魔法世界で旅をした。
途中で「紅き翼」とともに行動した。そのときの俺の姿は50代のおっさんの
姿だった。どうやって変えたかというと、そこは俺の肉体操作の魔法だ。
名前は
アルビレオはなにか知ったような感じだったが。
つまり、紅き翼の一人として行動した。
今は他のやつらがどうなったかは知らない。
それから、教師になろうかと思った。もちろん肉体は戻した。
俺の頭は結構いいので教師になるのは簡単だった。
そして、いくつかの学校の教師をし、2003年2月に麻帆良学園に着任することになった。ふむ、偶然か必然かネギ・スプリングフィールドと同じときのようだな。
今の肉体的年齢は30代だ。
そういえばエヴァにあってないな。というかこっちに帰ったのに一度も城に戻っていないな。会ったら絶対怒られるな。それだけは勘弁してほしい。
俺は学園長室にいる。俺と学園長のほかにはアスナとネギと木乃香がいた。
アスナは俺が紅き翼時代に会ったことがある。
あの頃とは違い、やはり表情豊かになったな。本当にあのときは人形みたいだった
からな。
それにネギや木乃香もあの二人から生まれたとは思えないな。
そんな風に思い出に浸っていた。
「学園長先生!!一体どーゆーことなんですか!?」
アスナが怒る。
無理もない。服を飛ばされた上、高畑に見られたんだからな。
「この子は修行のために日本の学校の先生をすることになったんじゃよ。
しかし、まずはそちらの先生と同じクラスで教育実習とゆーことになるかのう。
今日から3月までじゃ」
「大体、なんでこんな子供が先生なんですか!!それもうちの担任だなんて!!」
「大丈夫じゃよ。そちらの先生もA組の副担任になるからの」
アスナやネギの視線がこっちにくる。
「この先生の名前は大神 慎也という先生じゃ」
「よろしく」
俺は一言で済ませる。
「あの・・・先生」
「なんだね?たしかキミは神楽坂 明日菜だったかな?」
「は、はい!先生と私、前に会いませんでしたか?」
「はは、ナンパかい?こんなところで」
「ち、違います!真面目に答えてください!」
「ごめんごめん。いや、
やっぱりか。あの姿は単純に歳をとらせただけだからな。
そう思うだろうな。
「アスナ。高畑先生やめて、新しい先生にするん?」
「違うわよ。本当に会ったことがあるような気がしただけ」
「ではネギくん。よろしく頼むぞ」
「はい!」
あれ?俺なんか一人ぼっちになってないか?なんかどちらの会話にも入れないんだけど。
「では、慎也君、ネギ君。これがクラス名簿じゃ。よろしく頼むぞ」
「はい!」
「はい」
「あー、あともう一つ、このか、アスナちゃん。しばらくはネギ君をお前達の部屋に
とめてもらえんかの」
「もう、そんな!!」
「かわえーよ、この子」
「ガキが嫌いなの!」
俺はもう決まっている。ネギだけだろう。
さてと、どんな奴らが俺の教え子なのかな。教え子の写真や名前を見て、思わず
クラス名簿を落とす。
・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「どうした慎也君?」
はっ!思考が停止してしまった。
「いえ、何でもありません。手が滑っただけです」
「そうか。では、このか、アスナちゃんは先に行ってなさい」
「「はい」」
ま、まさかな。あいつなわけがない。
見間違いでありたい。
「キミたちはしずな先生に案内してもらおう。しずな君!」
「はい」
「二人を教室に案内しなさい。二人とも、分からないことがあったらしずな先生に
聞きなさい」
教室前に案内される途中。
なんか一気にやる気がなくなってきた。
行ってはいけない、そう本能が告げている。
本当にあいつなのか?
だとしたらなぜ、こんなところに?
今日は仮病でも使って休もうかな。でも、それじゃ明日に問題を後送りにしただけだからな。行くしかないか。
「ここが教室です」
着いてしまったか。
ネギ君が扉を開ける。ネギ君の頭上に黒板消しが落ちる。
俺はそれを、手に取る。ネギ君は一瞬止まっていたので先に行く。
おそらく、落ちて来た黒板消しを魔法でとめようとしたのだろう。
行った先にある張っているロープをスーツの内ポケットに手を入れるふりをして
ナイフを作り出し放つ。ロープは切れる。その先では水の入ったバケツが落ちてくる。
それを、右手で受け取り床に置く。玩具の矢が数本飛んでくるが、左手ですべて掴む。
なんてトラップだ。一個引っかかっても、その次があるなんて。
うん?周りを見ると驚いたような顔をしている。
し、しまった!やってしまった!
