今のところ初見ボス再挑戦回数トップは多分ルビコプター。
操作に不慣れな中で戦わされるのが本当に地獄。密航リプレイは数回やったけど一回もてこずってないし。
逆に最小…というか一発突破はジャガノとデスぼっくり。
『アタシらRaDは、来る者は拒まないのがモットーだ!精々歓迎するよ…!』
広域放送の人物がそう告げるやいなや、あちこちからMTらしき機体がゾロゾロと出てくる。ルビコンで広く流通しているというBAWS製のモノを改造したと思しきシンプルな見た目のものから、円柱状に変形する奇妙な形のモノまで色々と。
それらに搭乗しているのも皆ドーザーのようで、ボス──恐らくは広域放送の人物に戦果を献上しようと襲いかかってくる。
「………分かった!そんなに戦いたいなら受けて立つよ!この"ハウンドの鬼神"がね!!」
私は
だってそうだろう。討伐対象でもない、追加報酬も出ない小型アラガミがしつこく付き纏ってきて本来のミッションを邪魔されまくったら誰だってブチギレるだろう。"ブラッド"隊長謹製のメテオバレットぶち込んでやるぞコラ。ともかく、私はそんな勢いでRaDとかいう組織の"ボス"とやらに喧嘩を売ってやった。
『へぇ〜。鬼神とは大きく出たね!アンタ達!そいつを墜とせたら報酬はたんまり弾んでやるよ!』
「「「うおぉぉぉーっ!!」」」
あちらも殺る気満々らしい。いい覚悟だ。
「まずは挨拶!」
右肩の4連装ミサイルで4ロック。これで雑多なガードメカを少しでも減らす。
「隙ありッ!!」
ズバンッ!!!
「うわぁっ!?」
「ボっ、ボスーっ!!」
隙を見せたMT部隊へ飛び込み、左腕レーザーブレードに登録されていた
これが集団で対抗しようとしていたRaDのMT部隊に見事ぶっ刺さり、複数機まとめての排除に成功する。
続けて、不意を突かれて慌てていた円柱状のMTにはNACHTREIHER脚部の垂直跳躍性能を活かして上空からLUDLOWの攻撃を浴びせてやり、機体の姿勢制御システム「ACS」が負荷限界になった所を狙って冷却の終わっていた溜め無しレーザーブレードで一閃。
神経接続によるマニュアル操作を使い、レーザーブレードで敵機を喰い破るように切り裂いてやれば、防御力が高かった円柱状MTとはいえあっさりと撃沈する。
『うちのトイボックスをこうもあっさりやるとはね…面白いね!ビジター!』
あの円柱状MTはトイボックスという名前らしい。確かに滑稽な見た目の割りに一般に流通しているMTより性能が高かった。さしずめびっくり箱といった所か。
「さぁ次は誰?!いつでもいいわ!」
『やる気みたいだね!それならアタシらも相応の歓迎をしてやろうじゃないか!進みな!』
ボスが放送でそう言うと、近くでシャッターが開き始めた。そこから進めということだろう。
[リペアキット 残数2]
私は、傷が増えつつあった機体をリペアキットで修復し、先へ進むことにした。
「ヒャッハー!!ボスからの特別報酬は俺のモンだぜぇっ!!」
「撃て撃て撃てぇ!ヤツを蜂の巣にしてやれぇ!!」
「なんのッ!いくら来ようが!!」
「「「ぐわぁーーーっ!!」」」
自分の命が相当に軽いらしいドーザー達が我先にと突っ込んできて、次々とレーザーブレードの錆になって行く。
機体をクイックブーストで左右に振って、狙いが付けられなくなった所へレーザーブレードをMTの脳天へ
レーザー発振器そのものを叩きつけられたMTは装甲など無かったかのように蒸発する。
モーションパターンとマニュアル操作の使い分け。これが、今の私の戦い方だ。
『随分面白い戦い方するじゃないか!もっと見せて欲しいね!』
「いいよ!いくらでも見せてあげる!」
「「「ギャアァーーッ!?!?」」」
この後何が控えてるか分かったもんじゃないので、弾は節約する。LUDLOWをガードメカに使う時は余裕があればなるべく指切り撃ちを心掛け、時には
問題が片付いたら弾薬費や修理費はRaDのボスへ請求するつもりだが、あくまでドーザー。信用はしない。
そして、暴れ回りながらグリッドを進んでいくと、巨大なゲートのある区画まで辿り着いた。
『この先にはアタシからの"歓迎の品"を用意してある。さ、行きな!』
「歓迎の品、ねぇ…。分かった。受け取っておくよ」
ボスの声から感じる不穏さに気を引き締めつつ、私は開かれたそのゲートをくぐった──
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フィ-ッ!フィ-ッ!
