ぼちぼちと更新していきますので長い目で見ていただければと
side穹
『ふふ・・・でも、君たちは知らないでしょ。その仙舟が、今君たちのすぐ近くまで来ていて、2回の跳躍で辿り着ける距離にあるってことを。それにシステム時間における45時間前、1つの星核が羅浮で・・・暴発した。 不慮の災難でね·・・・そう思うでしょ?』
『もし、君たちが[羅浮]に行かなかったら、星核はやがて仙舟全体を汚染し、乗っている人の約半数が死ぬことになる』
『勇敢な開拓者であり、善良なナナシビトが、黙って見ているわけには行かないでしょ?』
跳躍星核ハンターのカフカがホログラムで列車に現れたことをきっかけに俺たちは仙舟羅浮に降り立った。
降り立った港では多くの羅浮の兵士〜ベロブルグでいうところのシンバーメイン〜雲騎軍が数多く倒れ伏している光景を目の当たりにした。
それから少し進むと古樹のように覆われた何処かさっき倒れていた雲騎軍の姿を模しているように見える
彼女に助けを求められた俺たち3人はすぐに駆けつけたけど・・・
「危ないっ!!!」
モンスターの相手をしていた俺の耳になのの切迫した声が聞こえた。
声の方を見るとさっきの狐族の少女に飛び掛かるモンスターの姿が見えた。
「危ないっ」
「!」
それに気がついた俺は駆け寄ろうとしてヨウおじちゃんは杖を構えた。
バシュッ!
「※▪️▲〜!!!」
しかし何処からともなく飛んできた矢がそのモンスターを貫いたかと思うと
「はっ!!!」
「っ〜〜〜!!!」
怯んだモンスターに向かって誰かが斬りかかってそのままモンスターを倒した。
「ギ、ギリギリセーフでしたか?」
そう言ってモンスターに斬りかかったその人物は手に持った短剣をしまいながら立ち上がって俺たちをを見てきた。
ーーーーーーー
百珠side
「百珠さん・・・ええ、助かりました。」
「よ、よかったです・・・」
あ、危なかったぁ!!!
まさか魔隠の身が停雲さんのところにも現れるなんて・・・
ほっと胸を撫で下ろしていると側に見覚えのない3人がいることに気がつきました。
「よかったです・・・ところでそちらの方々は・・・?見たところ外から来たみたいですけど・・・」
「いえそれが私も今しがたお会いしたばかりでして・・・」
「停雲様。百珠さん。魔隠の身は全て打ち倒しました。しかし付近にどんな危険が危険が潜んでいるか分かりません。状況は楽観できないかと、早く天舶司に戻りましょう。」
「はいはい、分かっていますよ。でも、恩人方にまだ感謝を伝えておりません。立ち去るのは失礼じゃないですか。コホン、私は羅浮天舶司の商団の停雲です。こちらは同じく航行士の百珠さんです。皆様方の尊名をお聞きしてもよろしいでしょうか。」
停雲さんがそういうとピンクの髪の女の子が自己紹介をしてくれました。
ピンク髪の子が三月なのかさん、眼鏡をした杖をついた紳士がヴェルト・ヨウさん、そしてグレーの髪の黒いコートを羽織った男の子が穹さんというそうです。
「なるほど、お助けいただきありがとうございました。でも、星槎界は全面封鎖されているはず。仙舟の者でない皆様方がここで何をされているのですか?・・・納得できる説明が出来ない場合こちらの怖〜い雲騎軍の方にエスコートしていただくことになりますが」
停雲さんは少しおどけたような調子でそう言った。
「俺たちはこちらの空港に停泊したいと呼びかけていたんだ。最初は何の反応もなかったんだが・・・突然誰かが玉界門を開けてくれてな。仙舟に降り立った後は人を見かけなかったから誰かいないかとここまできたところだ」
「え?玉界門がですか?」
おかしい、玉界門はさっき・・・
「・・・あり得ません。玉界門は私の船が通過したのを最後に閉じたはずです。ですよね。百珠さん。」
「え、ええ。私たちの船が通過したのを最後に門が閉じたのを確認しましたしこの時間帯は他の船が通過するとは聞いていないのでまた開くとは思えないんですが・・・」
「俺は嘘は言っていない。玉界門の開閉記録を確認すれば分かるだろう。門を開けた人が何も言わなかったから俺たちも訳が分からないんだ」
うーん・・・どういうことなんでしょう?
