逆にした理由は、アクセス数を意識して、アリーナ&クリフトの激アツシーンを繰り上げたためです。
サントハイムにやって来たマーニャとミネアはついに因縁の相手であるバルザック+(※以降、バルザックと表記します。)と対面した。
「おおっ!よくぞ来た。わしがキングレオに代わる王の中の王。バルザックだ。わしは待っておった。そなた達のような若い女性が現れる時を。」
彼はまるで竜王のような言い方で語りかけてきた。
「何よ!その上から目線のような言い方は!頭くるわ!」
「あたし達がどんな思いをしてきたか、分かってるの!?」
ミネアとマーニャはまるで血管が沸騰するほどの怒りを見せた。
「まあ、落ち着け。ここは一つわしと手を組まんか?」
マーニャ「はあっ!?手を組むですって!?」
ミネア「バカにするのもいい加減にしなさい!」
「バカにする気はない。正直、ムダな戦いはしたくないからな。そこでじゃが、もし、わしの味方になれば、世界の半分をそなた達にやろう。」
「……?」
「……?」
2人はあまりにも意外なことを言われてしまい、一瞬きょとんとしてしまった。
「どうじゃ?わしの味方になるか?富も名誉もほしいままじゃ。理想の男も紹介するし、一生豪華な生活を満喫出来るぞ。」
「そ、そう…。ではあたし、試しにはいを選びます。」
「本当だな?」
「あっ、は…」
「姉さん、だまされてはいけません!これは全てわなです!幻です!私は断ります!」
マーニャが提案にのりそうになったのを見て、ミネアはあわてて姉の口をふさぎ、きっぱりと断った。
すると、ここでマーニャが我に返ったため、彼女もこたえをいいえにスイッチした。
「そうか。分かった。では、おろかものめ!思い知るがよい!」
一旦はニヤニヤしていたバルザックは途端に怒りの表情になり、先制攻撃を仕掛けてきた。
そして、圧倒的な攻撃力にものを言わせて、あっと言う間に2人を追いつめていった。
「うっ、うぐぐっ…。」
「こんなはずでは…。」
「さあ、マーニャとミネアよ、苦しいか?だが、心配はいらんぞ。今、楽にしてやるからな。わあっ、はっ、はっ、はっ!わああっ、はっ、ははははははははははは!『は』がいっぱい、わあっ、はっ、ははははははははははは!」
勝利を確信したバルザックは高らかに笑った後、とどめとばかりに2度攻撃をしてきて…。
「はあっ!」
「きゃあっ!」
ミネアとマーニャは目を覚ますと、2人そろってガバッと起きた。
「夢か…。ひどい夢だったわね…。」
「姉さんも同じ夢を見ていたの?」
「ええ。何としても仇をうちたいけれど…。」
「でも、負ける夢ばかり見てしまうわね…。」
宿屋のベッドの上にいる2人はその後、朝まで寝付くことが出来ず、HPとMPの回復が不完全なまま、ソフィア達と行動を共にすることになった。
そんなある日、治療のために離脱中のトルネコを除く導かれし者たち一行は王家の墓にやってきた。
そこはアリーナの先祖が眠る場所でもあったため、彼女は初めて来たにもかかわらず、何だか懐かしい雰囲気を感じ取っていた。
7人はこの先がどうなっているのか確かめようとしたが、すでに日が西に傾いていたため、ソロはここから先のシーンは翌日にまわすことにした。
「お疲れ。じゃあ、今からは最後のカギを使わないという条件で自由時間にします。私達は一旦エンドールに行き、ゆっくり休むことにします。」
ソロはみんなと一緒に外に出てきて一行をねぎらった後、スタッフを連れてその場を後にしていった。
緊張感から解き放たれた7人は再度内部に入っていき、アリーナが手を合わせてお墓参りをしていると、そこに何かキラキラと光る魔物がそばを通り過ぎていった。
「な、何?私達を襲いにきたの?」
「これ、どういう生き物なのよ?」
ミネアがビックリする一方、マーニャはブライの方を見て問いかけた。
「ふむ…。今通ったのは恐らくはぐれメタルで間違いないじゃろう。」
ミネア「は、はぐれメタル?ということは、それもメタル系の敵?」
マーニャ「つまり、メタルスライムと似たような魔物ってことよね。」
「そうじゃな。そしてメタル系ってことは、たくさんの経験値を持っているということじゃ。多分、メタルスライムの比ではないじゃろう。」
「それはいい話を聞いたわね。」
「ぜひ経験値を頂戴したいわ!」
彼女達をはじめ、ブライの話を聞いたみんなは一斉に目の色を変えた。
