記憶喪失系勇者の旅路   作:一般通過社会人

45 / 96

平和回です。


ドワーフの街
日常


 

あれから二ヶ月ほどが経った。俺はCランクからBランクに上がり、ステータスも順調に上がっている。人数が増えた事により、ギルドからも4人用の依頼を斡旋してもらえる様になった。

 

ココ「勇者様!早く!」

 

フリエ「ココさん元気すぎるッスよぉ…。なんでハイスパイダー狩った後にフォレストウルフの群れの討伐なんか引き受けちゃうんですかぁ…。」

 

サラ「指摘。そもそも魔力的にまだ余裕がある以上、稼げる時に稼ぐべき。」

 

フリエ「それはそうッスけどぉ…。勇者様ぁ…何とか言って下さいよぉ。」

 

アラン「はは…。俺達はともかくフリエはちょっとキツいだろうからペース落とそうか…。」

 

サラ「指摘。それもそもそもフリエが糸を燃やす為に火魔法を必要以上に連発したせい。自業自得。」

 

フリエ「ちょっと辛辣じゃないッスか!?」

 

……色々問題はあるが、まあチームとしてはいい感じだ。っと、フォレストウルフの群れだ。

 

ココ「あ!フォレストウルフ見っけ!それじゃ…。突撃ー!」ダァン

 

アラン「あ、ちょっと待って下さいよぉ!」

 

チームスピードクロウのメンバーを紹介しよう。まずは…。

 

 

フォレストウルフ「ガウッ!」

 

ココ「遅いよっ!!」ズバァン

 

 

 

ココ   Lv.70

 

 

力  3000 A

 

 

 

耐久 500 E

 

 

 

魔力 700 E

 

 

 

敏捷 4000 S

 

 

 

スキル 剣技(上級) 攻撃集中 身体強化魔法(風) パルクール 緊急防御

 

 

 

武器 ククリナイフ Butter Daisy 一般

 

 

 

チーム一番のスピード。突撃隊長のココ。あれから自慢のスピードにさらに磨きがかかった。

ちなみに、騎士団は基本的に魔物を相手する事が少ないため、ステータスが上がりにくい。徹底的に管理された訓練と、隊員同士の模擬戦によってそれを補っている。

ココは冒険者になってから騎士団の頃にやっていた訓練+実戦でも魔物をばったばったとなぎ倒しているので体力とステータスの延びはチームでも随一だ。

 

 

フォレストウルフ「グアン!」

 

フリエ「こうなったら…かかってくるッス!ファイアボール!」ボウッ 

 

 

フリエ   Lv.65

 

 

 

力  500 E

 

 

 

耐久 1500 B

 

 

 

魔力 4000 S

 

 

 

敏捷 1800 C

 

 

 

スキル 剣技(初級) 火魔法(上級) 風魔法(初級) 詠唱短縮

魔力装甲

 

 

武器 魔杖 Hebe 一般 

 

 

 

最近はアリシアから魔力装甲を、ココから敏捷を教えてもらっているらしい。彼女自身の元々の魔力方面の努力と相まって頼もしい後衛だ。…ぶっちゃけ射程的な問題で一番敵に回したくない。その他のステータスやスキルも堅実で、チームの中では安定度が高く、最も崩しにくいメンバーだ。

次は…。

 

 

 

フォレストウルフ「「「グァァァア!」」」

 

サラ「排除。」ザバァ

 

 

 

 

サラ   Lv.68

 

 

 

 

力  3000 S

 

 

 

 

耐久 3200 S

 

 

 

 

魔力 3100 S

 

 

 

 

敏捷 2900 S

 

 

 

スキル 剣技(中級) 水魔法(上級) 風魔法(初級) 詠唱短縮  探知 マジックストレージ

 

 

武器 魔杖 black rose 一般  短剣 lily 一般

 

 

 

サラだ。改造前もフリエと同等クラスだったが、改造された後は魔力以外の数値でフリエを上回った。フリエ曰く、フリエ「打倒サラっす!」だそうだ。完全にステータス的に俺の上位互換である。

ちなみに、マジックストレージは魔力を消費して亜空間に物を出し入れ出来るスキルだ。入れる物の大きさや重さに制限は無い。本来は商人などに重宝されるスキルらしいが、サラはここに大量のポーションや自作のアイテム(サラは手先が器用)を入れて変幻自在の戦闘スタイルを確立している。

 

アラン「おっと。」

 

フォレストウルフ「グアアア!」

 

アラン「はいはい。」ズバァン

 

 

 

アラン Lv.50

 

 

 

力  2000 S

 

 

 

耐久 1500 A

 

 

 

魔力 無し E

 

 

 

敏捷 2200 A

 

 

 

スキル 剣技(中級) 射撃(達人) ???? パルクール 最後の砦 

 

 

武器 導きの剣 ステラ 神器

 

 

俺だ。……うーん微妙。サラと見比べると微妙の一言である。唯一増えた最後の砦と言うスキルだが…。その効果は…。

 

1.同じパーティーのメンバーの残り体力または魔力が30%以下。

 

2.自らが戦闘不能。もしくは生命活動が停止した状況。

 

3.救援も来れず、現状の回復が著しく困難である。

 

と言う厳しすぎる条件をクリアすると、一度の戦闘中に一回だけ、その状況を打破する力が与えられると言う物。

……正直言って使いづらい。1と3はともかく、2は流石に虐待じゃなかろうか。実際に条件が導きの力で判明した時のステラは怖かったし、ココは複雑そうだったし、フリエは半泣きだった。サラは静かにキレてた。とは言え、このスキルに助けられたのは事実なので大切にしたい。

