みんな!サッカーやろうぜ!
円堂side
「さぁ!練習だ!」
学校が終わって制服からユニフォームに着替えた俺は部員のみんなに声をかける。
だけど、誰一人反応してくれない。ゲームにお菓子にカンフーに漫画、部室にいる全員がサッカーに対して情熱を失っていて全然やる気になってくれないんだ。
「どうしたんだよみんな!サッカー部に入った時はあんなにやる気に満ち溢れていたじゃないか!なんでそんなにだらけきってるんだよ?」
「…グラウンド借りられたのか?」
なぜサッカーに対するやる気がないのか俺が全員に問いかけると代表して2年の半田が俺にグラウンドを借りられたかって問い返された。
「今日こそは大丈夫だって!雷牙がラグビー部にグラウンドを貸してもらえるように交渉しに行ってくれたんだよ!」
「稲魂が普通に交渉とかするはずがないだろ…。絶対今回も何かしら変なことやらかして理事長の娘に大目玉くらうのがオチだって…。それに…」
「キャプテンと副キャプテンがいれば別に俺達がいなくたって試合に勝てるでやんしょ〜?」
半田の言葉を遮って1年の栗松が今の雷門中の現状を答える。
俺達は1ヶ月前に深海中っていうここらへんじゃかなり有名なサッカー部と練習試合を申し込んであっちは快く引き受けてくれたんだ。今の俺たちは部員は8人しかいないけど陸上部の幼馴染の風丸に頼んで陸上部の部員が助っ人として来てくれたおかげでなんとか試合をすることができて10ー0で勝利を収めることができた。
ちなみに点をとったのは全部雷牙で俺はゴッドハンド以外の必殺技を編み出すためにゴッドハンドを封印した結果、炎を纏ってパンチングをする熱血パンチを生み出したんだ。
でもあれ以降明らかにほとんどの部員のやる気が下がっている。
「そうっスよ…稲魂さんのあのプレーを見ちゃったら俺たちがどんなに努力しても追いつけるはずがないっスよ…」
栗松と同じ1年の壁山が悲しそうに返答する。壁山はああは言ったけど俺は全然そうは思わない。
確かに雷牙は天才的なサッカーの才能を持ってはいるけどあいつは人並み以上の努力をしているのを知っているしサッカーってスポーツの中で努力せずに頂点に立った選手は誰一人としていない。
どんなに力の差があっても諦めずに必死に努力すれば必ずいつか追いつくことができるはずなんだ!
「お前ら…いi「てめぇらいい加減にしろ!」染岡⁉︎」
あまりのやる気の無さに腹が立った俺はつい強い口調になってしまうが後ろから2年のFWの染岡の声が響く。
「何キレてんだよ染岡?」
「どうしたもこうしたもあるか!お前らが言ってるのは単なる言い訳でしかねぇ!あの試合以降俺たちが学校でなんて言われてるか知ってんだろ!円堂と稲魂がいないと何もできない寄せ集めの弱小サッカー部だってな!お前らは悔しくないのかよ!」
染岡…確かお前はあの試合が終わった後ずっと浮かない顔してたよな。染岡だけはあれ以降俺と一緒に必殺技の練習をするようになったんだよな。やっぱりFWなのに一点も決められてなかったことを気にしてたんだな。
「確かに悔しいよ!でも円堂と稲魂がいないと何もできないってのは事実じゃんかよ!今更どうすればいいんだよ!」
「だから練習をして学校の奴らを見返すんだろうが!いい加減目を覚ましやがれ!」
多分さっきまでの会話を聞いていたんだろうな。元々染岡は短気な性格だからすぐに半田とヒートアップして今にも殴り合いの喧嘩になりそうな雰囲気になっている。俺はあわてて喧嘩の仲裁にはいる。
「お前ら落ち着けって!でも染岡の言ったとおり練習をすることは大切ってのは本当はお前たちもわかっているんだろ?だったら練習しようぜ!多分もうすぐ雷牙も戻ってくるからさ!」
「円堂…… !そうだった!円堂!お前今すぐグラウンドに行って稲魂を止めろ!あいつまたやらかしやがった!」
雷牙が…?確かにあいつちょっと破天荒な所があるし、よく変なことをして先生から叱られているのをよく見るけどサッカーに対してはいつも真剣だし、暴力を起こすような奴じゃないはずだ!こうしちゃいられない。すぐにグラウンドに行かなくちゃ!俺はいてもたってもいられなくなって部室を飛び出した。猛ダッシュでグラウンドに向かっていると遠目からでも分かるくらい人だかりができている。
