初投稿です。ありきたりな勇者のお話が最近足りない気がしたので自分で供給する事にしました。
始まりの森
「うっ…。」
目が覚める。眩しさに顔をしかめながらゆっくりと体を起こす。
辺りを見渡したが変わった形の草や木しか見当たら無い。
「あれ?俺は何を…。」
必死に頭をフル回転させてみるも、自分の名前すらわからない。
「とりあえず動くしかないか…。」
体を動かし歩きながらもう一度考えてみる。
「俺は…。駄目だ。思い出せない。」
自らが何処から来たのかもわからない。何をしていたのかもわからない。
「そうだ…。」
ふと立ち止まって服のポケットを漁ってみる。何かあるかもしれない。
「あ、これは…。」
果実の形をしたグミに一口サイズのチョコレートと携帯電話(スマートフォン)。財布はないようだ。
「スマホに何か情報は…。と、思ったがパスワードがわからない。やっぱり駄目だ。」
電波も圏外。やる事も無いので辺りを散策することにした。
辺りを散策し始めてしばらく経った。
見えるのは相変わらず見たことも無い草や木ばかり。
「誰か居ないのか…?いや、人より動物が先に出てきそうだ…。っと…。」
腹が鳴る。そういえば何も食べていない。チョコレートやグミは取っておきたいので食べれそうな物を探す。
「よし。木の実があった。」
マンゴーのような実だ。少し高い所にあるが木登りで安全に行ける範囲だ。
「よいしょっと…。」
かなり大きい。ヤシの実ぐらいのサイズだ。二つ取った。
「いただきます。」
かなり甘い実だった。水分も多かったので水分補給にもなった。
「腹が痛くならないといいんだが…。」
衛生面や毒に警戒しながらも先に進む。
しばらく行くと石造りの遺跡のような物があった。木に半分飲み込まれており、かなり古そうだ。中も暗く入り口からでは先が全く見えない。
「誰かいませんか!」
少し待ってみるも返事は返ってこない。
「入るか…。」
そこら辺にある棒を手に取り中に入る。
しばらく歩くと所々にぼんやりと光っている物があった。
「苔と…結晶?」
結晶の転がっている物を手にとって見る。
「欠片を拾っておこう。」
さらに奥へと進む。苔や結晶が増えてきた。
「ちょっと眩しいな。ん?あれは…。」
大きい扉だ。周りの金具と思われる所は錆びているが、その他の石でできている所はヒビどころか傷一つない。
「開けてみるか…?いや戻るべきか…?」
開けて万が一の事があったら木の棒一本では心もとない。
かと言って戻っても何かやる事がある訳でもない。
それに何だか行かなければならない様な気がした。
「よし…。」
知識がある訳でもないが、罠が無いか周囲を調べてから扉を力いっぱい押して見る。
その瞬間、突然扉が開いた。
文章を書くって難しい。脳内で設定だけなら簡単なんだけど。