なので最後までやってませんしフラッシュタイミングとかの説明は入ってません。
こんな流れなんだなぁみたいな雰囲気を味わってもらえれば。
「と、いうことでゲームスタートだ。理樹、お前からだな」
「うん。それじゃぁゲームの流れを説明していくね」
そう言うと理樹はプレイシートのターンシークエンスの場所を指さした。
「ここに書いてあるのがターンの流れだよ。順番に説明してくね」
そして理樹が説明していく。
内容はこうだ。
・スタートステップ:ターン宣言をするステップ
・コアステップ:ボイドからコアを一個リザーブに置くステップ
・ドローステップ:デッキからカードを一枚ドローするステップ
・リフレッシュステップ:トラッシュのコアをすべてリザーブに、疲労したスピリット・ネクサスをすべて回復するステップ
・メインステップ:スピリットの召喚・マジックの使用等を行うステップ
・アタックステップ:スピリットで攻撃するステップ
・エンドステップ:ターンの終了処理を行なうステップ
各シークエンスを以上のようにざっくりと説明した理樹はさらに付け加える。
「細かい説明はその都度説明するね。それと先行一ターン目はコアステップとアタックステップが行えないから注意が必要だよ。以上を踏まえて…行くよ!」
スタートステップ!、と理樹がターンの開始を宣言する。
「ドローステップ。ここでデッキからカードを一枚ドローだ。ここでデッキからカードを引けなくなっても負けだよ」
そう言いながら理樹はデッキからカードを一枚引く。
「リフレッシュステップは特にすることがないからメインステップに移るよ。ここでは手札のカードを使用していろいろなことができる」
そう言うと理樹はフィールドに一枚のカード、《ブロンズ・ヴルム》を場に置いた。
「おっ、早速なにか出てきましたネ」
葉留佳が早速反応した。
「これがスピリットカード。このゲームの主役であり僕たちと一緒に戦ってくれる仲間だ。スピリットを出すことを召喚と言うよ」
そう言いながら、理樹はリザーブからコアを3個、トラッシュと書かれている場所に置いた。
「そしてスピリットは召喚するためにコアを消費するんだ。カードの左上に数字が書いてあるでしょ?その数だけリザーブからコアを消費して召喚する」
その言葉に続けて恭介が説明する。
「消費されたコアはトラッシュと呼ばれる場所に行く。そしてここからが大事なんだが、コアってのは命の源とも呼ばれている。このコアがなければスピリットは存在を維持できない。よって…」
恭介のその言葉の間に、理樹はリザーブにある残り一つのコアを《ブロンズ・ヴルム》の上に置き、そして言葉を続けた。
「維持コストとして《ブロンズ・ヴルム》にコアを一つ置くよ。カードの下にあるLvの左、六角形の中に書かれてある数字が維持コストだ。バトスピはこうやってコアを消費、動かしながらカードをプレイして遊んでいくゲームなんだよ」
「わふー…結構複雑そうですー…」
早くも目が回り出しそうなクドを来々谷は抱きしめて宥めるように言う。
「なに、数回やってみれば覚えられるだろう」
「ともかく今は、直枝さんや恭介さんの説明を聞きましょう…」
その西園の言葉にうなづく一同。
「といっても、先行はアタックステップを行えないからこのままエンドステップに。このエンドステップではカードの効果の処理とかが入るよ」
次、恭介のターンだよ、と言いつつ理樹はターンエンドを宣言した。
「じゃ、ここからが俺のターンだな。スタートステップ」
そして始まる恭介のターン。
「コアステップ。先程の理樹のターンでは行えなかったがここからは毎ターンお互いのプレイヤーは必ず行なう。ボイドからコアを一個リザーブに置く」
そう言いながら恭介はコアを一個ボイドからリザーブに置いた。
「そしてドローステップ。リフレッシュスキップはスキップしてメインステップだな」
デッキからカードを一枚ドローした恭介はそう言いながらちらりと手札を見る。
