先程までイオが居た所には……目を焦がすほどの美しさの銀髪に、身体の所々に青い鱗を付けた……裸の少女が立っていた。
アラン「フーッ…。とりあえず…。バルス!!」ドゴォン
フリエ「えっ、ちょっ…何やってるッスか!?ってえ?イオちゃんは…?」
ココ「いや普通に分かるでしょ!?ドラゴンのイオちゃんが竜人のイオちゃんになったんだよ!って、大丈夫!?勇者様!?」
サラ「欲求不満気味のマスターには刺激が強すぎましたか…。はい、ポーションです。」スッ
アラン「前が見えねぇ…。」アリガト
フェール「まさかドラゴンの竜人化を生で見れるとは…。何か良いことありそうだな…。」
イオ?「?」
とりあえず、イオ?にはサラのストレージの中に入っていた着替えを着てもらった。……少し強めに殴り過ぎた。自分の顔とはいえめっちゃ痛い。
アラン「イテテ…。と、とりあえず。えっと…イオ?」
イオ?「?うん!イオだよ!あるじ!」
アラン「ああやっぱり…。えっと…どうしてその姿に…?」
イオ「わかんない!」ニコーッ
アラン「アッそっかぁ…。分かんないなら仕方ないね!」ニコッ
イオ「うん!」ニコーッ
アラン「えっと…元の姿には戻れるの?」
イオ「うん!ちょっと待ってね…。うーん…えいっ!」ボン
煙が晴れると…。青い鱗の立派なドラゴンが現れた。
ドラゴンイオ『もどれたー!あるじー!』ドスンドスン
アラン「おーっとその姿であんまり暴れないでくれよー。」
ドラゴンイオ『あ、ごめーん。』
アラン「じゃあ…また人の形になってくれるか?」
ドラゴンイオ『わかったー!うーん…フンっ!』ボン
煙が晴れると…今度は先程の美少女がそこに居た。
アラン「おーイオ。よくできたなー!エライなー!」ナデナデ
イオ「ほんとー!?イオえらいー!?やったー!」ピョンピョン
フリエ「あー…。何か…。もうイオちゃん可愛すぎてどうでも良くなってきた…。」ホンワカ
ココ「私も…。」ホンワカ
サラ「これが…癒しですね…。」ホンワカ
イオ「あー!おねーちゃん達ー!」タタタッ
ココ「!?」ドクン
フリエ「お…お姉…。グッ…アァ…。」ドクン
サラ「これが…母性…?」ドクン
フェール「おいおい君達…。一応ここ魔物沸くからね…?」
ココ「わかってますけどぉ…可愛すぎますよぉ…。」ナデナデ
フリエ「ほらイオちゃーん?ココお姉ちゃんにフリエお姉ちゃん、サラお姉ちゃんもいますよー?」ナデナデ
サラ「カワイイ…。」ナデナデ
イオ「キャーッ!みんな大好きー!」ニコッ
ココ、フリエ、サラ「ヴッ…。」バタン
アラン「バカな…チームスピードクロウが…壊滅だと…。やはり…イオは凄いなー!強いなー!」ナデナデ
イオ「やったー!あるじにほめられたー!」キャッキャッ
アラン「おーよしよし…。」ナデナデ
ステラ「私の事はステラお姉ちゃんって呼んでくださいね!」
イオ「うん!ステラお姉ちゃん!」ニコーッ
ステラ「ヴッ。くっ…。ふ、ふふふ。やりますね…。肉体があったら危なかったです…。」
フェール「はいはい。親?バカも一旦そこまでにしなさい。とりあえず…イオちゃん?お姉ちゃん達と一緒に来てね〜!」ナデナデ
イオ「うん!」ニコーッ
フェール「ヴッ…。そ、それじゃ行こうか!」
〜冒険者ギルド ギルドマスターの部屋〜
フェール「よし…これで登録は完了だ。お疲れ様。」
アラン「ありがとうございます。終わったって、イオ。」
イオ「終わったの!?じゃ、遊ぼ!」ニコッ
アラン「ヴッ。う、うん。それじゃ…ギルドマスター。今日はこれで…。」
フェール「おい。説教の事…忘れたのか?」ギロッ
にげられない!どうやら俺はここで終わりのようだ…。
アラン「うぅ…。すまん、イオ。ココお姉ちゃん達の所に行っていてくれないか…?」
イオ「えー。わかった…。」ペタペタ
