記憶喪失系勇者の旅路   作:一般通過社会人

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うーん難産だった。射撃武器が使えない戦闘って思ったよりムズいな。




二重属性

 

アラン「え?そんな重要な所に邪神が?…それ、国防的に大丈夫なの?」

 

ステラ「まあ…、あまりよろしくは無いのですが…。邪神も神です。生半可な力では封印はできません。神を封印できるほどの魔力を絶え間なく供給できる所が、そこしか無いのです。」

 

アラン「なら仕方ないのか…?」

 

ステラ「それに…万が一封印が解けたとしても、天使族の領域には各種族の実力者達が集まって、強固な防衛線を引いています。天使族の領域…首都アイギスこそ、この世界で最も優れた要塞都市です。」

 

アラン「うーん。まあ分かった。俺はさっさとステータスを上げるしかないな。」

 

ステラ「そうですね。」

 

 

その後、ココが帰って来た。聖女様の魔力の7割ほどを使ってようやく傷が塞がったらしい。聖女様のスキル、審判の目を使っても呪いの類である以上は何も分からなかったそうだ。

 

ココ「初めてみたよ…あんな傷。聖女様もかなり疲れてた。」

 

ステラ「呪い…ですか…。呪いは神聖魔法でしか解除できませんからね。そして呪いと言えば…邪神です。」

 

ステラ「エテルは1000年前、邪神と戦い、身体の成長が止まる呪いをかけられてしまいました。ギルドマスターであるブレイドも邪神との戦いでパーティーメンバーを喪い、自身も大きな傷と力の半分を封印される呪いを負いました…。」

 

アラン「あの二人が出て勝てない相手か…。」

 

ココ「勇者様もいつか戦わないとなんだよね…。」

 

アラン「ああ、…これステータスだけじゃ勝てないな…。」

 

ステラ「はい…。だから他の神器の担い手と合流する必要があります。そうすれば…今度こそは。」

 

アラン「あー。未来は暗いなぁ…。」

 

ココ「大丈夫だよ!勇者様は一人じゃない!」

 

ステラ「ええ。我々も同じ失敗を繰り返しはしません。その為の貴方です。神器だけではありません。反抗の力は各地で着実に育っています。」

 

アラン「頑張るか…。」

 

ココ「頑張ろうね!」

 

その後、シャワーと夕飯を済ませた。疲れたのでさっさと寝ることにした。

 

ココ「おやすみ!」

 

アラン「おやすみー。」

 

ステラ「お疲れ様でした。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜翌朝〜

 

アラン「ん、うぅ。」

 

ココ「あ、起きた!」

 

ステラ「おはようございます。良く眠れたようですね。」

 

ココ「朝ごはんもう少しでできるからね!」

 

アラン「顔洗ってくる。」

 

ステラ「いってらっしゃいませ。」

 

その後、顔を洗い終わったら朝ごはんができていた。

 

ココ「勇者様!はやくはやく!」

 

アラン「いただきます。」

 

ココ「いただきます!」

 

食べ終わった。何か日に日に上手くなってるな…。

 

アラン「何か…。胃袋掴まれてる気がする…。」

 

ココ「本当!?やったー!」

 

ステラ「さて、食事も終わった所で今日の予定ですが…。」

 

アラン「まあ、いつも通りギルドでクエストだな。」

 

ココ「最近ずっとじゃない?休んだほうが…。」

 

アラン「不安が多すぎて休めないかな…。」

 

ステラ「まあ…、不安がある状態で休んでもかえって疲れる事もあります。主様がそう言うのなら行きましょうか。」

 

アラン「ココはどうする?」

 

ココ「私はお休みしようかな。ちょっと疲れたし。」

 

アラン「分かった。じゃ、今日は別行動で。」

 

支度を済ませた。

 

アラン「よし、行くか。」

 

ココ「いってらっしゃーい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

〜冒険者ギルド〜

 

フィオラ「おはようございます。勇者様。ココ様から聞いているかもしれませんが、あの後、8人全員の傷が塞がりました。ありがとうこざいました!」

 

アラン「護衛しかしてないよ。まあでも、治って良かった。呪いだったとの話だが…。」

 

フィオラ「回復妨害の呪いですね。呪いは、かけられた者を解析しただけでは、誰がかけたのか分からないのが厄介なところです。今は、被害に遭われた冒険者達が目覚めるのを待つしかありません。あ、聖女様も経過観察のためしばらくはこの里に留まるそうですよ。」

 

アラン「ええ…まあ仕方がないか。じゃ、今日は一人だから…オススメよろしく。」

 

フィオラ「はい!今日の依頼は…こちらです。」

 