「ごめんちょっと通してくれ!」
人だかりを押し除けて最前列にでるとそこで行われていたのは…
ユニフォームを着た雷牙がラグビー部のレギュラー15人を1人で相手している姿だった。
〜20分前〜
雷牙side
ふぇ〜〜、やっと授業が終わったぜ〜今日は円堂に頼まれてラグビー部にグラウンドを貸してもらえるように頼みに行くんだったな。
最近なんか知らねーけど染岡以外の部員のやる気があまりになさすぎるし、グラウンドで練習することで多少はやる気をだしてくれたらいいんだけどな。
そう思いながらラグビー部に向かおうとすると同じクラスの風丸が俺に話しかけてきた。
「なあ稲魂、さっき聞こえたんだが、お前今日ラグビー部にグラウンドの交渉しに行くんだって?」
「おーす風丸。まぁそだけど別に陸上部には関係ないだろ?専用のグラウンドがあるし。」
「いやこの前円堂がラグビー部に交渉しに行ったときに主将の筋田一に絡まれているのを見てな。あの時俺と後輩たちが仲裁に入ったから特に大きなトラブルは無かったがラグビー部の部員たちは露骨にお前たちを見下しているから1人で行って大丈夫かと思ってな。」
俺の知らなかった情報を風丸から聞いて俺のハートが赤くなるのを感じる。多分風丸が言ってるのは3週間前に円堂が交渉に行った時のことだろう。あの時帰ってくるのが少し遅いとは思っていたがそんなことがあったなんてな……。許せねぇ、俺は別に聖人君子ってわけじゃねぇが元々他の部活を見下していたラグビー部にはあまりいい印象を持っていなかった。ちょうどいい…グラウンド借りるついでアイツらに赤っ恥をかかせてやるぜ。
「あー稲魂?お前から何かオーラっぽいのが出ているけど大丈夫か?」
「…多分、恐らく、大丈夫じゃないかもしんなくもないけどまぁ大丈夫だろう。うん、そうだよ、きっとそう。俺は今からグラウンド交渉しに行くからじゃあな。」
「そ、そうか?ならいいが…。」
「あ〜〜、すんません。今日のグラウンドサッカー部が使わせてもらえませんかね〜?」
「おい見ろよ!弱小サッカー部の副キャプテンが来やがったぜ!この前お前らのキャプテンも俺たちにグラウンドを使わせろって交渉しに行ったが11人以下しかいなくて陸上部に助っ人を頼まないと試合すらできない弱小サッカー部には貸すものはねぇって言ってやったよ!ガハハハハ!」
あーこりゃダメだわ。明らかに俺が下に見られてる。はい了解。赤っ恥確定っス。
「へぇ〜?じゃあアンタらは人数の足りないサッカー部にラグビー部は負けないって言ってるってことっスよね?」
「あん?そもそも競技が違うんだから勝ち負けもクソもないだろ?」
「パイセン方、俺と勝負しません?ルールは簡単。俺がグラウンドの端から端までドリブルをするからあんたら一度でも止められたら勝ち。なんならそっちは15人フルメンバーでいいっスよ。そっちが勝ったら俺が叶えられる範囲で言うことをなんでも聞いてやるよ、ただし俺が勝ったらグラウンドの半分を俺達に使わせること。どうっスか?アンタらにとっても悪い条件じゃないっしょ?」
「何を馬鹿なことを、勝負を受ける受けないの問題じゃなくてそもそも俺達には受ける意味がないんだよ。」
「へぇ?逃げるんだ?アンタらが圧倒的に有利なルールなのに?」
俺がワザと馬鹿にするような口調で挑発をかける。うわぁ〜わかりやすく青筋立ててるよあのモサゴリラ達。
「そこまで言うならいいだろうお前の勝負を受けてやる!ただし条件追加だ。俺達が勝ったらサッカー部の部費の半分をラグビー部に回してもらう!それでいいな!」
ベネ、上手い具合に俺の挑発に乗ってくれた。待っていろよ守、俺がお前の無念を晴らしてやるからな。
〜現在〜
「じゃあもう一度ルールを説明しますよ。アンタらはラグビーのルールで俺はサッカーのルールで15対1で勝負する。勝敗は俺がここからそこのゴールポストに到達したら俺の勝ち、アンタらの誰かが俺からボール奪ったらアンタらの勝ち。これでいいな?」
「おう!二言はないぜ!」
「OK!さぁ始めようか!」
