リトバトスピ!   作:東雲楓

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ということで2話スタートです。
デッキ構築編ですのでBパートで終わりかな。

そして、カードプールなのですが。廃部寸前の野球部の遺産に最新弾が含まれているのはおかしいので剣刃編までで序盤は進んでいきます。

イコール、アルティメットなし。

少しだけ懐かしいバトスピを楽しんでください。


2話A「デッキを作ろう」

 

リトルバスターズの面子がバトルスピリッツに出会った翌日。

外は晴れ間が広がっていたが先日の雨でグラウンドコンディションは悪く、とても野球をすることはできなかった。

よって…。

 

「ということで、第一回バトスピ講座を始めたいと思う!」

 

野球部の部室ではバトスピ講座が、恭介の主催で始まっていた。

どんどんぱふぱふー!と盛り上がる一同。

 

「今回の講座はデッキの構築についてだよ」

 

どうやら恭介の補佐に回っているらしい理樹がホワイトボードに『デッキについて』と書きながら言う。

 

「といっても、やるのはアドバイス程度のものだ。皆には固定観念にとらわれず自由なデッキを作ってもらいたいからな」

 

そういう恭介の言葉に理樹は続ける。

 

「ただ、ある程度のセオリーみたいなものを知っておかないと作る時に困ると思うからね。じゃぁ早速始めようか、皆は昨日僕が言ったデッキのルール覚えてるかな?」

 

その理樹の質問に対し、葉留佳は手を挙げながら言った。

 

「はいはーい、枚数は40枚以上。同じ名前のカードは3枚まで、だよね!」

 

その回答に理樹は頷くと言葉を続けた。

 

「うん、正解。デッキは40枚以上で同名カードは3枚まで。ここで早速1つ目のセオリーなんだけど、デッキ枚数は限りなく40枚のほうがいい。多くても42枚ぐらい」

 

キュキュー、と理樹はホワイトボードに『デッキの枚数は40~42枚』と書きながら理樹は続ける。

 

「これは、手札に使いたいカードを呼び込む確率を上げるために、極力デッキの枚数を減らしたほうがいいっていうことだね。入れられる同名カードは3枚まで、ということは60枚より40枚の方が手札に来る確率はグンと上がるってこと」

 

その言葉に来々谷が口を挟む。

 

「ということはだ、少年。使いたいカードは極力3枚デッキに入れたほうがいいということだな?」

 

その来々谷の言葉に、理樹はうん、と頷く。

そしてキュキューとホワイトボードに『メインのカードは2~3枚入れる』と書いた。

 

「来々谷さんの言うとおり、使いたいカードは極力3枚入れるのもセオリーだよ。ただ、バトスピにはコストっていう概念があるから、2枚に抑えちゃうのも選択肢だね」

 

そう言うと理樹は机の上にコスト7のカード《太陽神龍ライジング・アポロドラゴン》を置いた。

 

「例えばこのカード、とても強力だけどコストは7だから初めから出せるわけではないよね?3枚入れて手札に来る確率を上げるのもいいけど、あえて2枚に抑えてドローマジックでドローしたり特定のカードで探したりするってのも1つの選択肢だ」

 

そして恭介が続けた。

 

「ここらへんは個人のさじ加減になる。3枚入れるか、2枚にするか、はたまたデッキを信じて1枚にするかだ。ただ、メインで活躍させようとするスピリットほどコストが重たいものが多いから、それを入れすぎると序盤何もできなくなる」

 

「そこでもうひとつのセオリー、コスト3以下のスピリットカードとコスト4のマジックは10枚以上にする。10枚以上ってことはデッキの約25%だ」

 

続けた恭介の言葉に理樹がさらに続ける。

 

「これはゲームスタート時の手持ちのコアが4つなのに起因するよ。コスト3のスピリットカードならLv1で出せるし、その代わりにコスト4のマジックも発動することができる。こうやってコアを余らせないというのはとても重要。もちろん、カウンター狙いで何もせずターンエンドという選択もあるけど、それでも低コストのスピリットはいれておくほうがいい」

 

キュキュー、と理樹がホワイトボードに文字を書く間に恭介が更に付け加える。

 

