星落ちの谷を歩きながら話していた
コウ「なるほど、謎の神に襲われてお兄さんと離れ離れになったと。」
蛍「うん、目を覚ました時には力を失って一人ぼっちだった。数カ月前にパイモンと会うまで」
パイモン「蛍に助けられてな。それからおいらは蛍の優秀なガイドなんだ。」
蛍「まぁ釣りをしたら、パイモンが引っかかったんだけど。」
コウ「パイモンは魚なのか?」
パイモン「どっからどうみてもエラなんてないだろうが!」
コウ「それにしてもこの世界には神がいるんだな。」
蛍「変かな?」
コウ「いや、師匠からそういうのもあるって聞いてたし。」
蛍「師匠?」
コウ「あまり深くは言えないが、戦い方を教えてくれた人だ。」
パイモン「異常だったらお前だってそうだぞ!空から海に落ちたんだから」
コウ「まぁ色々あってな。」
蛍「話してくれないんでしょ」
コウ「すまん」
蛍「いいよ。そこまで深い関係じゃないし。話したくないことだってあるしね。」
コウ「冷たい言い方の割には気の利いたセリフだな」
蛍「褒めてるの?」
コウ「いちおう」
蛍はコウの前に立ち、下から顔をのぞき込む。
コウ「なに?」
蛍「ぶきっちょだね。」
コウ「////」
パイモン「おーい、七天神像が見えてきたぞ。」
三人の前に七天神像がたつ
コウ「これが七天神像ってやつか?」
パイモン「おう、神をかたどった像は七神の象徴としてこの大陸に点在してるんだ。」
蛍「でも私が会った神とは違う」
蛍は七天神像に触れてみると、七天神像から光が放たれて、蛍は風を感じた
パイモン「どうだ?この世界の元素を感じたか?」
コウ「元素?」
パイモン「この世界で7つの元素があってその力を使うことができるんだ。まぁ、誰でも手に入るわけじゃないけどな。」
蛍「この力の源は…やはり…」
パイモン「お前がこの世界の人じゃないからかな」
コウ「俺は何も感じないぞ?」
コウも七天神像を触るが何も感じない。
パイモン「特別じゃないんじゃないのか?」
コウ「お前さ、遠回しに俺の事バカにしてる?」
パイモン「気の所為だぞ。それよりここから西に行くと、自由の都『モンド』に行けるんだ」
コウ「おい待て」
蛍「ふふ」
2人のやりとりに微笑む蛍。3人は風神が治めるモンドに向かうことに。
コウ「ん?」
パイモン「何だ止まって?」
蛍「どうかした?」
コウ「何か…上か!?」
森を進むなか上空から巨大なドラゴンが通り過ぎた。
コウ「いまのは?」
パイモン「あっちにいったぞ!いってみようぜ!」
森の中を進むと、先ほどの龍が謎の人物と会話しているようだったが、三人が来たことで、彼らは去ってしまった。龍の羽ばたきで突風が起こった。
パイモン「危うく飛ばされそうだったぞ。ちょうどいい物に捕まって助かったぞ。」
コウ「いってーな!俺の髪だよ!抜けたらどうするんだよ!?」
パイモン「おう、助かったぜ。」
コウ「たく、誰かと話してたみたいだけど。」
蛍「この世界にはドラゴンがいるんだね。」
コウ「普通にいるもんなのか?」
パイモン「そんなわけないだろ!ん?なんだあれ?」
そこには赤く光る石があった。
蛍「何だか変な力を感じる。」
コウ「触って大丈夫なのか?」
パイモン「見る限り危険そうだぞ。」
蛍「大丈夫みたい。」
パイモン「回収したな!ほら早く進もうぜ!」
三人はさらに進み、森を抜けたあたりで
?「ちょっと待ったー!」
背後から三人を飛び越え、三人の前に立った髪の長い女の子が
アンバー「風神のご加護があらんことを。わたしは西風騎士団の偵察騎士、アンバーよ。あなた達モンドの人じゃないよね?」
パイモン「落ちついてくれ!怪しくないぞ!」
コウ「それ怪しい奴が言うやつ」
蛍「こんにちは、私は蛍。」
コウ「俺はコウだ。」
アンバー「モンドではあまり聞かない名前だね。それでこのマスコットは?」
蛍「非常食だよ」
パイモン「違うだろ!?マスコットよりひどいじゃないか!?」
コウ「お前、非常食だったのか?」
パイモン「お前も信じるなよ!?おいらはパイモンだ!」
アンバー「まぁとにかく旅人だよね。近頃モンド城の周辺で大きな龍が出没しているの。だから早く城に入ったほうがいいわ」
コウ「(龍、さっきのか?)」
アンバー「ここからモンド城までそう遠くもないし、あなた達を守りながら案内してあげる。」
蛍「いいの?任務中とかじゃないの?」
アンバー「大丈夫。あなた達を守りながらでも任務をこなせるから。」
コウ「まぁ俺達も戦えるから手伝うよ。」
アンバー「本当に?大丈夫なの?」
蛍「うん、足手まといにはならないと思うよ。」
アンバー「ならさっそくいこう!」
コウと蛍も強力して任務をこなしながら進んでいき、
アンバー「改めて、風と蒲公英の牧歌、自由の都、西風騎士団に守られてやってきた旅人さんたち、モンドへようこそ!」
三人が初めての国にきた瞬間だった