ポケモン廃人は大人げない   作:MALUM

5 / 8
 夏の暑さで頭が茹だってきたお。
 クーラーガンガンの部屋でゲームだけしてたいお。
 秋が待ち遠しいお。
 花粉死ねやゴラァ!!


カオスな日常って見てて面白いよね。

 前回のあらすじ

 

 ウルガモスにキーストーンと謎のメガストーンを貰った。義手を手に入れた。借金を負った。

 

 借 金 を 負 っ た

 

 15万とはいえ無一文だから結構キツイ。

 こんな状況で組合での生活が始まった。

 

 

 

 

 

 一日目 ◯月◯日

 

 今日はクロッカさんに部屋を案内された。

 トイレの場所、それぞれの部屋の場所等。用意された俺の部屋はホコリまみれでまるで住めるものではなかった。一日を掃除に費やした。目が痒い。

 

 

 

 二日目 ◯月◯日

 

 今日はクロッカさんにポケモン生態学、公民学、地理学、トレーナー学、歴史学、倫理学を教わった。

 曰く、本来はポケモン生態学、トレーナー学を主に学ぶのだが、俺があまりにも世間を知らなすぎるので、公民学、地理学、歴史学、倫理学が追加されたらしい。ちなみに結構むずい。

 

 今日の授業の後、カランちゃんがイーブイにブラッシングしている場面に出くわした。許可を取ってからイーブイをモフらせてもらった。SAN値がぐんぐん回復した気がする。

 イーブイを通じて少しカランちゃんとの距離が縮まったと思う。

 でも今のところイーブイの方が懐いてくれてる。この子人懐っこすぎね?

 カランちゃんに訊くと、ここまで懐くのは自分以外だとクロッカさんくらいらしい。

 シンプルに嬉しいね。

 

 

 

 三日目 ◯月◯日

 

 今日は授業の一環でポケモンと交流する事になった。この場合保護ポケモンと交流するのだが、今いる保護ポケモンはあのヤンキーピカチュウしかいない。

 案の定また喧嘩になったよ。ほっぺすりすりを食らって麻痺したところに連続でしっぽビンタをかましてきやがった。ピカカスがぁ⋯!

 あんなピカカスと違ってイーブイは可愛いなぁ。癒やし。

 

 

 

 四日目 ◯月◯日

 

 己の頭の出来の悪さに絶望した。

 偶々一緒に授業を受けたカランちゃんはほぼ満点の答えを言えるのに、俺は殆ど答えられなかった。

 いくらなんでも出来が悪過ぎてクロッカさんに困惑した表情で見つめられた。恥ずい。

 今日もイーブイをモフってSAN値を回復せねば心が持たない。

 

 

 

 五日目 ◯月◯日

 

 今日は休日なので、街に行ってみた。勿論徒歩で。電車賃すら無いのはキツイ。

 街では沢山の人とポケモンが楽しそうに買い物したりカフェで一休みしていた。

 街の外れの方では少年達がポケモン勝負に興じていた。リアルポケモン勝負はポッ拳に近い感じのバトルだった。楽しそうだったなぁ。

 街に来たので何か買いたいところだが、無一文なのでただひたすらに自然公園でポケモン達を眺めてた。

 ジュンサーさんに職質されちったよ。

 

 

 

 六日目 ◯月◯日

 

 何がとは言わないが溜まってきた。このままではまずいぞ。

 

 

 

 七日目 ◯月◯日

 

 あのクソ親父ぜってぇ許さねぇ。

 あの野郎、ベッドの下にエロ本仕込みやがった。イーブイが偶然発見してカランちゃんのとこに持ってったらしく、ゴミを見るような目で見られた。

 しかも何が質悪いって、かなりマニアックでハードな内容だったんだよ。パラ見したら俺の息子が赤子に戻っちまったレベルだった。

 クソエロ親父め。駆逐してやる。

 

 

 

 八日目 ◯月◯日

 

 親父にエロ本仕込んだのお前だろってキレたら馬鹿言うなとゲンコツ落とされた。数年ぶりにタンコブできたわ。

 後、真犯人が判明した。アネモだった。あの女ァ(あまぁ)⋯!!シバこうとしたら女トイレに逃げやがった。1日中トイレの前で耐久してやっても良かったが、またカランちゃんに汚物を見る目で見られたため、断念した。いつか絶対仕返してやるぅ⋯!!

