臆病な転生ルーク   作:掃き捨て芥

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第10話 流通拠点 ケセドニア

 セントビナーで待つ事数日、一度襲撃を失敗した大詠師派が再度導師イオンを手にしようと襲撃してくる可能性があるので急いで連絡を取って貰った所、首都グランコクマからは「ジェイド・カーティス大佐には勅命が下っている。セントビナー駐留軍は大佐に対して最大限の協力を行うべし」との命令が下った。マクガヴァン将軍は苦い顔をしていたが、これで原作とは違いタルタロスで移動する事が出来る。

 この行動の意味はかなり大きい。まずバチカル帰還までの日数が大幅に短縮される。帰還日数が短縮されるという事はアクゼリュスへの救援に向かうのも原作より早くなるという事だ。そしてなにより大きいのがコーラル城に寄る必要がなくなった事。

 原作において大爆発(ビッグバン)が起きた主な原因はコーラル城でルークの同調フォンスロットが開かれた事だと思われる。だからコーラル城に寄らないという事は大爆発が起こらない、俺が死なずにすむのだ!

 

 俺はそんなウキウキした気持ちで敵が掃討されたタルタロスに乗り込んだ。

 

 

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 そんな風に浮かれていたら突然頭痛がやってきた。

 

――目覚めよ……早く……我が声に……

 

 痛い。いつものアレだ。第七音素(セブンスフォニム)の意識集合体、ローレライの奴だ。奴が俺に言葉を伝えようと意識を繋ぐとこの頭痛が起きる。俺は劣化したレプリカだからお前の声ははっきり聞こえないんだよ! 伝えたい事があるならあのふんぞり返ったオリジナル様にでも伝えやがれ!

 しばらくすると頭痛は治まった。はぁーっ。いつもこの頭痛が治まる瞬間は強い痛みから解放された感じがして首の辺りがじんじんとする。

 

「ルーク? どうしたのですか?」

 

 俺を心配してイオンが声を上げる。

 

「ああ、大丈夫だよ。俺はちょっとした頭痛持ちでね。そのいつもの頭痛がしただけだから。それももう治まったしね」

 

 その後も俺を心配そうに見るイオンに手を振って大丈夫だとアピールする。

 今居るのはタルタロスの艦内だ。一番上等な船室に俺とガイ、イオンとアニス、ジェイドとティアの六人が入っている。もちろん扉の外には見張りの兵士が立っている。

 

「ティア、少しよろしいですか?」

 

 お? ジェイドがティアに何か言うとは珍しいな。なんだなんだ?

 

「貴方が使っている譜歌の件です。前々からおかしいとは思っていたんです。貴方の譜歌は私の知っている譜歌とは違う。しかもイオン様によればこれはユリアの譜歌だと言うではありませんか」

 

 ああ、なるほどこの会話か。はっきりと目立ったイベントじゃないから忘れてた。忘れてたけど……うん、確かにこれは必要な会話だな。

 

「ユリアの譜歌は特別なもの……でしたね。そもそもの譜歌というのは、譜術の詠唱部分だけを使って旋律と組み合わせたもの。本来であれば譜術ほどの力はない筈」

 

 俺の言葉を引き取ってイオンが言う。

 

「ところがユリアの譜歌は違います。彼女が遺した譜歌は譜術と同等の力を持つそうです」

 

 つまり普通の譜歌 = 譜術未満。ユリアの譜歌 = 譜術 って訳だ。

 

「……私の譜歌は確かにユリアの譜歌です」

 

 ティアが素直に認めた。

 

「ユリアの譜歌は、譜と旋律だけでは意味をなさないのではありませんか?」

 

「へー。そうなんですか。ただ歌えばいいんじゃないんですね」

 

 ジェイドの言葉に、アニスが感心した様に声を上げる。

 

「譜に込められた意味と象徴を正しく理解し、旋律に乗せる時に隠された英知の地図を作る……という話さ。一子相伝の技術みたいなものらしいな」

 

 ガイが自らの知識を披露する。

 

「え……ええ。その通りよ。よく知っているのね」

 

 ティアはホドの出身。そしてガイも同じくマルクト領ホド島の出身だから知っているんだよな。

 

「昔、聞いた事があってね」

 

 そう言ってお茶をにごす。

 

「…………。貴方は何故、ユリアの譜歌を詠う事が出来るのですか。誰から学んだのですか?」

 

 ジェイドが再度質問する。

 

「……それは私の一族がユリアの血を引いているから……だという話です。本当かどうかは知りません」

 

 そうそう、これだよこれ。ティアと兄のヴァンがユリアの子孫って話。これを全員の共有知識にしておかなければならなかったんだ。あぶねーっ。原作と違う行動を取って会話を潰してしまう所だった。

