一体何がいけなかったのかなぁ…。
各々がポジションに着く中周囲の観客達は試合の開始を固唾を飲んで見守っている。
「稲魂クン、君は一度プロミネンスのキャプテンと戦っているようだねぇ。経験者として彼についてどう思う?」
唯一普段の調子を崩さない“雷帝”に対し雷牙はやや不機嫌に答える。
「…挑発の調整がめんどくせーヤツ。それだけっす。」
そっけない雷牙の返答に質問者は満足しているようだが、彼以外の観客は首を傾げている。
「意外だな雷牙がそのような評価を下すなんて。だがこの前の攻防は普通にお前の挑発は普通に乗っていただろう?」
「多分アイツの本質は“炎”なんかじゃねーよ。」
「じゃあ何だ?」
「それは…」
ピッピー!
雷牙が答える直前に審判のホイッスルが鳴り響き試合が始まってしまう。結局雷牙は試合を見てからのお楽しみと無駄に勿体ぶった為答えは聞けずじまいとなった。
さて2nd雷門のスタメンは以下の通り。
FW:浦部、佐久間、寺門
MF:鬼道、塔子、洞面
DF:五条、万丈、大野、円堂
GK:源田
スタメンから分かる通り2nd雷門のメンバーには帝国学園のレギュラーが多く採用されている。
彼らはバックアップチームであるものの雷門OB達との特訓によりイプシロンに匹敵するまでレベルアップを果たしている。マスターランクチームにも十分対抗できるだろう。
その中で一際目を引くのは円堂のDFとしての採用だ。その証拠に円堂がGKだと思いこんでいたプロミネンスのメンバーはやや面を食らっている様子だ。
「まさか円堂がキーパーじゃないとはなぁ。“
「相手を侮るなよネッパー。ガゼルの野郎は杉森っつーキーパーに油断した結果負けたんだ。最初から全力で行け。」
「分かってますよバーン様。」
やはり円堂よりも実力が劣るであろう源田を侮る者がいる中バーンは彼らを諌める。どうやら伊達にキャプテンを務めていないようだ。
『さぁ審判にホイッスルにより始まった次鋒戦!!!勝利の女神が微笑むのははたしてどちらのチームなのかァーーッ!?』
プロミネンスのキックオフから試合が始まる。
実際にチームプロミネンスのフォーメーションを見てみるとあまりの攻撃性に皆驚くばかりだ。
彼らのポジションの比率は驚愕のFW3人、MF5人に対しDFは2人のみ。
攻撃は最大の防御とはよく言うが最初からその言葉を実行するチームはそうそういないだろう。
「“真キラースライド”!!!」
「その程度の技など効かん!!!」
強化された寺門の“キラースライド”を純粋なフィジカルのみで突破するプロミネンス一のガタイを持つ男サイデン。
「行かせないよ!“ザ・タワーV4”!!!」
それを見越していた塔子は十八番の“ザ・タワー”でボールを奪おうとする。
「ぬぅ!!任せたぞネッパー!!」
「ほいよ!」
今度はフィジカルで突破できないと判断したサイデンは塔子の雷が炸裂する前にネッパーにパスを回す。
「させるか!」
今度は鬼道がネッパーにタックルを仕掛け体勢を崩そうとするが鬼道とほぼ同じ身長であるにもかかわらずまるで岩を相手にしているかのように動かない。
(やはりな…。)
これ以上力で対抗するのは不毛だと判断した鬼道は力攻めを止めテクニックでボールを奪おうとするもそれを察したネッパーはMFのヒートへボールを回し阻止されてしまった。
(…俺との攻防を避けたか。まぁいい、これで奴らの傾向は掴めた…あとはそれをどう活かすかだ。)
事前の予想通りプロミネンスの選手達はパワーには優れるものの、ダイヤモンドダストと比べると幾分かスピードに劣る選手ばかりだ。恐らくイプシロン・改とトントンぐらいだろう。
雷門が彼らに勝利する為にはそこを突く他方法は無い。故に鬼道は勝利への道が開けるまで傍観に没頭する事にした。
それでもプロミネンス達は攻撃の手を緩めない。
「烈火の如く攻め上がり!!!」
