記憶喪失系勇者の旅路   作:一般通過社会人

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調査

 

〜翌朝〜

 

アラン「ふぁぁぁぁあ…。」

 

ココ「んぅ…。ふぁぁぁ。おはよ…。」

 

翌朝。目が覚めた。正直言ってココのせいであまり寝れてない。

 

フリエ「痛いっすぅ…。離してサラぁ…。」ムニャムニャ

 

サラ「zzzz…。」ギュウウウウ

 

ココ「うわぁ…。あの首の角度絶対寝違えてるよ…。」ドンビキ

 

アラン「サラって俺の時あんなに寝相悪くないんだがな…。」

 

どうやらフリエもあまり寝れてない様だ。……俺は幸運だったらしい。ありがとうフリエ。君の犠牲は忘れない。(`・ω・´)ゞ

 

ココ「とりあえず…。朝ごはん作るね…。フリエの事よろしく。」

 

アラン「ええ…。ステータス負けてるのにどうしろと…?」

 

〜30分後〜

 

ココ「おまたせ!出来た…。えぇ…?」

 

アラン「だずげで…。」マキコマレ

 

フリエ「うっああ…。」←起きた

 

サラ「んふふ…。…zzzzz。」ギュウウウウ

 

ココ「何があった…?」

 

アラン「ザラ゛を…ゆすって起こそうとしたら…。まぎごまれだ…。」ガシィ

 

フリエ「首がぁ…。」ゥアアアア

 

ココ「もう…。ほら、サラ?朝ごはん出来たよ〜!お〜い。」ユサユサ

 

サラ「んあ…!朝ごはん…!ってえ?マスター、フリエどうしてこんなに近く…?」

 

アラン、フリエ「「お前じゃい!」」

 

ココ「あはは…。朝ごはん食べよっか…。」

 

〜朝ごはん後〜

 

アラン「ふぅ…。何とか回復出来たぜ…。」ズズッ

 

フリエ「何で勇者様は朝ごはん食べて食後の紅茶啜るだけで回復出来るんすかぁ…。」イタイヨ…

 

ステラ「まあ、勇者なので…。」フンス

 

ココ「いや、勇者だとしてもちょっとオカシイかな…。」フリエサスサス

 

フリエ「ありがとうございますッス…。」ウウ…

 

サラ「美味しかったです。ココ。」ニコッ

 

ココ「ありがと!」

 

フリエ「後で覚えてるッスよ…サラ…。…鋼の勇者もこんな感じなんすかね…。」

 

アラン「俺の先輩か…。…ちなみに男?女?」

 

ステラ「女です。」ムジヒ

 

アラン「くっそぉ…。」ガクッ

 

フリエ「と言うか、アラン様以外の勇者って全員女ッスよ。神器の適合者って導きの勇者除いて歴代全員女ッス。」

 

アラン「えぇ…?ん?導き除いて?導きの勇者って俺の前は男だったのか…?」

 

ステラ「」ビクッ

 

フリエ「ええ。何でも1000年前の戦いで戦死したらしいッス。」

 

アラン「ほーん。ってステラ?どうした?」

 

ステラ「…ぁ。な、何でも無いです…。」カタカタ

 

アラン(……流石にデリカシー無さすぎたか。この話はやめておこう。)

 

アラン「しかし冒険者ギルドの所属じゃ無いって言ってたな…。騎士団の所属なのか?」

 

ココ「ううん。ドワーフにはね、ドワーフ工房連合って組織があるんだ。」

 

アラン「ドワーフ工房連合?何だそれ?」

 

フリエ「ドワーフの男は皆、職人気質で気難しい所があるンス。特に工房を持ってるようなドワーフ達はプライドが高くて…。そういうドワーフ達が集まって、自分達の技術の保護と、作った作品達を安く買い叩かれ無い様にって活動してる組織が、ドワーフ工房連合ッス。」

 

