遊戯王ARC—V 〜Reconstruction〜 作:星紡 粋蓮
書きたい書きたいと思いつつも、結局行動に移さなかった身ですが、知人に「かつて遊戯王二次を書いていた」と言ったら読みたいと言われ、ようやく行動に移しました(いつまで続かは知らない)。
それから、主人公の設定がだいぶヘンテコなのは許してください!!
プロローグ:旅立ち
静かな一室で2人の男女が向かいあって座っている。ベッドに座っている青年―
しばらくして、女性はため息をつきながら肩をすくめた。
「そんなに警戒しないでいいじゃないボウヤ」
「黙れ不審者。いきなり現れて、なにが『転生しませんか?』だ。俺に死ねと」
閃耶の言い分に、女性は「ふ~ん」と言いながら机の上にあった1枚のカードを手に取る。
「でも、ボウヤも夢見たでしょう? この遊戯王の世界に行ってみたい、と」
「ぐっ、それは……」
「それにね、なにもボウヤに死ねと言っているわけではないの」
女性はカードを机に戻しながら続ける。
「ボウヤのクローンを遊戯王の世界へ送るの。誰も悲しまずにボウヤは遊戯王の世界へ旅立てる。良い話ではなくて?」
「つまり、俺自身は遊戯王の世界へいけないって事だろ」
「あら、気づいてないの? すでにボウヤ自身がクローンよ。本人は夕飯でも食べてるわ。ほら」
「なっ!?」
女性はそういいながら右手を宙にかざす。すると、霧が集まり円を作った。その円には閃耶が家族と夕飯を食べている光景が映っていた。
その光景に閃耶は目を見開き、そしてすぐさま舌打ちをした。
「ちっ! つまり転生を拒めば、この俺は消える運命ってわけか」
「あら、信じるのね」
「そんな超常現象起こされた以上はな」
そう言いながら天を仰ぐ閃耶。そんな閃耶に女性は話を続ける。
「転生後のカードについては、ボウヤの本体が手に入れたカードがそのまま使えるわ。ついでにボウヤの本体が手放してもボウヤ自身は使えるから、安心してね」
「つまり、俺が使えるカードは俺自身にかかっているって事か。1枚足らない、とか起こらないといいな」
「そこはボウヤの本体次第ね。世界とかにリクエストはある?」
女性の質問に閃耶は目を閉じて考え込む。そして目を開くと、
「行く先はアニメARC−Vの世界。デュエルディスクには対ジャミング機能が欲しい。あといくつか特殊能力を」
「特殊能力は3つまでならいいわよ」
「なら1つ目、洗脳や毒といった俺に害を及ぼす物を一切受け付けない肉体を。2つ目、遊戯王ZEXALでのスフィア・フィールドを展開する力を。そして3つ目、カードを介した特殊能力を使用可能とする力を」
「ふむ、いいでしょう」
閃耶の要求聞いた女性はそう言って立ち上がると、閃耶の側までやってくる。
「これで最後になるわ。何か質問はあるかしら?」
「いくつか……。まず1つ目、俺が使えるカードはどうやって把握・管理すればいいんだ?」
「それに関してはボウヤのスマートフォンを改造するから問題ないわ。どうせ向こうでは連絡媒体として使えないし」
それを聞いた閃耶はどこぞの邪神かよと思いつつ、2つ目の質問をする。
「じゃあ2つ目、原作改変はどのレベルまで大丈夫なんだ?」
「ガッツリ改変しちゃって大丈夫よ。もとよりそのつもりでしょう」
「まぁな。んで、最後3つ目。向こうの世界の住人に、俺のカードを譲渡するのは?」
「それに関しても問題ないわ。ただし、譲渡した分も含めてボウヤの本体が入手したカードしか使えないわよ」
「そうか、質問は以上だ」
「そう、それじゃあ」
閃耶の質問に答え終わった女性は、閃耶の頭に手かざす。すると、閃耶の体が光り始める。
「良い旅路を、遊霧閃耶。運が良ければ、私とまた会うかもね」
「それは勘弁願いたい」
その言葉を最後に、閃耶の肉体は光となって消え去った。
それを見てから女性もまた、幻のように消え去るのだった。
しばらくして……
「うし! 寝る前に、買ってきたカードでデッキ組むか。新弾のオノマトペデッキ、舌を噛みそうだ」
部屋に入ってきた青年は、椅子に座ってカードを弄り始めるのだった。
はい、主人公はクローンだったというヘンテコ設定でした。何でこんな設定にしたし。
まぁ神様なんだから、一々◯んでなくてもクローンなりレプリカなり作ってしまえって思ったからこんな設定なったんですがね(馬鹿だろ)。
あと閃耶くん、複数のデッキ使いますが、主に使うデッキは3つです。あとは一回限りとかになるかな〜、下手にデッキ増やすと動かし方を覚えなきゃならんし。
え、次回予告? んなもんねぇよ、次回予告詐欺するかもしれないからね。