 

「ユリアの子孫……なるほど……」

 

「という事は、ヴァン師匠(せんせい)もユリアの子孫という訳ですね」

 

「…………」

 

相変わらず兄の話題になると途端に口を閉ざすなぁ。

 

「ありがとうございます。いずれ機会があれば、譜歌の事を詳しく伺いたいですね。特に『大譜歌』について」

 

「大譜歌? なんですかそれは?」

 

 疑問に思う事は大体アニスが聞いてくれるな。ありがとうアニス。

 

「ユリアがローレライと契約した証しであり、その力を振るう時に使ったという譜歌の事です」

 

 イオンもナイス説明役。俺も原作知識メモってるとはいえ設定オタクじゃないから所々忘れてるしな。

 

「……そろそろいいでしょう。もう疑問にはお答え出来たと思いますから」

 

 ティアが会話を打ち切ろうとする。確かユリアの子孫って事でやっかみを受けたからこういう話題になるのは苦手なんだっけか?

 

 

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 今タルタロスはセントビナーからルグニカ平野を西に突っ切って行き、大陸の西にある海を目指している。この航路を取るに当たって、俺には一抹の不安があった。

 原作では南のカイツール軍港からだが、同じケセドニアに向かう船の上でルークは超振動を暴発させるのだ。

 

 超振動とは同位体による共鳴現象なので、本来であれば二人以上の人間が居ないと発生しない筈なのだ。だが第七音素の意識集合体であるローレライと完全同位体で生まれた「ルーク・フォン・ファブレ」だけは、世界で唯一単独で超振動を起こせるのである。そして俺はオリジナル・ルーク、つまり鮮血のアッシュからレプリカ情報を抜き取って作られた完全同位体のレプリカである為、アッシュと同じく一人でも超振動が使えるという訳だ。

 

 原作ゲームだと超振動を暴発させてもさほど大きな影響は及ぼさない様な描写をされていたが、ゲームを基にした漫画版の方では船の先にある大きな山をごっそりと削り取る様な描写がなされていた。……あんな力の暴発なんて俺はしたくない。

 けれど原作で、何故あそこでルークが超振動を暴発させたかは謎のままなのだ。謎のままっつーかいつもの頭痛の奴……ローレライから回線を繋がれて、体を操られて超振動を発生させるんだけど。それが何故なのか分からないのだ。

 一応俺が考えた理由としては、

 

一、コーラル城でアッシュに向けて同調フォンスロットを開かれた為。

 

二、同調フォンスロットは関係ない。世界地図の上で特定の場所を通った時にそうなる。

 

三、上記二つとも関係ない。単なる時間経過。その日になればフォンスロットが開いていようがいまいが、どの場所にいようが無理矢理回線を繋がれる。

 

 この三つだ。俺としては一番目の同調フォンスロットが一番可能性があると思っている。ルーク、というか俺は七年間屋敷に軟禁されている中で何度もあの頭痛に襲われた。頭痛 = ローレライが回線を繋げようとしている。だとすると結構頻繁に奴は俺に言葉を伝えようとしていたはずだ。だがそれなのに、七年の間に回線が繋がった事は無かったのに、原作ゲームでは旅に出たとたん、ケセドニアまでの海の上ではっきりと回線を繋がれて体を操られるのだ。

 屋敷に軟禁されていた状態とケセドニア付近の海とで何が違うか? と考えた時に思い浮かぶのが同調フォンスロットと、地核に居るという奴との相対距離だ。

 超振動の暴発を起こしたくない俺にとってはコーラル城を回避できたのは素直に嬉しい。これなら原因が一番目だった場合、海の上で超振動の暴発は起こらないという事になる。

 特定の場所を通る時に回線を繋げられるとしたら、もうそれはどうしようもない。今じゃなくてもいつかはその場所を通る事になるだろうから。

 三番目の場合も同様だ。俺の力ではどうにもならない事だ。ただ原作よりバチカルに帰る日数が早まっているので、三番目だった場合バチカルの屋敷に戻った後に暴発するかも知れない。

 ええい、くそ。色々な事を想定して動いている俺にとって自分の力でどうにもならない事ほど厄介なものはない。……とりあえず暴発が起きた時の為に航海している最中は出来るだけ甲板に出ている事にしよう。護衛として側についているガイには初めての海だからじっくり見て起きたいとでもごまかすしかないか。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 ……無事、ケセドニアに寄港した。超振動の暴発は起こらなかった。という事はやはり同調フォンスロットを開くかどうかが原因という事か? まだ三番目の日数の可能性が残っているので油断はできないが、だとしたら嬉しい。