アラン「へぇ…。やってる事はマトモそうだが…。」

 

ココ「問題は、プライドが高すぎて組織内で常に喧嘩してるのと、自分の作品はもっと高いって言って、適正価格よりも多めに取って来る所なんだよね…。」

 

アラン「まあ…でもその作品達は、適正価格よりも上乗せしてても許されるような価値があるんだろ?」

 

フリエ「そうッスね。ドワーフ工房連合の出す作品達はどれも一級品ッス。それも貴族や、各種族の里長や騎士団の隊長クラスに使われる様なバケモンが揃ってるッス。」

 

ココ「ヴァネッサ団長とか、ギルドマスターとかの武器もドワーフ工房連合の作品だよ。」

 

アラン「あの鈍器がねぇ…。って、もうこんな時間か。そろそろ行こう。」

 

ココ「そうだね。ヴァルカン火山は時間がかかるから、早めに出よっ!」

 

フリエ「まだちょっと首痛いんすけど…。まあ行きますか。」

 

サラ「了解。」

 

 

〜冒険者ギルド前〜

 

ブレイド「おはようございます。…それでは、ヴァルカン火山での調査。よろしくお願いします。」

 

アラン「はい。まあ…ほどほどにして帰って来ます。」

 

ブレイド「気をつけて…。」

 

ココ「そんなに心配しなくても大丈夫!私達が居るから!」

 

フリエ「そうッス!勇者様は一人じゃないっす!」

 

サラ「肯定。」

 

ブレイド「ふふっ…。ありがとうございます。それではいってらっしゃいませ。」

 

アラン「いってきます。それじゃドワーフの街までお願いします。」

 

運転手「お任せを。安全なルートで行きますので。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜2日後〜

 

運転手「お。着きましたよ。勇者様。」

 

アラン「へぇ…。あれが…。おーい。皆起きろ!着いたぞ!」

 

ココ「ふぁぁぁぁあ…。あ、アレだー!」

 

フリエ「久しぶりッスね!」

 

サラ「ん…。あれが…。」

 

自分達が見たのは…巨大な城壁に囲まれ、その中心に歯車仕掛けの装置がたくさん付いた巨大な城がある、大きな街だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ドワーフの街 冒険者ギルド〜

 

アラン「すみません。自分達エルフの里のギルドマスターの依頼で来たのですが…。」

 

受付「あ!?勇者様!?少々お待ちを…。」スタスタ

 

ココ「うーん…。ここの冒険者ギルドガラ悪くてあんまり好きじゃないんだよね…。」

 

アラン「だろうな…。さっきから男の冒険者達から睨まれているし…。」

 

フリエ「勇者様は3人の女侍らせてるクズ男ッスからね…。」

 

アラン「うっぐぁ…。」

 

 

 

 

 

 

 

???「おいニイチャン…。」

 

アラン「アッ…。な、何でしょうか…。」グルッ

 

???「あんた余所者だろ…。ここでの流儀って奴を教えてやるよ…。」

 

アラン「……ちなみにお聞きしても?」

 

グラン「ああ良いぜ。それはなぁ…。まず新人はぁ…俺様に…グラン様に挨拶しなきゃ何だよぉ!」ビュン

 

アラン「よっ。」ガアン!!スッ!

 

グラン「な…!?うおっ!?」グラッ

 

振り下ろされたメイスを盾に変形させたステラで軽く受け止め、足払いで転ばせる。そこに…。

 

アラン「取っとけ。」ブン!!