「ちょっと待ったぁぁぁあ!」
あん?せっかく勝負が始まるってところで聞き覚えしかない声が聞こえてきた。てかいつのまにか他の生徒が集まってるし誰だよ情報流したの。
「雷牙何やってんだよ!?グラウンド交渉に行ったんじゃなかったのかよ⁉︎」
「まぁ待てよ守。行った結果がこれだ。任せとけって俺が負けたら部費の半分奴らにあげなくちゃいけないけどなんとかなるって。」
「ちょっと待って今なんて言った?」
「おい副キャプテンさっさと始めようぜ!」
好戦的な目をしているであろう俺の顔を見た守はこれ以上何を言っても無駄だって思ったのか頭を抱えると意を決した顔をした。
「あーーもう!分かった!雷牙!絶対に怪我だけはさせるなよ!」
さすが守、略してさすまも。俺が負ける可能性なんざ一切考えてない。まぁ任しとけってズババーンって勝負を決めてやるからよ。
No side
「ほっほっほっ、っんしょ。さーて魅せますか!」
ラグビー部のホイッスルと共にボールを蹴り出す雷牙。するといきなりボールを奪いにきたラグビーの本田、田中、金剛は得意のタックルをかますが突如として雷牙の姿が消えてしまった。
「「「な⁉︎」」」
さらに加速した雷牙はまた1人、2人、3人とごぼう抜きをしていく。
「くそが!たかが1人の選手を止められないなんてラグビー部の名折れだ!なんとしてでも止めろーー!」
「アンタらじゃ無理だね!」
気づけばあと1人で15人抜き達成する直前、最後の砦であるラグビー部主将の筋田一が立ち塞がる。
「はーはっはっは!アイツらを抜いたことは褒めてやろう!だがこの先には行かせん!“ダッシュトレイン!”」
筋田一は頭から蒸気を発しながら雷牙に襲いかかる。しかし雷牙は逆に筋田一目掛けて超加速し正面から衝突しようとする。
「この俺を吹き飛ばそうってか!無駄なんだよ!」
「けっ!誰がアンタの相手をするかよ!“イナビカリステップ”。」
ボールを胸でキープをしたままイナズママークを描くように華麗なステップで筋田一を抜きさりそのままゴールポストに到着する。
「よっしゃーーーー!!!」
「スゲェぞーー!稲魂ーー!!!」
見守っていた生徒達が15人抜きを達成した雷牙に向けて完成と拍手を送るとその時
「コラーーー!お前たち何をしているんだーー!!」
「げっ!やべぇ生活指導の菅田だ!逃げるぞ円堂!」
結局雷牙は教師に捕まり何もしてない円堂も連帯責任として大目玉を喰らった。勝負の報酬も雷牙が勝手に決めたことであるため結局グラウンドは借りられじまいとなった。
「ったく!稲魂!お前はなんでいつも話し合いではなくサッカーで解決しようとするんだ!」
「こう言うのもなんなんスけど、いっつもラグビー部ばかりグラウンド使って練習できなくて俺達も暇なんですよ。だから交渉ついでに練習に付き合ってもらってるってわけです。」
あまり反省の色が見られない雷牙と頭を抱える教師菅田。何も雷牙がトラブルを起こすのは今回が初めてじゃない。サッカー部に入部して以降何度も他の部活生にサッカーバトルを申し込んでは菅田にバレて大目玉を喰らっているのだ。
「サッカーはチームのメンバーと一緒にするスポーツだ!先生もお前くらいの頃はな…いやこの話はやめておこう…。それよりも!今度グラウンドのことで問題があったら勝負を挑むのではなく俺達に相談をしろ!分かったな!」
「へ〜い。」
菅田の説教が終わりサッカー部に戻ろうと雷牙と円堂だったが途中で黒のスーツを着たいかにも執事という感じの出立の老人から声をかけられた彼の名は場寅仕(ばとらまなぶ)。この学校の理事長の一人娘雷門夏美専属の執事である。
「円堂さん、稲魂さんここにおいででございましたか。校長どのがあなた方をお呼びでごさいます。校長室に来てくださいませ。」
「校長先生が?なんで俺たち?」
「言っときますけど俺は暴力沙汰は起こしてないッスよ。」
確かに雷牙は雷門中屈指のトラブルメーカーではあるものの不良と呼ぶほどのことはまだしでかしていないため校長直々に呼ばれることは初めてであった。
「用件そのものは伺っておりませんので本人から直接お聞きください。では」
