旅をして数十年。俺の今の肉体は50代だ。エヴァとともに行動したときに
俺も多くの敵を殺してきた。エヴァと同様に400万ドルの賞金首だ。
あの姿では行動しにくい。
そして、今。ある森の中。
赤毛の男の子の前にいる。名前はナギ・スプリングフィード。
「おい、お前。何者だ?」
エヴァのときもそうだが、なんでただ来ただけなのに警戒されるの?
しかも、魔力も開放していないよ?エスパーなのか?
普通の一般人にしか見えないだろう。
「俺はただの一般人だ。誰かと勘違いしていないか?」
「はん!嘘をつけ。俺の勘がおまえは危険だって告げているぜ!」
「ここは散歩をしに来ただけだ。本当に一般人だ。危険もなにもない」
「俺の勘が勘違いだったらな!!」
俺に向かって勢いよく迫って殴りかかってきた。
俺はその拳の手首を持ち、相手の勢いを利用し別の方向に受け流す。
ナギは木々を倒しながら吹き飛ぶ。俺はあらゆる武術の達人だ。魔法を使わずとも
これくらいはできる。
「ぐはっ!やるな。でもまだまだ!」
また殴ってくる。俺は受け流す。それが数回繰り返された。
おいおい。学習能力が低いのか?
お?ようやく学んだか。攻撃にも変化が出てくる。それでも、俺はその場をほぼ動かず
受け流す。
「ちっ!やっぱり一般人じゃないな。しかし格闘じゃ無理か。ならこれならどうだ!
『来れ雷精 風の精!! 雷を纏いて吹きすさべ 南洋の嵐 雷の暴風!!』」
魔法を使われたか。俺は瞬動で一気に移動する。
『雷の暴風』は俺の数メートル横を行く。ナギが一気に俺の懐に入り込む。
近接での無詠唱の『魔法の射手』。俺は吹き飛ばされる。そして・・・・。
「『来れ 虚空の雷 薙ぎ払え 雷の斧!!』」
俺に直撃する。ただの人間なら切り裂かれて丸焦げだろう。だが、俺は吸血鬼。
簡単には傷つかない。
「どうだ!やったか?」
「なかなかのものだったな。俺じゃなかったらやられている。」
「バカな!結構な威力だったぞ!?なのに傷一つないなんて!」
俺は一気にナギの懐に行き、蹴り上げる。ナギは上空に吹き飛ばされる。
俺は追撃する。一瞬でナギのところまで行き、手に気を込める。
そして、地面に向かって殴る。地面に巨大な拳のあとができる。その中央に
ナギが倒れている。
まあ、これはラカンと同じだ。気と拳圧を飛ばしただけ。ただ、威力は俺のほうが
上だ。普通の人間じゃなくてもつぶれて圧死だ。ナギなら大丈夫だろう。まだ生きて
いるはずだ。初めてやってみたが、結構使えるな。魔法を使いたくないときはこれ
にしよう。名前は『遠当て』にするか。居合い拳でもいいが威力が違うし気を使う
からな。
だがこれなら居合い拳も使えるな。この世界の魔法は使えないがこれなら使える。
俺はナギのほうを見る。ナギは立ち上がり、こっちを睨む。
「どうした、少年。こんな老いぼれにボロボロにされて」
「ハッ!よく言うぜ。本当に老いぼれか?その動き、どう考えたって老いぼれの動きじゃないって」
「どうする?まだ、やるか?それともやめるか?」
「やめる!」
「決断が早いな。お前のような者なら続けると思ったんだがな」
「俺の攻撃を無傷で、しかも、たった数回で俺はボロボロだ。完璧に実力が違う。
今の俺では勝てない」
「今の、か。なるほど。俺に勝とうというのか。おもしろい。俺が稽古をつけて
やろうか?」
こいつは強くなるな。まあ、俺にはいつになっても勝てないがな。
だが、俺を除いた者なら勝てるようになるだろう。