『爆撃は上昇で回避しろ。地上では巻き込まれるぞ』
「うえにとぶ!」
617がグリッド086で暴れ回っていたその頃。
621は汚染市街で大型武装ヘリとの大激闘を演じていた。
機体下部に備え付けられた2基の4連装ロケット砲が火を噴くが、ウォルターからのアドバイスを受けた621はそれらを事も無げに回避する。
両翼下部のミサイルも追尾こそすれど空中にいれば爆発に巻き込まれないということに変わりはなく。
大型武装ヘリは、621という相手に対し攻めあぐねていた。
「………ウォルター。ライフルはきいてないみたい」
『防御力が高いようだな』
だが、621もまた少しばかり攻めあぐねていた。
右手のライフルと右肩のミサイルが思ったほど効いていないのだ。
あれほどの巨体なだけあって航空兵器としては
『ブレードを試してみろ。アサルトブーストを活用すれば近付くのは容易いはずだ』
「ためしてみる」
しかしそこでウォルターのアドバイスが光る。
「あてる!」
621は武装ヘリが空中で速度を緩めたタイミングでアサルトブーストを起動、ターゲットアシスト機能を活用してブーストの進行方向をヘリコプターのコクピット部へ固定する。
ズバァンッ!!!
機銃による攻撃を機体の
『よし、効いているぞ。畳み掛けていけ。621』
その結果、一つの事実が明らかになる。
"大型武装ヘリはエネルギー兵装に弱い"
これにより、取るべき戦法が決まった。
ライフルとミサイルを使って相手のACSに負荷を掛けつつ隙を伺い、ACS負荷限界──スタッガーに陥った瞬間を狙ってパルスブレードを叩き込む。
これ以外に無いだろう。
「ウォルター。ヘリのました、あんぜん」
『そのようだな。武装の死角を突いていけ』
その上で、621が武装ヘリの新たな弱点を見つけ出す。
それは、ヘリの真下がこれでもかというほど安全という事。
勿論ヘリは移動して敵を射角へ収めようとはするだろうが、これほど大きな死角というのは間違いなく敵に付け入られる隙になる。ましてや、それが621相手では──
「これでとどめ!」
ザンッ!!ザンッ!!!
パルスブレードがついにコクピット部を喰い破る。
操縦者を失った大型武装ヘリは機体が限界を迎え、大爆発を起こして散っていった。
『惑星封鎖機構大型武装ヘリの撃破を確認した。仕事は終わりだ。621』
後半、武装ヘリは殆ど621に手玉に取られていたとか。
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一方その頃。617はというと。
「
『どうしたんだい?"ハウンドの鬼神"さん?!』
「ボスはちょーっと黙ってて下さい!」
同じように大型兵器に挑まされていた訳だが、こちらはこれでもかというほど苦戦させられていた。
その大型兵器「EC-0804 スマートクリーナー」は、作業用MTを改造して作られたという自律兵器で、ハサミの代わりに金属破砕用の超大型ライオンシュレッダーを持ち、貝殻の代わりに製鋼用の溶鉱炉を背負ったヤドカリとでも言えばいいのか、珍妙な見た目をした意味の分からない大型兵器だった。
ACだろうと巻き込まれれば一巻の終わりなシュレッダーを巨体を活かして豪快に振り回し、溶鉱炉からはまるで火山の噴火のようにドロドロに溶けた鉄を放出する、これまた意味の分からない攻撃を繰り出してくるうえ、その役割故か全身がガチガチに硬いという特徴まで備えている。
「弱点!弱点がどっかにあるはず!」
617は残弾数が怪しくなってきたLUDLOWを指切り撃ちしながら手応えのある場所をさがしていく。
ゴボボボボッ!!!
「くっ…」
しかしクリーナーもまた敵機を殲滅しようと溶鉱炉から鉄を噴出させる。
ガキンッ!
ガキガキガキンッ!!
「どこだ…どこが弱点だ?」
数発弾を撃ち、その手応えを探る。
617は
ガキンッ!
ガキンッ!
ダァンッ!!
ガキンッ!
