「何、江ノ島で死体!。」
「えっ。」
と、南と高山は驚く。
「おいっ、神奈川県警から捜査協力の要請だ。」
「よしっ、早速当たってみます。」
と、高山と松本に当たらせた。
「ほう、なるほど江の島へ行くと言って帰ってこないので心配になったんですね。」
「ええ、達也は悪い仲間と一緒に付き合う子じゃないんだけど、まさか、殺されるなんてね。」
と、達也の母親が言った。
「部活で何かトラブルでもあったんじゃないですかね。」
「ええ、最後の大会であと一歩で優勝するところだったのに、その子高校に負けるなんて。」
「ほう、なるほどね。」
「あのー、最後の大会って。」
と、松本は言った。
「ええ、4年前に相手のチームに負けてしまったんです。」
「ほう。」
高山と松本は高杉に報告した。
「何、4年前の大会と江の島の殺人と関係しているのか?。」
「ええ、この事件には4年前に何があったか。」
「それも、考えられるわ。」
と、梶山は言った。
「ところで、記憶喪失の女性の方はどうなったんだ。」
「ええ、今は病院で安静にしていますが。」
「そうか。」
「班長、その女性は江の島の事件の目撃者かもしれませんよ。」
「えっ。」
「松本、それは本当か。」
「ああ、それも考えられるな。」
「でも、神奈川県警の調べによると時間帯は深夜帯ですよ。」
と、南は言った。
「もしかしたら、その時に夜の海岸を歩いた時に犯人を見たんじゃないのかな?。」
「考えられるな。」
「そして、追跡中にぶつけて記憶を失ったと。」
「きっと、そうだ。」
と、高山は言った。
「彼女は、犯人を見たと考えられるな。」
「うん。」
「でも、彼女は江ノ島へ行ったのかな?。」
「それも、考えられるな。」
「彼女は江の島の次に、鎌倉へ行ったんじゃないのかな?。」
「高山、それも考えられるな。」
早速、南は彼女の事を調べてみた。
「えっ、彼女は乗っていたんですか。」
「はい、この時間帯に新宿から乗って藤沢へ向かいました。」
と、助役は言った。
「ほう、よく覚えていましたね。何時に藤沢に下車したか覚えていますか?。」
「ええ8時12分に新宿を発車して、藤沢には9時08分に到着します。」
「ほう、なるほどね。」
そして、写真を手掛かりに江ノ島へ向かった。
「ええ、覚えていますよ。」
「それは、本当ですか。」
「はい、この客なら藤沢から江ノ電に乗って江ノ島へ向かいましたよ。」
「間違いないですか?。」
「ええ。」
早速、南は彼女に会いに行った。
「えっ、本当ですか。」
「ああ、あなたは8時05分の湘南新宿ラインに乗って藤沢から江ノ島へ行ったんですよ。」
「えっ、どうしてそれを。」
「私はね、駅員に確認したんですよ。」
「あっ、思い出したわ。」
「少しは思い出したか。」
「ええ。」
「江ノ島へ行った後に鎌倉へ行って、帰りは横須賀線と山手線に乗り継いで新宿へ帰る予定だった。」
「あっ、思い出したわ。」
「そうか、記憶が少し戻ってきたようだな。」
「ええ。」
彼女は少しずつ記憶を取り戻した。