグランと同じマスターランクチームの人間よ!流石の貴方でもまともに戦えば怪我をする可能性があるわ!」
「ご忠告どーも監督。だがなぁ…アイツは親父の“キングレオーネ”を使って罪も無ェ人たちを傷つけようとしてるんだ…!そうなる前に一度ぶちのめさねぇと気が済まねぇんだよ!!!」
“獅風迅雷”を発動させ金色のオーラを激しく立ち上げ戦闘体制に入る雷牙。
しかしアケボシはそんな彼を見つめるとすぐにその場から逃亡してしまった。
「待ちやがれ!アケボシ!!!」
完全に彼の姿が消える前に飛びかかる雷牙だったが、時既に遅く彼を逃してしまう。
「クソッタレが!許せねぇ…親父の技をエイリア学園の奴が使うなんてよ…!」
「雷牙…。」
アケボシの逃亡により有耶無耶になってしまった怒りをグラウンドにぶつける雷牙。そんな彼の姿を近くの木の影から見つめるフードの少年がいた。
アケボシの好感度一覧
父さん:グランと同レベルくらいには信頼している。けど流石に最近単独行動多すぎ。
グラン:大好き。でも最近自分との意見が合わなくて若干気まずい。
バーン:大嫌い。奴と一緒の空間にいるくらいなら“ダイアモンドダスト”との混成チームを結成した方がマシレベル。
ガゼル:大嫌い。彼と一緒の空間にいるくらいなら“プロミネンス”との混成チームを結成した方がマシレベル。
チーム“レグルス”のメンバー:大好き。
雷牙:嫌い。だがバーンとガゼルと異なり嫌っている理由の大半が義父の残した“キングレオーネ”を使うからに集中している。
その他の雷門メンバー:正直よく分からない奴程度の印象。