 

 

 

 九日目 ◯月◯日

 

 またイーブイがやらかした。俺の部屋からキーストーン持ち出しやがった。幸い部屋から出てきた瞬間に確保できたからなんとかなったが、これ、バレたらかなりやばいよな?

 というよりマジでこれどうすりゃいいんだろ。加工しないと使えないだろうし、かと言ってポケモンいねぇから使うこともないしなぁ。何ナイトかわからんし。最悪タダのアクセサリーかな。

 

 

 

 十日目 ◯月◯日

 

 飯食ってたら例のピカカスがテーブルに乗って俺のウィンナー奪い去っていきやがった。なんとか奪い返そうとしたが、でんこうせっかで逃げ切られてしまった。

 心優しい大人な俺は仏もビックリな優しさで許してやろうと思ったが、このクソネズミはまたもややってきて、ジャーマンポテトを奪っていった。

 青筋ピクピクさせながらも心を落ち着かせるため素数を数えていたが、味を占めたのか、ドブネズミはパスタまでも奪っていきやがった。

 仏のレンで俺の中で有名なこの俺だが、流石にキレちまったよ⋯!

 得意のローキックで沈めてやろうと接近したら、でんきショックでまたもや焦がされた。

 皆も見慣れたのかもう何も心配してくれなかった。酷い。

 

 

 

 十一日目 ◯月◯日

 

 トレーナー学の授業でピカチュウと自然公園内を散歩することになった。

 駄菓子菓子、俺とピカチュウは中々に相性が悪い。初対面から喧嘩してばっかだからな。

 互いに構わず、のんびりと日向ぼっこをした。

 のどかな雰囲気、柔らかな日光に優しいそよ風。そしてつむじ風を受けて捲り上がった大人のお姉さんのスカート⋯

 その時の俺の反射速度は光を超えていたかもしれない。残像が残るほどのスピードでお姉さんの方を振り向く。しかし、一瞬スカートの中が見えそうになったが、すぐにお姉さんがスカートを押さえて見えなくなってしまった。

 俺が悔しさに歯を食いしばると、次の瞬間、黄色の閃光がお姉さんのスカートの下を通り過ぎた。それに驚いたお姉さんはスカートから手を離してしまう。

 そうして、俺の視界に楽園(エデン)が広がった。

 そうしてお姉さんの隣にはドヤ顔で鼻の下を伸ばしたピカチュウが⋯。

 この日、この瞬間、俺とピカチュウは兄弟となった。

 帰ったら仲良くなった俺とピカチュウを見たカランちゃんとイーブイが驚いた顔をしていた。

 男なんてな、共にお姉さんのパンツを覗いたというだけで友情が芽生える馬鹿な生き物なのさ。

 

 

 

 十二日目 ◯月◯日

 

 朝起きてリビングに降りると、日曜の親父みたいな姿勢でソファーに寝転がるピカチュウ。

 洗面所に向かう途中、ピカチュウと目があった。

 

『アネモの寝おっぱいは素晴らしかったぜ兄弟』

『マジかよ見たのかよ羨ましいぜ兄弟』

 

 (エロガキ)ピカチュウ(♂)(エロネズミ)は目で通じ合う。

 人は、同じ出来事を共有することで、友情が芽生える。

 ならば男同士ならばどうだろう。男は、共にエロのために奮闘することで、兄弟となる。

 この日から俺はトレーナー見習いとなった。

 

 

 

 十三日目 ◯月◯日

 

 ピカチュウの能力を確認した。

 覚えている技は、でんきショック、ほっぺすりすり、でんこうせっか、かげぶんしんの4つだった。

 性格はやんちゃ(A↑D↓)。攻撃も特攻も下降補正がかかってないから、両刀形として育成しようと思う。

 個体値も確認したかったが、個体値確認おじさんも、最新型の持ち運び型ポケモンボックスも無いから確認できない。ただ見た感じ逆Vとかそのへんは無さそう。

 ただピカチュウの宿命だが、でんきだまが無いと火力が出ねぇ。そのうち野生のピカチュウからカツアゲするか。

 

 

 

 十四日目 ◯月◯日

 

