記憶喪失系勇者の旅路   作:一般通過社会人

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描写的に!ギリ!ギリ!ギリ!ギリ!チャンバラー!



タイムリミット

 

〜フリエ視点〜

 

勇者様が、勇者様が。死んじゃう。

 

フリエ「何か…何か…。」

 

そうだ。研究室ならポーションぐらい置いてあるはず。

 

フリエ「どこ…?これ…?違う…。」カチャカチャカタン

 

端の方に薬品棚らしきものがあった。必死に探す。

 

フリエ「あった…!」

 

これだ。瓶は里の物と違うが、中身の緑色の液体は同じだ。

 

フリエ「勇者様…。」

 

アラン「…ゴボッ。」ヒュー

 

血を吐いている。それも赤黒い。かなり危険な状態だ。

 

フリエ「勇者様。ポーションです。飲んで…。」

 

アラン「ゴボッ。ゴホッゴホッ。」

 

フリエ「きゃ!あ、ああ…。」

 

ダメだ。吐き出してしまう。どんどん冷たくなっていく。

 

アラン「……。」ヒュー ヒュー

 

フリエ「こうなったら…!っ!」

 

覚悟を決める。騎士として、一人の女として。口にポーションを含む。

 

フリエ「んっ…。」

 

口移しだ。直接流し込む。

 

アラン「………。」

 

フリエ「…………プハッ。」

 

瓶の中身が無くなるまで繰り返した。

 

〜3分後〜

 

アラン「…ヒューッ…ヒュー……スゥーーハァーー。」

 

ポーションが効いてきたようだ、呼吸音も正常に戻った。

 

フリエ「……///」

 

医療行為とはいえ…。とんでもない事をしてしまった。だが、後は勇者様が目覚めるのを待つだけだ。

 

フリエ「はぁ…。」

 

疲れた。少しだけなら…寝てもいいだろう。

 

フリエ「んぅ…。」

 

おやすみ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜エテル視点〜

 

その後、ココ達は一旦部屋に帰った。……いや、帰らせた。二人とも手伝いを申し出てきたが、後から入ってきた第三部隊の隊長が…。

 

アウル「何を言っているんだ!まずはその目のクマを取ってから言え!」

 

キレてた。まあ無理もない。3日近く寝てないのだ。ココは。

 

エテル「ふぅ…。……で?戦況は?」

 

ヴァネッサ「良いとは言えないです。特に、後衛の透明化シャーマンによって、無視できないレベルの被害が出ています。」

 

アウル「救護所はパンク寸前です。聖女様がポーションで回復しながら対処してくれていますが…。あと3日程でポーションの在庫が尽きるでしょう。」

 

エテル「…ワシが出る。ブレイドはもう暴れておるのだろう?ならばワシも出なければなるまいて。」

 

ヴァネッサ「しかし…。」

 

エテル「…隊長クラスも全員出せ。そして、一般人含めた全ての人員に武装させろ。時間を稼ぐぞ。」

 

ヴァネッサ「……了解です。」

 

 

 

 

 

 

〜ブレイド視点〜

 

ブレイド「そこ!守りが薄い!」ガァンガァン

 

冒険者「すみませ…ぐあっ!?」

 

ブレイド「っく!?」ドオン

 

マズい。どんどん倒れていく。ギルド保有のポーションの在庫はとうの昔に切れた。

 

ブレイド「はぁ…はぁ…。」

 

私自身も体力の限界が近づいている。いくらステータスが高くても、体力的な問題がある。それに、今は邪神に力を封印されている状態。全盛期には及ばない。だが、私が抜けたら戦線は崩壊する。

 

シャーマン「グゲゲ…。」

 

特にあのシャーマンだ。透明化で突然現れては魔法で攻撃し、司令塔である私を確実に狙っている。

 

ブレイド「勇者様…。早く…。」

 

タイムリミットは近づいている。

 

 





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