仕方なく校長室まで向かう円堂と雷牙だがふと雷牙が円堂に話しかける
「なあ守、もしもかして廃部の話なんじゃねーの?前から噂はあったし。」
「廃部だって!?冗談じゃないぞ!廃部になんかさせるもんか!」
廃部の話をされた円堂は校長に直談判するべく猛ダッシュで階段を駆け上がる。
「あの…話ってなんですか?」
「サッカー部を廃部するんじゃねぇでしょうね?」
神妙な顔で校長に質問をする円堂と雷牙、校長室には校長の火来と一応のサッカー部の顧問で冬海、窓際には円堂達と同学年であろう少女が外を見ている。
「突然ですが2週間後に久しぶりの練習試合をすることになりました。」
「試合⁉︎また練習試合やれるんですか⁉︎」
廃部の知らせではなく練習試合の報告であると分かったとたん円堂は目を輝かせる。
「…相手は帝国学園です。」
「帝国?やけに大層な名前の学校じゃねぇーか。」
「雷牙知らないのかよ⁉︎中学サッカー界最強と言われてる学校なんだぜ!」
「この40年間、
「でもなんで最強の帝国学園がウチに?試合できるのは嬉しいですけど今部員は8人しかいないんですよ?」
「足りないのなら試合までに集めたらいかが?」
「げっ!」
窓際で佇んでいた少女が声を上げると雷牙が苦手なものを見た時のような反応をする。
「集められないもしくは試合に負けた場合、サッカー部は廃部。決定事項よ。」
「そんなの勝手に決めるなよ!」
「あら?これは理事長と校長先生による決定でもあるのよ?あんな掘建小屋の弱小サッカー部にかける予算は無いわ。」
「何〜〜⁉︎」
整った顔立ちに反して辛辣なことばかり言う少女の言葉に円堂は思わず腹を立てる。が、
「まぁそんなカッカするなよ守、とどのつまり勝てさえすればモーマンタイってことだろ?楽勝じゃねぇか!」
「雷牙……。」
「そーゆーわけなんで、俺達もう帰りまーす。あざっしたー。」
雷牙side
「2週間後に雷門サッカー部と帝国学園が試合をすることになりました!みんな拍手ーー!」
俺が軽い感じで帝国と試合することを告げると円堂以外のメンバーの顔が真っ青になってやがる。
「嘘だろ?あの帝国と?」
「冗談でやんすよね?」
「なんで受けちゃったんですか⁉︎絶対無理に決まってるじゃないですか!」
「はぁ、結局廃部ってことか…。」
まぁ絶望の声が出るわ出るわ。心なしか空気もかなり重くなった気がする。
「お前らなぁ!サッカーを愛する気持ちがあれば不可能だって可能になる。まだ何も始まってないのに諦めちゃダメだ。諦めちゃダメなんだよ!」
おっ出た!今日の格言!本当にいいこと言うよな〜守って。
今日の格言を言い放ったあと、守は足りない部員を補充するべく手作りの看板を持って校舎の方に走っていった。
「おいオマエら。守から聞いたぜ、俺と守がいれば試合に勝てるって言ってたらしいじゃねぇか。まぁそれは今は事実だから否定はしねぇさ。だがな?本当にやる前から諦めていいのか?…俺が言いたいのはそれだけだ、じゃあな。」
「「「「「うぅ…」」」」」
とりあえず俺が言いたいことだけ言って部員を集めに行く。最悪この前みたいに数合わせでもいいから誰か来てくんねぇかな…。
??? side
「鬼道、先ほど総帥から送られてきた雷門中のデータを見たか?」
先ほど練習を終えた俺に参謀の佐久間が話しかける。
「まだだ。ちょうど今から見ようと思っていたところだが何か気になるデータでもあったか?」
雷門中…つい先日総帥からそこのサッカー部に試合を申し込んだとの知らせが入った。練習試合とは言うが総帥の目的は雷門中に転入したという元木戸川清修のエースストライカー豪炎寺修也の実力を確かめることだ。これまでも有名な選手がいるサッカー部に試合を申し込むことは度々あった
が基本的に試合をするのは二軍選手だけだった。しかし今回は珍しく俺達一軍メンバーが召集された。それだけ豪炎寺修也の実力は二軍では相手にならないほどだと総帥が判断されたのだろう。
「雷門中だが1ヶ月前に深海中のサッカー部と練習試合を行なっている。」
深海中か…雷門中が所属している地域ではそこそこ有名なサッカー部だ。最近までレギュラー選手達が
「試合結果だが、10対0で
