〜ダンジョンの中 ボス部屋への道〜
ダークエルフ達にゴブリンを殲滅してもらいながら走って進む。時間が無い。
フリエ「まだッスか!ボス部屋は!」ハッハッ
アラン「そろそろのハズだ!」ハッハッ
サラ「マスター。奥から複数の魔力反応。おそらくシャーマンとゴブリンの混成部隊。」
アラン「そうか!なら、そこがボス部屋かもな!」ハッハッ
フリエ「と言うかっ!何でサラ達はそんな涼しい顔で走ってるっスか!」ハッハッ
サラ「解答。私達は通常のダークエルフとは体力もステータスも数倍上になるように改造済み。それに今は装備なし。身軽で動きやすい。」
アラン「俺としてはっ!目に毒なんだがなっ!」ハッハッ
事実、このダークエルフ達はかなり際どい格好だ。と言ってもフリエのようなボロボロのワンピースではなく、くノ一のような横が大きく空いている黒い装束だ。横からみるとほぼ全◯である。褐色の肌も相まってヤバい。
フリエ「コラッ!何処見てるっすか!……ところでっ!武器庫かなんか無いんすかねっ!流石にハチみたいなのとやるならっ!何か欲しいんすけどっ!」ハッハッ
サラ「警告。シャーマン達にかなり近くなってきた。…殲滅する。」
フリエ「ああもうっ!」ハッハッ
ダークエルフ達が戦闘に入る。と言っても一方的だ、危なげもなく終わった。
フリエ「強っ…。」
アラン「ステータスの全数値絶対1500はあるだろ…。」
サラ「マスター。ゴブリン達が武器をドロップした。鹵獲するべき。」
アラン「ああ。」ガチャガチャ
その後、ちょうどステラと同じサイズの片手剣と大量の毒々しいナイフを拾った。ハチが使ってた奴だ。
フリエ「よし…。この杖で…。」
フリエは杖を手に入れた。と言っても、里で売っている物と比べたら粗雑ではある。太い枝を削って、先端に魔石を括り付けただけの物だ。
フリエ「杖があるとないとじゃ、魔力消費が大違いッスからね…。」
アラン「そうなのか…。ん?」
壁の隙間から冷たい空気が流れてくる。もしかして…。
アラン「よっと。」グイッ
ゴゴゴゴゴゴ…。
壁の隙間に入っていたロープを引っ張ると、隠し扉が作動した。
フリエ「ここは…?」
中に入る。不思議な形の籠手や、変わった形の杖…。武器庫のようだ。しかし、置いてある武器は全て黒い。
フリエ「なんか不気味ッスね…。」
サラ「解答。これは私達人造ダークエルフ専用の武器。私達以外が使うと、魔力が暴走して死ぬ。」
アラン「おいおい物騒だな…。まあいい。コレで武装しろ。サラ達も戦いやすくなるだろう。……防具がないのが惜しいが。」
サラ「了解。」ガサゴソ
〜3分後〜
サラ「全員完了した。」
アラン「よし、……じゃあ通路に戻って扉を開けるぞ。」
フリエ「ハイっす。」
サラ「了解。」
〜扉の前〜
アラン「よし。最終確認だ。準備は良いな?」
フリエ「大丈夫っす。……死なないでくださいね?サラ達の為にも。」
アラン「お互い様だろう。……行くぞ。」
キィ…バタン。
〜ボスの部屋〜
✱底冷えするような雰囲気が辺りを包む。短いようで長かったこのダンジョンも、終わりを迎えるようだ。
クモ「いらっしゃ~い。…やはり道中の妨害は意味なかったようね。全くハチったら…。強く作りすぎよ。」
フリエ「クモ!」
クモ「はいはい。分かったわよ。ここまで来たんですものね。早速…、やりましょうか?」
アラン「来るぞ!構えろ!」
サラ「了解。」カチャッ
クモ「せいぜい…、楽しませてねっ!」