長らくこの作品の展開を決めかねてて
ようやくこうしようかなくらいにはなりました。
色々フラグを撒き散らしてますが、回収出来るかはわかりません
あぁ…頭がボーッとする…
私は誰だ…?
なんの為に存在する…?
なんの為に……
『平和をもたらす』
なに…?
『平和をもたらす』
ソフィとスレッタはオープンキャンパスを回っていた。
自分に会いに来たと話すソフィを先輩としてスレッタが学園の中を案内していたのだった。
元気にはしゃぐソフィにスレッタは辟易しながらも、学園の中を順調に案内する。
その時、一つの出店に目が止まった。
店名は「デッドプール・ファクトリー」。
そこの売店の中でデッドプールことウェイドが椅子にふんぞり返っていた。
赤ちゃんボディで。
「よう、お二人さん。見ていくかい?」
「ウェイドさん、本当に出店だしたんですね」
話しかけるのはスレッタ。もうウェイドの姿には慣れた。
「おう。結局ニカちゃんが商品作ってくれなかったから、俺ちゃんの自慢のコレクションを売るしかなかった。だが、見ていってくれ。君たちが最初の客だ」
そう言って数々の商品を見せるウェイド。
スレッタとソフィはしげしげと見てみる。
そこにあったのは
「社長の名前入り電磁石」「特殊金属加工のフリスビー」「壊れたハンマーの破片」
「緑色の男の血」「折れた金属の爪」「小さくなれる粒子」「糸出せる機械」などなど…
ぶっちゃけスレッタにはよく分からなかった。
しかも値札の金額もおかしい。
一つ一つに軽く数百万以上の値段が付いている。
目をパチクリさせてるスレッタを余所目に、ソフィが目を輝かせながら金属の爪を触ろうとする。
「ねー、この爪かっこいいね!」
「あぁ、それ俺ちゃんの友達から生えてた奴。なんか映画で折れてたから拾ってきた」
「それ、盗んだってこと?」
そう言ってソフィが触れた途端、指から血が出る。
「え?」
「あ、それ特殊な合金で出来てるから。切れ味ヤバイよ」
「それ触る前に言ってください!」
慌ててソフィの手を握るスレッタ。
幸い、小さい切り傷で済んでるようだ。
「ところでどう?お目にかかる物ある?」
「ないです!」
「あっても高くて買えなーい」
ウェイドの商談に応じず、そそくさと立ち去るスレッタとソフィ。
「やっぱりマインドストーンくらいは並べるべきだったかな…ヴィジョン消えちゃうけど」
後ろからウェイドの不穏な声が聞こえた。
ニカはノレアと格納庫で対峙していた。
ニカの手元のタブレットにはノレアとソフィの個人データが映し出されている。
「貴方たちに出資している会社、ダミー会社だよね?」
「えぇ、そうですね。アナタと同じです。それが何か?」
「貴方たちの目的はなんなの?」
「連絡係に言う必要がありますか?」
詰め寄るニカの質問をのらりくらりとかわすノレア
言葉に詰まるニカに対し、ノレアの瞳が妖しく光る
「アナタ達、大層な目的を掲げてるんですよね。地球と宇宙の架け橋になる、とか」
「そ、それが何だというの…」
「スターク・インダストリー」
ノレアが口にした単語にニカの目が見開かれる。
ノレアはそのまま続ける。
「アナタ達に出資している会社、ですよね?それも他の会社より多額の出資をして、更に技術協力もしているとか?」
「そ、そうよ。トニーさんが私たちに懇意にしてくれて…」
「あの会社、元はどんな会社だったか、考えた事ありますか?」
「え…」
「トニー・スタークの昔の呼び名、知ってます?」
「トニーさんの、昔の呼び名…?」
「『死の商人』」
ノレアの口から開かれる真実にニカは驚きを隠せない
「それがトニー・スタークの昔の呼び名です。当然ですよね?大量破壊兵器を売って莫大な利益を得ていた訳ですから」
ノレアはニカに詰め寄りながら更に続ける。
「『地球と宇宙の架け橋になる』?殺戮兵器を開発していた会社と技術提携して、大層な夢を掲げるじゃないですか。アナタ達の作る架け橋は、何十億人もの犠牲者の上で成り立つものじゃないんですか?」
詰め寄るノレアにニカは何も返せない
ノレアは自身が隠し持っていたナイフの刃をニカの腹に当てながら囁く