「行くぞ。俺は《ブレイドラ》をLv1で召喚。こいつの召喚コストは0なのでそのまま場に出す。そしてLv1の維持コストとしてリザーブからコアを一個《ブレイドラ》の上に置く」
そう言いながら恭介は手札の《ブレイドラ》を場に出し、コアを一つ置いた。
「ついでにスピリットカードに書いてある情報を説明しておこう。上から順にな」
そう言うと恭介はスピリットカードのことを説明した。
内容はこうだ。
・左上の数字:召喚コスト
・テキストボックス内:維持コスト、BP(攻撃力)、効果テキスト
・右下:そのスピリットが持つシンボル
「とまぁ、こんな感じだ。BPとシンボル、効果テキストはバトルで重要な役目を持つからな。尚、今回の《ブレイドラ》のように効果テキストを持たないスピリットはバニラスピリットとも呼ばれる」
続けるぞ、と言って恭介は一枚のカードを場に出した。
「そして手札からマジック、《リバイブドロー》を使用する。マジックっていうのは使い捨てだが強力な効果を持つカードのことだ。発動にはコストとしてコアを消費する」
そう言うと恭介は《リバイブドロー》の発動コストとして3つのコアをリザーブからトラッシュに置いた。
「あれ、恭介さん。3つしかコア使ってないよ?そのカードの左上、コストの部分に4ってあるのに」
間違えた?と小毬が首をかしげる。
すると恭介はこう答えた。
「バトスピの要素には"コスト軽減"っていうのがある。例えばこの《リバイブドロー》、コストの隣に赤のマークが1つあるだろう?これが軽減できるシンボルの色と数だ。次に場を見てみろ。今の俺の場には《ブレイドラ》がいるな?」
恭介は視線をそこに集めるように、《ブレイドラ》の右下、シンボルの部分を指さした。
「《ブレイドラ》は赤色のシンボルを一つ持つ。よってこのシンボルの分、《リバイブドロー》のコストを肩代わりしたってことだ」
「なるほどー。ということは沢山スピリットを並べればその分少ないコストでマジックが使えるってことなんですね」
納得したような声を上げる小毬。
「軽減にも限度はあるがな。ということで《リバイブドロー》の効果だ、カードを二枚デッキからドローするぜ」
そう言いながらデッキから2枚ドローする恭介。
「え、ちょ、二枚も手札が増えるんですかい!」
それを見た葉留佳は驚きながら言う。
「なるほど、使い捨てだから強力というのは本当のことらしい」
そんな葉留佳の隣で納得する来々谷。
そんな中恭介はさらにゲームを続けていく。
「そして今引いた《戦竜エルギニアス》を召喚だ。こいつは召喚コストが1だが軽減に赤があるのでコスト無しで召喚できる。Lv1だ」
恭介は場に《戦竜エルギニアス》を置き、維持コストとしてコアを一個置く。
「そして、アタックステップに入るぞ。まずは《戦竜エルギニアス》でアタックだ!」
そう言うと恭介は縦置きにしていた《戦竜エルギニアス》を横向きにした。
「アタック宣言したスピリットは横向きにする。これを疲労状態と呼ぶ。さぁ理樹、どうする?」
恭介の問いに理樹は自分の場の《ブロンズ・ヴルム》を横向きにしながら言った。
「説明も兼ねてブロックするよ。《ブロンズ・ヴルム》でブロック。ここでブロックの説明だね。ブロックするときもアタックと同じでブロックさせるスピリットを横向き、すなわち疲労状態にするよ。基本的に疲労状態になったスピリットは攻撃や防御に参加できないから覚えておいてね」
その説明の後に恭介が続けた。
「両方のアタック宣言、ブロックの宣言が終わったらバトルの解決処理を行なう。スピリット同士のバトルはBPを比べて勝敗を決める。今回の場合俺の《戦竜エルギニアス》のBPは1000、理樹の《ブロンズ・ヴルム》のBPは3000なので理樹の《ブロンズ・ブルム》が勝利した」
そう言うと恭介は《戦竜エルギニアス》の上のコアをリザーブに置き、《戦竜エルギニアス》をトラッシュに置いた。
