私、百珠   作:暁エド

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当初考えてたストーリーだとどうしても書きにくくて筆が乗らず投稿がめちゃくちゃ遅くなりました・・・!

追記12月28日内容を変更しました


星槎壊しとサボり魔

 

「・・・はぁ」

 

身なりを整えた後、 

白珠はため息を吐きながらとぼとぼと星槎界中枢を歩いていた。

そうしていると自分が星槎を運転していた時の事が沸々と思い出せる。

自分が星槎を操縦すると何故か決まってトラブルが起きる。

そうして星槎を壊して星槎海に何とか戻って壊れた星槎とは裏腹に自分は無事に帰り着く。

自分はもちろん事故が起きないように気をつけているつもりなのに事件が向こうからやってくる。

こうしていつしか私は星槎壊しなんて呼ばれるようになって・・・

 

「・・・はぁ」

「なにため息ついてんのー?」

 

そう声をかけられてハッとして振り向くとそこにいたのは薄茶色で髪を2つ後ろで結んだ私の同級生だった。

 

「あ、青雀・・・」

「どうしたのー百珠?・・・ま、何があったかは何となく予想つくけどねー」

 

笑いながらそう言う青雀に私はガクリと肩を落とした。

彼女は青雀、私が昔学校に通ってた頃に同級生だった子で要領のいい人。

そして自分が事故を起こしたことは何故か知られていたようだった。

 

「えー・・・また星槎を壊しちゃいまして・・・」

「まあまあ。てことは今日はもう仕事終わりでしょう?」

「え?ええ、御空様に大事をとって早退するよう言われたから」

「じゃあここからは牌の時間だよー。さ、いこいこ」

「・・・また帝垣美牌?」

 

帝垣美牌とは元々古代帝国時代から存在した遊戯だったものの羅浮があまりにも長い間宇宙を飛び回っていたため喪失していてそこでとある卜者がルールをまとめた上、高性能の美玉の牌と碁盤を作成して「四至牌荘」に設置したところ一気に人気になったらしい・・・とは青雀の談。

せっかくですしお相手しようと思ったらふと思い出した。

 

「あの、青雀。仕事は大丈夫なの・・・?」

 

青雀について学生の頃から要領がいいとは言ったけれどもっと言えばサボり魔なところがある。試験の点数を常に60台にして余計に労力をかけないようにしていたりしていた。

そう、青雀はよく仕事をサボって帝垣美牌を打っていることがあるのを思い出した。

 

「やだなー・・・はくちゃんは楽しく仕事をする秘訣って何か知ってる?」

「ルール?」

「自発的に動かない、拒否しない、責任を負わないの3つ。私は必要分の仕事はしてるからいいんだ。」

「そ、そうなの?それはご・・・」

「まあ実は今日追加で与えられた仕事があって残業しとかなくちゃいけないんだけどねー」

「必要分が残ってるじゃない!!」

 

そうこうしているといつの間にか牌荘に到着して成り行きで私も青雀と一対一で帝垣美玉をすることになった。

 

「はくちゃんって天舶司にあってからどれくらい?」

「そうですね・・・もう8年くらい・・・って私たち同期でしょう・・・」

「あそっか。そうだった。聞く必要なかったね・・・ツモ!」

「ああ!?」

「アガリィ!」

 

「あの、本当に大丈夫?そろそろ帰った方が・・・」

「大丈夫だって、「へえ、何が大丈夫なのかしら」!!」

 

突然後ろから声をかけられた。振り向くとそこにいたのは。

 

「た、大卜様・・・」

「どうしたのかしら青雀?顔を青くして」

 

青雀さんが蛇に睨まれた蛙の様な顔をしている原因の方は大卜司の長である符玄様だった。

 

「お久しぶりです。符玄様」

「お前も久しぶりね百珠。相変わらず吉兆が良くないみたいだけど」

 

普通なら天舶司の一職員である私と大卜司の長である符玄様と面識ができるはずがない。

けれど仕事をサボった青雀を大卜様自身が連れ戻しにくることが度々あってこうして顔見知りになっていた。

 

「ははは・・・おっしゃる通りで不幸続きで・・・」

「そう不安に思うことはないわ。吉兆というのは巡るものだから。」

 

暗くなった私を見かねたのか大卜様は私にそう言葉をかけると青雀さんを引きずって立ち去っていった。

 

「大卜様!?髪を、髪を引っ張るのやめてください!!!」

 

青雀の悲鳴を残ながら・・・

 

 

ーーーーーーーー

「あ」

 

2人を見送った後、自動販売機で飲み物を買って帰ろうとしたら当たりという表示と一緒に「鱗淵氷泉」がもう一つ当たった。

 

「吉兆ってこういうことでしょうか?大卜様?」

 

ちょっとした幸運で少しだけ気分が良くなった私はそのまま家に帰った。

 




青雀のキャラストーリーを参考にして書きました。
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