「!!」
そして、ようやくそれを見つけた。
「しかしまぁ…分からなくもないというか…凄い場所が弱点だね」
マトモに弾が通ったのは、恐らくは溶かした鉄を出し入れする際に使われるであろう口のような部位と、先程から散々溶けた鉄を放出している煙突の中。
どちらも攻撃に巻き込まれるリスクの大きい、あまりにも危険な弱点部位であった。
「でも!弱点が分かればやりようはあるッ!」
617は吠えた。これなら行ける、と。
今までどれだけアラガミの攻撃を掻い潜っただろうか。今までどれだけ弱点に斧月を叩き込んだことだろうか。
第一部隊隊長に「騎士真針が足りない」と付き合わされ、一体どれだけボルグカムランの尻尾をへし折り口の中を狙撃したことだろうか。
ブラッド隊長に「遺された神機回収手伝ってくれ」と言われて、果たして何回ウロヴォロスの顔を超長距離弾でブチ抜いたことだか。
そんな嫌になるような経験が、617の力となる。
「当てるッ!」
ズガガガガンッ!!!
ブースト用のエネルギーを補充し、617が飛んだ。
LUDLOWの1マガジン30発分の殆どが煙突に吸い込まれ、マニュアルロックの右肩ミサイルが追撃として叩き込まれる。
ガァンッ!!
[
ついにクリーナーがダウンした。
「これで決める…!」
思い描くは、かのブラッド隊長が誇るショートブレード最強のブラッドアーツ「アストラルダイヴ」。空中からエネルギーを溜めた刺突を放ち、敵の弱点に大ダメージを与える奥義。
それを、今ここで。
レーザーブレードをマニュアル操作へ移行。空中でクイックブーストを吹かしてクリーナー前面上空へと移動。ターゲットアシストを起動し照準をクリーナーの弱点へ。そして、エネルギー供給量を120%まで引き上げたうえでチャージを開始。狙うは口内ただ一点──
「散りなさいッ!!!」
それは、あまりにも綺麗にスマートクリーナーの弱点を撃ち抜いた。叩き込まれたレーザーが内部機構を破壊し、一瞬で機能停止へと追い込んだ。
結果、クリーナーは爆発すら起こすことなく沈黙。
617はグリッド086を見事攻略してみせたのだった。
[AP 残り662]
[右手武器 残弾60]
[右肩武器 残弾8]
[リペアキット 残数0]
「………疲れた…」
『あっははは!参った、参ったよビジター!アタシらの負けだ。これ以上アンタとやり合うのは得策じゃないみたいだね』
RaDのボスはその結果に大いに笑った。見事だった、と。裏のない良い顔で笑った。
『そこで一つ。アンタと取り引きがしたい』
そして、何食わぬ顔でそう切り出した。
「何が目的?」
当然617はこう返す。
『アンタを一時的にRaDで雇わせて貰いたいのさ』
「…私には"
で、ボスのその一言で更に不機嫌になり──
『ところがね、この話はアンタの飼い主からの依頼なんだ。
うちの猟犬が近くに落ちたみたいだから、見つけたら拾ってしばらく面倒を見てやってくれないか、ってね』
「え?は?ボス…ウォルターと知り合いなの?」
『言ってなかったかい?ウォルターとは古い知り合いさ。
今頃は汚染市街でライセンスを漁ってるんじゃないかね?』
続く言葉で一転混乱の渦に落ちたのだった。
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『どうだい?ウォルター。そっちの調子は』
『621用の傭兵ライセンスを確保した。617はどうだ?』
『流石はアンタの猟犬ってとこだ。面白いものを見させてもらったよ。ライセンスの件は任せておきな。617の分はこっちで用意しておく』
『すまない。助かる』
『今そこに621は居ないのかい?』
『あいつは今、機体アセンブルについて目を通しているところだ。617の影響もあって色々考え込んでいる様子だったが…もう少しで戻ってくるだろう』
『そうかい。617が621の事を心配してたよ。戻ってきたら通信を掛け直しな。ビデオ通話でもさせてやればきっと喜ぶんじゃないかい?』
『そうだな。準備しておこう』
617ルートだと初ボスがクリーナー。
この機体構成で勝てるのかは不明。
○マニュアル操作
ゲーム内に無い動きが出来る。
基本的に神経接続が可能な強化人間専用の機能。ブーストキックとかマニュアルエイムとかもこの辺に入ってるんじゃないかな。真人間でも簡単に使えるようにしたのがOSチューニングな感じ。でもフロイトは素で使いこなす。