記憶喪失系勇者の旅路   作:一般通過社会人

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導きの剣は母性マシマシ責任感強めで行きます。作者の趣味です。


ステータス

 

次の日の朝、眩しさに目覚めると何やらステラが光を放っていた。

 

ステラ「おや、起こしてしまいましたか。すみません。」

 

アラン「何をしているんだ?」

 

ステラ「1000年の間に使っていなかった力の感覚を取り戻しています。私は導きの剣の名の通り、勇者を導く存在なのですが…。その力は、ありとあらゆる存在を探知、認識して、そしてその情報を元に勇者を正確に導く事ができます。ありとあらゆる存在と言うのは魔物などの邪神に関する存在だけでなく、時間や空間、魔力の流れなどの形無い物もです。」

 

ステラ「戦闘では…そうですね。時間と空間を探知して何処に何秒後に攻撃がくるのか、打撃か斬撃か、それとも魔法なのかなどの情報を視覚化して貴方の瞳に映す事が出来ます。まあ、未来予知と言うやつです。」

 

ステラ「もう一つの力は変形です。私の主…つまり貴方の脳内に思い浮かんだ形に変形する事が出来ます。ただし、あまりに私の身体より大きい物や形が流動的な物…液体などには変形できません。」

 

ステラ「あと、この力は私自身に宿っている魔力を消費して発動します。当然私自身に宿っている魔力が無くなれば使えなくなります。導く力は探知する物が数が多かったり、大きいほど消耗が激しくなりますし、変形はすればするほど消耗します。」

 

アラン「変形はともかくとして…導く力は安易に使えなさそうだな。」

 

ステラ「ダンジョンの核を吸収すればもっと消耗を抑えることができるのですが…。現状は…。」

 

アラン「ところで魔力とか言っていたが…俺自身何か魔法を使えたりしないのか?」

 

ステラ「そこの説明もまだでしたね。今から纏めて説明します。『ステータスオープン』。」

 

ステラが何やら唱えると空色の半透明の板が現れた。

 

ステラ「それが貴方の現状の力を示す数値。ステータスです。」

 

 

アラン Lv.20

 

力  300 S

 

耐久 200 A

 

魔力 無し E

 

敏捷 200 A

 

スキル 剣技(初級) 射撃(達人) ????

 

武器 導きの剣 ステラ 神器

 

 

ステラ「この世界の戦闘をしない一般人の平均が10から20なので…。このステータスはかなり優秀ですね。Lvは魔物を倒す事と自らを鍛える事で上がりますが…魔物を倒す事の方が遥かにステータスが上がりやすいです。数字の横の文字はその項目の伸びしろを表しています。Sが最高で、Eが最低です。S→A→B→C→D→Eです。」

 

ステラ「スキルは現在自分ができることを示しており、初級→中級→上級→達人の順で熟練度が上がります。武器は装備している武器です。武器にもランクがあり、一般、神器、そして…魔器に分類されています。」

 

アラン「俺は魔法は使えないと言うことか…。」

 

ステラ「それに関しては、私自身の装備する条件に関係がありまして…。」

 

アラン「条件?」

 

ステラ「ええ。その条件なのですが、魔力が無い事です。」

 

アラン「何故だ?」

 

ステラ「私の魔力は他の魔力とは違う物でして、装備する物の魔力に反発して暴走。最悪の場合は体が負荷に耐え切れず死に至るものなのです。」

 

アラン「……ステラ。お前本当に神器か?」

 

ステラ「……私は神器です。ただちょっと扱いが難しいだけで…。」

 

アラン「ちょっと?」

 

ステラ「…かなり。」

 

アラン「……まぁ良いか。結果的には死なずに済んでいるし。」

 

ステラ「…話を戻します。この世界の生物は皆、生まれながらにどんなに少なくても魔力を持っている物なのです。そう、 この世界の 生物は。」

 

アラン「そこで俺か。」

 

ステラ「ええ。私はあのダンジョンで力を蓄えつつ、魔力の存在していない世界とこの世界…アムールの間…世界と世界の狭間まで、自分の力が届く限界ギリギリの範囲で力を行使していました。そして、遂に見つけたのです。貴方を。」

 

ステラ「ですが、その行為で力を消耗し過ぎてゴブリンキングには不覚を取ってしまいました。変形の力も貴方の記憶が無い以上使い物になりませんでした。」

 

アラン「その話は終わった事だ。謝罪はなしだぞ。」

 

ステラ「……ありがとうございます。…さて。この世界の事も大まかな事は説明し終わりました。これ以上の知識を求めるなら書物庫に行くと良いでしょう。」

 

アラン「よし。それじゃあ行くか。ギルドに。」

 

ステラ「了解です。行きましょう。」





次回はギルドです。
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