なんかいつの間にか主人公の周りにヤバい女ばかりになってしまった…。まあ、ヤンデレは美しいから仕方ないね。
あれから、アウルさんの圧倒的なアタックをなんとか振り切り、部屋に帰ってシャワーを浴びた。
アラン「アウルさんのキャラが強烈過ぎて疲れたな…。」
ステラ「…あんな女をさん呼びなんてしなくて良いです。」
アラン「いや一応あの人部隊長だからね!?」
ステラ「…まあ良いでしょう。」
何やら赤い服を着た剣士の組織のボスが見えた気がしたが、幻覚だと思ってそのまま眠る事にした。
アラン「おやすみ。」
ステラ「おやすみなさいませ。」
〜翌朝〜
朝、何やらいい匂いに目が覚めた。
ココ「あっ!起きたんだね!勇者様!」
アラン「ドゥワア!!」
ココ「アハハハッ!勇者様驚き過ぎ〜!」
ステラ「朝早くに食材を持って来ました。……どうやらあの部隊長の差し金らしいです。」
ココ「うんっ!アウル隊長がね、将来の伴侶の胃袋は掴んでおけだってさ!」
ステラ「非常に気に入りませんが…。まあ勇者様の健康管理の為です。我慢します。」
アラン「アウルさんめ…。」
ココ「よし!できた!一緒に食べよ?勇者様!」
アラン「あ、うん。」
正直言って昨日の夜何も食べてないのでありがたい。
アラン「よし…。いただきます!」
ココ「めしあがれ!」
アラン「ふう…。美味しかった。中々だったな…。」
ココ「本当!?嬉しい!」
ココ「アウル隊長がね!同じパーティーメンバー何だし同じ部屋で暮らしてみたらって!」
アラン「そうか…。ん?ちょっと待て。もしかしてその後ろの大きな荷物は…。」
ココ「私の着替えとか生活用品色々!」
アラン「」
ステラ「あの隊長…。」ゴゴゴ
アラン「正直イロイロとヤバいんだが…。」
ココ「……え?もしかして…私いらない?そんな…。」グスッ
アラン「あーいや、そういう事じゃなくてだな…。色んなスペース…。特に寝る所とか…。」
ココ「それなら大丈夫!里長様が二段ベッド用意してくれるって!」
アラン「シャワーとか…。」
ココ「大丈夫!ちゃんと順番決めて使うもん!」
アラン(しまった…もう断る理由が…。クソッ。最終手段だ。)
アラン「いや、ほら…。あの俺たち性別違うからなんか間違いがあったらいけないし…。」
ステラ『!?主様!それは悪手で…』
ココ「大丈夫!……勇者様だったら…そう言うのも…良いよ?」
アラン「ヴッ!グゥヴ!」バタン
ココ「キャッ!勇者様!?大丈夫?しっかり!」
ステラ『主様…。無茶しやがって…。』
勇者は目の前が真っ暗になった!
ココ「あっ!目が覚めた!良かったよ…。ゴメンね。ちょーっとだけ勇者様にはシゲキが強すぎたね!」
目が覚める。何やら後頭部が柔らかい。彼女の顔もかなりちかい。ん…?これって…。
ココ「ひざ枕ってやつだよ!」
アラン「あばばばばば…。」
ステラ「そんな…。主様のひざ枕DTが…。」
ステラが何やらバカな事をほざいてるが、そもそもステラが止めてくれなかったのが悪い。(責任転嫁)
ココ「アハハっ!それじゃあ…これからどうする?依頼…受けに行く?」
アラン「うん…。そうだね…。行こうか…。」
〜ココ視点〜
ココ「フフッ。」
見つけた。やっと見つけた。私だけの王子様。
ココ「ダメ…笑っちゃう。」
今までこんな気持ちは無かった。周りは同じ女ばかり、常にみんな仲良し。私だけは団長に憧れて騎士団に入って、それ以来同じ部隊の仲間には負け無し。順風満帆を絵に描いたような生活だった…。そんな時に起こったあの事件。あの事件のせいで私は深い傷を負って一気に落ちぶれた。
ココ「……ッ。」
怖い。あの人に見捨てられたら。そう思うと心臓がキュッとなる。ゴブリンキングに腕を掴まれ、持ち上げられて…ああ、遂に殺されるんだ。そう思った。その時、その時にあの人と出会った。必死の形相で、魔力もないのにゴブリンキングの腕を一刀両断したあの腕前。助けられた。部隊で負け無しだった私が。初めてだったのだ。そしてその顔をみたら…。どうしようもなく胸がときめいた。
ココ「勇者様…。」
どうか私の事を見捨てないでください。貴方だから信じられた。隊長に相談して、やっとの思いで貴方の護衛兼パーティーメンバーにしてもらった。もし…貴方がいなくなったら…。だから。私が支えます。
ココ「大好きです。」
ココちゃんは崇拝+依存ですね。…あれ?何か化け物生まれてね?