「さぁ準備はいいか守?」
「いつでもこい!雷牙!」
天馬と別れてから早数日、円堂は綱海との特訓の末に“正義の鉄拳”に必要な腰の動きをマスターしていた。今はその最終調整として本気の雷牙との一騎打ちを行うところだ。
「いよいよ始まりますね!雷牙さんVS円堂さんの夢の対決が!」
いつも以上に興奮して声が大きくなる音無だが無理もない。何せ現時点日本最強のフィールドプレイヤーである雷牙と最強のGKである円堂とのどちらが最強かを決める大勝負なのだ、これを見て興奮しない方が難しいだろう。
「最近、大切な用事があるって言って全然俺との練習に付き合ってくれなかったからな、パワーアップした俺を見て腰を抜かすなよ!」
「はッ!ご忠告どーも、そっちこそ俺のシュートで拳が砕けないようにしろよ!」
開始のホイッスルが鳴り響き、雷牙はボールを蹴って走り始める。その目は完全に獲物を狩る獅子と瓜二つだ。
「まずはコレを受け止めきれるか?”オーバーサイクロン”!」
尋常ではない暴風を纏ったボールが夥しい数の獣達と共に円堂へ襲いかかる。この技の最も恐ろしいところは圧倒的な加速力、コレを止められなければジェネシスのシュートにも対応する事は出来ないだろう。
円堂は落ち着きながらゆっくりとボールが射程距離に近づくのを待つ。そしてその時が来ると大介の教えに従い拳を突き出した。
「止める…!はぁぁぁぁあ…“正義の鉄拳”!」
遂に幻の“正義の鉄拳”が炸裂する…、誰もがそう思ったが円堂の拳からは拳を握ったゴッドハンドは飛び出ていない。これではただの右手に気を溜めたパンチングだ。
「ぐぐぐ…!ど根性ーー!!!」
未完成とは流石は究極奥義、多少苦戦はしたものの何とか“オーバーサイクロン”を弾く事に成功する。
「へぇ、アレを止めるか…だが安心するのはまだ速ェーぜ!!!」
未完成の必殺技で自身のシュートを止められた事はショックではあったものの円堂の成長の喜びが勝り、雷牙はすぐに不敵な笑みを浮かべ弾かれたボールへ駆け寄る。
「それにしてもどうして円堂君は未完成の“正義の鉄拳”を放ったのかしら…?綱海君との特訓で殆ど完成している筈なのに…。」
木野は円堂が未完成の“正義の鉄拳”を放った事の意図が分からないようだ、木野だけじゃないその場で見学していた大多数のメンバーも理解出来ていない様子だ。
「…違うな、円堂はワザと未完成の方を使ったんだ。稲魂に本気を引き出させる為にな。」
「稲魂の本気を引き出す為?あいつが円堂との勝負で手を抜い訳がないだろう?」
「確かに“オーバーサイクロン”は凄まじいスピードを持った必殺技だ。だがこのような勝負の場で俺だったら真っ先に放つのは突破力に優れた“イナビカリブレイカー”を選ぶだろうな。大方“正義の鉄拳”がパンチング技である事をいい事に“オーバーサイクロン”で様子見をしようとしたんだろうな。」
鬼道の解説は完璧当たっている。実際、後日音無が本人にそれとなく当時の意図を聞いてみた際にはこう答えている
『だってせっかく守との勝負なんだぜ?俺の全てを出し切って勝たねぇと勝った気にならねぇんだもん、え?最初から“イナビカリブレイカー”を撃っとけばよかっただろって?分かってねぇなー音無、監督の命令で“獅風迅雷”を使う事を禁じられたんだぜ?だったらこうするのが普通だろ?』
との事だ。
話を戻して円堂のパンチングによって弾かれたボールを確保した雷牙は今度こそ本気の“正義の鉄拳”を出させる為に飛翔する。
「へッ!やっときたか!お前の本気と俺の本気…どちらが上か勝負だ!」
「はッ、上等!怪我してベンチウォーマーに転職しても文句言うなよ!コレが俺の全力…“イナビカリブレイカーァァァァァァア”!!!」
