モチベーション維持などで遅れましたが、
ようやく始まります。
本作と今後の僕の小説は、
1話を1、2、3に分ける形で、
連載していこうと思ってます。
本作の時系列は怪獣娘側が『怪獣娘(黒)』の後、
ウルトラマン側が『大いなる陰謀』の前になります。
第1話 光が降り立った日 1
BGM『ソウルライド!怪獣娘』
嘗て、この地球には“怪獣”と呼ばれる生き物がいた。
そして、その怪獣と人類の長い戦いが終わり、
平和になった現代の地球。
そこには怪獣の魂と力を受け継ぎ、
怪獣の力を使う少女達がいた。
その名は、“怪獣娘”。
日本の首都、東京。
今そこにある街では、
あちこちで爆発が起こっていた。
BGM『嵐を呼ぶ怪獣ソウル』
『〜〜〜!』
『グオオオオオオンッ!!』
「シャドウだああああ!!」
「逃げろおおおお!!」
そこでは黒いスライムのような姿をした等身大の怪物の大群と、
恐竜の様な外見をした大型の怪物一体が暴れ回っており、
街の住民は悲鳴をあげながら逃げていた。
このスライムのような怪物こそ、
地球の平和を脅かし、
人類に厄災を与えると言われる、
“シャドウ”。
恐竜型の怪物はシャドウの上位個体、
“シャドウビースト”。
現在東京で起こっている爆発は、
シャドウ達の破壊活動によるものなのだ。
『ウオオオオ…!』
それだけではなく、
黒いモヤのようなオーラを纏い、
ハイライトがない赤い目になっている人間数人が、
唸り声を上げながら人々を襲っていた。
これは心の弱った人間に取り憑いて、
凶暴化させる個体、
“シャドウミスト”だ。
シャドウの大群やミストに取り憑かれた人間は、
街の至る所で暴れ回っており、
住民はシャドウ達の猛威と存在に怯え、
逃げる事しかできなかったよ
「ああっ!」
そんな中、一人の女の子が逃げる途中で転んでしまう。
他の人々は逃げる事に夢中で転んだ女の子に気付かず、
助ける事をしようとしなかった。
「痛い…。」
足に怪我を負ってしまった女の子は、
立ち上がる事が出来ずに涙を流す。
『〜〜〜!』
そんな女の子にシャドウ達は襲い掛かろうと、
ゆっくり迫って来る。
その時だった。
「おイタはそこまでだよ!」
『!?』
「え…?」
何処からか聞こえた声にシャドウ達は動きを止め、
女の子と共に声が聞こえた近くの建物の屋上に目を向ける。
BGM『ソウルライド!怪獣娘』
そこには紫と黒で彩られた制服を着た、
茶髪の眠たげな目の少女と、
水色の髪の少女が並び立っていた。
「さあ!行くよ!アギ!」
「うん!ガッツ!」
「「ヤアッ!/イヤッホウ!」」
“アギ”と呼ばれる茶髪の少女と、
“ガッツ”と呼ばれる水色の髪の少女は、
掛け声を上げながら共に屋上から飛び上がる。
「「ソウルライド!!」」
『ソウルライド』という掛け声を上げながら、
スマホのような見た目のデバイス、
“ソウルライザー”の画面をスライドする。
すると彼女達の体は光に包まれ、
“アギ”は大きな一本角と、
襟巻き付きのフードが付いた衣装を纏った姿に変わり、
“ガッツ”は水色と白で彩られた衣装と、
赤いマフラーを身に纏った姿に早変わりした!
「イェア!!」
コスプレのような姿に変わった二人の少女は、
“ガッツ”のハイテンションな掛け声と共に、
シャドウ達と女の子の間に着地する。
その二人の姿を見た女の子はこう言った。
「怪獣娘…!」
そう。この二人の少女こそ、
多くの怪獣娘が所蔵する“国際怪獣救助指導組織”、
通称“GIRLS”に所属する怪獣娘。
フードの少女は、
カプセル怪獣の魂を受け継いだアギラ。
水色髪の少女は、
分身宇宙人の魂を受け継いだガッツ星人だ。
アギラ「大丈夫?」
ガッツ「私達が来たからにはもう安心だよ!」
ガッツは女の子に対してそう言いながら、
得意の分身能力を使って二人になる。
「この子をお願いね!私!」
「OK!私!」
ガッツの分身は女の子の手をとって優しく起こす。
「さあ、お姉ちゃんと一緒に逃げよう。」
「…うん!」
ガッツの分身が女の子を連れて、
この場をから避難する。
それを見届けた後、
アギラとガッツは目の前のシャドウ達に向き直る。
そしてガッツはシャドウ達に対して勢いよく言い放つ。
「さて!さてさて!さてさてさて!