「これは昨日説明したコスト軽減の面においても重要な役割を持つ。基本このゲームは低コストのスピリットを並べてから高コストのスピリットを出すのが基本戦術だからな。コアはリザーブとフィールド上からならどこからでも調達が可能だから、極力はリザーブにコアを残さないようにするのがいい」

 

これはプレイングだけどな。と言って恭介は説明を終える。

それを見計らって理樹が続ける。

 

「と、ここまで説明してきたわけだけど…質問はあるかな?」

 

その理樹の問いに、わふーと手を挙げたのはクドだ。

 

「えっと、こあは自由に動かせるのですか?」

 

その質問には恭介が答えた。

 

「ああ、コアはリザーブとフィールド上のスピリット、ネクサスから自由に使うことができる。スピリットやネクサス同士でコアの移動も可能だ。具体例を示してみよう」

 

そいうと恭介はダンボール箱の中から数枚のカードを見繕って机の上に置いた。

《太陽石の神殿》と《リザドエッジ》。

そしてそれぞれにコアを1つずつ置く。

 

「例えばこうやってネクサスとスピリットが場に出ているとする。今ネクサス《太陽石の神殿》がLv2で《リザドエッジ》がLv1だ。これを…」

 

恭介は《太陽石の神殿》の上のコアを《リザドエッジ》に置く。

 

「こうすることができる。これで《太陽石の神殿》がLv1にダウンしたが《リザドエッジ》がLv2にアップしたことになる。こうやってコアを移動することはメインステップの間なら常に可能だ。後はフラッシュタイミングなんかでマジックを使用するときもスピリット、ネクサスの上からコアを使用することができる」

 

その恭介の説明に、ただしと付け加えて理樹が続けた。

 

「こうやって移動や使用した後に、スピリットの上のコアがなくなったら"消滅"と言ってトラッシュに行く事になるから注意が必要だよ。不足コストを確保するためにスピリットを犠牲にする。それもひとつのプレイングではあるけどね」

 

かの激突王みたいに、と小声で呟きながら理樹は説明を終える。

 

「わふー、ありがとうなのですー!」

 

クドは納得がいったように感謝の言葉を言った。

そのあとは特に質問もなかったので、再び解説が始まった。

 

「さて、ここまでセオリーについて説明してきたわけだけど、最後にデッキの比率について少しだけ説明するよ」

 

そう言うと理樹はキュキューとホワイトボードに『スピリットは20枚前後入れると良い』と書いた。

 

「さて、デッキの比率なわけだけど。ともかくスピリットを展開して行くことが重要なので、スピリットカードは大いに越したことはないよ。スピリットは攻撃や防御の要だからね」

 

さらに恭介が続ける。

 

「逆に言えば、スピリットの枚数を20枚前後ならあとはネクサス、ブレイブ、マジックの比率は自由ということになる。スピリット重視で殴り続けるデッキもよし、マジックやネクサスを多用して戦況をコントロールするもよしだ」

 

そして最後に理樹が締めくくった。

 

「これからデッキを構築していくわけだけど、最初はどうしていいかわかんないと思うから、そこは経験者組に遠慮なく聞いてもいいよ」

 

その言葉にはーい、と頷く一同。

 

「よし、それじゃぁ早速デッキ作ろうぜ!」

 

と真人が声を上げる。

 

「お前の場合は改良、だがな」

 

その隣でため息をつきながら言う謙吾。

 

「お、そうだ。俺もデッキ組まなきゃな」

 

そういう恭介に理樹は首をかしげる。

 

「あれ、恭介はデッキ調節するぐらいじゃなかったっけ?」

 

「いや、昨日天からのお告げが来てな、もう一つデッキを組むことになった」

 

その恭介の言葉に鈴がなんじゃそりゃ、と返す。

にわかに活気づく部室。

 

「よしそれじゃ、デッキ構築ミッション、スタートだ!」

 

その恭介の言葉にリトルバスターズ一同はおー!と拳を高く上げた。

 




ということでAパート。
次はデッキ構築の風景です。

恭介の持ちデッキが2つになります。先ほど決まりました(ぉぃ

さて、イメージできる方は2つのデッキをイメージしてみてください。

2話は前書き通り次で終わりです。3話からバトルが混ざります。
もうちょっと、もうちょっとだけつづくんじゃよ。
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