スピードこそ“オーバーサイクロン”の半分にも満たない程度しか出ていないが、純粋なパワーのみによって繰り出される一撃は眩しい程の稲妻を発し地面を抉りながら円堂へと襲いかかる。
「“パッと開かず、グッと握って、ダン!ギューン!ドッカーン!!!”」
常人では理解出来ない謎の暗号を叫びながら拳を突き出すと、円堂の背後から拳を握った巨大なゴッドハンドが出現し“イナビカリブレイカー”と激突した。
コレこそが伝説のGK円堂大介が空想しながらも習得する事が出来なかった究極奥義の1つ“正義の鉄拳”である。
「ぐぎぎぎ…流石は雷牙の最強シュートだ…!簡単には押し返せない…!」
「オラオラ!オメーの全力はその程度かよ守⁉︎それじゃあイプシロンにだって勝てやしねぇぞ!!!」
雷牙は円堂の限界を超えさせる為にワザと煽る。効果はテキメンであり、福岡にて圧倒的な実力差を見せられたジェネシスの姿が脳内に浮かんだ円堂は闘志の炎を更に燃え上がらせる。
「俺は誓ったんだ…グラン‥いやヒロトに勝ってお前がやっている事は間違ってるって伝える事を…!そのためなら…限界なんていくらでも超えてやる…!!!」
すると徐々にボールを押し返し始め、明らかに拳の大きさもより大きく、より力強く変化していく。
「こ、これは進化しているのか…⁉︎円堂大介すらも完成させる事が出来なかった幻の究極奥義を…!」
鬼道の言葉通り、“正義の鉄拳”は更なる進化を果たした。それにより先ほどまで押されていた“イナビカリブレイカー”を今度は逆に押し返していく。
「うぉおぉおぉおぉーーー!!!これが俺の全力だあぁぁぁぁあ!!!」
『お、押し返したあぁぁぁぁぁあ⁉︎』
円堂が雷牙の“イナビカリブレイカー”を押し返した事でギャラリーが沸き上がる。中でも立向居は円堂に匹敵するほどの大声を上げて叫んだ。
「ど、どうしたんだ立向居⁉︎急に大声を出して?」
「俺が初めて“正義の鉄拳”を見た時に感じた違和感が分かったんですよ!」
「確か『ライオンはライオンでも子供のライオンを見ているような感覚』だったか?」
「はい!でも今の円堂さんを見て確信しました!『究極奥義に完成なし』…あの意味は“究極奥義は完成しない”じゃなくて“究極奥義は無限に成長し続ける”って意味だったんですよ!」
「なるほど…“改”でも“V2”でもない新たな進化系…さしずめ“正義の鉄拳G2”ってところですね。」
「フッ、流石は円堂大介が残した究極奥義ってところか。俺達も負けていられないな。」
新たな境地に達した円堂を見て鬼道は笑みを浮かべる。当の本人は肩で息をしながら何とか雷牙の方へ移動していた。
「ハァハァ…、きょ、今日は俺の勝ちだな雷牙…!」
息も絶え絶えになった円堂は改めて雷牙に勝利宣言を行う。土壇場で“正義の鉄拳”を進化させたとはいえ今の円堂の実力では1度止めるのが精一杯のようだ。
「ちっくしょ〜、あと少しで勝てると思ったんだけどよ〜。まぁいいや今日のところは勝ちを譲ってやるぜ、だが次の勝負は絶対ェ俺が勝つ!」
「望むところだ!俺ももーっと特訓してお前の先に行ってやる!」
「じゃ俺はもーっともっと特訓してオメーを超えてやんぜ!」
「だったら俺はもーっともっともっと…」
何故か無限に張り合いだす円堂と雷牙。助っ人組は『何をやってんだあの2人は…。』と言わんばかりに引いていたが、風丸を筆頭とした初期メンバーは既に見慣れた光景である為苦笑いだけで済ませる。
「もーっともっともっともっと…、ん?なんだアレ?」
