記憶喪失系勇者の旅路   作:一般通過社会人

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ちょっと短いです。


進歩

 

あれから道中の魔物を倒しながら行き、しばらくたった。里への道もあと僅かだ。

 

ステラ「何とか間に合いそうですね…。」

 

アラン「ああ、…神聖魔法で治るといいんだが…。」

 

アリシア「いえ。絶対に治します。」

 

アラン「…そうだな。ッ!?」

 

アリシア「キャッ!?」

 

キキーッ。馬車が急停車した。魔物か。

 

アリシア「///」

 

アラン「あ。これは失礼。」

 

アリシアが急停車のせいで俺に寄りかかるようになっている。

イロイロとマズいのでさっさと退いた。

 

アラン「ちょっと行ってきます。」

 

アリシア「あ、はい…。」

 

馬車の外に出る。すると…。

 

シスター「……。」

 

ココ「ッはぁ。ふーっ…。うっ…。シスターを…離せ…。ううぅ。」

 

ココがゴブリンの集団と戦っていた。だが、シスターは気絶させられていて、ココはやはりまだ怖いのか震えていて本来の速度が出せていない。

 

ゴブリン「ゲギャギャァ!」

 

その時。ゴブリンの一匹がココに向かって飛びかかった!

 

ココ「うぅぅ…。!? イヤァアアァアア!!」

 

アラン「っと。ステラ!」

 

ステラ「はいっ!」

 

急いでステラをグラップルワイヤーとククリナイフに変形させて、ワイヤーを地面に向かって射出。勢い良く巻き取る!

 

アラン「うおっ。」

 

強烈なGがかかり、思わず怯むが立て直し、飛びかかったゴブリンにククリナイフで一撃を喰らわせた!

 

が…。

 

アラン「…?」

 

ゴブリン「ゲギャァ…。」

 

おかしい。以前なら一撃で終わったはず。なのに魔石にならない。立ち上がってきた。

 

ゴブリン「ゲギャ!」

 

とりあえず攻撃させる理由もないので隙だらけの首を切り落とした。

 

ゴブリン「ガ…。」

 

魔石になった。何だったのか…。

 

ココ「うぁああぁぁ!来るなぁ!」

 

アラン「おっと。」

 

今はココだ。錯乱しているようなので、落ち着かせよう。

 

アラン「よっ。」ビュン

 

ステラをハンマーにして力任せに振る。直撃したゴブリン達は魔石になった。 

 

ココ「うぁあああ…あ?あ、勇者様…。」

 

アラン「ほらもういなくなったぞ。ココ。」

 

ココ「ありがと…。怖かった…。」

 

アラン「それでもシスターは守ったんだ。胸を張れ。」

 

ココ「うん…。フーッ。うん。もう大丈夫。」

 

アラン「よし。立て直しも早くなったな。偉いぞ。」ナデナデ

 

ココ「えへへ…//」

 

アラン「…良し。行くか。もう少しだ。」

 

ココ「うん!」

 

それから馬車は進んだ。手綱を握ってくれていたシスターが気絶させられてしまったので、代わりにココが握っている。シスターは中でアリシアが診ている。

 

アラン「異常なし…。」

 

俺は周囲の警戒。パルクールで周囲を飛び回り、警戒しながら先へ進んだ。そして…。

 

 

〜エルフの里 ギルド前〜

 

アラン「よし!着いたぞ!」

 

アリシア「お疲れ様でした。」

 

何とか暗くなる前に着いた。あとは報告だけだ。

 

アリシア「またご一緒して下さいね…。勇者様。」テヲニギニギ

 

アラン「…っ。こちらこそ。色々お世話になりました!」

 

アリシア「敬語…。まあ良いです。お役に立てて何よりです。」

 

ココ「フィオラさーん!連れてきたよーっ!」

 

フィオラ「ようこそおこし下さいました!聖女様!」

 

アリシア「挨拶はあとです。まずは患者を…。」バタン

 

ふう。何とか終わった。あ、ギルドマスター。

 

ブレイド「お疲れ様でした。疲れているでしょう。あとは我々に任せてお休み下さい。」

 

アラン「ん〜っ。そうさせてもらいます。ココはどうする?」

 

ココ「私は少し様子をみて帰るよ。心配だしね。」

 

アラン「分かった。じゃあ先帰ってる。」

 

ココ「うんっ!お疲れ様!」

 

アラン「お疲れ〜。」

 

あ、そういえば…。

 

アラン「ギルドマスター。道中のゴブリンが落とした魔石なのですが…。」

 

ブレイド「はい。何でしょう?」

 

アラン「実は普段のやつと比べて、若干黒ずんでいるような…。」

 

ブレイド「……はい。分かりました。お預かりしても?」

 

アラン「お願いします。あと、普段のやつよりも硬かったです。いつも一撃で終わるのに、今日は2発でした。ハンマーで殴ったら一撃でしたが…。」

 

ブレイド「そちらも了解しました。伝えておきます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜自分の部屋〜

 

不安だ。いや、怪我をした冒険者達の事ではない。そちらは…アリシアが何とかしてくれる。そう思う。だが…ゴブリンだ。そう。ゴブリン。何かとこの世界で目覚めた時からずっと…ではないが絡まれてきた魔物。しかし、確実に何かが変わってきている。

 

ステラ「…主様。ゴブリンをハンマーになって砕いた時…魔石に触れました。そしてその時…かすかですが、邪神の力を感じました。……もしかしたら、私が把握している以上に邪神の力が増していて、時間が…、無いのかもしれません。」

 

アラン「急がなきゃ…か。しかし、具体的な時間は分からないんだろ?」

 

ステラ「ええ。場所が分かっているのが唯一の僥倖ですね。」

 

アラン「その場所って何処なんだ?」

 

ステラ「エル・ステラ神聖連邦の中央政府にして、ステラ教の総本山…、天使族の領域です。」

 

 

 

 





うーん、ステラの過去に触れずに書くのは難しいな…。
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