来ました!私達が!怪獣娘が!!
貴方達を倒しに、ね⭐️」
場面は変わって、
怪獣娘達が存在する“ガールズスペース”とは、
別宇宙の“M78スペース”。
そこに存在する小惑星帯で、
何かが大群で蠢いていた。
『〜〜〜〜〜〜!!』
それはなんと、シャドウだった。
ガールズスペースの地球、
“ガールズアース”にしかいない筈のシャドウが、
確かにそこにいた。
しかもそのシャドウは姿こそ、
通常タイプのシャドウなのだが、
問題は大きさなのだ。
本来、通常タイプのシャドウは等身大だが、
ここにいる通常シャドウ達は皆、
50m級の巨体なのだ。
その時、何処からか二つのブーメランのような物が飛んできて、
巨大シャドウ達を次々と切り裂いていく。
「シュアッ!」
すると赤と青で彩られた体を持つ鋭い目の巨人が現れ、
二つの宇宙ブーメラン、
『ゼロスラッガー』は巨人の方へと飛んでいき、
巨人の頭部に装着された。
「デヤッ!」
そして巨人は小惑星の一つに着地する。
巨人の名はウルトラマンゼロ。
M78星雲・
栄光の“ウルトラ兄弟”の一人であるウルトラセブンの息子。
非常に高い実力の持ち主で、
“若き最強戦士”と呼ばれている。
「妙な気配を感じとって来てみれば、
またこいつらとはなぁ…。」
目の前の巨大シャドウの大群を見回しながら、そう言うゼロ。
この口ぶりから察するに、前にもシャドウと戦った事があるらしい。
BGM 『ウルトラマンゼロ-アクション (M-19)』
『〜〜〜〜〜〜!!』
巨大シャドウ達がゼロ目掛けて、
自分達の体の表皮を弾丸のように連射する。
「フッ!デヤアッ!」
しかしゼロはそれを素早く避けて、
額のビームランプから『エメリウムスラッシュ』を放ち、
巨大シャドウ達を撃ち抜いていく。
「セヤッ!デヤッ!」
別の小惑星に着地したゼロは、
襲いかかってくる巨大シャドウ達を格闘技で全て蹴散らした後、
別の小惑星へ飛び移り、
そこにいる巨大シャドウを同様に蹴散らしていく。
『〜〜〜〜〜〜!!』
「キアッ!シュワッ!」
ゼロと巨大シャドウ達が戦っている場所とは別の場所でも、
巨大シャドウの大群が蠢いており、
青と銀と黒、そして赤で彩られた体に、
トサカのような物がついた頭部を持つウルトラマンと戦っていた。
そのウルトラマンの名はウルトラマンゼット。
“宇宙警備隊”に入隊したばかりの新人隊員である。
ゼロに憧れ、彼に弟子入りを志願しているが、
本人からは弟子と認められていない。
「シュワッ!シュアッ!デヤッ!キェアッ!!」
ゼットは自分の周囲の巨大シャドウ達を格闘で全て倒した後、
近くの小惑星の巨大シャドウ達に向けて、
頭部のスラッガーから放つ光波弾、
『ゼットスラッガー』を連射し、
それを食らった巨大シャドウ達は爆発四散していく。
「キアッ…!グアアアアッ!?」
だがその直後、
背後から別の巨大シャドウ達が、
目から放った光線を受けてゼットは吹っ飛ばされてしまう。
「ウアッ!」
『〜〜〜〜〜〜!!』
その勢いで別の小惑星の地表に激突したゼットに、
攻撃を仕掛けた巨大シャドウ達は勢いよく飛びかかるが、
横から飛んできたゼロスラッガーによって倒される。
「シュッ!」
ゼロはスラッガーを頭部に戻しながら、
ゼットの前に降り立つ。
「大丈夫かゼット!」
そう言いながらゼロはゼットに手を差し伸べる。
「ゼ、ゼロ師匠…!ありがとうございます…!」
そしてゼットはゼロの手を借りて立ち上がる。
「ったく、お前はまだ新人なんだから、
あんま無茶すんなって!」
「そうはいきませんよ!
俺だって宇宙警備隊ですよ!師匠!」
「…何度も言うが、
俺はまだお前を弟子とは認めてな」
『〜〜〜〜〜〜!!』
ゼロがそこまで言いかけたその時、
残りの巨大シャドウ達が現れ、
ゼロ達を取り囲む。
「なんて言ってる場合じゃねえな!