会話の途中で何やら嫌な予感がした雷牙は空を見上げる。続けて円堂、風丸、鬼道といった順番で同じ方向を見ると、宙にエイリア学園のボールが浮かんだいた。
「あれはエイリアの…!遂にここまで来たのか…!」
雷門イレブンはエイリアの襲来に備えて身構えるが、ボールから現れたのは人形ではなくホログラムだった。
『ご機嫌よう雷門イレブンの諸君。』
「デザーム!」
ホログラムに映し出されたのは今まで幾度となく雷門イレブンと激戦を繰り広げてきた宿敵イプシロンのキャプテンのデザームだった。
『時は来た…。明日の正午に我々は貴様らが今立っているこの地に降り立ち雌雄を決する…!!!万が一断れば大海原中は容赦なく破壊させてもらおう…。決戦の日を楽しみにしているぞ雷門諸君!!!ハーハッハッハ!』
喧しいデザームの高笑いと共にホログラムが消えボールも何処かへ行ってしまった。
「俺たちの学校を破壊するだなんて許せねぇ…!なぁ円堂、俺もお前らのチームに入っていいか⁉︎」
「おお!お前がチームに入ってくれるなら心強いよ綱海!いいでしょ監督?」
「…まぁいいわ。綱海君、貴方が雷門イレブンの助っ人に入る事を許可します。」
「しゃあ!俺の“ツナミブースト”であのもじゃもじゃ野郎をぶっ飛ばしてやるぜ!」
瞳子の許可を貰い雷門に助っ人に入った綱海。その後、対イプシロンに向けて綿密なミーティングと練習を行い明日は備えるのだった。
〜その夜〜
「“ゴッドハンド”!!!」
海のさざ波だけが木霊する砂浜で右手に稲妻を宿す人物がいた。その人物の名は立向居勇気。円堂守に憧れ、MFからGKに転職した期待の新人だ。
「…こんなんじゃ駄目だ。円堂さんは“正義の鉄拳”を進化させたんだ…、俺も雷門イレブンの控え選手としてもっと強くならないと!」
尊敬する先輩を見て更に奮起する立向居。その姿は見る者によっては円堂と重なる部分があるだろうが彼とは決定的に違う点が1つ存在する。
「…でもやっぱり1人は寂しいなぁ…。誰かと一緒に特訓したけどみんな明日に備えて寝てるしなぁ…。」
彼は円堂と比べると押しが弱かった。恐らく雷門イレブンなら誰か1人くらいは自主練に付き合ってくれる人間もいると思うが、元々引っ込み思案の彼は少々厳しかったらしい。
バシューン!
1人で黄昏ていても仕方ないと思い再び特訓に戻ろうとした瞬間、何処からか鋭いシュートが立向居目掛けて飛んでくる。
「なっ…!ご、“ゴッドハンド”!!!」
不意を突かれた立向居は“ゴッドハンド”で応戦するも中途半端にしか気を溜められなかったせいで吹き飛ばされてしまう。
「ニャハッハ!その程度吹き飛ばされてちゃまだまだニャンね〜立向居!」
「稲魂さん…!」
そこに現れたのは彼の事実上の師でもある稲魂雷牙だった。風丸の時といい別に自主練をしているわけでもないのにこんな夜遅くまで起きているあたり余程寝つきが悪いのだろう。
「大丈夫なんですか?明日の試合、きっと稲魂さんはスタメンですよ…。早く身体を休めたほうが「立向居にパ〜ス!」 どわっ⁉︎」
再び立向居の不意を突く形でパスを出す雷牙。当の本人はそれに反応出来ずあたふたした後綺麗にすっ転んでしまった。
「へいへ〜い、1人で練習するのは寂しかったんだろ〜?こんな程度のパスを上手く取れないんじゃこの先が思いやられるぜ?」
「ケホケホ…。も、もう一回お願いします!」
今度こそ雷牙のシュートを止める為に奮起する立向居。その姿を見た雷牙は不敵な笑みを浮かべ遠慮なしに必殺技を放つのだった。
〜数十分後〜
「そういえば稲魂さんから見て豪炎寺さんってどんな人だったんですか?」
