母性マシマシ責任感ツヨメ剣ヒロインに…崇拝依存型ギャル犬娘に…超物理特化型女傑ギルドマスター…。とんでもない女ばっかひっかけてんな。この勇者。(お前のせい)
〜教会への道中〜
もう少しで教会につく。時間が惜しいのでココの案内の上で近道を走っている。
アラン「よっ。」
ココ直伝のアクロバットで森特有の木の根や岩などをかわしながら進んで行く。パルクールのスキルがあればもっと楽なのだが、無い物ねだりをしてもしょうがない。
ココ「上手い上手い!勇者様も上手になったねっ!」
アラン「俺の倍のステータスで上位互換を見せつけられながらじゃ実感わかないけど…なっ!」
ココ「褒めてるんだっ…てっ!自信持ちな…よっ!」
ステラ「このぶんならパルクールのスキルも習得は近いでしょうね。……っと、見えてきましたよ。」
アラン「あれか。……なんか樹と一体化してない?と言うか樹だろ。あれ。」
ココ「エルフ族の教会は世界樹の中に作ってあるんだよ!」
アラン「世界樹?っと。」
ステラ「世界樹とは、エル・ステラ神聖連邦全土にある特殊な樹です。それぞれの種族…エルフ、ドワーフ、竜族、神獣族…。そして…天使族。それぞれが管理している領域の中心にある樹で、その周りには魔物が沸かず、また近づく事もないので、教会などのステラ教関連の施設が多く集まります。」
アラン「へぇ…。っと、着いたな。」
教会の前に数人のシスターらしき人達がいる。……いや、一人だけシスターが着けてる白と黒のウィンプル(シスターベール)の上に小さめの王冠を着けている人がいる。あれが護衛対象だろう。
ココ「あ!聖女様だ!おーい!」
アラン「友達か?」
ココ「うん!聖女様とは同じ年に生まれて一緒に教会で加護を受けたんだ!それ依頼仲が良いの!」
アラン「友達が多くて羨ましいよ…。!?」
その時だった。突然聖女がこちらに走って来たかと思うと、勢いそのままにハグをしてきた!(ほぼタックルである。)
ステラ「なっ!離れなさい!」
何とか倒れずに済んだ。だが依然として危機は脱していない。この聖女、出る所が出ておりかなりやわらかい。匂いも良い。良いところのお嬢様のような感じだ。
ココ「………。」ゴゴゴゴゴ
マズい。ココもヤバい。だが、こんな時こそ忘れてはいけないのは、必ず神は俺に味方してくれると言うことだ。冷静に物事に対処し、チャンスをものにするのだ!
アラン「あっ、エッ、あっ。」
ダメだ。全く冷静になれない。だがココ教官のスパルタ指導()により、以前よりかは女性への耐性はマシになっている。今までの経験を総動員して対抗する。
聖女「スーッハァスーッハァジュルスーッ」
ステラ「!?」
ジュルっていった!?ジュルっていったよね?この聖女…匂いフェチか…!? ダメだ。強すぎる(キャラが)。
アラン「エッ、えーっと聖女様?とりあえず離してもらえると嬉しいと言うか…。」
聖女「聖女様では無く…アリシアとお呼び下さい。」
アラン「アッ、アリシア様…?その、離れて下さい…。」
アリシア「アリシアです。敬語も禁止です。」
アラン「エッ…。ア、アリシア。離れてくれないか…?」
アリシア「はい♡」
っは。死ぬかと思った。イッテイーヨされる所だった。
ココ「聖女様…?何してるの…?」
アリシア「おや、ココ様。スピードクロウ結成おめでとうございます。」
何だこいつ…?変わり身が早い。その内記憶にございませんとか言い出しそうだ。
ココ「ありがとう…。それはそれとしてナニしてたの?」
アリシア「いえ少し…緊張をほぐしてあげようと…。」
アラン「むしろ緊張したんだが!?イロイロヤバかったんだが!?」
アリシア「おや、それは申し訳ありません。それで、先を急がないとマズいのでしょう?早く行きましょう。」
こいつ…。無理矢理突破しようとしている…。しかし急がないとマズいのは事実。行くしかない。
アラン「……行くか。」
アリシア「私は馬車で行きますので…。護衛をお願いします。」
アラン「じゃあ俺達は周りを…。」
アリシア「勇者様は中で警護をお願いします。」
ココ「は?」
アリシア「ココ様はスピードが持ち味でしょう?狭い馬車の中では力を発揮できないでしょう。」
ココ「そうだけど…。」
アラン「」フルフル
必死に首を振って拒否する。が…。
ココ「……分かった。じゃあ勇者様。がんばってね。」
!? ココサン!?アナタトボクハ…ナカマジャナカッタンデ…ウェ!?
アリシア「それでは行きましょう♡」
クソッ。ステータスで負けているのか、腕を掴まれ簡単に引きずられる。結局乗ることになった。
〜馬車の中〜
アリシア「〜♪」
アラン「……。」
気まずい。何故彼女は笑った顔でこちらを眺めているのだろうか?
アラン「…あの、」
アリシア「敬語。」
アラン「アッ、何か俺の顔についてるのか…?見てても面白い顔でもないと思うが…。」
アリシア「いえいえ。勇者様の顔は見ていてとても心が洗われる様ですよ♪」
アラン「そうか…。」
何考えてるのか全く分からん。胃が痛くなってきた。
アリシア「勇者様は何処のご出身で?私は孤児で教会育ちなのですが…。」
アラン『ステラ。俺の出自って明かしていいやつ?』
ステラ『教会の聖女ともなれば問題ないでしょう。』
アラン「俺はこの世界の人間じゃなくてな…。まあこの剣に拾われたと言うか…。ついでに記憶喪失だし…。」
アリシア「まあ!それはそれは。今まで大変だったでしょう。……なるほど。魔力がないのはその影響ですか。」
アラン「!?」
何故バレた?スキルだろうか?それとも魔法?うーんますます分からなくなった。
アリシア「これはスキルですよ。審判の目と言って、自らが指定した100までの対象のそれまでの人生。犯した罪。ステータスやスキル、何をどう思っているかなどを見通すことができます。…まあ人生や犯した罪などは見通せない者…勇者様のような者がでてくるのと、私は脳の処理速度の問題で90までしか見通せませんが。」
アラン「えぇ…。強いな…。」
アリシア「いえいえ。導きの剣様の力と比べたら下位互換も良いところです。未来予知はできませんし、対象の現在位置も分かりませんから。」
アラン「俺が使いこなせてないだけか…。ハァ…。」
アリシア「そう気を落とさず…。記憶喪失な上にまだこの世界にきて数ヶ月なら上手くやっていると思いますよ。じゃなければいくら才能があるからと言ってLv.1程度でゴブリンの群れの単独討伐などできません。」
アリシア「正直に言いますと…勇者様の周りは強い者が多すぎるのでしょう。相手は数百年…数千年生きたエルフ達ばかりです。あまり気にしないほうが良いですね。」
アラン「ありがと…。何だか自信がわいてきたよ。」
アリシア「いえいえ…。悩める人々を導くのは我々エテル教の理念でもあるので…。」
キキーッ。突然馬車が急停車した。
アラン「何だ?」
ココ「勇者様!!敵襲!」
アラン「了解。聖女様。中にいてください。」
アリシア「いってらっしゃいませ。」
馬車の外に出た。
良かったね!勇者君!大胆系匂いフェチ聖女が追加されたよ!