盗作小説2   作:盗作家

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顎の位置


救急車

 私、暴走してない系女子マゴリは道を歩いていた。もちろんひとりで。私には友達がひとりだっていない。ああひとりぐらい欲しい、とひたすら願う日々だった。そんなある日、マゴリたる私は道を歩いていた。ごめん。2回言っちゃった。私は脳足りんのバカらしいからごめん。原爆ドームのある広島に来ていたのだ。なぜ原爆ドームのある広島に来たかといえば、特に理由はなかった。クラスメイトが「原爆ドームガチ草w」と笑いながら言っていたことをふと思い出して、私は直行便で広島に来たのである。私のIQは一応110あるらしい。じゃあ脳足りんじゃないじゃないですか! と怒ったら、約13本の足を蠢かせた研究者らしいおじさんも怒ったように「うるさい! 死ね死ね。死ね死ね死ね死ね...」とぶちぶち文句を言われて泣いた。私に死ねと言った奴は全員ぶち殺してやりたい、と思って頭の中ではいつも妄想。その妄想が悪いと正義の執行者とかいう胡散臭い人たちに笑われた。憎い。でも私は脳足りんだから次の日にはあっけらかん。救急車コウゾウに広島市で会った。彼は産まれた瞬間に神を見たと周囲にずっと長い間言い触らしていたせいで友達がいないらしい。じゃあ友達になろうよ、と私マゴリはもじもじしながら言った。すると救急車くんは目をカッと見開いて、「君は僕の話を信じるんだね? 本当にそうなのかい?」と大声で迫られて私はビビる。「天上天下唯我独尊! 天上天下唯我独尊! おお神よ!」「天上天下唯我独尊!」「天上天下唯我独尊!」わらわらと彼の周りに人がたくさん集まってきた。私はその人の群れに紛れて異世界に落ちてしまった。その異世界は、端的にいえば日本とよく似ていた。敗残兵らしい男の人に話を聞いてみた。「あのう、ここはどこですか?」「うん? 君は誰だ...。っておい! も、もしかして君は...暴走マゴリではないか⁉︎」「えっ。どうして知ってるんです私のこと...」「そりゃもちろん、君は有名だからね!」悪い意味で、と言われてカチンときた私はクソ敗残兵調子乗んなボケ! と小さな脳内で羽ばたかせながら彼を殴り飛ばした。私はどうやら違法ドラッグを常習的に使用していたらしくて、そのせいで救急車コウゾウくんが敗残兵に見えていたらしい。「おお! マゴリ様! 天上天下唯我独尊! 天上天下唯我独尊!」「おお! 天上天下唯我独尊!」「天上天下唯我独尊!!」人々は救急車くんを円陣を組むように囲み、次々と五体投地しては拝み出した。マゴリたる私は安らかな微笑みを浮かべて「『融合ファンタズマゴリア』に入団したいです!」と言ったら普通に蹴られて今泣いてる最中。「僕は、君を忘れない」は? 何者よ? 「僕は、マオだよ。どうかよろしく」は? マジで意味分かんない。「天上天下唯我独尊!」「天上天下唯我独尊! 天上天下唯我独尊!」「今日は、天気が良いですね♪」天気予報では、明日までずっと雨らしいけど?




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