ほう。10対0か…深海中はそこまで攻撃力は高くないイメージがあったが、奴らでもそこまで点差がつくくらいのレベルなのだろう。
雷門中に完敗している…。」
…何?雷門中が深海中に完敗したのではなく深海中が雷門中に完敗しただと?ありえない。確かに俺達一軍からしたら大したことはないがそれでも帝国の二軍メンバーともやりあえるくらいの実力は持っている。それほど強いサッカー部が今まで無名であったはずがない。
「念の為聞くが試合をしたのは全員一軍か?」
「ああ、だが深海中のシュートは全て雷門のGKに止められた挙句、点を決めたのは全て1人の選手だったそうだ。」
俺は佐久間から雷門中の資料を受け取りデータを確認する。
雷門中サッカー部、1年前にキャプテンの円堂守が入学するまでは廃部となっており入学した後も深海中と試合をするまでロクな活動記録も無い。選手情報を確認するも円堂守を含めて大した実績もない選手ばかりだったが1人だけ明らかに異質な選手が存在していた。
「稲魂雷牙…小学生3年生からイタリアに留学。現地の強豪サッカークラブ『セイバーズ』に所属しレギュラーとして活躍。小学校を卒業すると日本に帰国しサッカー部のない雷門中に入学…学校では度々他の部活にサッカーバトルを挑むなどしてトラブルメーカーとして有名…か。」
無名のサッカー部に海外でプレーをしていた選手がいることが驚きだが同時に深海中が負けたことにも納得する。『セイバーズ』はイタリアの「白い流星」の異名を持つフィディオ・アルデナが所属していたことで有名な少年サッカークラブだ。そこでレギュラーを張っていたプレイヤーなら奴らでは相手になるはずもない。となるとここで問題となるのはGKの円堂守という男だ。奴は小学校時代にサッカークラブに入っていたという情報が一切ないにも関わらず深海中から無失点を記録しているのは興味深い。
「佐久間、次の試合までに円堂守と稲魂雷牙について調べるよう諜報部に伝えてくれ。」
「分かった。」
雷門中か…少しだけ興味が湧いてきた。試合の日を楽しみにしておくとしよう。
〜オリジナル技紹介コーナー〜
♦︎鳳凰聖火
属性:火
分類:シュート
使用者:アルファ
進化系統:究極奥義
≪概要≫
モーションはスピニングトランザムと同じで竜巻が金色の炎になったものと思ってください。元ネタはポケモンの「せいなるほのお」
♦︎希望のゴッドハンド
属性:山
分類:キーパー
使用者:円堂
進化系統:究極奥義
≪概要≫
お察しの通り元ネタは例の物議を醸したオリオンの「友情のゴッドハンド」名前もそのままにしようと悩んだがなんかプロトコル・オメガ戦は友情云々言うよりも希望って言葉を使った方が合っている気がしたため「希望のゴッドハンド」に変更した。
♦︎獅子王の牙
属性:山
分類:シュート
使用者:雷牙&フェイ(ミキシマックス状態)
≪概要≫
ミキシマックスした雷牙とフェイが放つ合体技。威力は古代の牙以上王者の牙未満といった感じ。
♦︎ラヴドヴォイス
属性:山
分類:キーパー
使用者:ザノウ
進化系統:V2→V3→V4→A
≪概要≫
ザノウが使ったキーパー技。モーションは咆哮の範囲が広くなったドーンシャウト。元ネタはバディファイトの魔法カード「ラヴドヴォイス」から
ザ・ギャラクシー:原作にもある技だが起点となるゴッドハンドを撃つのが円堂とミキシマックスした雷牙であることを強調するためあえて左手のゴッドハンドに変更した。
【ガチ余談】
♦︎天馬と雷牙との関係
≪概要≫
天馬がいた時間軸では原作通り豪炎寺によって怪我を回避したが、その後たまたま近くに豪炎寺を探しにきていた雷牙が天馬を保護したため接点が生まれた。
沖縄滞在中に、天馬の才能を見出した雷牙が豪炎寺のボールを預けて去るが、中学卒業後も修行がてらにちょくちょく沖縄に行き天馬に会ってサッカーを教えていたため自然と師匠と呼ばれるようになった。
なお、天馬のシュート練習をしていた時に雷牙が力加減をミスって預けたボールを蹴ってしまいパンクしてしまったものの、綱海と土方の尽力によってなんとか空いた穴を塞ぐことに成功し、今も天馬が大切に保管している。