ヒートはボールを上空に上げると同時にネッパーも飛翔する。
「
ネッパーは自身も縦回転をしながら上昇し両足でボールを押し潰すとボールが溶岩に包まれる。
「“メルトダウン”!!!」
「クッ…!“フルパワーシールドZ”!!!」
源田は現時点で自分が出せる最高の技で応戦するが幾度も雷門を苦しめた巨大な障壁は核物質すらも溶かす熱量の前にはなす術もなく溶かされるだけだった。
『ゴーール!!!チームプロミネンス!“K・O・G”源田から早くも先制点を奪ったァーーッ!!!攻撃力の一点に於いては恐らくダイヤモンドダストを超えるであろうこのチームを天才ゲームメイカー鬼道はどのように攻略するのかァーーッ!?』
一連のプロミネンスの攻撃を見た響木は自慢の髭をいじりながらこの後の展開について考える。
(ここまでは予想の範囲内…。後は鬼道次第だな…。)
2nd雷門に化身を使える選手は円堂しかいない。その円堂すら本来はGK用の化身であるため利用価値は0に等しい。
それでも貴重な枠を使って円堂をフィールドプレイヤーとして起用したのには理由がある。
(
試合が再開しボールを受け取った鬼道の前にはプロミネンスの巨漢達が並ぶ。それを見た鬼道は他のメンバーとアイコンタクトを取るとディフェンスを破る為の指示を出す。
「行くぞ!必殺タクティクス“柔と剛”!!」
『了解!!』
横並びのオフェンス陣がパスを繰り返す事で僅かにプロミネンスのディフェンスに隙ができる。
その隙を見逃さなかった鬼道は空中からキラーパスを繰り出し前線にいる佐久間へとパスが繋がる。
『流石は天才ゲームメイカー鬼道有人だァ!!彼の指示の前ではプロミネンスのディフェンスも総崩れだァーーッ!!!』
(確かに俺達には1stや3rdに比べると攻撃力は無い…。だからこそできるものもある!)
2nd雷門は1st、3rdと比べると攻撃力、防御力どちらにも劣る。だが1点のみ他のチームにもない長所がある。
それは“連携力”だ。
帝国が王者たる所以は攻撃力でも防御力でもなく少年サッカーのレベルを超えた圧倒的な連携力にあった。
影山の支配下を脱しても彼によって鍛えられた連携力までは否定せず、雷門へのリベンジを果たす為にチームワークを鍛える特訓は怠らなかった。
それによってパワーアップした帝国の連携に天才ゲームメイカーの鬼道が加わればこのような必殺タクティクスを開発するなど簡単な事だ。
「頼んだぞ佐久間!!」
「行くぞ!浦部、寺門!」
「「応!!」」
佐久間は指笛を吹くと地面から5匹のペンギンが顔を出す。ペンギン達は佐久間が放ったシュートに呼応するように飛び立つと前方に走るFWによって更なるパワーが加わる。
「「「“皇帝ペンギン2号Z”!!!」」」
この技こそが帝国の誇りの結晶“皇帝ペンギン2号”だ。
極限まで強化された帝国の誇りは凄まじいスピードでゴールへ襲い掛かる。
だがキーパーのグレントは余裕の表情を崩さずに両手に紅蓮の華を咲かせた。
「それが噂の皇帝ペンギンか?その程度で俺からゴールを奪おうだなんて笑わせるな!“バーンアウトV3”!!!」
グレントの炎によってペンギン達はローストチキン…を超え灰となってしまう。
「くそッ!!」
ペンギンを灰にしたグレントはオーバースローでボールを前線に送りプロミネンスの攻撃が再開する。
「“フレイムベールV2”!!」
「“ヒートタックル改”!!」
プロミネンス達は惜しみなく必殺技を用いて雷門のディフェンスを掻い潜る。
「“メルトダウン”!!!」
“フルパワーシールド”を破った炎に対し源田はあの必殺技を使う事を決意し身体に猛獣の魂を宿らせる。
「これ以上点はやらん!!“ハイビーストファング”!!!」
『なんとォーーッ!?真・帝国学園戦にて猛威を振るった“ビーストファング”が改良されて戻って来たァーーッ!!!新たな猛獣の牙は地球を守る盾となるかァーーッ!?』