しばらくすると彼らは複数のはぐれメタルに出会ったため、みんなが一斉に勝負を挑んでいった。
しかし、守備力が半端ないためにどんなに頑張ってもミスか1ダメージしか与えられず、しかも呪文も一切通じないため、彼らはどうすればいいのか分からなかった。
そうしているうちにはぐれメタル達はみんな逃げ出してしまい、結果的に全く経験値を獲得出来なかった。
「む、無念です…。何とかしたかったんですが…。」
「予想はしていましたが、メタルスライム以上に大変ですね。」
クリフトとライアンをはじめ、彼らはみんな肩を落として外に出ていった。
すると、時を同じくして赤い髪をした魔法少女が舞い降りてきた。
「こんにちは、あなた達ここにいたのね。」
「そうね。バーバラさん、お久しぶり。」
「あの時は助けてくれてありがとう。」
「またあなたに会えてうれしいわ。」
ミネア、マーニャ、アリーナは第4章のモンバーバラでピンチにおちいった時に彼女に助けてもらった恩もあって、深々とお辞儀をした。
一方のバーバラは、ソロからアリーナ達が王家の墓に来ているという情報をつかんだため、一緒にいたレック(6の主人公)の了解を得た上でここにやって来た。
「でも、みんな浮かない顔をしてどうしたの?せっかく会えたのにこれじゃ調子狂うじゃないの。」
彼女は少し顔をしかめながら問いかけた。
それを受けて、ソフィアは内部ではぐれメタルに出会い、経験値を得ようとして失敗してしまったことを打ち明けた。
「ふうん、そうなんだ。何だかおもしろそうだから、あたしもついていこうっと!」
「えっ?いいの?」
「うんっ!あたしも過去にメタル狩りに挑戦した時、レック達から結構頼りにされていたから。」
「そう。それなら、その時の体験談を教えてくれる?」
「いいわよ。あたしバーバラ。よろしくっ!」
「私はソフィア。ぜひ協力をお願いするわ。」
2人は初対面にもかかわらずすぐに意気投合し、早速みんなで作戦を立て始めた。
その結果、アリーナは武器をキラーピアスに持ち替え、マーニャは袋の肥やしになっていたどくばりを装備した。
さらにソフィア、ライアン、ミネア、クリフト、ブライはこれまた袋の肥やしになっていた聖水を一つずつ所持した。
また、作戦の都合上、聖水を大量に消費するため、バーバラを追って現地にやって来たレックが買い出しに行くことになった。
「それじゃ行くわよ。みんな、準備して。」
作戦の指揮を執るバーバラはみんなに呼び掛けると、早速口笛を吹いた。
するとそこに現れたのはハンババや、ビビンバー、ブラッドソードをはじめとするモンスターだった。
「あんた達はおよびじゃないの!引っ込んでなさい!」
バーバラは星降る腕輪を装備していることもあって先制で行動し、イオラをぶっ放した(※なお、ビビンバーには無効)。
それに続いてマーニャもイオラを唱え、ソフィアとライアンは通常攻撃でビビンバーを攻撃してKOさせた。
ハンババとブラッドソードはかろうじて1ターン目は持ちこたえたものの、次のターンでバーバラの2度目のイオラに耐えられなくなり、降参を宣言したため、一行は経験値を獲得した。
その後、何度か戦闘を繰り返していると、ついにはぐれメタル4匹が姿を現した。
「ついに、ついにですね。このチャンスを逃したくはないわ!」
ミネアは即座に聖水を使用し、Bに1ダメージを与えた。
次に行動したのはアリーナで、1回目はBに1ダメージ、2回目はミスだった。
するとここでBとDが逃げてしまったため、残りは2匹になった。
そんな中で、ライアンはバーバラがゴソゴソと何かをしているのが気になった。
「あの、あなたは何をしているんですか?」
「あっ、ちょっとね、今準備をしていたの。さあ、はぐれメタルさん、これをどうぞ。」
彼女は一行が目を血走らせる中でも意外とお茶目な一面を見せながら、Cに向かって何かを差し出した。
するとCは「はい、よろこんで」とばかりにやってきて、一口パクリと食べてみた。
「どう?」
「おおっ!こっ!これはっ!」
「おいしかった?」
「これは凄い!まいりました!というわけで経験値、あげちゃいます!」
Cは何を考えたのか、降参をしてしまった。
「わーい!ありがとう!」
バーバラはニッコリと微笑みながら、はぐれメタルにいい子いい子をした。
ソフィア「どうなっているの?そのやり方!?」
「これ?おままごとって言うの。あたし、過去にメタル狩りをした時にみんなからこれをやるように頼まれたの。」