よし!こうなれば何もなかったようにすれば良いだろう。
「どうも。キミ達の副担任になった、大神 慎也だ。よろしく。担当科目は
数学だ。一応、他の教科でも教えられる。分からない部分があったら聞いてくれ」
よし次はネギ君だ。ネギ君は・・・ってまだ扉か。
「ネギ君、いや、ネギ先生。挨拶をどうぞ」
「は、はい。今日からこの学校で英語を教えることになりました。
ネギ・スプリングフィードです。よろしくお願いします」
ネギ先生の紹介が終わると
「「「「「かわいいーーーー!!!」」」」」
みんなネギ君に群がる。
ちょっと周りをみると一番後ろの席に彼女がいた。
そう、エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルだ。
こっちを睨んでいる。しかし、今は無視だ。
しかし、うるさいな。このクラスは。
ここは俺がビシッとやるか。
「皆さん、静かにしなさい。質問するなら、一人ずつにしなさい。ネギ先生が
困ってる」
みんなが席に着き、静かになる。俺の提案にみんな賛成のようだ。
数分間質問時間が続き、そのあと授業に入る。英語なので俺は教室の後ろにいる。
クラスの様子見だ。
すると、アスナが消しゴムをネギ先生に当てる。全く何してんだ。
俺はアスナの前に行き、2撃目を手でとめる。
「授業中に何をやっているのかな?」
「す、すみません」
「ちゃんとするように」
「はい・・・・」
また後ろのほうに行く。できるだけエヴァから離れる。
だって、こっちを睨んでいるんだぜ?誰でも離れる。
キーン コーン カーン コーン
チャイムが鳴る。
さっさと教室からでる。
今日は数学がないので、やることがない。
放課後になる。
仕事も終わり、学校を出る。
すると後ろから声をかけられる。
「おい、お前」
「なんだ?エヴァンジェリン.A.K.マクダウェル」
「お前、慎也か?」
「ああ、そうだ。大神慎也だ。あと先生をつけろ」
わざととぼける。ここではいろいろとまずいからな。
「では、慎也先生。ちょっと私の家まで来てもらおう」
「ああ」
ある木造の一軒家に着く。
エヴァは今ここに住んでいるのか。
中に入る。人形だらけだな。
「単刀直入に言う。お前は私の正体を知っているか」
これ以上はだめだな。とぼけたらいけない。
「ああ、俺はお前が吸血鬼だと知っている」
「じゃあ、お前は・・・・」
「そう。今の姿は30代だ。だが、魔法を解くと――――」
俺は肉体操作の魔法を解く。
「この通りだ」
「やっぱり、慎也だったか」
「ああ、それにしてもエヴァ。なんでここにいるんだ?勉強するためではないよ
うだが」
「ああ、それはな―――-―――」
あれから日本に行き合気鉄扇術を完全に習得し、また世界を旅をしたそうだ。
そして、ナギ・スプリングフィールドに会ったらしい。それで勝負をしかけたが
勝負に負けたそうだ。油断もあったそうだが。
それから、何回も勝負をしようとしたが、断られ続けたらしい。
そして、やっと勝負をすることになったが落とし穴に落ち、にんにくを入れられ倒さ
れたらしい。最後には「登校地獄」をかけられ、麻帆良学園女子中等部に15年間
通い続けたそうだ。
「ハハハ、ナギらしいな。それにしても全く力を出せずに負けたな」
「ああ、そうだな、って、お前、あいつのことをしっているのか!?」
「ああ、だって俺、元紅き翼のメンバーだったから」
「なに!!だが、お前の名前はあの中には・・・」
「あのときの名前は篠崎 終夜だった」
「あの名前がお前だったなんて・・・・」
まあ、あいつなら本気のエヴァでも勝ちそうだがな。
そんぐらい強い。そうようにした。
「マスター、帰りました。おや、その方はマスターに何か用か?」
「茶々丸。こいつは慎也だ。慎也は私の恋人だ」
「ま、マスターに恋人ですか?それにしても先生のその姿は?」
