負けヒロインのよもやま裏話 作:名無しのツブワキ生
原作4巻の裏話。
元々月之木先輩のBL話から始まったのでボーイズラブタグをつけてましたがマケインでのBLに飢えてる人に悪いので外しました。
「あー終わった終わった。やっぱ校長の話は長いわ」
「終業式なんて『明日から冬休みです』の宣言だけでいいじゃんね」
「ま、この後は通知表もらって解散だから」
「クラス会、八奈見は参加しないんだっけ。なんだかんだ美人だから惜しいな」
「ほら、最近は文芸部部長と付き合ってるみたいだし」
「あれ? 文芸部部長って焼塩と付き合ってるんじゃなかったか?」
「いやそれはガセ。ソースは昨日焼塩に告ってフラレたオレ」
「泣くなよ。興奮するじゃないか」
「文芸部部長と言えば昨日志喜屋先輩と駅前デートってホントかね」
「ああ、それマジ。ソースは誘ってる現場にいたオレ」
「お前なんのソースにもなるな」
「んー、でも最近は
「その文芸部部長は……ちょうど八奈見と話してんな」
「距離近い……近くない?」
「お、離れるように歩き出して……」
「走った!?」
「おわっ、志喜屋先輩を抱きしめたぞ!?」
「なになになに? 思春期の暴発?」
「いくら親しいからって……でも志喜屋先輩、なんの抵抗もしてないどころか首に手をまわしたぞ」
「あわ、あわわわわ」
「君は私と……付き合いたいの……?」
「!?!??」
「告白!?」
「えっまさか志喜屋先輩が……」
「いや、首を横に振った。断わったぞあの文芸部部長」
「マジかよ」
「すげぇ
「突然抱きしめたりはするけど付き合う気はない……ってコト!?」
「さっきまで話してた八奈見は……目を背けてる?」
「なんてこった。俺たちの常識で測れる相手じゃねぇな文芸部部長は」
「
「やっぱバソシキなんだよなぁ」
「待て、誰から誰を離れさせたかは慎重に扱わないと文脈が発生するぞ」
「つまり……どういうことだ?」
「『文芸部部長から志喜屋先輩を引き剥がした』と『志喜屋先輩から文芸部部長を引き剥がした』では
「ああそうか。さっき
「そうか。三角関係か」
「そうかそうか。君はそういう奴だったんだな」
「いやいや、ふらついたところを支えただけだろ常識的に考えれば」
「やっぱりあなたって手当たり次第なんですね!」
「マジかよ」
「やりやがった、アイツやりやがった」
「教室では目立たない男だと思ってたが、とんだプレイボーイだぜ」
「二股の修羅場……いや、八奈見を含めれば三股か」
「見ろよあの自分が悪いとは思ってない姿。ありゃ慣れてるぜ」
「だがこれでひとつ決まったな」
「ああ」
「八奈見、またフラレたんだな」
この後振った女(誤解)をクラス会に突き放し、ダメージが深くなったところでクラス会にやってきて慰める手慣れた姿に戦慄したモブたちがいたとかいなかったとか