「いいのか!?よっしゃ!俺に稽古つけてくれ!」
「なら、適当に旅をするか。お前の名は?」
「俺の名前はナギ・スプリングフィードだ。あんたは?」
「俺か?俺の名は・・・・」
名前か。ここで大神 慎也と本名を名乗るわけにはいかない。仮にも賞金首だからな。
名前はばれていないが、これから何が起こるか分からないからな。
そうだな。名前は・・・・。
「・・・
「ああ、よろしく!」
「ところで、ナギ。お前に連れはいるか?」
「ああ。3人いる」
「そいつらは今どこだ?」
「町のほうにいる」
「では待つとするか」
おそらく、アルビレオ、詠春、ゼクトだろう。しかし、ゼクトという師がいるのに
俺を師匠にしていいのか?ナギのことだから、何も考えていないんだろうな。
しばらく待つ。3人が来る。
「おや?客人ですか?」
「いや。ついさっき仲間になった」
「ほう。腕のほうは?」
「俺の攻撃を受けて無傷。そして、数回の攻撃で俺がやられた」
「ナギがか!?」
「興味深いですね」
「そうじゃな」
そろそろ、自己紹介するか。このままだと仲間はずれになりそうな気がする。
「俺の名前は篠崎 終夜だ。よろしく」
「アルビレオ・イマです。こちらこそよろしく」
「詠春だ」
「ゼクトじゃ。よろしくたのむ」
「自己紹介は終わったな。じゃ行くぞ!」
俺たちはいろいろとやってきた。
で、今回はどっかの戦いに加勢することになった。どことどこの戦争かは忘れた。
しかし、俺の第一目標は黄昏の姫御子を守ることだ。ほかは知らん。みんなに任せよう。
「行くぞ!!」
ナギの呼びかけを合図に一気に黄昏の姫御子の下へ行く。
やばいな。鬼神兵たちが黄昏の姫御子のいる建物へ向かおうとしている。
俺は思いっきり地面を蹴る。次の瞬間には建物の真上、空中にいる。
建物の上に着地する。俺は気を纏わせた拳で数百メートル離れた鬼神兵を殴る。
『遠当て』だ。鬼神兵の体に当たり鬼神兵の体に穴が開く。
さらに同時に残りの鬼神兵の数だけ『遠当て』を放つ。残りの鬼神兵も同じようになる。
「終夜のやつなかなかやるだろう?」
「そうですね。複数の鬼神兵を同時にやつけるとは」
「俺たちも行くぞ。一気に蹴散らす」
戦いは数時間続いた。
あの戦いに加勢して結構経った。
俺たちは今、のんきに鍋を食べている。ナギたちが何か言い争っているが俺には関係
ない。しかし、鍋なんて久しぶりだな。最後に食べたのは転生前だからな。
俺が久しぶりの鍋を食べていると、大剣が飛んできた。俺はすんなり避けるが鍋が吹っ飛ぶ。ナギたちが空中に放り出された肉を箸で回収する。俺も肉や他の具を回収する。
すると詠春が食べ物を粗末にしたことについて怒り、大剣を投げてきた男に攻撃します。あれはラカンですか。今の俺が使っている技の持ち主。
「ナギ。お前が戦え」
「終夜、なんで俺が?」
「あいつはお前くらいの強さだ。いい修行になる。まあ、奴でも俺には勝てんがな」
「そうじゃな。戦え、ナギ」
「師匠もかよ。分かった。戦うよ」
詠春が負けたあとナギがラカンと戦う。
13時間後、周りが焦土になり、引き分けという形で終わった。
それからラカンとナギが何度も戦い、ラカンが紅き翼に加わった。
それからグレート=ブリッジ奪還作戦で俺たち紅き翼は活躍。
ナギは「千の呪文の男」と呼ばれるようになった。そして新たにガトウとタカミチが加
わった。そして、アリカ王女と俺たちは出会った。
ナギとアリカ王女は仲がいいようだ。
「ワハハハハ、うまくややりやがってこんのガキャ!」