PK戦がひと段落した雷牙達はその場に座り込んで海の先にある地平線を見て黄昏ていた。当然雷牙のシュートを一度たりとも止められなかったが全力のシュートを何度喰らっても怪我一つしていないあたり立向居の肉体強度の強さがよく分かる。
「そうだなぁ…まず大前提として俺が100年に1人の天才サッカープレイヤーである事は周知の事実じゃん?」
のっけから自意識ライジングの領域に到達している雷牙に立向居は少し引いている。まぁ一応彼の自意識の高さと実力自体は伴っている為、まだナルシスト気味の痛い奴扱いで済んでいるが…。
「だとしたら豪炎寺は1000年に1人の天才FWだと思うんだよなぁ〜。」
「1000年に1人ですか⁉︎」
「だってそうじゃん?いつだってアイツはピンチの時に俺や守を凌ぐ爆発力を見せてくれたしさぁ、木戸川戦じゃ親父さんとの問題でちょいブレてたけど最後にゃ自力で化身に覚醒してみせた…。アイツほどサッカーの神様に愛された人間は見た事ねぇよ。」
「本当に凄い人なんですね豪炎寺さんって…。」
「まっ、今は沖縄の何処で何をしているか知らね〜がそれも時間が解決してくれるだろ。」
「…どうしてそこまで豪炎寺さんを信頼しているんですか…?あっ!いえ別に稲魂さんが薄情に見えたわけじゃなくて…!」
必死に否定する立向居だが明らかに顔に出ている為嘘がバレバレである。ここ最近の雷牙の豪炎寺捜索のやる気のなさを見ていたら無理もないが…。
「はぁ、オメーなぁ…そういうすぐに顔と口に出る癖を治せっつ〜の。まぁいいや俺が豪炎寺を信頼する理由はただ1つ。豪炎寺が俺を信じてくれたからだ。」
「豪炎寺さんが稲魂さんを信じてくれたから…。」
「木戸川戦の前日、アイツは同じFWの染岡じゃなくて俺に“ファイアトルネード”を教えてくれた。多分、木戸川戦で過去の未練をキッパリ切って今度こそサッカーを辞めるつもりだったんだろうな。だからアイツはせめて自分が生きていた証だけでも残そうとした…んでその証を俺に託してくれたんだ、そんな事信用してないと出来ねぇだろ?だから俺は豪炎寺を信じる、絶対ェ俺たちの前に戻って来るってな!」
「…きっとあなたの想いは豪炎寺さんに届きますよ。」
「ハハ!だといいな!おっしゃもう一本PKすんぞ立向居!!」
「はい!」
雷牙は再びシュートを放つ。今この地にいるであろう相棒に自分の想いが届く事を願いながら…。
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翌日の午前11時55分。雷門イレブンは大海原中のグラウンドに集まりイプシロンの襲来を待っていた。その立地から普段6割程度しか埋まらない観客席にはエイリア学園の姿を一目見ようと沖縄全土から大勢の観客が集まっていた。
「いや〜スゲェ数の客だなぁ!よかったなぁ、これだけ人がいりゃあお前が観戦しててもエイリア学園の奴らには気づかれないだろうよ!」
「……。」
大勢の観客の一部に土方とその弟達も座っている。彼らのすぐ横には天馬を助けようとしたフードの少年も座っていた。少年は以前よりも深くフードを被っており、完全に顔が隠れている。
「んじゃ俺は行ってくるぜ。」
「…何処へだ?」
「へへッ、円堂との約束を守りに行くんだよ!んじゃ弟達は任せたぜぇ〜い!」
そう言うと土方は仕切りから飛び出しドスンと音を鳴らした後、雷門イレブンの助太刀の為に走って行くのであった。
「…来るぞ!」
遂に時計の針が正午の時刻を指した瞬間、空から眩い光が放たれ11人の戦士達が出現する。
「クックック…久しぶりだなぁ雷門イレブンよ…!!!」
ようやく再開できたイプシロンだったが、雷門イレブンは騒ついている。姿そのものは間違いなく彼らが知るイプシロン達と同じ者だったが彼らの瞳は真っ赤に染まっていたからだ。