「……ハァ…ハァ…。」
「こっちだ源田!!」
「ッ!任せたぞ円堂!!」
円堂のパス要求に気づいた源田はワンテンポ遅れてボールを送る。
「ん…?」
「どうしました稲魂さん?何が気になるところでもありましたか?」
「…いや、多分俺の気のせい。」
「……。」
一連の動きを見た雷牙と豪炎寺は何が気がついた様子だがまだ確証が持てない為一旦言葉を飲み込む。
「…へぇ。」
そしてその違和感はフィールドにいるバーンにも伝わっていた。彼は何かを思いつき悪意に満ちた微笑を浮かべるとディフェンスを部下に任せその時を待つ事にした。
「ククク…万丈さん、大野さん…我らも参りましょう…!」
「だからその呼び方やめろって…、俺ら同い年だろーが…。」
「集中しろ大野。五条の思考を読めないのは昔からだ。」
五条、万丈、大野の3人は縦一列に並び五条の順からシュートを放ち万丈、大野によって三度加速される。
「「「“トリプルブースト”!!!」」」
大阪での特訓により“ツイン”から“トリプル”の境地へ到達した帝国の基本技はディフェンスラインから放たれてもなお高威力を維持してゴールへ襲い掛かる。
「ロングシュートか!だがそれを想定していないと思うな!!」
ヒートは右脚に気を溜め三日月状の刃を地面に放つと地面から溶岩が噴き出した。
「“ラヴァカット”!!!」
地面から湧き出した溶岩の壁と“トリプルブースト”が衝突するがシュートは溶かされる事なく壁を打ち破る。
それでも威力は大幅に減らす事には成功し既にグレントを打ち破るほどのパワーはなくなっていた。
だがこのシュートの狙いは別にあるのだ。
「行くで塔子!!」
「ああ!!これが私達の…!」
シュートブロックを予期していた塔子と浦部は威力の落ちた“トリプルブースト”に向けてツインシュートを放つ。
「「“バタフライドリーム”!!!」」
虹色に煌めくオーラと共に蝶が羽ばたくそのシュートは無骨でシンプルだった“トリプルブースト”を上書きし派手な光を放ちながらゴールへ向かう。
「シュートチェインか…!ボンバ、サトス!」
バーンはDFにシュートの威力を落とすように指示を出した瞬間、突如蝶はシュートコースを変え空に向けて飛翔した。
シュートの先には3人の選手が横回転をしながら紫の
「「「“極デスゾーン”!!!」」」
佐久間、寺門、洞面による“皇帝ペンギン2号”に次ぐ帝国の誇りが炸裂する。
「小癪なぁ!!!“バーンアウトV3”!!!」
完全に不意を突かれてもなおグレントは正面から受け止めようとするが3度のシュートチェインにより威力が倍増した“デスゾーン”には流石の紅蓮の華も枯らされるのみだ。
「グァァァァーーッ!!?」
“バーンアウト”を打ち抜きボールはゴールのネットを激しく揺らす。その光景を見た審判により雷門のスコアボードに『1』の数字が追加される。
『ゴーールッ!!!流れるようなシュートチェインにより1点を奪ったァーーッ!!!』
『よっしゃあーーーっ!!!!』
鬼道の策がハマりにハマりゴールを奪った雷門は歓喜に湧き上がる。
「すまねぇバーン様…。」
プロミネンスの守護神のグレントは点を奪われた事を大将に謝罪するが、バーンは彼を責める事はなかった。
「そうテメェを責めるな。今のは雷門が1枚上手だった…それだけだ。取られたなら取り返せばいい、だが次は油断すんなよ分かったな?」
同じ失点をしたベルガに対し脅迫の言葉をかけたガゼルとは異なり多少の脅しをかけつつも強くは責めないバーン。紅炎の名を冠するあたりとことん対照的な2人である。
「さてテメェら!!プロミネンスの恐ろしさを雷門に刻みつけてやれ!!!」
『ハッ!!!』
追加点を取る為に凄まじい気迫で攻め上がるプロミネンス達。それに対し雷門は足りないパワーを連携によって補いなんとか互角に戦う。