 

 

アラン「よし…。これで全てか…。」

 

ココ「終わったね!」

 

フリエ「もう日が暮れそうッスね…。」

 

サラ「お腹が空きました。」グゥゥ

 

アラン「ギルドに寄って報告したらおしまいだ。」

 

 

 

〜冒険者ギルド 受付〜

 

フィオラ「お疲れ様です!順調にレベルも上がって来ていますね!」

 

アラン「ああ、何もかも順調だなー。……ちょっと順調すぎて怖いな。」

 

ココ「勇者様!順調なのは良いこと。警戒しすぎるのも、良くないよ!」

 

フリエ「そうッスよ。むしろ勇者様今までがトラブルに巻き込まれすぎッス。」

 

サラ「肯定。警戒は気を張り詰めると言う事。つまりは集中力の消耗を招く。」

 

アラン「そう言うもんか…。じゃ、フィオラ。今日はもう帰るわ。」

 

フィオラ「分かりました。お疲れ様でした!」

 

ココ「また明日!」

 

フィオラ「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

〜自室〜

 

アラン「ふぅ…。この広い部屋にも慣れてきたな…。」

 

フリエ「流石に最初の頃は緊張したッスね。男の人と同じ部屋なんて初めてだったッスから。……また初めて奪われちゃいましたね。勇者様。」

 

アラン「おいバカやめろ。こちとらイロイロとキツいんだぞ。」

 

サラ「提案。いっそ私達に全て任せると言うのは?」

 

アラン「ヤダよ。ただですら3人の女を侍らせてる畜生なのに…。うっぁぁ…。」グサッ

 

フリエ「あ、また自爆した。」

 

ココ「お風呂上がったよ!……どうしたの?勇者様。」ホカホカ

 

サラ「解答。いつもの自爆が出ただけ。」

 

ココ「ああ…。勇者様。私達は何時でもオッケーだよ!」

 

アラン「切腹しよ…。」スッ

 

フリエ「こら!トドメ刺しちゃダメッスよ!おーよしよし。」ナデナデ

 

アラン「フリエぇ…。主にココがいじめてくる…。」

 

フリエ「つらいっすよねぇ…。よしよし。」ナデナデ

 

ココ「あー!ズルい!私もなでなでする!」ナデナデ

 

ステラ「くっ…。私も肉体さえあれば…。」

 

サラ「私で最後なので済ませてくる。」バタン

 

〜40分後〜

 

ココ「よし!出来た!」

 

フリエ「やったー!ココさんの手料理だ〜!」

 

アラン「違うだろフリエ!グレートマザースピリッツココ様だ!」

 

ココ「やめてよ照れるってば〜!」テレテレ

 

サラ「解答。おおむね事実なので受け入れるべき。」

 

ココ「サラったら〜!」テレテレ

 

ココの料理は美味い(約束された勝利の飯)。 なので、外食は滅多にしない。健康的だ。しかもココも栄養をちゃんと考えて作ってくれる。もう油断したらカーチャンと呼びそうになる。

 

アラン「いただきます!」

 

フリエ「いただきますッス!」

 

ココ「いただきます!」

 

サラ「いただきます。」

 

〜夕飯中〜

 

アラン「あ、美味い。」

 

フリエ「やっべ。これやっべ。」モグモグ

 

サラ「……。」モグモグ

 

皆、夢中だ。サラは特に酷い。一心不乱に食べている。口の周りが悲惨だ。

 

ココ「ふふん…!」ドヤァ

 

アラン「ココさんは相変わらず可愛いし…。あれ?俺今勝ち組なのでは?」モグモグ

 

ステラ「まあ女3人を侍らせてる時点で上澄みかと。」

 

アラン「うっあぁ…。俺クズだったぁ…。」モグモグ

 

フリエ「大丈夫ッス勇者様。誰が勇者様の事嫌いになろうと私達はずっと好きッスから。」モグモグ

 

アラン「トゥンク…。フリエさんイケメンすぎぃ…。」

 

と言うか俺の周りがイケメンすぎる奴が多い。うーんこの。

 

ココ「私にとっての一番のイケメンは勇者様だから!」ニコッ

 

アラン「ぁ…。ご、ごちそうさまでした…。」バタン

 

ココ「勇者様!?しっかり!?」

 

フリエ「トドメ刺すのはいつもココさんスね…。」ゴチソウサマデシタ

 

サラ「肯定。」ゴチソウサマデシタ

 

〜3分後〜

 

アラン「っは!?」

 

ココ「あ、起きたー!」カチャカチャ

 

フリエ「ちゃっちゃと歯磨いて皿洗い手伝うッスよ。」カチャカチャ

 

サラ「…zzz。」グー

 

ココとフリエが皿洗いをしていた。俺も歯磨いて手伝おう。

 

〜3分後〜

 

アラン「よし…。」

 

ココ「あ!来た!交代ね!」

 

フリエ「勇者様は拭いて下さいッス。」カチャカチャ

 

アラン「分かった。」フキフキ

 

〜3分後〜

 

アラン「よし…これで最後だ。」カタン

 

フリエ「あー。終わったッス!」

 

ココ「お疲れー!」

 

アラン「ふぁぁ…。眠いし俺寝るわ…。」アクビ

 

ココ「私達はちょっとおしゃべりするね!」

 

フリエ「はいッス!」

 

アラン「おやすみ…。って、サラまた俺のベッドで…。まあ良いか。おやすみ。」

 

サラ「ふふっ…。」ギュッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





うんうん。平和が一番だね!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。