 同調フォンスロットについて簡単に説明しておこう。原作ではアッシュの野郎がレプリカであるルークと精神的に繋がりを持ちたい為に、コーラル城の装置でルークの同調フォンスロットをアッシュに向けて開かせるのだ。これがミソなのだ。ローレライとアッシュは完全同位体。そして俺とアッシュも完全同位体。つまり ローレライ = アッシュ = レプリカ・ルーク という等式が成り立つのだ。そこから考えると、レプリカ・ルーク → アッシュ という流れで同調フォンスロットを開くと言う事は レプリカ・ルーク → ローレライ この二者間でフォンスロットが開かれる事と同意義な筈なのだ。だから俺は超振動が暴発する原因として同調フォンスロットを考えたんだけどな。ローレライに向けて俺の同調フォンスロットが開かれる、それによりローレライから同調される、というね。

 こう考えるとコーラル城はホント回避できて良かったなぁ。それだけ原作のアッシュが取ったこの行動は(レプリカ・ルークにとって)悪手だったという事だ。

 

 さて、ケセドニアに着いたはいいが俺はまだケセドニアの町に入る事が出来ない。旅券がないからだ。だがそれについては一応対策してある。セントビナーの町を出発する際に、俺は伝書鳩を使ってカイツールの国境、そのキムラスカ側に連絡しておいたのだ。

 「ローレライ教団詠師にして神託の盾(オラクル)騎士団主席総長のヴァン・グランツ謡将(ようしょう)が訪れたら、この手紙を渡して下さい」と。そしてその手紙の中には「ヴァン師匠へ、セントビナーの町で無事ガイと合流する事が出来ました。更に幸運な事にセントビナーからケセドニアに水陸両用の船で移動できる事となりました。つきましては貴方の持っている旅券がないとケセドニアに入る事ができないので、カイツールの国境からケセドニアのマルクト領事館宛に俺の旅券を送って下さい。よろしくお願いします」とな。これで数日はかかるだろうがマルクト領事館に俺の旅券が届く筈。しばらくの辛抱だな。

 ちなみにジェイドやイオンもまだケセドニアの町に入らずタルタロスで過ごしている。別に俺に遠慮している訳ではなく、軍人である自分達がキムラスカに入国するには厳しい審査が行われるだろうから、その際に俺に口利きして欲しいからだ。なので俺の旅券が届いてから全員で出国手続きなどを行う事にしたのである。

 

「あー、暇だー。やることがないー」

 

「だらけてるなー、ルーク」

 

 船室の中でガイと駄弁りながらだらけている。そうしてガイの姿を見ているとふと思いついた事があったので追求してみる事にした。

 

「そういやガイ、一つ聞きたい事があったんだ」

 

 ん、何だ? などとのんきにしている場合じゃないぞガイ。これからお前の本質を突く質問をするんだからな。

 

「『俺は陸伝いにケセドニアから』ってお前言ってたよな? それはつまりケセドニアから陸伝いでセントビナーにやって来たって事だよな」

 

「ん? そりゃーそうだろう。海路を使わないでケセドニアから移動するにはその移動経路しかないんだから」

 

 そうだろうともさ。でもなガイ、お前のその移動経路には1つ難点があるんだよ。

 

「へーそうなのかー。俺とティアさんがケセドニアからルグニカ平野の大陸に移動する時は、ローテルロー橋っていう巨大な橋を馬車で通って来たんだ。でもなガイ? そのローテルロー橋って俺達が通った直後に(・・・・・・)漆黒の翼っていう盗賊集団に爆破されて通れなくなっちまってるんだよ。…………その状況でお前はどうやって陸伝いにセントビナーへやって来たんだ?」

 

 俺が種明かしをするとガイはピタッと体の動きを止めた。

 

「え、とそれは、その」

 

 明らかに動揺しているな。何故ガイがローテルロー橋が爆破されているのに、かつ俺がいるセントビナーにピタリと会いに来られたか。それはどう考えてもヴァンに協力して貰ったから以外に考えられない。ヴァンの配下である妖獣のアリエッタの空飛ぶ魔物を貸してもらい、タルタロスの戦闘で俺を見たリグレットがヴァンに連絡する → ヴァンがガイに連絡する、という流れで俺がタルタロスに居るとあたりをつけたんだろう。

 だがヴァンと裏で繋がっている事を秘密にしているこいつはそれを俺に話す事が出来ない。ここでガイが「ヴァン謡将が空飛ぶ魔物を貸してくれて~」と言ってくれれば、ヴァンとアリエッタ、つまりマルクトを襲撃した六神将と繋がっている事が明らかに出来たのにな。

 

「俺とティアさんが橋を通ったのは超振動で飛ばされたその日の夜だ。陸伝いに来たってんならお前はバチカルからローテルロー橋まで一瞬で移動していないと無理だぞ」

 

 それは、とかえっとだな、とか言いつつ上手い言い訳を探している様だ。……もういいか、助け船を出してやるか。

 

「岸と岸を結ぶ臨時の定期船でも出てたのか? それなら確かにルグニカの大陸に来る事は出来るな」

 

 うんうん、などと白々しくうなずいてみる。

 

「あ、あーそうなんだよ。橋が落ちちまってケセドニアから移動する人達が困っててなー。移動する為の船が少ないけれど出てたんだよ」

 

 俺の案に乗っかってきたか。……まあ今はまだそれでいいさ。でもいつか話してくれるよな?

