聖地リンドブルム
「とても綺麗な夜ですねベル君」
「ええ…何か起きそうですねローズさん」
どうして僕がローズさんと一緒に居るのか……。今朝、アルファから手紙がきた。聖地リンドブルムに目的物があると…。あそこは英雄オリヴィエが魔人ディアボロスの腕が封印されている場所。伝説とされているけど…こうしてアルファ達から手紙がきたということは、本当に腕はあるのだろう。僕は朝から急いでリンドヴルムに向かっていた。夜になりこのまま休もうとしたら、丁度馬車に乗っていたローズさんと出会った。
彼女も僕と同じリンドヴルムに向かってるのだった。彼女から『馬車に乗りませんか?』と誘われた。僕はお言葉に甘えて馬車に乗せてもらった。僕と話してる時ローズさんの顔が少し赤い。風邪でも引いたのかな。
「あの、ローズさんはどうしてリンドヴルムに向かってるんですか?」
「私がリンドヴルムに向かうのは女神の試練を見ることに招待されたんです」
女神の試練……。リンドヴルムで開催される祭り…。あのイベントは色々な英雄達が現れる。じゃあ…オリヴィエ、フレイヤ、リリも現れるのか…。そんな事を考えているとローズさんが僕に質問する。
「ベル君も女神の試練に招待されたんですか?」
「あぁ…僕は友人に誘われて…」
「そうなんですか!ベル君の友人に挨拶したいです」
多分難しいと思うよローズさん。僕らの目的はディアボロスの腕を破壊すること。その目的を果たさないと、多くの人々は教団に支配される。そうなる前にディアボロスの腕を破壊する。そう考えているとリンドヴルムに到着した。とても綺麗な街だ。教会もある。そして奥には闘技場がある。なるほどあそこで女神の試練が開催されるのか。そんなふうに考えていると人が並んでいた。
「ナツメ先生サイン会!」
「ナツメ先生…?」
「ベル君知らないんですか!ナツメ先生は有名人ですよ!!先生は色んな本を書いてるんですよ!」
そうなのか…それは知らなかったな…。少しどんな本があるのが見てみよう。ナツメ先生は色んな本を書いてるんだな…。気になる本を見つけた。それは少年は英雄を目指すという本だ。僕は少しだけ内容を見る。そこに書かれていたのは前世の時、僕が冒険者だった頃物語だ。どうしてこれが……内容は前世の時と同じだ。まさかナツメ先生って……最後の内容はウィーネ達だ…。ここも内容が同じだと思っていた。
でも内容が変わっていた。何とウィーネは無事で、僕は再び英雄として道を歩いてる。最後の決着は負けたが、次は勝つ事を決意した。そうか……僕も諦めていなかったら、こんな物語の主人公と同じになれていたかもしれない。僕はこの本を決め、ナツメ先生にサインを書いてもらうことにした。僕の出番になり、ナツメ先生の顔を見ると、僕も知っている人物だった。
「お待たせしました」
ナツメ先生の正体はベータだった。確かに読書は好きって聞いてたけど、ここまで売れるとは流石だよ。それに嬉しいのはウィーネたちを救ってくれた内容にしてくれたことはとても嬉しい。ベータはサインを書いてくれた。するとベータ小さい声で語る。
『今回の任務はサインの隣に書いてあります。ご確認をお願いします。』
『了解したよベータ』
僕は受け取り、見ようと思ったがローズさんも居るため、一人になった時に確認することにした。そういえば泊まるところどうしようと思っていると、ローズさんが要約していたホテルがあると聞いた。彼女は僕も泊めてくるようだ。部屋は流石に別々になり、僕はその部屋に入った。荷持を置き、早速任務内容を確認する。
「書かれているのは古代文字か…」
古代文字は本来なら難しい。でもこんな時の為に勉強していた正解だったよ。僕は早速解読した。今回の任務は聖剣の回収と魔人ディアボロスの秘密を知ること。なるほど、確かに僕も知りたい魔人ディアボロスは一体なんのか…。解読を終えて窓の外を見てみると、怪しい人物を見つけた。僕はその人物を追いかけるのだった。
とある教会の中で、アルファは歩いていた。何かを見ていた
「英雄オリヴィエ。我らはただ真実を知りたい。あなたは聖域で何をしたの?歴史の闇を紐解くほど、嘘と真実が混ざり合う」
アルファが見ていたのは英雄オリヴィエの石像だった。そしてそこに倒れている人も見ている。すでに息をしてないようだ。
「そして大司教ドレイク、あなたは何を隠していたの?一体誰に殺されたの?噂の調査を切り捨てられたの…?…答えられる筈もないか…。まあいい、我らは明日、聖域の扉が開く時を待つ―――……」
アルファはそう言って、教会を去った。
その頃ベルは怪しい人物を追いかけていた。逃亡者は行き止まりで足を止めた。
「まさか!?見ていたのか!」
この男から血の匂いがする。まさか教団の人間?それに何かを隠しているようだな…。ベル達がここに居る事が教団にバレると計画が失敗する。ベルは剣を取り出そうとしたが、男は切り刻んだ。ベルの後に水髪にツインテールをしていてエルフの女性だった。
「お久しぶりです主さま」
「魔力を切り離した遠距離から斬撃……流石だよ緻密のイプシロン」
「光栄です」
「こうして会うのは久しぶりだね。」
「はい!教団の調査に日々、奔走しておりましたので、頑張っておりました!!」
彼女は七陰の5席イプシロン。少々プライドは高いが、魔力コントロールはズバ抜けている。でもどうしてイプシロンはここに居るのだろうか?
「主さま報告があります。ターゲットが教団の処刑人に始末されました。今片付けた者もその手下です」
「ありがとうイプシロン。少し思いついたよ」
「何をですか?」
「明日になってからお楽しみだよ」
ベルはそう言って、部屋に戻るのだった
今回如何でした、次はどんな内容にするのかはお楽しみに。感想と評価お願いします、次回もお楽しみに
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