〜翌朝 アランの部屋〜
アラン「ん…ぐぅ…。」
翌朝、息苦しさに目が覚めた。……?視界が真っ暗だ。早く起きすぎたのか?
アラン「むぐ…む?」
何だ?顔にやわらかい物が…?ダメだ。寝起きだから頭がボーッとしている。ステラに聞こう。
アラン「ふへら?どほだ?」(ステラ?何処だ?)
ステラ「はい?…主様。その…あの…まずは、イオをどうにかしてから…。」
アラン「いほ?」(イオ?)
ステラ「あぁ…気づいて居ないのですね。主様は今…顔にイオが抱きついた状態ですよ。」
アラン「ふほーん。」(うそーん。)
じゃあこのやわらかいのは…うっダメだ考えるな。ただですら溜まってるのにイオ相手に立てるのはマズい。
アラン「いほ。いほ。ほーい。ほひろー。」(イオ。イオ。おーい。起きろー。)
イオ「んぅ…ぅぅう…。」ギュゥゥゥッ
アラン「むぶっ!?」
ヤバい。余計力が強くなった。イオのデカいイオで鼻と口が完全に塞がった。このままだと酸欠と圧力で死ぬ。助けを求めなければ。
ステラ「主様!くっ…竜人のステータスだと笑えませんね…。こうなったら…。」『ココ!緊急事態です!今すぐ主様の部屋に!』
ステラがテレパシーで助けを呼んだようだ。……ヤバい意識が飛びそうだ。必死に我慢する。こんな死に方絶対やだ。
ドタドタドタドタ…。バァン!
ココ、フリエ「「勇者様っ!…って、え?」」ハイライトオフ
アラン「はふへへ…。」(助けて…。)
ココ「ねえ。勇者様?私言ったよね?私表に出してないだけだって…何でこんな事になってるの?ねえ?」ユサユサ
フリエ「だい◯ゅきホールド…良いなぁ…。」ハイライトオフ
だい◯ゅきホールドと言うよりはフェイスハガーだろ。って、そんな事言ってる場合じゃない。早く取ってくれ。
ステラ「何言ってるのです二人とも!バカな事言ってないで早く剥がして下さい!って、主様!しっかり!」
ヤバい。意識がもう…目の前が真っ暗になった。
〜2時間後〜
アラン「っは!?」ガバッ
ココ「あ!勇者様っ!良かったぁ……。」グスッ
フリエ「大丈夫ッスか!?勇者様気絶してたんすよ?」サスサス
フリエが背中をさすってくれる。……ふぅ。落ち着いた。
アラン「くっそ危なかった…男としては最高の死に方何だけどな…竜人のステータスでやられるのはシャレにならないな…。」
サラ「……は?マスター。やっぱり大きいのが良いんですか?……許せません。処刑です。」ハイライトオフ
ココ「は?サラも私より大きいでしょ?私なんて一番小さいんだからね?」ハイライトオフ
フリエ「やめるっすよ…勇者様それで死にかけてるんですから…。」ギュゥゥゥッ
アラン「おいバカ言動と行動が一致してな…待て、待つのだフリエ!あばばばばば…。」ガクガク
ココ「は?イオちゃんについで二番目にデカい奴が…当てつけのつもり?◯すぞ。」ハイライトオフ
サラ「フリエ。今のは許せません。……指定する広場に来てください。……待っています。」ハイライトオフ
フリエ「っふ。行くわけないっすよ。勇者様は私のものッス。渡さないッス。」ギュゥゥゥッ
サラ「………クソ◯ブが。豚小屋にでも入ってろ。」ボソッ
フリエ「あ?何だやんのか銀髪ヤロー。」ブワッ
ガチャッ。扉が開いた。
ステラ「おい…。」
ココ、フリエ、サラ、アラン「「「「!?」」」」
ステラ「お前らガキの目の前で何やってんだ?あ?」
ココ「えーっと…その…。な、仲良くじゃれてたんですよ〜。ね、みんな?」ガタガタ
フリエ「そ、そうッス!みんな仲良しッス!」ガタガタ
サラ「こ、肯定。」ガタガタ
ステラ「……主様?本当ですか?」
アラン「そ、そうd」
ステラ「ほ ん と う で す か ?」
アラン「ヒィッ!?す、すみません。バチクソにケンカしていらっしゃいましたぁ!?」ガタガタ
ココ「あーっ!?」
フリエ「卑怯者ぉ!?」
サラ「下劣!!四股!!クズヤロー!!」
ステラ「黙れ。おい。そこのバカ3人。」
ココ、フリエ、サラ「「「ヒィッ!?」」」ガタガタ
ステラ「ちょっとこっち来い。……早くしろ。」フワッ
ココ、フリエ、サラ「「「はい…。」」」トボトボ
全員ココの部屋に連れて行かれた。南無。
イオ「あ、あるじぃ…。」チラッ
アラン「あ、イオぉ…。」
ドアの影からイオがひょっこり顔を出した。
イオ「あるじぃ…ごめんねぇ…。イオのせいで…すてないで…ひとりにしないでぇ…。」グスグス
アラン「いや、別に良かったと言うか…むしろご褒美と言うか…。」
イオ「あるじぃ…。すきぃ…。だいすきぃ…。」ギュゥゥゥッ
アラン「はは…何か背徳感が…あ、でもイオ。なるべく…顔に抱きつくのは止めてね。イオのステータスだと俺ガチで墓に入るから。ヤバいから。」