 

 

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 ケセドニアについて数日後、マルクト領事館に旅券が届いたので全員で出国手続きをした。全員と言っても俺、ガイ、ティア、ジェイド、イオン、アニスの主要メンバーに、生き残った副官のマルコさんを含めた十名の兵士だけだ。原作と違い死亡してしまったタルタロスの兵士を補充したので、ぞろぞろと兵士を連れ歩いて移動する事が出来るという訳だ。

 

 ケセドニアの町を見て回りたいが、まずはキムラスカ領事館で入国手続きと船の手配だ。遊びで来た訳じゃないからな。

 

 キムラスカ領事館での手続きはさほど待たされる事なく終了した。やはりファブレ公爵家の名前がでかいらしく、領事はぺこぺこと頭を下げて応対してくれた。

 又、ジェイドは連絡などしていないだろうから、バチカルに導師イオンを連れたマルクト帝国の和平の使者が訪れると鳩で連絡する様にお願いしておいた。原作では、っつーかこの世界でもだけど連絡入れないとかあり得ないだろ! 日本の外交官が事前の連絡全くなしに外国に行って「うちの国と和平して下さい」とか言っても「はぁっ?」って言われるだけだろうが。中世の世界観だからって外交なめんなっつの。

 

 手続きは滞りなく終わったが、船の出発まではまだ時間があるというので、俺やイオンの希望もあって町中を見て回る事になった。

 

「イオン、それからジェイド。一つだけ俺の希望を叶えて貰っていいか? 出来ればこの機会に町の代表者であるアスターさんに挨拶しておきたいんだが。俺は本来バチカルの屋敷で二十歳まで軟禁されている身だけど、二十歳になれば社交界に出る事になるんだ。アスターさんとは顔なじみになっておきたい」

 

「僕は構いませんよ。僕としても久しぶりにアスターに会っておきたい所でしたし」

 

 イオンに次いでジェイドも了承してくれたので、最初にアスターさんの屋敷に行く事になった。屋敷で会ったアスターさんは原作の通り非常にうさんくさい顔をしていらっしゃった。原作知識がなければ怪しい人と思って終わりだな。でも実際にはゲーム中でも屈指の良い人というね。あと屋敷ではお金持ちに反応したアニスがたいそう発奮しておられた。

 アスターさんとの挨拶を終えた俺達は出港時間までの間ぞんぶんにケセドニアの町を見て回った。さすがにこれだけの兵士に囲まれていれば、原作の様に漆黒の翼が財布をスリ取る隙間もないだろう。食材、薬、武器、防具など、交易都市だけあって物が豊富だった。中には明らかに攻撃力が高いと分かる剣などもあったが、予算的に手が出ない事と手に慣れていない武器を振るうのは危険なので見送った。……やっぱり実物も凶悪な形してたな、ドラゴンキラー。

 

 原作では町中でシンクに襲われるから警戒だけはちゃんとしていたのだが、結局最後まで敵の襲撃は無かった。

 

 タルタロスとセントビナーから借りた乗員をマルクト側の港に残し、俺達はキムラスカ側の港から連絡船キャツベルトに乗って出港した。

 




 フーブラス川カット、国境の砦 カイツールカット、カイツールの軍港カット、コーラル城カット。一気にショートカットです。ヴァンも船に乗っていません。カイツールの国境でポツーンとしているがいい。ケセドニアの襲撃も無いのでカースロットも無しです。
 原作において、ケセドニアに向かう船の中で起きた超振動の暴発ですが、作中に書いた通り私は同調フォンスロットが一番怪しいと思っています。なのでこの作品ではローレライとの同調、それによる超振動の暴発は起こさせませんでした。
 ガイの移動経路についてのツッコミ。原作でガイが正直に話してくれていたらヴァンと六神将が繋がっているという事でジェイドもイオンもアニスも、ヴァンをもっと警戒したでしょうね。アクゼリュスの崩落すら防げたかも知れない。まあ結果論ですが。
 原作と違い、タルタロスでジェイドの部下が全滅しておらず、セントビナーからの補充兵もあるので副官のマルコさん含め十名の兵士がついて来ている設定です。これでジェイドも貧相な使節団とか言われない筈。

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