「綺麗事ばかり言って…現実、舐めてます?」
ノレアの握ったナイフが光り…
「ちょっと待ちなさい!」
声が響いたと同時に、ノレアとニカの間に人影が割って入る。
スレッタが、ニカを抱きながらノレアと距離を取った。
ノレアが舌打ちをしながら声がした方を振り向くと、そこにはミオリネとソフィがいた。
ノレアが目を細めて尋ねる。
「ソフィ…なんで?」
「いや、私はノレアはどこかなーって探してただけで…そしたらスレッタお姉ちゃんとミオリネお姉ちゃんに会ったってだけ」
「あっそ…」
どうやらソフィはノレアを止めに来た訳ではないらしい。
ソフィはニカとスレッタに視線を戻す。
そんなソフィにミオリネは声をあげる。
「それで、あなたは何のつもり?ニカにそのナイフで何をするつもりだったの?」
「アナタ達には関係ありません。ただ、そこの女に現実を思い知らせてやろうとしただけです」
ニカに視線を向けたまま、ノレアは淡々と告げる。
スレッタがニカの前に出ながら、ソフィに目で助けを求めるが、ソフィは笑いながら成り行きを見ているだけだ。
「そういう訳ですから、邪魔しないでもらえませんか?じゃないと、アナタ達も巻き込む事になりますが」
再び淡々と告げるソフィにスレッタは若干の恐怖と、同時に既視感を覚えていた。
つい最近体験した気がする、自分とまるで違う世界に生きてるような、遠い感覚。
「分かった…それなら、決闘で決着をつけましょう!」
ミオリネの言葉にスレッタがハッと我にかえる。
同時にソフィとノレアが怪訝な顔をした。
「は…?決闘…?正気ですか?」
「ここはアスティカシア高等専門学園よ!学園にいる限り、決闘のルールには従ってもらうわ!」
ミオリネの言葉にますます不機嫌な顔をするソフィ。
「アナタも現実が分かってないんですか?そんなルール、どうでも…」
「まあまあ、いいじゃんソフィ。やろうよ、決闘!」
「ノレア…」
ミオリネの言葉を無視しようとしたソフィの前にノレアが出て制する。
だが、ソフィにはノレアがスレッタと戦いたくてウズウズしているのが丸わかりだった。
「私とソフィの二人と決闘しようよ。スレッタお姉ちゃんが相手してくれるんでしょ?」
ノレアの言葉を聞き、スレッタとミオリネが目を合わせ、頷く。
「はい。私がお二人を相手に決闘します。二対一でも構いません。」
スレッタが決闘を応えようとしたその時だった。
コロコロと何かが転がり、スレッタの足に当たった。
突然の感覚に驚きながら、足元に転がってきた物体を見るスレッタ。
釣られてミオリネもスレッタの足元に転がった丸い物体を見る。
そこには恐怖の表情を浮かべたウェイドの生首があった。
その目がギョロリと動き、スレッタを見ながら告げる。
「これ!!母さんです!!」
「「うわあああ!?なんで!?!?」」
「俺ちゃん、最初しか出番なかったから!インパクトのある登場をするしかなかったの!」
そう言いながら奥からGUNDスーツに抱えられながら現れた赤ちゃんウェイド。
さっきの首はただの模型だったようだ。
だがミオリネから厳しいツッコミが入る。
「その登場2回目でしょうが!しかもつい最近!」
「作中では既に数日経ってるだろうが!リアルの方は数ヶ月たっちゃったけど!そんな事より、さっきの会話、聞かせてもらったぜ。その決闘、俺ちゃんも乗ろうじゃねえか。俺ちゃんとスレッタちゃん、オタクら二人のタッグバトルだ!」
「えっ、ウェイドさんが?」
「おう、任せろ!俺ちゃんがいるから、大舟に乗ったつもりでいろよ!スレッタちゃん!」
そう言いながら赤ちゃんボディでサムズアップするウェイド。
「………」
正直一人の方がマシかもしれない。
「エアリアルとキャリバーンが同時に相手してくれんの!最高じゃん!」
ノレアが目を輝かせて手を叩く。
だが、その瞳の中には暗い輝きが混じっていた。
「ガンダムは暴力マシーンだってこと…お姉ちゃん達に教えてあげるね」
──物語、続く(かもしれない)
一応、最後はどうなるかなどぼんやりと決めてます。
そこにたどり着けるかは分かりませんが温かい目で見守って貰えると幸いです。