「ほう。まさか茶々丸もエヴァの従者とはな。俺のあの姿は肉体操作の魔法を
使っただけだ。そういえばチャチャゼロは?」
あいつがいないなんて珍しいな。
いつもというわけではないが、大抵はエヴァのそばにいる。
「それはな。私の魔力が封じられているせいだ。今は動けない」
「登校地獄や魔力を開放してやろうか?俺ならできる」
「ほ、本当か?できるのか?」
「ああ、できる」
魔法で登校地獄の呪文を見るが、めちゃくちゃだな。
大方、てきとうにかけたのだろう。だが、俺の魔法なら問題ない。
魔力を抑えているのは結界だな。壊さずエヴァだけをその対象から外すか。
「解くぞ、いいな?」
「ああ、頼む」
「『術式解析魔法、魔力の目』『呪文解除魔法、魔力の手』」
魔力の目で解析し、魔力の手で登校地獄の術式を解除する。
壊してもよかったが壊した影響が怖い。何が起こるかわからない。
だから、解除する。
「登校地獄の解除は終わった。最後に魔力を封じている結界をお前から外す」
「ん?壊すのではないのか?」
「ああ、壊さない。『術式変更魔法、魔力の工具』」
これで結界の対象からエヴァを外す。その間、約数十分。
これで問題ないはずだ。
「どうだ?問題ないか?」
「あ、ああ、問題ない。あ、ありがとう」
「マスターがお礼を言うなんて・・・」
「私だって礼くらい言うぞ!」
「で、どうする?また、旅にでも出るのか?」
「いや、出ない。慎也だってここにいるのだろう?」
「ああ、教師だからな」
「だからだ。私もここにいる」
「そうか。分かった。なら、勉強をがんばれよ」
「うっ。で、できるだけがんばる・・・・」
「マスター、がんばってください」
さて、俺も帰るか。
そう思って帰ろうとするが・・・・。
「おい、慎也。どこへいくのだ?」
「どこにって帰るんだが」
「ここに住め。私たちは恋人だろう?全く問題ない」
「だが、俺とお前は教師と生徒で・・・・・」
「おい、慎也。私がどれだけお前がいなくてさびしかったと思っている?
これでも私は恋する少女だぞ?」
「分かった。俺の負けだ。ここに住む」
嘘にみたいに聞こえるが、心は本心だろうな。
長年一緒にいたからな。それぐらい分かる。
「しかし、マスター。ベッドがありません」
「私と慎也は同じベッドで寝るから問題ない」
「了解です」
「俺は良くない!」
「恋人だから問題ない。それとも慎也は私と一緒に眠るのは嫌なのか?」
「・・・・・嫌ではない」
俺も男だ。一緒に寝たいか寝たくないかと言われれば、寝たい。
これは男としては正常な証拠だ。
「分かった。ここで寝る。俺の部屋に行くのは明日でいいか」
「何を言っているんだ?慎也、お前は今日から私と住むんだぞ?」
「本気か?俺とお前の二人きりでか?」
「ああ本気だ。それに私たちの他にも茶々丸がいるぞ?」
「マスター、いきなりですが私は今日から別のところに住むことになりました」
「何でだ!?私と慎也の気を使っているのか!?」
「・・・・・ノーコメントです」
「私の従者だろ!?」
「とにかくそういうことなので、私は失礼します」
茶々丸が出て行く。
空気が気まずい。エヴァが赤くなっているな。
まあ、茶々丸も一緒のつもりにだったつもりであれを言ったのに二人きりに
なってしまったからな。
俺は別に大丈夫なのだがな。
「そういえば、チャチャゼロはどうした?お前の魔力は大丈夫なはずなんだが・・・」
「そ、そうだな!あいつは何をしているんだ?」
「ココニ居ルゼ」
「そこに居たのか。久しぶりだな、チャチャゼロ」
「アア、久シブリダナ、慎也」
本当に神出鬼没だな。
全く気が付かなかった。
「じゃあ、エヴァ。本当にここに俺が住んでもいいのか?」
「ああ、住んでいい」
「今日は荷物は運べないな。明日、荷物は持ってくる」
こうして俺はエヴァの家に住むことになった。