 カラン、あいつだけは絶対に許さねぇ。俺の秘蔵のプリン食いやがった。地域のゴミ拾いボランティアに参加して会長のじいちゃんに貰ったなけなしの小遣いで買ったケーキ屋のプリン。

 仕返しの仕方が性格ネジ曲がってるで有名なこの俺を怒らせたことを後悔するがいい。

 

 

 

 十五日目 ◯月◯日

 

 プリン泥棒が泣きながら謝ってきた。

 しかし、俺は何もしてないので謝られても困る。

 俺がしたことといえば、ピカチュウに棚の奥のお菓子の存在を教えただけだ。俺は何もしていない。もう一度言う。俺は何もしていない。だからイーブイをけしかけるな。洒落にならん。

 

 

 

 十六日目 ◯月◯日

 

 独特の匂いで目が覚めリビングに降りると、親父が何故か汗をかきながら寸胴をかき混ぜていた。

 何してるのか気になったので覗き込んだら、豚骨スープ煮込んでやがった。

 別にいいよ、朝っぱらから豚骨スープ煮込んでても。ただよぉ、洗濯物干してんだわ。匂い付くべや。

 速攻シバいて洗濯物を避難させたが、手遅れだった。追加でシバいた。お気に入りのピッピにんぎょうに匂いを付けられたピカチュウも参加してきた。

 親父は飯抜きだった。

 

 

 

 十七日目 ◯月◯日

 

 まだ服がクセェ。

 スープがまだ残ってるせいで部屋全体が家系なのか二郎系なのかわからない匂いが充満してる。

 カランとアネモの女子二人から大バッシングを食らって親父はシュンとしていた。

 それとラーメンはもう飽きたぜ親父ィ。

 

 

 

 十八日目 ◯月◯日

 

 ピカチュウとバトルの練習をした。

 カランとイーブイも一緒に練習をしたが、イーブイに比べてピカチュウのバトルセンスは凄まじかった。

 イーブイは多分努力して強くなるタイプなんだと思う。謂わば秀才型か。

 一方ピカチュウは、技の精度と身体能力がかなり高く、”かげぶんしん”からの”でんこうせっか”は目で捉えることは不可能なレベルだった。

 てかアニポケ見て思ってたけど、かげぶんしんってだいぶ無法だよな。ゲームだと小さくなるの劣化版なのに。ゲッコウガとかやばかったからな。

 

 

 十九日目 ◯月◯日

 

 短期バイトに行ってきた。内容は簡単、ナマコブシを海に投げて帰してやる仕事だ。サンムーンで嫌になるほどやったわ。

 結果としては割と稼げたが、結構大変だった。

 まず、日差しがキツイ。うなじがチリチリ暑い。

 そして、ピカチュウがナマコブシにちょっかいをかけ、殴り飛ばされてた。憤るピカチュウを宥め、なんとか仕事を終えたが、もう汗でグッチョグチョで気持ち悪かった。

 帰りにサイコソーダを買って飲んだ。やっぱ汗を流した後の炭酸は最高だぜ。

 

 

 

 二十日目 ◯月◯日

 

 親父とアネモがいきなり苦しみだした。まるで何時ぞやに見たニュースのように。




 キャラクター紹介



 クロッカ 男 47歳

 トレーナー組合ザラント支部の責任者。
 背が高く、ガタイも良い。地黒で短髪。ヤクザにしか見えない。
 結構面倒見が良いが、かなりチャランポラン。



 ザニア 女 二十代とだけ

 ザラント大学病院の医者。ゼイユみたいなリアル姉って感じの性格。
 茶髪ロングにバチバチにピアスを開けているため、医者には見えない。
 胸部装甲はそこそこ。



 カラン 女 15歳

 金髪ショート、ダボダボの黒いパーカーを着ている。
 ちょっと人見知り気味。可愛いものと甘いものとイーブイが好き。
 胸部装甲は薄い。



 アネモ 女 二十代とだけ

 赤毛のポニーテール。背が高く、白衣を羽織って眼鏡をかけた典型的な研究者ファッション。
 この年でシュラ地方一番のポケモン博士になった天才。
 胸部装甲がでっかい。

何タイプが好き?

  • ノーマル
  • ほのお
  • みず
  • でんき
  • くさ
  • こおり
  • かくとう
  • どく
  • じめん
  • ひこう
  • エスパー
  • むし
  • いわ
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