一気に決めるぞ!ゼット!」
「はい!」
ゼロの横に立つゼット。
そしてゼロは左手を水平に広げる。
ゼットは両手を胸の前で水平に構え、
左手を左上、右手を右下へと伸ばして斜めに開く。
そして左手を前、右手を後ろに伸ばして、
其々エネルギーをチャージする。
「「ハアッ!!/シュワッ!!」」
ゼロはL字の構えをとった腕から『ワイドゼロショット』、
ゼットは十字に組んだ両腕から『ゼスティウム光線』を発射する。
周囲の巨大シャドウ達を瞬く間に一掃するのだった。
しかしその直後、
二人が見上げる上方で、
“次元の穴”が開いた。
『〜〜〜〜〜〜!!』
そこから新たな巨大シャドウの大群が現れた。
「また出てきた!?」
驚くゼットをよそに、
新たに現れた巨大シャドウ達は、
一斉に目から光線を放つ。
「「ハッ!/キアッ!」」
それに対してゼロとゼットは並び立ったまま、
『ウルトラゼロディフェンサー』と、
『ゼットバリア』、
其々の光のバリアーを使用し、
巨大シャドウ達の光線を全てを防ぐ。
「ゼット!下がってろ!」
「は、はい!」
ゼットを自分の後ろに下がらせたゼロは、
頭部から分離させたスラッガーを、
カラータイマーの左右に合体させて、
エネルギーをチャージする。
「ハアッ!!」
そこから必殺光線『ゼロツインシュート』を放ち、
巨大シャドウ達を爆散させた。
しかし次元の穴は閉じる事なく、
そこから新たな巨大シャドウ達が、
次々と飛び出してくる。
「まだ出てくるのかよ!
これじゃあウルトラキリがないぜ!」
「……そうだ!デヤッ!!」
ゼットが愚痴を溢すように言う一方で、
ゼロは暫しの間考えた末に何かを思いつき、
左腕に装着された『ウルティメイトブレスレット』を、
聖なる鎧『ウルティメイトイージス』に変換して装着。
「フッ…!」
次元を自由自在に移動出来る力を持った、
『ウルティメイトゼロ』となる。
「ハアッ!!」
ゼロは右腕に装着された剣、
『ウルティメイトゼロソード』から光波を放ち、
巨大シャドウ達を一瞬で倒す。
「シュアッ!!」
そしてゼロは勢いよく飛び上がる。
「師匠!一体何を!?」
「この次元の穴を通れば、
奴等を送り込んでる奴の元に辿り着けるかもしれないと思ってな。」
「だったら俺も一緒に!」
「バカいえ!俺ですら行った事がない宇宙に着くかもしれないんだぞ!
そこでお前にもしもの事があったらどうする!?」
「でも!」
「とにかくお前は光の国に戻ってろ!いいな!シュワッ!!」
そう言い残してゼロは次元の穴へと入っていった。
「ゼロ師匠ーーー!!」
ゼットは叫びながら手を伸ばすも、
次元の穴は閉じてしまうのだった…。
一方その頃、
ゼロ達の故郷“
“宇宙警備隊本部”では、
マントを纏った7人のウルトラマンが集まっていた。
宇宙警備隊の隊長、
ゾフィー。
怪獣退治の専門家、
初代ウルトラマン。
ゼロの父親にして真紅のファイター、
ウルトラセブン。
ウルトラブレスレットの使い手、
ウルトラマンジャック。
光線技と切断技の名手、
ウルトラマンエース。
光の国の教官を務めるウルトラマンNo.6、
ウルトラマンタロウ。
セブンの弟子にして、ゼロの師匠でもある、
ウルトラマンレオ。
彼らこそ、“ウルトラ兄弟”と呼ばれる栄光の存在である。
レオ「ゼロが時空を超えた?」
ゾフィー「ああ。たった今、ゼットから連絡があった。」
セブン「私も先程、ゼロが時空を超えるのを感じ取った。」
レオ「一体何故?」
ゾフィー「ゼットからの連絡によると、
ゼロと共にパトロールしている最中に、
最近この宇宙に出没する“黒い怪物”と戦ったそうだ。」
ジャック「黒い怪物…。」
エース「また現れたのですか。」
“黒い怪物”。
即ちシャドウの事である。
どうやらこの宇宙では、
シャドウが何度か出現しているらしい。
ウルトラマン「そのまま戦闘に突入し、全て倒した後、
怪物達が通って来た次元の穴を使って、時空を超えたとの事だ。
そうする事で怪物を送り込んでる黒幕を突き止めるつもりらしい。」
タロウ「やはりあの怪物は、
別の宇宙から送り込まれていたのですね…。」
ジャック「しかも奴らは我々の宇宙だけでなく、
いくつもの並行宇宙に出現している。」
エース「故にどの宇宙からやって来たのかが、
未だに不明だったが…。」
セブン「…ここはゼロに託そう。
ゼロならば、きっと…。」
今後もモチベーション維持などで、
投稿が遅れる事があると思いますが、
頑張って書いていきます。
よろしくお願いします。