「何の話だよ!」
「女王さまのことだよ!イチャイチャしてたろう!」
「そんなんじゃないって!」
ラカンがナギをからかう。
ナギはまだよく分かっていない様だが。
「ハハ」
「どうしたんですか?一人で笑って」
「アルか。ただナギとアリカ王女のことが羨ましいと思っただけだ」
「あなたにはいなかったんですか?」
「いや、今もいる。ずっと会っていない。それは長い時間な」
「奥さんですか」
「まあ、そうともいえるな」
エヴァは妻というわけではないが、あれだけ長い時間過ごしているからな。
そう変わらないな。今はどこで何をしているんだろうか。
それから俺たちは休暇中「完全なる世界」について調べた。
ラカンとナギは役に立たないため、俺たちだけでやった。
町で爆発があった。
行く途中でナギとアリカ王女がどこかに向かっていたのでついて行った。
どうやら、襲撃者を倒しに向かっているようだ。俺はこっそりとついていく。
アリカ王女に何かあったら大変だからな。ナギは別にいいだろう。
あいつに傷がついても問題にはならない。だが、アリカ女王が心配するかな?
結果。
アリカ王女に何事もなく敵本拠地が壊滅した。たった二人で壊滅されたなんて、相手か
らしたらトラウマだな。
ナギが帰ると詠春に怒られていた。俺は何も言わない。
「詠春さーん!あのコワイ冷血お姫様が今廊下で僕に向かってニッコリと!
ナギさんにお礼を伝えてだそうで・・・。笑いましたよね!」
「うむ。驚いたのじゃ」
詠春は何も言えなくなる。
「それにちゃんと証拠も見つけてきたぜ」
ナギとラカンとガトウが証拠をマクギル元老院議員のところへ持っていく。
俺たちは待機だ。俺は暇なのでのんびりする。しかし、どうやらそれも終わりのよ
うだ。ナギたちが向かった建物から巨大な石柱が出てくる。
「おい。この場所から撤退するぞ。どうやら向こうで何かあったようだ」
「そうじゃな」
「ナギたちはどうします?」
「あいつなら大丈夫だ。戦闘なら大抵は負けない。ラカンたちも大丈夫だ」
「そうですね。我々は先に撤退しときましょう」
その後、無事にナギたちと合流できた。
俺たちはアリカ王女を救うために「夜の迷宮」へと向かう。
道中、見張りなどがいたが、俺たちの敵ではない。
無事にアリカ王女たちを救出できた。
とりあえず俺たちの隠れ家に向かう。世界すべてがアリカ王女の敵となった。
「ならば我等が世界を救おう。我が騎士、ナギよ。我が盾となり剣となれ」
「やれやれ相変わらずおっかねぇ姫さんだぜ。いいぜ。俺の杖と翼、あんたに預けよう」
どうやら俺たちも世界を敵に回すことになるようだ。だが、世界を救うか。
俺は賞金首だからな。どちらかというと破壊するほうだな。
それに、ラスボスだ。だが、それは大神慎也の話だ。
今は篠崎終夜だ。ただの50代だ。
関係はない・・・・はずだ。
アリカ王女たちのおかげで味方が増えた。
敵と戦い続け6ヶ月。ついに敵の本拠地を見つけた。
ついに最終決戦だ。
「どうやら最後の戦いになりそうだな、ナギ」
「そうだな。終夜はこの戦いが終わったらどうするんだ?」
「まだ勝ってもないのに聞くのか?」
「何言ってやがる。俺たちは絶対に勝つんだよ。だから聞くんだ」
「なるほどな。そうだな。まだ何も決めてない。ゆっくり決めるさ」
適当に何かするか。だがその前にこの戦いに終止符を打つか。
俺は黄昏の姫御子を救うか。ナギたちなら大丈夫だろう。
「ナギ。俺は墓守り人の宮殿に行ったら黄昏の姫御子を救いに行く」
