その、柔らかな旋律は…【ARIA×ガンダムSEED クロスオーバー 習作】   作:鳥和気沙羅

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閲覧ありがとうございます。この小説は、「ガンダムSEED」の登場人物であるニコル・アマルフィが、「ARIA(AQUA)」のネオヴェネツィアに現れたらどうなる?というコンセプトで書き始めた二次創作小説です。

まだ大まかなプロットしか作っていない段階ですが、ニコルとARIA作中の女性キャラクターの間に恋愛要素が発生する可能性がありますので、予めご了承下さい。(最終的にハーレムになるということはまずありませんが)
また、基本的にARIA原作とアニメ沿いで進める予定ですが、エルシエロ、ミラージュ等ゲームのエピソードが盛り込まれる可能性があります。

ニコルに関しては、ほとんどがアニメ、その他は関連書籍の設定を参考に作者オリジナルの解釈も盛り込んでいます。
例)ニコルがアスランを自身のピアノリサイタルに招待したエピソードと、プラント社会では15才で立派な成人と見なされている節があることから、ニコルは「趣味:ピアノ演奏」だっただけでなく、士官学校入学前は「職業:新進気鋭ピアニスト」であったと私は解釈して執筆していく予定です。

インターネット上で小説を書くのは初めてということも含め、気をつけていても拙い部分や設定の食い違い、誤字脱字等が出るかと思います。その際は、気づきましたら何らかの手段でご指摘頂けると大変助かります。
また批判を含め、一言でも評価や感想を頂けますと励みになります。読後、お時間がございましたら是非よろしくお願いいたします。


【前書きに注意書き有】その、遥かなる蒼の世界は…

 

――――――――初めは、空を飛んでいるのだ、と思った。視界の全てがあまりにも蒼かったから。

 

 

 

 

 

ゆらゆらと深い蒼や淡い蒼、澄んだ蒼、優しい蒼、様々な蒼が溶け合って、目の前を、いや僕を取り巻くように全てを覆っていた。

 

 

 

 

 

きれいだなあ。

 

 

 

 

 

幼かった自分が初めてピアノに出会った時が思い出される。あの時もきれいだなあ、としか言いようがないほどピアノとその音色に魅せられていた。人差指で鍵盤をポーンと鳴らしてくれる母の横で、てかてか光るピアノの横っ腹を見つめると、バカみたいに口を開けてこっちを見ている僕がいて、おかしくなって一人で笑った、ような。

 

 

 

 

 

不意に、コポリ、と僕の半開きだった口から透明な泡が生まれて、頼りなさげに揺れながらどんどん遠ざかっていく。

 

 

 

 

 

――――――――ああ、ここは海だったのか。

 

 

 

 

 

何故かそう確信できた。思考がまとまらない中でも、なんとなく泡を追いかけてみた。そのうち、そうしなければ置いていかれると思った。泡のような何かに。

 

 

 

 

 

次第に目の前が明るくなって、蒼い夢が醒めていくのが分かった。指先が、蒼と白の境界に触れようかという時、にゃーお、という鳴き声をたしかに聞いた。

 

 

 

 

 

何もかもが、あり得ないのだけれど。

 

 

 

 

 

その鳴き声は僕を、ニコル・アマルフィを歓迎してくれているような気がした。




AQUAの時の流れのように、ゆっくり更新していくことになると思います。
今回はプロローグということで特別短く、不思議っぽい感じになりましたが、次話からは雰囲気も変わると思います。
これからよろしくお願いいたします。
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