イオ「うん…ごめんねぇ…しなないでぇ…。」グスグス
アラン「あー!?大丈夫だから!死なないから!ほら!泣かないでね!?ね!?」ナデナデ
イオ「ふぁぁ…ありがとぉ…。」ギュッ
イオもイオで順調にヤバくなってる。イオの場合は肉体的な年齢と精神年齢がかなり幼いので、ココ達と違って間違いが起きたら一発アウトだ。ドナドナだ。
イオ「あるじぃ…ステラお姉ちゃん怖かったよぉ…。」ギュッ
アラン「大丈夫だ、あれは大人でも怖い。お前のせいでは絶対に無い。」ナデナデ
イオ「うん……ココお姉ちゃん達大丈夫かなぁ…。」グスグス
アラン「……ごめん。それはもう…何ともいえない。神様…大天使様にお祈りしようか…。」
イオ「うん…。」
その後、ココ達は…無事?に帰ってきた。だが、みんなかなりやつれていて、俺の姿を見た瞬間タックルをかましてきた。もちろんたっぷり撫でた。今日は久しぶりに皆で過ごす事になり…部屋でゆっくりする事に。え?ステラ?……知らない方が良いだろう。
〜夜 アランの部屋〜
ココ「勇者様…明日、頑張ろうねっ!」ニコッ
フリエ「大丈夫ッスよ。最善を尽くしましょ。」ギュッ
サラ「マスター。今度こそ…大きなケガなく帰りましょうね。」
夜になった。さすがにベッドのサイズ的に狭いので、各々の部屋に戻って寝る事に。あ、イオはノーカウントだ。
アラン「あぁ。ま、何とかするさ。おやすみ。」
ココ「おやすみ!」
フリエ「おやすみなさいッス。」
サラ「ふぁぁ…おやすみなさい…。」
バタン。ドアが閉じた。鍵をかける。
アラン「ふぅ…よし。寝るかぁ…。」
イオ「ん…もうちょっと…起きてたい。」
アラン「ん?あぁ、朝、起きるの遅かったもんな。まだ眠くないか。」
イオ「うん…。」
ステラ「……それでは。主様。お話があります。」
アラン「え?何?」
ステラ「ふむ…ですが…そうですね。イオ。少し…窓を開けて、ベランダにあるお皿を取ってきてくれませんか?」
アラン「ヴェッ。」
イオ「? 分かった。」トテトテ
ベランダにあるお皿…そんなもの一つしかない。灰皿だ…つまり…。
アラン「……バレタ。」
ステラ「ええ。バレましたよ。ふふふ。」ゴゴゴ
ステラから強いオーラが出ている。ヤバい。ピンチだ。
イオ「取ってきたよー!窓も開けたよ!」トテトテ
ステラ「ありがとうございます。それでは主様?吸っていただけますか?」
イオ「えー!?なになに!?」ワクワク
アラン「あぁ…ダメみたいですね…。」ガサゴソ
ポケットからタバコとマッチを取り出し、タバコをくわえて火を付ける。そして、一吸いした。
アラン「スーッ…ハァ……。」モワァ
ステラ「……なるほど。そんなに頻繁に吸っている訳ではないようですね。まだ、動作にぎこちなさがあります。」
イオ「わーっ!カッコいい!」キラキラ
ステラ「イオ。今、あるじが吸っている物は、毒なんです。一回吸うぐらいなら大丈夫ですが…。吸い続けると…死にます。」
イオ「ぇ…。あ、あるじぃ…。ダメだよぉ…。それすててよぉ…。」グスグス
アラン「うっ…。ゴメンなぁ…でも、これたまに吸わないと生きていけないんや…。」ナデナデ
イオ「やだやだぁ…。死んじゃダメぇ…。」ギュゥゥゥッ
イオが完全に泣き出した。腰に抱きついて離れようとしない。
アラン「うっ…ス、ステラさん?その…あの…。」
ステラ「あぁ…別にこれからも吸っていただいて構いませんよ。」
アラン「うぇ?」スゥーッハァーッ
ステラの口からそんな発言が出るとは…どんな心の変わり方だ?熱でもあるんじゃなかろうか…。
ステラ「私としても…それの美味しさは理解しているつもりです。それに…その匂いは落ち着くので…。」
……恐らくは先代も喫煙者だったのだろう。ステラはこの匂いで思い出してるらしい。
ステラ「ですが。私は、ココ達にバレた時のフォローは一切しません。自己責任でお願いします。」
なるほどそう来たか。……正直言ってありがたい。
ステラ「イオ。大丈夫ですよ。あるじは今すぐは死にません。やるべき事を全て終わらせたら…止めてくれる筈です。だから、ココお姉ちゃん達にはここの三人だけの秘密です。」
イオ「……分かった。……あるじ。いつか…ぜったいやめてね。もし…いつまでたってもやめないなら…イオ、なにするかわからないよ。」ハイライトオフ
アラン「分かりました…。」スゥーッハァーッ
イオからアクションを起こされるとマジでヤバい。ホントにヤバい時しか吸わないようにしよう。
ステラ「さて…そろそろ寝ましょうか。タバコも…ちょうど終わった所ですし。」
イオ「うん…あるじ…こっちきてぇ…。」
アラン「分かったよ…。」トボトボ
こうして久々の休日が終わった。明日からはいよいよ救出作戦が始まる。早めに寝た。