「そうか。だが一緒に行かないのか?」
「ああ。俺が行ったら一瞬で終わるからな」
「確かにそうだな。じゃ、俺が倒してくるぜ」
まあ、あの白髪の奴になら今のナギで勝てるから問題ないだろう。
勝てなかったら・・・・はなしだな。
「行くぜ!」
その声を合図に俺たち宮殿へ向かう。
俺は別ルートから中に入る。敵が俺たちを攻撃する。
ナギたちは敵を倒しながら、中へ入る。俺はべつのところから入る。
中に入ってとりあえず走り回る。さっきから宮殿が崩れかけている。ナギたちが戦って
いる影響のようだ。崩れ落ちる前に見つけ出さないとな。
ん?この部屋から気配がするな。
中には黄昏の姫御子と黒い怪しい奴がいた。何かの儀式をしているようだ。
黒い奴は結構強いな。
「儀式は完成した。これで世界が・・・・」
「少し遅かったか」
「!?何者だ!」
「そこの姫御子を救いに来た50代だ」
「そうか。だが残念だな。もう儀式は完成した。だが万が一ということもある。
お前を倒し、もう一つのほうも潰すとしよう」
黒い奴は魔法を放つ。これは生身では耐えられないな。
俺は気を全開にする。ラカンの気合い防御。しかし、体の一部が吹き飛ぶ。
「バカな!俺の気が!!ぐ、ぐわああああぁぁぁぁぁぁ!!!」
俺は吹き飛ばされた。
あとに残ったのは黄昏の姫御子と黒い奴と俺の両手と顔の一部のない上半身だけだ。
「気づかれずにここまで着たからにはもっと手応えのある奴かと思ったが、違った
ようだな。ではもう一つを潰すとするか」
黒い奴は行ったようだ。俺は体を再生する。あの程度で死ぬわけがない。
ここで奴と戦ったら、姫御子の体に傷がつくどころじゃないからな。
俺は姫御子のところまで行く。この儀式を止めるにはきついな。
「『遅延魔法、魔法球』」
この魔法球はこの儀式の進行を遅くするだけだ。だが、もたないな。
そう思っていたが、外から封印系の魔法を感じる。外では黒い奴を倒し、大勢でこの儀式を封印するようだ。俺は死んだことになっているのかな?
俺は姫御子の額に手を当てる。俺も封印魔法を発動させよう。
補助にはなるだろう。
「『超大規模魔法、大魔方陣!!』」
中二病みたいだが、仕方ない。しかし、封印系は苦手なので対象に触れなければな
らない。俺と姫御子を中心に半径20kmの魔方陣が展開する。でかすぎたな。
効果も強力のようだ。
外からの魔方陣と俺の魔方陣が発動する。
その瞬間、俺と姫御子が封印された。
封印されて数日。外の様子は分からない。今の状態は俺の意識の仮想空間にいる状態だ。仮想空間にいるのは俺ともう一人いる。俺が接触していたため、意識が入って
来たようだ。俺が接触していたのはただ一人。黄昏の姫御子だ。この空間は
仮想空間なのでどんな風にもできる。今は花畑だ。
「姫御子のお嬢さん。暇だな」
「うん」
「いつまでここにいるんだろうな」
「うん」
「ここきれいか?」
「うん」
ずっとこういう風な会話が続く。この子にはとにかく感情がない。ただの人形。
まさにそんな状態だ。いつまでこの状態が続くか分からないが、俺はその間にこの子に
感情を与える。
「なあ、姫御子のお嬢さん」
「ねえ、姫御子のお嬢さんは止めて。私の名前はアスナ。アスナ・ウェスペリーナ・
テオタナシア・エンテオフュシア」
「長いな。じゃあ、アスナって呼ばせてもらうぜ。俺の名前は篠崎終夜だ」
どうやら感情が少し出てきたようだな。ずっと話しかけていたが効果があったよう
だな。同い年の少女と同じくらいになるまでは時間の問題だな。