バタン。扉が閉められた。すると同時に…。
フェール「ふぅ…。それじゃ…覚悟しろよ?」
アラン「う、うわあぁぁぁぁぁぁぁ!!」
〜ココ視点〜
アラン「う、うわあぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ギルドマスターの部屋から悲鳴が聞こえた。どうやら始まったようだ。
イオ「あるじ大丈夫かなー?」
ココ「んー?ま、大丈夫だよ!イオはやさしいね!」ナデナデ
イオ「キャーッ!」キャッキャッ
フリエ「ほんとにカワイイっすね…。あ、ところでイオちゃん?なんで勇者様…あるじについていこうと思ったんスか?」
イオ「んー?あるじはね!かっこいいの!イオがねー元気なかった時にー助けてくれたんだー!他のみんなはねー。イオを見ると逃げちゃうんだ…。おかあさんも居なくなっちゃって…。さみしくて…苦しくて…。でも!あるじはちがったんだ!あるじだけがー助けてくれたの!だからー!あるじだーいすき!」
ココ「ふふっ。そうだねー。あるじかっこいいもんねー!」
サラ「こんな小さい子どもまでオトすとは…、マスター。あの人いつか刺されますね…。」
フリエ「今更ッスね。あの人は…まあ、人助けが趣味みたいなもんですから。私達も…そこに惚れたッス。」
ココ「うん。あ〜あ。やっぱり世界は勇者様を放っておかないなー!」
サラ「正直独占したい気持ちもありますが…でも、やっぱりマスターは人助けしてるところが一番かっこいいですからね。」ニコッ
フリエ「うぅ…。サラがこんなに感情を表に出して…私嬉しいッス…。」グスッ
ココ「サラも最近笑うようになったよね!やっぱり勇者様のお陰だねー!」
イオ「あるじだーいすき!」ニコーッ
ココ「私も!勇者様だーいすき!」ニコッ
フリエ「私も…大好きッス!」ニコッ
サラ「大好き…です。」ニコッ
〜冒険者ギルド〜
あれからギルドマスターの説教…いや、拷問…を受けて、俺は心がボドボドになっていた。
フェール「これに懲りたらもうしない事だね。じゃ、行っていいよ。」
アラン「うっす…。失礼しまっす…。」
バタン。扉を閉めた。すると…。
グラン「おう勇者様ぁ…。フェールさんにたっぷりシメられたみてえじゃねぇか…。最初は三股してるクズかと思ったが…。悪かったな。これでお前もここの一員だ…。歓迎するぜ。」バンバン
アラン「うう…。グランさん…。貴方もアレを…?」
グラン「ああ…。男にとっちゃ拷問だよなぁ…。ま、どんなバカしたのか知らねぇが…アレでも俺達の事を思っての事だ。これに懲りたらもうするなよ。お前の周りを悲しませない為にもな。」
アラン「うぅ…。兄貴ぃ…。そうします…。」
グラン「がはははは!それで良い!お、お前のパーティーメンバーが来たみたいだな。それじゃ。お互い死なないようにな!」
グランさん…いや、兄貴が行った。どうやらこのギルドはアレが通過儀礼らしい。えぇ…皆強すぎだろ…。
ココ「勇者様ー!たーっぷり絞られたみたいだね!」
フリエ「……何かやつれてるような。」
サラ「…マスター?一体何をされたんです?」
アラン「いやっ…もう…言葉にするのも恐ろしい…怖え…怖えよぉ…。」ブルブル
イオ「あるじー!よしよーし。」ナデナデ
ココ「……何か、勇者様から他の女のニオイがする。」ハイライトオフ
サラ「マスター。もしかして中で…。」
アラン「うわぁぁぁぁぁぁぁあ!言わないでくれぇぇぇぇ!」
フリエ「あのギルドマスター…女だったんスか…。」ハイライトオフ
その後、宿に戻って寝た。イオはどうやら一人は嫌らしく、一人部屋を予約しようとすると泣き叫んだので(ドラゴンの声量だとシャレにならない)、とりあえずココの部屋で寝てもらった。
……え?説教の内容?ちょっと記憶が…。
説教の内容はご想像にお任せします。