とある科学の《光力屈折》   作:bkなひと

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【とある暇をもて余した少年】

 『学園都市』総人口230万人、7割が学生という巨大な学生の街である。

ここはただの都市ではなくある物の開発を行っている。

それは【超能力】の開発だ。

ここは科学の力で人工的に超能力を発現させることのできる都市なのだ。

もちろん、副産物としてその科学力は相当なもので、外とは大きな壁に阻まれておりその外との科学力の差は20年30年先のものとも言われている。

これは、そんな学園都市で生活しているとある少年の物語だ。

 

 

 

「暇だ~」

 

木陰の椅子に座り込みそう呟いたのは【(あかつき) 光夜(こうや)】。彼は高校1年生の青春真っ直中であるにも関わらず『暇』をもて余していた。

 

「はぁ~なんか起きねーかな~って、ん?」

 

チラリと横を向いてみると見知った顔が走っているのが見えた。更にその後ろを追いかけている人物も直接関わりはないものの見知った顔であった。

 

「……なに面白そうなことしてんだよ上条~」

 

ニヤッと笑いながら後を追いかける光夜であった。

 

 

 

 

「よう上条~、何してんだ~?」

 

「どわっ!……ってなんだよお前か……」

 

先回りして上条なる人物を待っていた光夜は突然現れて脅かすという古典的な嫌がらせをしてニヤニヤしていた。

 

「ようやく追い付いたわよ!!」

 

と、そこへ上条を追いかけていた人物が追い付いた。

 

「だから!なんで追いかけてくるんだっ!」

 

「勝負を断るからでしょうが!」

 

「なんで俺が勝負をしなきゃなんねーんだよ!!」

 

「このままわたしがコケにされたら気がすまないからよ!」

 

どうやら、この人物(しょうじょ)はかなり自己中心的な理由で上条をつけ回していたようだ。

 

「……な~な~、これ(・・)あれだろ?えーっとトキワダイ?のビリビリ姫だっけ~?」

 

「ん……なっ……『これ』!?『ビリビリ姫』!?」

 

光夜のかなり失礼な発言に怒りを露にするその少女に対して流石に失礼だったかと思ったのか光夜はその少女に名前を聞いた。

 

「あ~、すまんな~、ペチャパイ娘~で?名前は何て言うんだ~?」

 

そののんびりとした口調とは裏腹に更にその少女の怒りのゲージを上げる発言をする光夜。無論、少女は怒りをぶちまけた。

 

「だ!れ!が!ペチャパイ娘だぁぁぁあ!!!!」

 

怒りの声と共に、少女から電撃が放たれる。

 

この少女は【常磐台中学(ときわだいちゅうがく)】という学園都市でも屈指の名門お嬢様校に通う学生だ。超能力は各個人の能力によってレベル分けされており、【無能力者(レベル0)】から【超能力者(レベル5)】まで分けらており、レベル3以上の者しか入れない学校となっている。(もちろんレベル3でも入れないものはいるが)。

そして、この少女。驚くべきことに学園都市に7人しかいない【超能力者(レベル5)】の一人である。

 

【御坂 美琴】

能力名【超電磁砲(レールガン)

能力レベル 【超能力者(レベル5)

 

MAX10億ボルトの電気を操る彼女が放つ電撃はとてつもない威力である。

思わず出してしまった電撃ではあるが致死量ではない、が、当たればもちろんただではすまないだろう。

 

バジィ!!

 

電撃が当たる音がした。

だが、誰にも当たっていなかった(・・・・・・・・・・・・)

 

「っと~、あ~そっか~、お前あれか、超電磁砲(レールガン)か~、道理でいつもより力がうまく働かないと思ったわ~、そかそか、ま~相性悪いよな~うん」

 

何事もなかったかのように一人で納得している光夜。

 

「っ!……どういうことよ!わたしの電撃を防ぐやつがなんでまたあんたの知り合いなのよ!」

 

電撃を防がれた当の本人は上条に理不尽な怒りをぶつけていた。

 

「ま、まぁまぁ、落ち着け御坂、いいか良く聞け……」

 

上条の真剣な眼差しに御坂も喉をゴクリとならし上条の言葉をまつ。

 

「…………そんなもん知らん!!!」

 

と、走り去っていく上条。

数秒のタイムラグと共に御坂は「っざけんなこらぁ!!」と叫びながら上条をおいかけていった。

去り際に光夜に向かって「あんたも覚えてなさい!絶対電撃喰らわせてやるんだから!」と危険な意気込みを宣言して去っていった。

 

御坂達の背中を見ながら光夜は。

 

「……相も変わらず面白い街だよ……ホント」

 

と、少し口調が変わってはいたが上条を追いかける御坂をみて楽しそうにわらっていた。

 

 

 

 

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