「だからって、それで経験値をもらえる理由がよく分からないんだけれど…。」
「まあ、いいじゃないの。口笛と合わせてすっごい頼りにされたんだから。」
バーバラは相変わらずムードメーカーぶりを発揮しながら微笑んでいた。
その後、残ったはぐれメタルはHPがまだあるうちに逃げ出してしまったため、Cしか倒せなかった。
とはいえ、それでも大量の経験値を獲得出来たため、ソフィア、ライアン、クリフトがここでレベルアップをした。
次にはぐれメタルに出会った時には、アリーナの2度攻撃と残った聖水の集中使用、さらにはマーニャのどくばり攻撃と合わせて2匹から経験値をもらえることになった。
するとここでレックが「みなさん、お待たせしました。」と言いながらたくさんの聖水を持ってきたため、アリーナ、マーニャ以外の5人で山分けした。
その後ははぐれメタルも簡単に経験値を渡してたまるかと考えたのか、すぐに逃げるようになってしまった。
そのため、途中から条件が厳しくなってしまったが、それでもバーバラはその警戒をかいくぐるように再度おままごとを成功させ、レックはまじんぎりを繰り出した。
しかし、戦闘を繰り返すうちに外は真っ暗になり、さらに聖水とみんなのMPが残りわずかになってしまったため、ここでメタル狩りを含む戦闘はあきらめることになった。
「みなさん、お世話になりました。それじゃ、僕達はこれにて失礼します。」
「短い時間だったけれど、一緒に行動出来て本当にうれしかったわ。」
レックとバーバラはお互い手をつなぎ、笑顔で手を振りながらルーラで仲間のもとへと向かっていった。
そしてソフィア達は2人を見送った後、自分達もルーラで町へと飛び立っていった。
翌日。ソロが撮影再開のために現地に到着した時、一行の様子がどうも気になった。
「君達、夕べは何をしていたんですか?何だかレベルがずいぶん上がっているような気がするんですが…。」
「いやあ、その…。言葉では説明しにくいんですが…。」
ミネアは右手を後頭部に当てながら、しどろもどろに答えた。
それから間もなく、撮影が再開され、一行は最後のカギを使って奥へと足を踏み入れていった。
なお、一行は撮影終了後もここでメタル狩りを繰り返したため、バルザック討伐の目標レベルを大きく超えてしまった。
そのため、バルザックがマーニャとミネアを含むメンバーに挑んでいった時…。
「こっ、こんなバカな…。戦闘前にあんなにえらそうなことを言ったのが台無しではないか…。」
「フッフッフッ。これが仇うちにかけるあたし達の執念よ。」
「あんたには死ぬよりつらい絶望感を味わってもらうわ。」
マーニャとミネアはまるで何かに取りつかれたかのような不気味な笑みを浮かべた。
それにビビったバルザックは思わず後ずさりを開始したが、回り込まれてしまった。
「知らなかったの?あたし達からは逃げられないわ。」
「ボスが逃げるなんて、SFC6のブラディーポみたいね。」
「さあ、怖い?でも安心して。」
「今、楽にしてあげるからね。」
「フッフッフッ…。ハアッ、ハッ、ハハハハハハハハハハ…。」
「ハがいっぱい。ハアッ、ハッ、ハハハハハハハハハハ…。」
2人の姿はどちらが悪役なのかと言いたくなるものだったため、他の人達は恐ろしささえ感じていた。
戦闘終了後、彼女達の態度を放っておけなくなったソロは2人にイエローカードを提示した。
「というわけで、君達は海鳴りのほこらでケガをした後に治療をサボって、ウシ息子のレース場に行っていた時と合わせて、累積2枚目となります。」
「ええっ!?それじゃあたし達、次回出場停止じゃない!」
「その通り。ですから、今後そういった行動はつつしんでください。」
「そんなこと言って、本当は8人も出すのが大変だからでしょ!」
「いえ、それは…。でも、うp主の考えだったら、あり得ないとも言い切れませんが…。」
ソロは頭に血がのぼったマーニャとミネアにタジタジだった。
一方、現在リハビリ中のトルネコはというと…。
「こっ、この幸せのくつ、きついですね。」
ネネ「でも、これを履いて歩けば経験値をためられるわ。がんばって。」
「あっ、はい。このままではみなさんから遅れをとるばかりですし、がんばります…。」
彼は全然幸せな気持ちではないものの、我慢して歩き続けた。
というわけで、マーニャとミネアファンのみなさん、ごめんなさい。