それでも攻めのプロフェッショナルたるプロミネンスの方が一枚上手であった。数の差すらももろともしないパワーにより雷門のディフェンスを突破したFWはエースたるバーンにボールを回す。
「クッ…来ぉい!!!」
プロミネンスの中で最も相手にしたくない選手と対峙する源田だが彼に『逃亡』の二文字はない。すぐに気合いを入れ直しいつでも彼のシュートに対応できるように気を張り詰める。
だがその光景を見たバーンは彼に対して鼻で笑う。
「何がおかしい…!」
「ハッいやなぁ、テメェのその技…“ハイビーストファング”だっけか?そんなお粗末な技で俺に対抗しようとしているのがおかしくてよぉ。」
「ッ…!」
「真・帝国の試合を見たがよぉ、本家の方は確かに“禁断の技”に相応しい技だった、それは認めてやるぜ。だがその技はなんだ?褒められるのは身体への負担の軽減だけ、それ以外の威力、燃費、成長性全てにおいて劣るその技は最早“欠陥の技”でしかないんだよ!!」
バーンの言葉は当たっている。源田が生み出した“ハイビーストファング”は“ビーストファング”にあった身体への多大なる負担こそは改善されたが威力、燃費、成長性に関しては本家の下位互換でしかない。
個人と連携技の差があるとはいえ同じ改良技である“皇帝ペンギン2号”と比べると完成度には雲泥の差がある。
「それでも俺はこのゴールから逃げるつもりはない!!」
「ハッ!!なら教えてやるぜ!俺の紅蓮は獣の牙すらも溶かすってな!!!」
バーンは太陽を背に紅蓮の炎を纏いながらオーバーヘッドキックを叩き込む。膨大な熱を帯びたボールは全ての生物を焼き尽くす巨星となり地へ落ちる。
「”アトミックフレアA”!!!」
遂に炸裂したバーンの必殺技“アトミックフレア”。雷牙との勝負の際に放たれたものとは比較にもならない爆炎が源田に目掛けて襲い掛かる。
「“ハイビーストファングゥゥゥ”!!!!うおおおおおお!!!」
“欠陥の技”と評されてもなお源田は“ハイビーストファング”を選択する。身体に猛獣の魂を宿らせ勇敢に飛びかかるその姿はある者は“勇者”と呼び、ある者は“愚者”と呼ぶだろう。
「ぬおおおおおお…ッ!!!」
だが所詮は不完全な獣の牙。灼熱の紅炎の前には無力でしかない。
嘆く必要は無い源田幸次郎よ。天から放たれた巨星の前には全人類皆等しく“愚者”なのだ。
「ぐわあああああッ!!!!」
「源田ァーーッ!!!」
最後の砦すら溶かし切ったボールは焦げ臭い匂いを発しながらゴールネットを激しく揺らす。
『ゴーールッ!!!メルトダウンすらも止めてみせた獣の牙も小太陽の前には敵わないーーッ!!!強い!バーンは強すぎるぞォーーッ!』
バーンのシュートをまともに受けた源田の身を案じてチームメイト達は駆け寄る。
「クソッ!!!すまない皆…“ハイビーストファング”でもバーンに通用しないなんて…!」
太陽からの紅炎を受けても点を取られた事を悔しがる程度には余力を残している源田の姿を見てとりあえず皆安堵する。
「源田そう落ち込むなよ、今の失点はチームの失点だ。取られたならフィールドにいる俺たちが取り返せばいいさ。」
自らを責める源田に対し同じ辛さを知っている円堂は最大限のフォローを入れる。
そんな中鬼道は対バーン用に習得を命じていた切り札を使う決意を決める。
「皆聞いてくれ。次のプレーはワザとバーンがゴール前に来るように誘導する。財前と五条は
「ククク…分かりましたよ。」
「了解、鬼道!」
圧倒的なバーンの実力を理解した事で切り札を切る覚悟を決めた2nd雷門。
キックオフ早々ワザとパス回しを緩くしてプロミネンスにボールを取らせると鬼道の指示通りバーンにボールが回るように誘導した。
『バーンにボールが渡ってしまったぞォーーッ!!キーパーの源田には“アトミックフレア”を止める術はあるのかァ!?それとも鬼道による新必殺技タクティクスで対抗するのかァ!?これは目が離せません!!』