 

グラン「ガッ…。」バタン

 

すかさずステラをハンマーに変形。頭を殴りつけた。

 

冒険者達「!?」

 

アラン「まだやる奴居るか?」ギロッ

 

冒険者達「遠慮しときます…。」

 

アラン「よろしい。」スッ

 

さっきからニヤニヤしていた冒険者達を黙らせ、ステラを鞘に収めた。すると…。

 

 

 

 

 

パチパチパチ…。

 

 

 

 

 

アラン「……?」クルッ

 

ギルドマスター?「やあ。」

 

アラン「うおっ…。」

 

後ろから拍手が聞こえたので振り向くと、黒髪褐色の好青年?が立っていた。

 

ギルドマスター?「まさかグランをあっさり制圧しちゃうとはね…。アレでもウチのBランク何だが。」

 

アラン「じゃあ同じですね。」

 

ギルドマスター?「はは…。おっと、申し遅れた。僕はここのギルドマスターを務めている…。フェールだ。」

 

アラン「アランです。よろしくお願いします。」

 

フェール「うんうん。礼儀正しい子は好きだよ…。おい。」ギロッ

 

冒険者達「ハイッ!」ガタガタ

 

フェール「大事な僕の客人に何かあったらどうする?何故止めなかった?」ゴゴゴ

 

冒険者達「すいません…。」ガタガタ

 

フェール「…まあ良い。次は無いと思え。」

 

冒険者達「ハイッ!!」

 

フェール「……すまないね勇者様。見ての通りエルフの里の冒険者ギルドと比べるとどうしても治安が悪くてね…。」

 

アラン「あ、いえ。むしろ安心しました。今まで女所帯でやり辛かった物でしたから…。」

 

フェール「フフフ。やはり君も男だね。…よし。おい。そこのお前。奥に案内しろ。丁重にな。」

 

冒険者1「ハイッ!」

 

 

〜ギルドマスターの部屋〜

 

冒険者1「ここです。それでは私はここで…。」

 

フェール「ああ。下がって良い。」

 

冒険者1「失礼しますっ!!」バタン

 

フェール「ふぅ…。まあ、君達も楽にしてくれ。」

 

…このギルドマスター。一瞬そっちの道の人かと思った。良く見たら腕に入れ墨を彫っている。

 

フリエ「大丈夫ッスかね…?」ヒソヒソ

 

アラン「まあ…。何とかなるさ。」ヒソヒソ

 

ココ「変わってないねー。ギルドマスター。」

 

フェール「君もなココ。」

 

アラン「知り合いですか…?」

 

フェール「ココには何回か繁忙期に応援に来てもらっていてね。」

 

ココ「それ以来仲良しかな!」

 

息ぴったりだ。それにしても繁忙期に他種族の騎士団を応援に呼ぶとは…。どうやら推奨レベルの高さは嘘でも何でもないらしい。

 

フェール「まあ今がその繁忙期なのだが…。ちょっと今年は特殊でね。エルフの騎士団はゴブリン襲撃事件の復興で忙しいらしいから、導きの勇者のパーティーを…エルフの英雄を鋼の勇者と話合って呼ぶ事にしたんだ。」

 

フリエ「でも、ココさんって最近推奨レベルに達したばかりッスよね?…言い方悪いッスけど、戦闘じゃあまり役に立たないんじゃ…。」

 

フェール「正確にはココ個人じゃなくて、第三部隊に応援を頼んでた感じかな。アウルと僕は親友でね…。ココには主に事務周りを頼んでたかな。」

 

アラン「へぇ…。てっきりそう言うの苦手かと…。」

 

ココ「むっ。ココだって出来るもん!」

 

冒険者ギルドじゃ全部フィオラがやってくれるので書類仕事をしているココなど見たことがない。

 

フェール「話が逸れたね。そろそろ本題に入ろう。ヴァルカン火山の火山活動が活発化しているのは聞いただろう?ヴァルカン火山では火山活動が活発化すると魔物が増えるんだ。今年は特に多くてね…。原因を調べた所、ダンジョンが新たに生成されている事が分かった。君達にはその内の一つの調査を頼みたい。」

 

アラン「了解しました。で、場所は…。」

 

フェール「場所は東門から出て5分ほど歩いた所にある。地図を渡すからそれを頼りに行ってくれ。」

 

 

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