リトバトスピ!   作:東雲楓

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ということでBパート。全体的に短いです。
これならAパートに組み込んでも問題なかった…いえ、言い訳ですね。
文才が欲しい。


2話B「絶甲氷盾!絶甲氷盾はどこだ!?」

黙々とカードを漁るリトルバスターズの面々。

あーでもないこーでもないと騒ぎ立てている中で、各々のデッキ構築は進んでいく。

 

「ふむ、いろいろ考えては見ているが、最初から多色はちと怖いな」

 

その来々谷のセリフに西園が賛成の意を唱える。

 

「そうですね、最初は多くて2色まで、でしょうか……えと、あ、ありました」

 

西園が目当てのカードを見つけたらしくそれを手に取る。

 

「しかし、ちゃんと各色ごと、各種類ごとに分けられていたからカードが探しやすいな」

 

そう言いながら白のマジックのカードの束を掴む恭介。

 

「えっと、《絶甲氷盾》は、っと……。あれ、ないぞ」

 

何度も見直す恭介。

 

「ああ、必須カード枠はこっちみたいだよ、恭介」

 

そういうと、机の端に置いてある束を指す理樹。

 

「おお、サンキュ」

 

感謝の言葉を述べその束を取る恭介。

そしてざらら、とカードを見て、目当ての《絶甲氷盾》を3枚取り出す。

 

「あぶね、残り3枚だった…というか、この様子だと一応全員に配布されたのか?《絶甲氷盾》」

 

その恭介の疑問に健吾が答える。

 

「ああ、使うにしろ使わないにしろ、どのデッキにも入るであろうカードは全員に3枚ずつ配布されている」

 

経験者で既に持っているやつ以外はな。とさらに付け加えた。

 

「んー、しかし迷っちゃうねぇ」

 

「小毬ちゃん、これなんかどうだ?」

 

「姉御姉御ー!」

 

「ええい、うっとおしい」

 

「能美さん、このカードについてなんですが」

 

「わふー!これは便利なのですー!」

 

きゃいきゃい騒いでいる女子一行。

 

「なかなかにあの輪の中に入ることはできねぇな…」

 

その光景を隅で見ていた真人はいう。

 

「ああ、あの輪の中に入っていける男子は理樹くらいのものだろう」

 

そして続ける謙吾。

 

「ええっ!?僕でも無理だよ」

 

否定する理樹の肩にぽむ、と恭介の手が置かれた。

 

「そんなことはない、理樹は男の娘だからな」

 

「ど、どういうわけさそれ!?」

 

訳がわからないよ!という理樹に、はははと男子連中の笑いが部室に響く。

 

「あっちはあっちで楽しそうですネ」

 

「ふむ、青春だな」

 

「直江さんを中心とした…これはアリです」

 

「わ、わふー…西園さんがなにやら悶えているのですー」

 

「こういうのってなんだか楽しいね、鈴ちゃん」

 

「男連中はどうでもいいが、確かに楽しい」

 

とは女子連中。

こうしてしばらくの間、デッキ作成は続いた。

それからしばらくの時間が経つ。

そろそろデッキが出来上がってくるかもしれない時間。

 

「うん、できたよー」

 

最初に声を上げたのは小毬だった。

 

「できたのか、小毬ちゃん」

 

そう言う鈴に小毬はうん、と頷く。

 

「最高に可愛くて幸せなデッキだよー」

 

ほええんとした笑みを浮かべながら言う小毬。

それに対して鈴が言う。

 

「それじゃ、あたしとバトルしないか?小毬ちゃん」

 

その鈴の言葉に小毬は笑顔で返す。

 

「うん、やろやろー!って、あれ。鈴ちゃんはデッキの調整とかしてないの?」

 

その疑問に鈴はデッキケースからデッキを取り出しつつ答える。

 

「一回戦ってから問題点を洗い出す」

 

と言った。

流石にカードゲーム経験者らしい意見である。

そんなやり取りの中でささっと机の上を片付けセッティングしていた理樹。

 

「こっちは準備できてるよ」

 

と、二人をセティング済みの机に案内する。

二人はそこに座り、デッキをシャッフルして指定の場所に置いた。

 

「小毬君と鈴君のバトルか」

 

「お互い手の内は知らない、けれど経験者の鈴さんが圧倒的に有利かもしれませんね」

 

「わふー!どっちも頑張ってくださいなのですー!」

 

「勝負は時の運、って言いますからネ。小毬ちゃんにも勝ち目はありますぜ」

 

デッキを組んでいた面子がそれぞれに観戦を開始する。

 

「初心者だからって手加減は無しだ、小毬ちゃん」

 

「もちろんだよー。遊ぶときはいつだって全力、これが幸せへの第一歩だもんね!」

 

机を挟んで対峙する鈴と小毬。

それを見ていた恭介は理樹に言った。

 

「この勝負、どうなると思う?」

 

その恭介の質問に理樹は肩をすくめながら答える。

 

「どうだろうね、鈴のデッキは結構前の環境のデッキ、対して小毬さんのデッキは結構最近の環境のデッキなはずだよ。小毬さんの飲み込みの速さもあるから、結構いい勝負になるんじゃないかな?」

 

そんな理樹の言葉に恭介はそうか、と相槌を打つ。

そして一旦手をパン、と叩きこう続けた。

 

「それでは、これよりリトルバスターズの記念すべき初バトルを行なう!対戦カードは我が妹とその親友!白熱したバトルを期待する!バトルスタートだ!」

 

その掛け声を合図に鈴と小毬が声を揃えていった。

 

「「ゲートオープン、開放!」」

 

こうして、リトルバスターズ初のカードバトルが幕を開けた。




ということで、短くなりましたがこれで2話は終わり。
次回からバトルに入ります。

多分、デッキ構築時の心境等を入れればよかったのかもしれませんがそれだとデッキの中身うっかりバラしちゃいそうでやめました。

全員のデッキの中身が割れ次第そういうシーンは入れていこうと思います。

さて、次回はバトルです。
簡単なコアの移動、バーストの有無程度はターンごとに以下のように表示しようと思います。

■理樹 手札:4 ライフ:5 リザーブ:4 トラッシュ:0 バースト:無

あとはカード効果はそのカードが登場した時に簡易的なものを載せる予定です。

では、また次回。
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