角馬の実況を背景に秘策が100%炸裂できるタイミングを見計らう鬼道。
そして遂にその時が来る。
「今だ、財前、五条!!」
「OK!!」
「ククク…腕がなりますねぇ…!」
彼らに指示を飛ばされると、塔子、鬼道、五条はバーンを囲むように三方向に立つ。
すると突如地面から平らな三角形の板が出現し3つの辺と頂点が互いに重なり三角錐の檻が完成する。
「あれってジェミニストームの…!」
「チッ、嫌〜な思い出が蘇って来たぜ…。」
ギャラリーは騒つくのも無理はない。これはジェミニストームが雷門との初戦で使用した必殺タクティクス。
その名も…
「「「“ディメンションプリズン”!!!」」」
三角錐の檻に幽閉された事でバーンは戦場から幽閉されてしまう。元がセカンドランクチームの技である為試合中とまではいかないだろうがそれでも最も厄介なバーンを暫くの間無力化する事に成功した雷門はこれを機に追加点を取ろうと攻め上がる。
…その時だった。
「…ククク…ハーハッハッハ!!!」
さぞおかしい喜劇でも見ているかのように笑うのはバーンその人だった。
彼の腹部を押さえながらなんとか笑いを止めると鬼道の方向に視線を移す。
「流石に驚いたぜぇ雷門イレブンよぉ!!!まさかセカンドランクのタクティクスをコピってたのは予想外だったぜぇ?そうだよなぁ!この俺が怖いよなぁ…怖い者には蓋をしろってよく言うしなぁ…。でも残念だ、紅蓮の炎にこの程度の檻は通用しねぇんだよ!!!」
バーンは急激に気を高めると身体から膨大な量のオーラが放出される。
「なんだと…!?」
「これは…!!」
“ディメンションプリズン”は対化身使い用に開発されたタクティクスである。一度この檻の中に閉じ込められると中の人間は満足に力を出せずに試合から除外されてしまう。
例え内部から脱出しようとしても檻自体の強度も非常に高く、実際に中から蹴破ろうとした雷牙も最終的には外部からの助けを借りてようやく解放に成功したほどだ。
要するに内部からの脱出は不可能と言っても過言ではない。収容された囚人が“凡人”ならば…。
「
更に炎を放出した途端に檻は紅蓮の炎に焼き尽くされ大爆発と共に崩壊する。
砂煙が晴れた先の光景にあったのは、皆がよく知る化身とは異なり巨大な爪と牙を有し身体中が紅蓮の炎に染まった“獣”の姿だった。
「“氷壊炎獣 プロミネンス”!!!先に言っとくがこいつの炎は俺でも手を焼くぜ?焼き尽くされたい奴からかかってきな!!!」
遂に顕現したバーンの“炎獣”。
その炎は『凍える』ように熱く、そして『焼ける』ように冷たかった。
そういや2nd雷門に五条入れたけどこいつグリフォンでフツーにフィフスセクターの一員になってるんだよな…。なんか字面だけみるとかつて世界を救ったメンバーの一員が10年後に敵になるっつー人気の出そうな悪役ムーブになっとるあたり五条の立ち位置の特殊性が出とりますわ。
〜オリ技紹介〜
メルトダウン:火属性のシュート技。モーションは溶岩を纏いながら空中で放つゴッドキャノンといった感じ。今回の使用者はネッパーだがFWとMFなら誰でも使えるほどにポピュラーな技。それでも“フルパワーシールド”程度なら簡単に破れる威力を誇る。
ラヴァカット:火属性のブロック技。火の壁ではなく溶岩の壁となった“ボルケイノカット”ただそれだけ。
ハイビーストファング:アレスにて源田が使用した必殺技。原作の立ち位置は不明だが、今作では禁断の技“ビーストファング”の改良技…と言えば聞こえはいいがその実態は単なる下位互換と化している。肉体への負担を無くなったものの威力は本家に及ばずに燃費だけが悪いという欠陥を抱えており同じ改良技の“皇帝ペンギン2号”と比べると完成度は著しく低い。