今回ちょっと長めです。
しばらく歩き、反応があった所に着いた。
剣「これは…。」
主人公「多い…。」
ざっと100は居る。茂みに隠れている為見つからない様だが、この数では時間の問題だろう。
剣「やはり引いたほうが良いでしょう。隠れながら倒すにしても多すぎる。」
主人公「そうした方が良さそうだな…。」
ふと奥の方を見るとエルフがほぼ裸の状態で吊るされている。
中には子ども居て見ていて気分の良いものでは無い。
主人公「あの大きいのは…?」
剣「ゴブリンキングですね。群れを統率するリーダーです。優れた個体は群れを率いてドラゴンをも狩る事があるのだとか。」
主人公「あの魔法使いみたいなのは…?」
剣「ゴブリンシャーマンです。魔法で攻撃してきます。使う魔法は個体によって違います…ちょっと待ってください。もしかして戦おうとしていますか?」
主人公「ああいう吊るされているの見るとさ…イライラするからね。」
剣「流石に無謀が過ぎます。抑えてください。」
なんとか怒りを飲み込もうとする。しかし…。
エルフ「ウッ…。」
ゴブリンキングに腕を掴まれ持ち上げられる。
エルフ「助け…。」
主人公「ッ!」
剣「待って!」
茂みから飛び出してゴブリン達の間を駆け抜ける。剣の影響かそれとも別の何かなのかかなり足が速くなっている。
ゴブリンキング「ゴッ!?」
キングの前まで走ったらそのまま大きく跳躍し、丸太のような腕目がけて剣を振り降ろす!
ゴブリンキング「ガァアアアアアァアア!!」
大量の血を撒き散らしながら腕が離れた。が…。
ゴブリンキング「グキャァアアアア!!」
ゴブリンキングはかなり怒っている。腕を斬られたので当然であるが…。
主人公「これからどうしようか…。」
剣「考えていなかったのですか!?」
主人公「カッとなってつい…。」
剣「話は後です!とりあえず構えて下さい!」
ゴブリン達「GAAAAAAAAAAA!!」
ゴブリン達に囲まれた。文にすると案外簡単なように思えるが現実はそうじゃない。何処から攻撃が飛んでくるのか分からないので神経を張り巡らせなければならない。その分集中力も使うので消耗は早くなる。ましてや空腹状態だ。体力も心もとない。
主人公「やっぱりッ!飛びッ!出したのはッ!マズかったかもっ!」
剣「喋ってないで体を動かして!被弾を最小限に!」
剣の口調もいつもの丁寧語では無い。その事実が自分達の余裕の無さを感じさせる。
隙を見て攻撃しているのでゴブリン達も確実に姿を減らしている。
シャーマン「GAaGEGAa…。」
ふと心臓を掴まれるような声が響く。何かの詠唱のようだ。杖の先に赤い光が集まったかと思うと、瞬間、大きな火の玉が飛んできた!
主人公「うおっ!」
急いで前のゴブリン達を無理矢理押し込んでから飛び込んで回避する。
ドォォン!
地面が揺れ、大爆発が起きる。
ゴブリン達「GYAAAAAAA!!」
ゴブリン達もだいぶ巻き込まれて数を減らした。シャーマンもちょっと焦っているように見えた。
剣「あの個体は火属性を使う様ですね。今ので数は減りましたが…しかしそれでも半分は残っています。」
主人公「やはりキングを狙うしか無いか…?」
剣「その方が良いでしょう。しかしさっき腕が斬れたのは不意討ちで魔法防御が間に合わなかったのと、勢いによる物です。ゴブリン達を倒したことでステータスは上がっているでしょうが、それでも攻撃は通らないでしょう。」
何やら聞いたことのない単語が二つ出てきたが、それどころでは無いので無視する。
主人公「よし!閃いた!さっきの魔法を使おう!」
剣「なるほど、確かにいい案です。こちらはほとんど消耗せず、そして敵にダメージを与えられる。」
シャーマン「GAaGEGAa…。」
そう言っていると早速詠唱が始まった。これを利用しない手はない。
主人公「…! 今だ!」
咄嗟にキングの方に飛び込んで回避する。
キング「グギャ!?」
ドォォン!!
主人公「どうだ…?」
キング「ギャアァァア!!」
主人公「しまっ…。」
剣「ッ!避け…!」
怒ったキングの攻撃のあまりの速さに反応できず被弾した。
目の前が真っ暗になった…。
文を纏めるのって難しいね…。