記憶喪失系勇者の旅路   作:一般通過社会人

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今回はマトモな回です。




聖女たる理由

 

アリシア「お疲れ様でした。」

 

あの後馬車の中に戻った。慣れない動きをしたので神経を使った。

 

ステラ「そういえば主様。あれだけの大物と戦ったのです。ステータスを確認してみませんか?トドメを刺したのはココですが、Lvは上がっているはずです。」

 

アリシア「勇者様のステータスですか…。私も気になりますね。是非お願いします。」

 

アラン「分かった。ステラ。」

 

ステラ「『ステータスオープン』。」

 

 

 

アラン Lv.35

 

 

 

力  500 S

 

 

 

耐久 300 A

 

 

 

魔力 無し E

 

 

 

敏捷 320 A

 

 

 

スキル 剣技(初級) 射撃(達人) ???? パルクール

 

 

 

武器 導きの剣 ステラ 神器

 

 

 

 

 

 

アリシア「あら。意外ですね。てっきり剣がお得意かとおもっていましたが。」

 

アラン「記憶喪失だからな。たぶん前の世界で射撃武器をたくさん使っていたんだろう。今は持つと手が震えちゃって…。」

 

ステラ「……。」

 

アリシア「残念です。この読めないスキルは…?」

 

アラン「それも最初からあったやつだな。わからん。」

 

ステラ「新スキルのパルクールもそうですが…。ココの戦闘を間近で見ていたせいで、敏捷方面の伸びが良いですね。」

 

ステラ「その他のステータスもトレーニングの影響で順調に伸びています。」

 

アリシア「全体的に高くて素晴らしいステータスですね♪」

 

アラン「そういえば聖女様…」アリシア「ムッ。」

 

アラン「アッ。アリシアのステータスはどのくらいなんだ…?」

 

アリシア「お見せしましょう…。『ステータスオープン』」

 

 

 

アリシア 聖女 Lv.60

 

 

 

力  5000 X

 

 

 

耐久 2000 S

 

 

 

魔力 5600 X

 

 

 

敏捷 500 E

 

 

 

スキル 神聖魔法(達人) 審判の目 光魔法(達人) 風魔法(中級) 柔術(中級) 魔力装甲 大天使の加護(治癒)

 

 

 

武器 なし

 

 

 

 

 

アラン「」

 

ステラ「これは…。まさかXが現れるとは…。」

 

アラン「っは!ヤバかった。何だよこのステータス!?」

 

アリシア「これでも最優の聖女と呼ばれてまして…。」

 

ステラ「……とりあえずスキルの解説を。神聖魔法は見たほうが早いですし、審判の目は説明済みですので省きます。

…光魔法は文字通り光を操る魔法です。自然光を操って光弾として撃ち出す事もできますし、自分で光を生み出して攻撃もできます。ちなみに私も使えます。

風魔法はエルフ族ならだいたいの人が持っている魔法ですね。かまいたちで攻撃したり、周囲の風を操って竜巻を生み出す事も可能です。」

 

アリシア「後は私が…。柔術は投げ技と寝技を主体とした格闘術です。護身の為に教会で習いました。

魔力装甲は魔力を集中させて身を守る盾を作り出す魔法です。私の場合は光と風で可能ですね。魔力の属性ごとの違いは特に無いです。

そして…大天使の加護(治癒)は私だけが持つスキルです。内容は自然治癒…骨折レベルでない限り、切り傷や擦り傷、打撲などの軽い怪我なら1秒あれば無くなります。あとは神聖魔法の一つ、治癒魔法の強化…普通は骨折レベルの怪我を即時治すのが限界なのですが、私の場合は四肢欠損レベルも治せます。…ただ、脳に近い…目などを治すと人格に影響が出てしまうので貴方の怪我は治せません…。」

 

アラン「判定!聖女様最強!一生ついていきます!」

 

ステラ「流石に敏捷は低いですが…。それを補って余りある力です。」

 

アリシア「いえそんな…///」

 

アラン「それで?Xって何やねん。まあだいたい予想つくけどな。」

 

ステラ「その変な喋り方は…?まあ良いです。…XはSを超える才能です。1000年前でも限られた一握りしか持っていませんでした…。もうお目にかかる事は無いと思っていたのですが…。」

 

アラン「……ちなみにその限られた一握りって…。」

 

ステラ「エテルとブレイドですね。」

 

アラン「やっぱり…。」

 

アリシア「あら。そうなのですか?しかし他の神器の担い手達も持っていると聞いてますよ…?」

 

アラン「ッ。うっ。」

 

ステラ「主様…?」

 

アリシア「勇者様!」

 

アラン「俺勇者失格やん…。X一つもないし…。神器も…ステラもイマイチ扱えて無いし…。いっそいない方が…」

 

ステラ「ッ!主様…!それは…!」

 

 

 

 

アリシア「そんなことありません!!!

 

 

 

 

 

ステラ「!?」

 

アラン「…?」

 

アリシア「はっ。…すみません。…しかし勇者様。あまり自分を卑下するのはおやめ下さい。」

 

アラン「だって…。」

 

アリシア「だってじゃありません。少なくとも勇者様はこの数ヶ月、たくさん努力してきた筈です。そして…時にはその身を削られて人を救われて来ました。」

 

アリシア「救ったのは人々の命だけではありません。その者の尊厳…。名誉…。心…。そしてそれに連なる様々な人々…。貴方が救って来たのは命だけではないのです。」

 

アラン「……。」

 

アリシア「だから…そんなに自分を卑下…否定しないで下さい…。誰かを救った自分を否定してしまったら…。救った者まで否定する事になります。」

 

アラン「…分かった。ゴメン。ちょっと自信失くしちゃってた。もう大丈夫。」

 

アリシア「…良かったです。ご自愛下さい。貴方がいなくなれば、悲しむ方はたくさんいます。」

 

ステラ「主様…。辛くなったら私でもココでも、何時でも言ってくださいね。」

 

アラン「うん…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ココ視点〜

 

ソンナコトアリマセン!!!

 

始まった。やはり主様とアリシアを一対一にして良かった。((まあ導きの剣様はいるが…。)

 

ココ「アリシアはいつもそうなんだよね。スキルを持って無くても、人が考えてるネガティブな事を敏感に感じとって、一緒に泣いたり、時にはその人の為に怒ってくれる。」

 

だから…聖女なのだアリシアは。私にはできない方法で、解決してくれる。彼女に私も何度も相談に乗ってもらった。

 

ココ「勇者様…。」

 

最近、どこか無理してる顔をしていた勇者様。彼女なら勇者様も全部吐き出せるだろう。

 

ココ「任せたよ。アリシア。」

 

 

 





シリアス苦手だな。
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