ゴブリンの討伐 報酬:銅貨30枚 ドロップ自由

 

ゴブリンシャーマンの集団 報酬:銀貨10枚 ドロップ自由

 

アラン「……何かゴブリン多いな。」

 

フィオラ「実は今朝はゴブリンがやけに多く…、逆に他の魔物は足跡すらない始末で…。」

 

アラン「おいおい。大丈夫かこれ。俺が出くわした変なのもゴブリンだったし。」

 

フィオラ「こちらとしても調査中としか…。ゴブリンは魔石も安いので、皆あまり受けていなくて…。」

 

アラン「まあ良い。シャーマンとゴブリン両方受けるよ。場所も近いし。」

 

フィオラ「ありがとうございます。よろしくお願いしますね。」

 

アラン「ああ。行ってくる。」

 

フィオラ「いってらっしゃいませ。」

 

 

 

 

 

 

〜エルフの里近く 東〜

 

現地についた。だが…。

 

アラン「なんかゴブリンとシャーマン一緒に行動してるんだけど。」

 

ステラ「場所も近いので、恐らくは即席ですがチームを組んだのでしょう。」

 

アラン「まあいいか。シャーマンから行く。ステラ。」

 

ステラ「了解です。ククリナイフとワイヤーですね。」

 

ドンッ!

 

地面を思いきり踏みしめ、大地を蹴る。ココのと比べるとスピードは足りていないが、それでもゴブリン相手には十分なスピードだ。

 

シャーマン「ギ…。」

 

ワイヤーを木に引っ掛け、そのままの勢いで加速する。そして、隙だらけの首をククリナイフで斬った。

 

アラン「まずは一つ。」

 

ゴブリン「ギギャア!!」

 

ゴブリンが飛びかかって来たが、冷静に後ろへ飛んでかわす。

 

ゴブリン「ギャア!」

 

追撃が来るが、受け止めて腹に一閃。

 

ステラ「お見事…。ッ!?」

 

妙だ。さっきまでいたもう一匹のシャーマンが消えた。

 

ステラ「主様!」

 

アラン「分かっている。ステラ。やってくれ。」

 

ステラ「了解です。瞳に魔力反応を映します。」

 

魔力反応が映る。すると…。

 

アラン「そこだっ!…!?」

 

手応えがない。空振った!

 

ステラ「何故?確かにそこに…。!?」

 

何も無いところから魔法が飛んでくる。が…。

 

アラン「あっぶね。…は?」

 

避けたが…ファイアボールと…かまいたちが飛んできた。

 

ステラ「ゴブリンシャーマンが二重属性!?ありえない!」

 

アラン「さっきのは身体強化の風で敏捷を上げたのか…。」

 

ステラ「二重属性はゴブリンシャーマンでは体への負荷の関係上不可能なはず…。なぜ…?」

 

アラン「話は後だ!何とかしないと…ぐっ!?」

 

ステラ「主様!」

 

かまいたちが直撃してしまった。背中だったので致命傷にはならなかったが…。血は出ている。早めに決着をつけないとマズい。

 

アラン「くっそ…。」

 

ステラ「主様!主様!大丈夫ですか!?」

 

アラン「落ち着け。そんなに傷は深くない。どうするか…っと!」

 

今度はファイアボールだ。どうやら同時発動は何回も使えるものではないらしい。

 

アラン「そうだ。ステラ!ハンマー!」

 

ステラ「!?何を…いえ。了解です!」

 

ハンマーを思いきり地面へと叩きつけると砂埃と同時に地割れが起きた。

 

シャーマン「グギャッ!?」

 

案の定バランスを崩して転倒する。そこに…。

 

アラン「終わりだ。」

 

グシャッ。

 

ハンマーで頭を潰した。魔石になった。

 

アラン「ふぅ、何とかなったな…。」マセキヒロイ

 

ステラ「何をしているのですか!魔石など後です!ギルドでポーションを買って治療をしますよ!」

 

アラン「うっ…。ヤバい。すげえ痛い。マトモな被弾久しぶりだからな…。」

 

ステラ「早歩きです。それと、適当な布を巻いて下さい。さ、早く。」

 

ステラの言う通りにする。動きやすい様に軽装にしてきたのが裏目に出た。

 

アラン「…何か良い防具はないものか。」マキマキ

 

ステラ「反省はあとです!巻き終わったならさっさと歩く!またココと一緒にシャワーですよ!!」

 

アラン「サーセン。」スタコラサッサー

 

ギルドに向かった。流石にもう勘弁だ。ただですら最近溜まってるのに。

 

アラン「トホホ…ついてないな。」

 

 





高速移動に全体攻撃で対応…。クロックアップしたらエレクトロファイヤーだ。
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