ベリアル陛下はギャラファイでジードが自分のクローンだと知っても息子扱いしたため、意外と家族愛的な側面は捩じ切れる前は持っていた可能性が微レ存?
まぁ若干マイルドになった陛下はしばらくの間、魂としてアリウスを中心に活動していきます。
「レッキング・バーストォォォォ!!!!」
知ったような口を利くんじゃねぇ。
お前に何がわかるんだ。
お前にこの苦しみがわかるのか。
お前には俺の心の全てを理解できる訳がないだろうが。
だが…
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」
少し楽になった気がしたのは何故だ?
俺の心に沸々と湧いて来たのは何だ?
嬉しさか? 怒りか? 悲しみか?
何だ何だ何だ?
分からん分からん分からん。
お前ならこの気持ちが分かるのか? 息子よ。
お前ならこの劣等感をどうにかできたのか? ジード。
お前にならこの俺の運命を変えることはできたのか!?
「…っ!? ジードォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!」
--ベリアルは爆散した。
息子であるジードの手により完全に葬られたのだ。
「…さようなら、父さん…」
--ベリアルの劣等感、憎しみ、怒り、悲しみ、そして孤独感…
全てを理解できたわけではないがベリアルが抱いた心のうちを理解したジードは彼のことを想い、一筋の涙を流し、別れを告げ、帰還した。
--ベリアルの肉体は消滅したが、魂だけは崩れながらもしばらく漂い続けた。
そして、自分のこれまでの人生を振り返っていた。
俺は一度としてその信念だけは曲げることはなかった。
俺は誰にも負けないほどの力が欲しかっただけだ。
ただあいつらと違って俺のそこに善も悪も関係なかった。
その道が悪と呼ばれただけだ。
俺たちは神じゃない。
一つの生命体に過ぎず、生きる道は他人には決められない。
どれだけ善に近かろうと悪がない奴なんていない、悪にに近い奴だって善はある。
俺の道の選択があいつらの中だと珍しいだけだ。
だが、自分自身で選んだ以上責任は持たなければならない。
俺の責任の果たし方がこの結果だったってことだ。
俺は俺の信念を貫き、覇道を進み終えた。
それ以上でもそれ以下でもない。
俺の終着点は此処だ。
だが、
例え、何度生まれ変わろうと、俺はこの信念を曲げない道を選ぶ。
そして何度もこの結末に至ろうと、この信念は決して曲げるつもりはない。
そのために俺は何度も覇道を進んでやる。
何度でも…何度でも……何度でも……………
--ベリアルの魂は完全に崩壊した。
彼が残した様々な爪痕を残して…
--それから長い時が過ぎた。
完全に崩壊し、消滅したはずのベリアルの魂は久しぶりに感覚を感じた。
『…あん? 何処だ? この中途半端に破壊された場所は?』
--ベリアルが目を開くと今まで見たことのない場所にいた。
彼がこれまで破壊して来た惑星とは建造物の壊れ方が違った。
まるで、同族同士で殺し合う内戦が起きたような壊れ方だった。
『…しょうがねぇ、一旦此処の様子を見るとするか』
--ベリアルは魂だけの状態で放浪した。
そして色々と分かった。
『ガキどもしかいねぇ上、そいつらが銃持って暴れてやがる。 おまけにちょとやそっとじゃ銃を喰らっても死なねぇなんて、どうなってやがる?』
--これまでにも何度か子供までもが内戦に加わって互いを殺し合っている光景をベリアルは見たことはある。
だが、大人の姿が見えないだけでなく頭上に妙な物が浮いており、銃を何発喰らってもケロッとしていた。
この異常としか思えない光景をベリアルは不気味に感じていた。
『…考えれば考えるほどこの場所がよく分からん、これだけじゃ情報が足りねぇ、もっと情報が保管されている別の場所を探さねぇと…』
--ベリアルはまず目に入った大きめの建物に入った。
そこにはこの場所についての情報がある程度記されていた。
『…ここはアリウス分校…ちょっと前(ウルトラマン基準)にトリニティというところから迫害を受け、追放された連中…か………俺みてぇだな…』
--さらに読み進める。
アリウスの他に最大の勢力を誇るアビドス、混沌と自由が支配するゲヘナ、アリウスを追放した気品と規律を求めるトリニティなどの学校が支配する自治区があり、それらによって構成されているのが学園都市キヴォトスという都市らしい。
『…いや、待てよ…ほとんどが学校でできている都市だからって、ガキども、しかも女しかいねぇのはどう考えても変だ。 …このキヴォトス、俺が思っている以上に妙な場所なのかもしれない……とにかく今は俺の肉体を取り戻すことに専念するか』
--ベリアルにはまだいくつも気になる点、引っ掛かる点があったがひとまず肉体が必要だと感じ、肉体を取り戻すための準備を始めた。
彼はアリウス自治区の唯一の入り口と思しき迷路、カタコンベの奥底にあるものを見つけた。
『…おいおい、何であれの一部がここにあるんだ? ここと奴らに何か関係があるのか?』
--ベリアルが見つけたもの、それはかつて彼が幽閉されていた宇宙牢獄ベリアルプリズンの一部であった。
M78星雲光の国のはるか上空にあったそれが、何故カタコンベの奥底にあったのかは不明だが、この一部さえあれば安全に肉体を再生できる。
ベリアルは早速行動に移し、このアリウスに大量にあるマイナスエネルギーと自身の魂の一部、そして知らず知らずのうちに神秘を使って、牢獄内に体を作り始めた。
『宇宙牢獄の一部があったなら、俺の世界にあった物の幾つかがここにあるのかも知れねぇ…』
『時間はまだたっぷりとある、その間に色々探してみるのはありかもな』
--ベリアルは肉体が完成するまでの時間を有効活用し、自身が利用できそうな物がないか探すことにした。
のちにこの判断が正しかったことを知るのはそう遠くない未来の話である。
次回からあのお笑いユニット、ダークネスファイブがナレーターを務める子になります。
少々騒がしくなりますが、そこはご愛嬌ということで。
下記:この小説を見たD5の皆さんの反応
スライ「陛下を陛下呼びしないなんて…」
グロッケン「マジで信じらんねぇ!!」
デスローグ「ゴオォォォ…」
ヴィラニアス「吾輩らはもう知らぬぞ」
タイラント「 Gyaaaaa!!」
ジャタール「…ぎょぽ? 俺、補欠に降格?…」