「破壊されたスピリットはトラッシュに、その上に乗っていたコアはリザーブにそれぞれ置かれる。ちなみにBPが同じだった場合は相打ちとなって両方のスピリットが破壊される。だが、俺にはまだ《ブレイドラ》が残っている。《ブレイドラ》でアタックだ」
そう言って恭介は《ブレイドラ》を疲労させる。
「ありゃ、さっきブロックしたから理樹君の場にはブロックできるスピリットがいなくなってる」
その葉留佳のセリフに理樹が答える。
「うん、ガードできない時、またはしない時にはこう言うんだ。…ライフで受ける!」
そう言いながら、理樹は自分のライフ上のコアを一つリザーブに置いた。
「ライフで受けるときの処理を説明するよ。アタックしたスピリットのシンボルの数だけライフ上のコアをリザーブに置くんだ」
その理樹の説明の後にテンションが上がってきたらしい恭介は言った。
「こうやって自分のライフを守り、相手のライフを削っていく。先に相手のライフを0にしたほうが勝ちとなる。それがバトルスピリッツだ!」
恭介の言葉に周囲から「おおー」という声が上がる。
「これは、ふむ、確かに面白そうですネ」
「わふー、俄然興味が沸いてきたのですー!」
「うむ、戦略性が重要となってくるのだな。おねーさんワクワクしてきた」
「難しい分考える楽しさというのがありそうです」
「うん、見てるのも遊ぶのも楽しそう~」
未経験者組には好評のようで、それを見た経験者組は嬉しそうに見ていた。
「他にもフラッシュタイミングとかがあるが、それはおいおい覚えていけばいいだろ。みんなが興味を持ってくれたようで嬉しいぜ」
「うん、カードゲームはたくさんでやるほうが面白いからね」
恭介と理樹が顔を揃え微笑む。
「それで恭介、これからこのカードの山を分け合うにあたって、色とかの説明はしたほうがいいんじゃないか?」
という謙吾の言葉に、おおそうだったと相槌を打つ恭介。
「とりあえず、みんなやることはほぼ決定でいいよな?それじゃ、カードの色について説明してくぞ」
その恭介の言葉に全員が「はーい」と声を揃えて返事をする。
「カードには色が定められている。赤、青、黄、白、紫、緑だ。それぞれに特色があって戦術も大きく変わる。順に説明していくぞ」
そう言って恭介は説明していった。
内容はこうだ。
・赤:ドローと相手スピリットの除去に長ける。しかしコアの管理に難有り。
・青:デッキ破壊に長ける。
・黄:マジックサポートに長ける。BPは低めだがそれを補うように強力な効果を持つものが多い。
・白:防御に特化した効果を多く持つ。ドローに乏しいので展開力に難有り。
・紫:相手の場のコアを操作するのに長けている。手札が増えやすいのも特徴。
・緑:使用可能なコアを増やすコアブーストに長けている。相手を疲労させたりといった妨害技も得意。
「とまぁこんな感じだ。ちなみに単色で組むのがわかりやすいが赤と白といった混色で組んでももちろんオッケーだ。この自由度の高さもバトスピの特徴だな」
「とりあえず、箱の中のカードでこれを中心に組みたいって思えるカードを探してみればいいんじゃないかな?中心となるカードを決めれば自ずとデッキはできてくるよ」
そう言う理樹の言葉に、全員の視線がダンボール箱に注がれる。
「なぁ、俺たち経験者組も使っていんだよな、ダンボールの中身」
その真人の質問。
「もちろん。何しろ大量にあるからな」
その質問に真人と謙吾はヒャッホゥ!とハイタッチ。
「それじゃ、みんなで見てみよう!」
その理樹の掛け声とともに、みんなが「おー!」とダンボールの中身を開け、カードをチェックし始めた。
ということでチュートリアルはおしまい。
恭介と理樹のデッキは今回のカードで予想できる人はできるのでは?
シークエンスや色の説明はダラダラセリフで書かないで箇条書きにしてみました。
正式なバトルが開始されたらコアの動きなんかも書いたほうがいいのかなぁと思います。
次回は残った説明と誰がなんのデッキを使うのかを書きたいのですが、西園さんだけ決まってませんorz
誰かいいアイデアくださいorz