それから3週間いろいろとやってきたおかげで笑うようになった。
「そうだ、アスナ。今の俺はおじさんだろう?」
「うん、そうだね。おじさん」
「そう。おじさんだ。しゃべる相手がおじさんじゃお前も嫌だろう?」
「そんなことはないけど」
「そ、そうか。まあともかく、教育的によくない。だから俺の姿を変える」
俺は大神 慎也の姿になる。まあ、16歳くらいなのだが。
「おじさんからお兄さんになった!」
「まあ、これが使えるのは俺だけだがな」
「なんかいろいろとしっくりくるね」
「そうか?」
「うん。おじさんのときと比べるといろいろとかみ合ってる気がする」
そう感じるのか。まあ正解だが。しかし、アスナが感情豊かになっていくな。
いい傾向だな。
数日後。
「ねえ、終夜」
「なんだ?」
「お兄ちゃんって呼んでいい?」
「おい。そんな単語誰が教えたんだ?少なくとも俺は教えていないはずなんだが」
「分からない。なぜか知ってる」
もしかして、俺と意識がつながっているせいか?
これ以上変なのは覚えてほしくはないな。
「ねえ、呼んでいい?」
「だめだ」
「お願い」
上目遣いで俺をみる。これはだめだ。俺はこの目に弱い。
じーっと見続ける。俺の・・・・負けだ。
「分かった呼んでいいよ」
「じゃあ、私たちは兄妹?」
「ちょっと待て。確かに呼んでいいと言ったがどうしてそうなる」
「だってそう呼んでいいのは兄妹だけでしょう?」
「確かにそうだが、別に兄妹じゃなくても呼んでもいいんだ」
「でも、私。家族なんて呼べる存在がいないの。もしかしたらいるかもしれないけど
それは本当の家族じゃない。だから、終夜が私の家族になって」
そう言われ、上目遣いをされるとだめだ。それにアスナの言うことも分かる。
だが、それはこの空間にいる時だけだ。俺はアスナのもとを去らなければならな
い。そう説明するが・・・・
「それでもかまわない」
「はあ~~~。分かった。今から兄妹だ。あと、いろいろと教えてやる」
「うん!」
アスナには勉強や戦闘技術などを教えた。戦闘技術を教えたのは封印から解かれても
アスナに待っているのは、平穏からほど遠い世界の可能性がある。
そのとき、一人でも自分を守れるようにするためだ。
勉強は大学レベルまで教え込んだ。ほかにもサバイバル術、料理の仕方など役に立つ
ものまでだ。
「お兄ちゃんはいろいろと知っているね。勉強の教え方がうまいから先生になれば
いいんじゃない?」
「そうか?ならいつか教師にでもなるか」
「じゃ、私はお兄ちゃんの生徒になってあげる」
「そうなればいいな」
アスナが俺の生徒になる確率は0に低い。
「だが、アスナ。お前はもう俺の生徒のようなものだぞ?俺に勉強を教えてもらっ
たんだ」
「そうだったね。でも次は現実で」
それから2年後。
俺たちの封印が解けた。
「おい、終夜!大丈夫か?」
「ああ・・・、大丈夫だ。けど遅かったな。何年待たせるんだ?」
「2年くらい我慢しろ!」
「2年!?たったのか?俺は十年くらい経ったかと思ったぞ」
「そんなに経ってないぜ」
どうやら仮想空間と現実では時間の流れが違うようだ。
アスナはまだ眠っているようだ。俺は立ち上がり、アスナのもとへ行く。
俺はアスナの頭を撫でる。おそらく最後だろう。
「お・・にい・・・・ちゃん」
「さよならだ。アスナ」
「どこか行くのか?終夜」
「ああ、旅に出る。さらばだ、我が友たちよ。
『転移魔法、魔力のドア』」
ドアを開き、みんなと別れた。