こちら前にもアンケートした東方とゲゲゲの鬼太郎とのクロスオーバー小説となります。
個人的に鬼太郎小説が少ないので作っちゃえ!とノリと勢いで考えましたがそれでも良い方は見ていってね。
―紙―
それは古代中国で発明された製紙法によって作られ、文字を書き記す事が出来る。火薬、羅針盤に並ぶ中国の3大発明である。
日本に製紙法が伝わったのは7世紀と言われており、飛鳥時代に朝鮮から伝わっている。
そして、今日ではデジタル化が進み紙が使われる事も少なくなったがそれでも紙は人々の生活に欠かせない物である。
そして、紙の代表的な使い方が『本』だろう。
本は姿形を変えてどの時代どの地域にも存在する。小説や歴史書、技術書など多岐に渡る。
日本で有名な本と言えば、小説では枕草子や源氏物語。歴史書で言えば、古事記や日本書紀などだろう。
そして、本で1番作成するのが難しいのは歴史書或いは図鑑だ。(作者の見解)
歴史書は過去の記述を元に書く必要があるし、図鑑に載せる物を詳細に書く必要があるからだ。
図鑑でも動植物や鉱石、星などが挙げられるだろう。だが、人間が居ないと思い、オカルトの域にある図鑑がある。
『妖怪図鑑』である。
確かに今日には妖怪特集の図鑑はあるだろう。だが、それらの多くは作り話等に思われ、信じられない。現代では当然の反応である。
しかし、大半の人間が鼻で笑う。そんな本物の妖怪図鑑を持っている人物がいる。
その人物は…
◆
―東京都調布市―
古民家が立ち並ぶ東京都と言う一国の首都には珍しい場所を2人の女性が歩いていた。1人は猫模様のTシャツを着ており茶色の髪がウェーブ気味であり肩で束ねている中学生の女の子とモデル体型の女性であり髪をお団子にしてリボンで止めている。
犬山まなと猫娘てある。
何故こんな所に来ているかと言うと妖怪についてもっと知りたいと思ったまなが調べた結果、この街の付近に妖怪について書いてある古本屋がある事を都市伝説的だが突き止め、仲良くなった猫娘と一緒に来ている、と言うわけである。
「ちょっとホントにあるんてしょうね?その古本屋は」
「都市伝説だから有るかどうかは怪しいけど…名前は分かってるよ。『鈴音庵』だって」
「ふ〜ん。昔の茶店みたいな名前ね」
猫娘が店名について感想を言っているとまなが猫娘を呼んだ。
「猫ねーさん!この店じゃない?!」
猫娘が看板を見上げると達筆な字で確かに『鈴音庵』と書かれていた。
「早速入ってみようよ!」
そう言ってまなは店の中に入っていった。
「ちょっ!待ちなさいまな!」
何故猫娘がまなを呼び止めたのか、それは少しだが人間からはするはずの無い妖気を感じたからである。しかし、忠告虚しくまなは店の中に入ってしまい猫娘も店に入った。
◆
店の中は以外と綺麗に掃除がされており、本も外国の本から古代日本の日本書紀や古事記、源氏物語等も散見される。
まなは教科書てしか見ることの無かった本達に圧倒していた。しかし、店主が居ないと思い声を掛けた。
「すみませーん!誰かいますか〜?」
「ちょっとまな!」
猫娘に止められても理由が分からず困惑していると奥の部屋から物音がした。
「少々お待ちを」
声の高い少女の様な声にまなは面食らった。古本屋だから高齢のおじちゃんおばちゃんが出てくると思ってたからである。
「お待たせしました」
そう言って仕切りの奥から出てきたのは花飾りを付けた少女だった。日本人にしては珍しい紫髪をしておりセミロングに伸ばしている。袖に花が描かれた黄色の中振袖を重ね着し、その上で赤い袴、ルーズソックスのような足袋を履くさながら大正時代の女学生の様な服装であった。
2人は言葉を失った。日本人離れした髪色の少女が古本屋の店主てあり服装が古典的な出で立ちだったからだろう。
しかし、まなは当初の目的を思い出し話しかけた。
「実は…ここに妖怪についての本が有ると聞いたんですけど!」
その言葉を聞いた瞬間店主の顔が邪険な物に変化した。
「何故貴方がその事を知っているのです?しかも、今の時代には珍しく猫妖怪と一緒にいるなんて…」
