記憶喪失系勇者の旅路   作:一般通過社会人

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今後の展開的に一人じゃ厳しいところがあるのに気づいたので急遽パーティーメンバーを増やす事にしました。ちなみにこの世界のパーティーメンバーの人数制限は特にありません。


エルフ騎士団第三部隊

 

ステラ「それで…彼女とは何を?」

 

アラン「いやぁ…。それはその…。」

 

話が終わり、自室に帰って来た俺は相棒…ステラに詰められていた。しかし、言う訳には行くまい。まさか唐突にステラがぼっちを極めすぎておかしくなっているとエテルに言われたなどと。

 

ステラ「ほう…。」

 

アラン「やべ。」

 

そう言えば忘れていた。こいつ心を読めるのだった。隠し事をするには厄介過ぎる。

 

ステラ「…まあ私自身自覚はありますので、今回は主様の顔に免じてエテルへのお仕置きは無しにしましょう。エテルもバレる事前提で話している所もあるでしょうし。」

 

助かった。流石にこんな朝っぱらからあのオーラを喰らうのは勘弁してほしい。

 

ステラ(エテルは…約束を守ってくれているのですね。)

 

アラン「あの…。そろそろギルドに…。」

 

ステラ「それはそれとして。」

 

瞬間、部屋の空気が凍り付いた。ステラからとんでもない圧が滲み出ている。

 

ステラ「貴方にはお説教です。…今回はエテルだったから良かったものの…最近の貴方は少し身勝手が過ぎます。ゴブリンの群れ相手に飛び出した事。そして今日も私を置いて一対一で話し合った事。少し大胆すぎますね。」ニコッ

 

怖い。顔は無い筈なのに顔が笑ってないのがわかる。

 

アラン「まっ…たっ 助け! おあーっ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ギルド受付〜

 

……あれから二時間における説教とお仕置きを耐え忍び、ようやくギルドにたどり着いた。

 

フィオラ「ようこそ冒険者ギルドへ!……勇者様?大丈夫ですか?」

 

ステラ「………。」

 

アラン「大丈夫です…。」

 

フィオラ「そ、そうですか…。それでは!今日のクエストを紹介させていただきますね!」

 

フィオラ「と、言っても。今日は勇者様にご指名のクエストが入っています。」

 

アラン「え?俺そんなに有名に?」

 

フィオラ「騎士団からの依頼です。何やら頼みたいことがあるので基地まで来てほしいと。」

 

騎士団から?ヴァネッサさんは何も言っていなかった。報告はヴァネッサさんまで上がっていないのだろうか?

 

アラン「……分かった。受けよう。」

 

フィオラ「分かりました…はい。受注完了です。この紙とギルドカードを持って騎士団の基地にある第三部隊の詰所まで来て欲しいとの事です。いってらっしゃいませ。」

 

 

 

 

 

 

〜騎士団の基地 第三部隊詰所〜

 

アラン「失礼します。冒険者アランです。」

 

???「お、来たか。入ってくれ。」

 

ガチャ。

 

アウル「ようこそ第三部隊へ。ここの部隊長を務めている…アウル・ビル・グランヒルデだ。しかし…君可愛いね。どうだい?今晩食事でも。」キラッ✨️

 

うーん眩しい。王子様系だ。髪も短く、顔もスタイルも抜群。夜になったら他のエルフに手を出していそう(偏見)。

 

ステラ『すみません。私こういう人苦手です。』

 

ステラが直接脳内に話しかけるぐらいには苦手らしい。余程話したくないようだ。

 

アウル「そんなに見つめられると…困ってしまうな///」

 

ステラ「…………。」ゴゴゴ

 

っと、マズい。俺の胃が破壊されないうちにさっさと依頼内容を聞こう。

 

アラン「えっと…。それで依頼内容は…?」

 

アウル「私はもう少し君と話していたいんだが…。そうだね。君の腰の剣様も嫉妬しているようだしね。」

 

ステラ「!?」

 

やっべ…。部隊長だからそれなりには強いと思っていたけど…。まさか魔力も漏れ出ていないステラの感情を読み取るとは…。

 

ステラ『この人…。それなりに強いですね。冒険者ランクに換算すれば…Aランクは確実です。』

 

アウル「早速依頼内容に入らせてもらうが…。実は、君がゴブリンの群れから助けたエルフの中に我が第三部隊の隊員がいてね…。その子を君と一緒に連れて行ってほしい。」

 

アラン「……?話が唐突すぎて見えてこないんですが…?」

 

アウル「そうだね…。実はその君が助けたエルフ何だが…。次期隊長候補とも呼べる存在でね。友達のエルフに頼まれて、木の実採集の護衛として同行したようなんだ。……本来ならゴブリンの群れに遅れを取るような娘では無いんだが…。流石に300のゴブリンに囲まれて、しかも戦闘はほとんどできないエルフ達を庇いながらだと厳しかったようでね…。」

 

アラン「!?」

 

300…!? 俺がいた時は100そこらだった筈…。たった一人で200近く減らしたのか…!うーん化け物だ…。

 

アウル「君が助けてくれたおかげで命は助かったんだが…。慰み者にされて心身共に深い傷を負ってしまった。戦闘はできるようだが…。ゴブリン相手だとトラウマが蘇ってしまうようでね。そこで、君のパーティーメンバーとして、そして護衛として、同行させたいんだ。もしかしたら何かをきっかけにまた元の彼女に戻ってくれるかもしれないしね。」

 

アラン「まあ…。そういう事ならありがたく受けさせて貰いますが…。彼女はどう言っているのですか?流石に本人の意志を確かめないことには…。」

 

アウル「そこは大丈夫だ。彼女も君なら信用できると言っている。」

 

アラン「分かりました。お受けします。」

 

アウル「ありがとう。早速だが、連れてこよう。待っていてくれ。」

 

 

 

 

〜3分後〜

 

アウル「連れてきたよ。」

 

???「しっつれいしまーす!」

 

アウル「こら…。パーティーメンバーとはいえ護衛対象でもあるんだから…。」

 

???「えー。堅苦しいのキラーイ!」

 

ココ「どうも勇者様!第三部隊のココです!よろしくお願いしまーす!」

 

……騒がしくなりそうだ。

 

 





ココの見た目は金髪ギャルです。まあマニキュアもルーズソックスもこの世界にはありませんが…。
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