まさか玉界門が故障したのか・・・
それともまるでこの人達を誰かが招き入れたみたいな・・・
「・・・・・もしや、星穹列車の?」
停雲さんは少し思案するとそう言った。
「え!星穹列車の方なんですか!?」
「あ、ああ・・・俺たちを知っているのか?」
「は、はい。噂は色々と・・・あー・・・ただ今はタイミングが・・・今の仙舟は予想外のことが色々と起きてまして観光もビジネスもおまけに治療も出来ない状況でおもてなしが何も・・・」
「百珠さんの言う通りです。皆様は安全を考慮してして早急に星槎界の中枢に避難した方がいいでしょう。天舶司のトップである御空様の元にご案内して彼女に判断してもらいましょう。」
「仙舟で起きたことは俺達も把握している。俺たちは仙舟の星核の封印を手伝いに来たんだ。」
「えっ!」
「ふふふ!助けていただいた時から皆様は善人だと思っておりました。ですが私にはどうすることもできません。皆様は部外者、御空様の許可がなければ何者も好き勝手出来ません。ですがご心配なく、御空様はお優しい方なのでついてきてください。百珠さんも今度は急に駆け出さないでくださいね?」
「う、すみませんでした・・・」
話がまとまった私達は星槎の停泊所に向けて歩き始めた。
「そういえばさっきあのモンスターに矢が打たれてたけどあれって誰が打ったの?」
歩き始めて少ししてから三月さんがそう呟いた。
「あ、はい。あれは私です。」
「え?でもアンタってさっき短剣使ってなかった?」
「あ、実はこれこうしたら・・・」
私は短剣を2つ取り出すとそれを組み合わせた。
「この通り弓にもなるんですよこれ!」
「え!?すごーい!それにちゃんと引ける!」
弓を見せると三月さんは目を輝かせて弓を眺めていた。
「凄いな!じゃあ逆に剣にしてみてくれ!」
「はいこの通り!」
すると今度は穹さんが私にそう言ってきたので私はすぐに短剣に切り替えた。
「さっきモンスターをあっさり倒してたし剣と弓どっちも使えるなんてめちゃくちゃカッコいいじゃん!」
「待てなの、俺だって武器2種類使えるぞ?」
「もう!張り合わないでよ!」
「賑やかですね」
「・・・2人とも、そこまでにしないか。百珠さんも困ってるだろう」
「大丈夫ですよヴェルトさん。楽しいですから」
「そう言ってくれるとありがたい・・・」
道中盛り上がりながら進んでいると停泊所へ続く道がコンテナに封鎖されている所に出会した。
多分駐屯していた兵士がバリケードとしてコンテナを置いたと推測した停雲さんは簡単だからと星穹列車の方達に積玉坊にある操作台でコンテナを移動してもらおうとしていた。
「簡単ならなんでお前がやらないんだ?」
「私はか弱く能力もありませんので・・・」
「ホント人を使うのが上手だね。」
「え、ええっと私も一緒に行きましょうか!ご案内します!」
「ではお願いしますね百珠さん。ここさえなければ星槎界に行ける星槎に乗れます。そうすればコソコソする必要もなくなりますよ。」
その後多少の苦労はありつつも何とか星槎の停泊所までたどり着いた私達は早速星槎界中枢に向かおうとした。
「そういえば免許持ってる人いるのか?俺が運転しようか?」
「皆様のお手を煩わせることはありません。接渡使として星槎の操縦は身につけなければならないスキルなので。特に百珠さんは星槎な運転がとても上手なんですよ。」
「あはは・・・それほどでも・・・」
「うーん・・・なんか心配になるんだけど・・・」
「じゃあ私が運転しますね」
「はいお願いします。・・・皆さん。しっかり、しっかりと座っていてくださいね」
「な、何でそんなに念押ししてくるの・・・?」
「乗り込みましたね?では出発進行!」
「え、ちょっ、わぁぁぁぁぁ!!!???はや、速いィィィ!!!???」
私がスピードを上げて停泊所を出発した星槎からは三月さんの悲鳴が響いていた・・・
今年の本小説の抱負『もっと百珠がいるからこその展開が出来るようにしていきたい』
後報告として設定変更に伴う第一話と二話を結構手を入れて書き直しました。
よければご覧ください