まなと猫娘は驚いた。少女がいとも簡単に猫娘が妖怪であると見抜いたのだ。まなでさえ、妖怪を見えるようになるまで時間がかかったのに、だ。
「あんた、何者なの?」
猫娘は警戒しながら少女の正体を暴こうとした。
「これは申し遅れました。稗田家第9代当主、
「私、犬山まなって言います!」
「猫娘よ」
2人は稗田家の当主と自己紹介をした。
「それにしてもこの神秘の薄れた時代に妖怪と親しい者がいるとは…」
そう言って阿求は好奇の視線をまなに向けた。
「まあ、私もちょっと前までは妖怪の存在なんて半信半疑だったからね…」
まなはこの前に起こった吸血樹やのびあがり、見上げ入道の話をした。
それを聞いた阿求は、
「なるほど、吸血樹からのびあがりが犯人だとは思っていましたが、行方不明者は見上げ入道のせいでしたか」
合点がいったとばかりに片手をグーの形にしてもう片方の手をポンッと叩く阿求だが、猫娘からすると驚きだった。こんな少女が妖怪として生きている自分や鬼太郎よりも知識を持っていると考えたからである。
「私でものびあがりなんて知らなかったのに、どうして貴方はそんな事を知ってるの?」
猫娘がやや威圧した様に質問すると阿求はカウンターの後ろにある棚から一冊の本を取り出した。
「それは、稗田家当主が代々記録した妖怪辞典があるからですね。」
そう言って阿求は『幻想縁起』と書かれていた古ぼけた本があった。
「その本は稗田家当主が代々妖怪を記録、編纂し、保存、周知させる為代々受け継がれてきました」
まなと猫娘は幻想縁起を見ながら阿求の話を聞いていた。
幻想縁起の中にはのびあがりの特徴、危険度、人間との友好度、経歴など事細かに記されていた。中には幽霊族についての記述もあり、猫娘は驚いた。
幽霊族はかつて人間達に地底に追いやられたこともあり、人間達に幽霊族についての知識はなく迫害されていたのにここには事細かに記述があった。
幽霊族末裔の鬼太郎についての話は無かったが、哭倉村についての記述があり驚いた。
ここの事は鬼太郎と目玉のおやじにも話そう。そう思わせるほどにここの事実は驚きの連続だった。
そうした驚きはあったがまなと幻想縁起を見たり、店内にあった本を読んだりしてその日は終わった。
◆
―ゲゲゲの森、ゲゲゲハウス―
猫娘はゲゲゲハウスにて鬼太郎と目玉のおやじに鈴奈庵と稗田阿求の編纂している幻想縁起について話した。
「ふ〜む。稗田家か」
目玉のおやじは納得した様な反応をした。
「知っているのですか?父さん?」
目玉のおやじの言葉に反応したのは彼の息子で、幽霊族最後の末裔である鬼太郎。又の名をゲゲゲの鬼太郎であった。
「ふむ。稗田家は代々天皇家に仕えている一族じゃ。妖怪の存在が信じられていた飛鳥時代から存在し、敵対していた妖怪についての記録をとっていたがその異端故に疎まれていたようじゃが、天皇家とのつながり故に迫害されたことは無かったようじゃが」
目玉のおやじの説明に鬼太郎は驚いた。
「飛鳥時代からとは…凄いですね。父さん」
「うむ。今この世で1番妖怪に詳しいのはかの一族じゃろうな」
目玉のおやじの声はゆっくりと消えていった。
◆
―稗田家本邸―
稗田家当主の稗田阿求には誰にも言えない秘密がある。それは彼女が転生者と言うことだ。稗田家初代当主として転生し、以後貴族的な立ち位置で天皇家に仕えていた。
ちなみに、天皇陛下にお会いした時は血筋の定め的なオーラを感じ取ったらしい。
「どうしたのですか?稗田様?」
阿求に質問したのは稗田家に代々仕えていた本居家の娘、本居小鈴だった。
「いえ、何でもないわ。今日来たお客さんに興味が湧いてね」
「そうですか」
阿求の答えに小鈴は納得した。
(人間と妖怪が仲良くしている…珍しいですね…)
そう思いながら彼女は過去を振り返った。自分が転生してからの記憶を…
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後、オリジナル小説に関しては手抜き感が拭えなかったので加筆修正しました。御覧ください。
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