「へいへ〜いキミたち〜、もしかして沖縄の花粉にでもやられたのかい?駄目だね〜アンタら。日本の三代災害は地震、台風、スギ花粉なんだぜ?その程度の対策が出来ないんなら世界侵略なんて無理無理の無理だぜ?」
皆が唖然とする中、雷牙だけはいつもの調子でデザーム達に挑発を入れる。そんな彼を見てデザームは笑っている。
「クックック…貴様が稲魂雷牙か…、噂に聞いていた通りの人物だな。更に進化した我らの姿を見ても軽口を叩く余裕があるとは。」
「更に進化しただって⁉︎一体どうゆう事だ!」
「別におかしな事ではなかろう?貴様らも幾度も我々と戦い進化を遂げてきた…それは私達でも例外ではないという事だ。今の我らは“イプシロン・改”と呼んでもらおうか…!!!」
「“イプシロン・改”…!」
「皆、ここで負けるようではジェネシスには決して勝つ事は出来ないわ。負けたらそこで終了…その気持ちで試合に臨みなさい。」
『はい!』
既にウォーミングアップを済ませているため、雷門イレブンは各自ポジションに着く。
今回のスタメンは以下の通り
FW:雷牙、熱也
MF:一之瀬、鬼道、塔子、或葉
DF:綱海、土方、壁山、風丸
GK:円堂
今回雷牙はFWとして起用された。理由としては現時点の雷門でデザームを確実に破れる攻撃力を持つのは彼のみだからだ。余談だが雷牙本人は瞳子の指示に対して100%熱也が噛み付いてくるだろうと思っていたがあっさりと彼女の指示に従った為熱也が本物か疑っていた。
「稲魂、お前は
試合が始まる1分前、雷牙は鬼道にそう問われた。彼らしくない質問に少し戸惑いつつも改めてイプシロンのメンバー達を見る。
どのメンバーも例外なく強大な気を纏っている為、そう簡単に勝てる相手ではない事はよく分かる。
中でもデザームの気は圧倒的だ、彼から溢れ出る闘気は自身の目の前に鋼鉄の槍が向けられている…そう思わせる程に鋭く威圧感のあるものだった。
「確かに中々の選手たちの集まりだな。オメーらが引き分けに持ち込むのがやっとだってのも頷けるレベルだ。ただ…」
そう言いかけた瞬間、威嚇のみに留まっていた筈の槍が雷牙の身体を突き刺した…ような感覚に陥る。この感覚の正体…それはデザームの殺気だった。
「どうした稲魂雷牙よ?さっさと言葉を続けるがいい。それともまさか今ので怖気付いたのであるまいな?」
デザームは冷酷な表情で雷牙を見つめる。殺気こそ収まっているが今度は返答次第では雷牙から潰すと言わんばかりの威圧感を放っている。
そんなデザームの様子を見た一部の雷門メンバーは圧倒されるも、雷牙は再び不敵な笑みを浮かべてお望み通りの言葉を返す。
「んじゃお構いなく。俺たちの方がちぃ〜とばかし上だな。」
雷門イレブンの方が
「フハハハ!!!そうこなくては面白くない!雷門イレブンよ、今度こそどちらが生き残り、どちらが死ぬか…、互いの未来を賭けた“
自分の殺気を受けても怖気付くどころか笑みさえ浮かべる雷牙を見て余程気に入ったのだろうか、デザームは狂気に満ちた高笑いをあげている。
ピッーー!
試合開始のホイッスルが鳴った事で遂に大海原での決戦が幕を開ける。
…だがしかし、まさかこの決戦はあのような大波乱に塗れた試合となってしまう事はこの場にいる誰にも予想出来なかった…。
〜オリ技紹介〜
ランペイジツイスター:風属性のシュート技。モーションは“グレートブラスター”を意識したものとなっている。威力は“ファイアトルネードDD”に匹敵するかそれ以上という強力なシュートだが、天馬と雷牙の専用技となっているため本編で出番があるかは不明。