鬼滅の毒使い   作:科学大好き人間

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下呂君視点です。童磨戦は2話で決着予定です。


15話 毒使い、屈託なく笑う扇の鬼と鉢合わせする

「やあやあ、初めまして。俺の名前は童磨。いい夜だねえ。」

 

 

俺は鎹烏を産屋敷邸に向けて放ち、様子を伺う。

 

童磨と名乗った上弦の鬼は屈託なく俺たちに笑いかける。いや、俺じゃなくて城崎に対してか。

 

胡蝶から聞いた話だと、こいつは女を喰うことにかなりの執着があるらしい。恐らくそれで城崎に意識が向いているのだろう。

 

俺は苦笑いを浮かべ、おんぶ中の城崎に小声で語り掛ける。

 

 

「おい城崎。お前女の子だと思われてるぞ。上弦の弐から可愛いって褒められた感想はどうよ?」

 

「あはは・・・全然嬉しくないんだけど・・・しかもよりによって女ばかり食べる例のヤバイ鬼じゃん。空腹も相まって胃が痛くなってきちゃったよ・・・」

 

「ダメもとでお前の性別バラすか? もしかしたら見逃してもらえるかもしれないぜ?」

 

「アハッ! 全然笑えないんだけど! 下呂君、お願いだからちゃんと私のこと守ってよ。いや、ホント、マジでさ。」

 

 

俺らが小声で喋ってると、目の前の童磨と名乗った鬼がニコニコしたまま話しかけてくる。

 

 

「ねえねえ、俺も会話に混ぜてよ。仲間外れなんてひどいじゃないか。」

 

「ん? なんだ? 襲ってこないのか?」

 

「いやね、折角だからお話ぐらいしようよ。夜明けまでまだ時間があるし構わないだろう?」

 

 

意外だった。この前上弦の壱が出て来た時なんて、秒で襲い掛かってきたのに、こいつはそれどころか会話を求めてくる。

 

どういう腹積もりか知らねぇが、時間稼ぎになるから丁度いい。話に乗ってやることにした。

 

 

「お前、鬼にしては穏やかな性格してんな。どうせなら話に付き合ってやる見返りに俺たちのこと見逃してくれたりしないか?」

 

「あ~・・・それは無理。そんなことしたらあの御方に俺殺されちゃうし。でもそうだなあ、代わりに聞きたいことがあれば教えてあげてもいいよ?」

 

「ぬ!? ほんとか!? じゃあ早速なんだが・・・」

 

「下呂君、下呂君。私たちのこと殺そうとしている奴が馬鹿正直に質問に答えてくれるわけないじゃん。一旦落ち着いてよ。」

 

「む! そ、そうか・・・危うく騙されるところだったぜ。やっぱりお前嫌な奴だな。」

 

「え~・・・ひどくない? 俺まだ何も嘘ついてないのに・・・」

 

「じゃあ質問に答えろ。無惨の居場所はどこだ?」

 

「あ~、ん~、確か北海道に引っ越したって言ってたような~・・・」

 

「ぜってぇ嘘だろ!? やっぱりお前信用ならねぇ!!」

 

「いやいや、流石にあの御方にまつわる話したら俺殺されちゃうし・・・他の質問だったら教えてあげてもいいんだけど・・・」

 

「じゃあ、お前がこの場に一瞬で現れたのはどういう仕組みだ? お前の血鬼術か何かか?」

 

「ううん。違うよ? 俺の知り合いに頼んでこの場所に連れてきてもらったんだ。」

 

「知り合い・・・もしかしてそいつは鳴女っていう奴か?」

 

「ん? なんで鳴女ちゃんのこと知ってるの?」

 

「い、いや・・・寧ろ知らねぇから教えろ。そいつは一体どんな奴だ?」

 

「う~ん。詳細に教えたら鳴女ちゃんに嫌われるから肝心なことは言えないけど、綺麗な長い黒髪でいつも琵琶持ってる女の子だよ~?」

 

「琵琶? なんで?」

 

「さあ、あの御方に演奏してあげるためじゃない? 知らないけど。」

 

 

やはり鳴女という鬼が空間転移の血鬼術を使うことで間違いなさそうだ。

 

童磨の今の発言と、琵琶の音色と共に上弦の壱や弐が現れたことでそう確信できた。

 

 

「ねえねえ、俺については聞いてくれないのかい? 俺のことなら何でも教えてあげるよ?」

 

「言ったな? じゃあ教えろ。お前昼間はいつもどこで何してる? 朝日が昇ったら鬼殺隊にチクって全員で殺しに行ってやる。」

 

「わあ、怖いこと言うね。でも可愛い女の子を沢山連れてきてくれるのなら、教えるあげるのもやぶさかではないかもね?

 実は俺、こう見えても万世極楽教っていう宗教の教祖してるんだ。みんなを幸せに導くことが俺の役目・・・あ、そうだ! 何か悩みとかない? 困ってることがあれば何でも聞いてあげるよ。話してごらん?」

 

「そいつは有難てぇぜ。丁度今俺の目の前に、上弦の鬼が居て絶賛困り中なんだが、何とかしてくれねぇか?」

 

「あ~・・・ごめん。それは無理。」

 

「じゃあ悩み聞いてやるとか言ってんじゃねぇわ!!」

 

「下呂君、下呂君。落ち着いて。他にも何か教えてくれるかもしれないからダメもとで聞いてみようよ。」

 

「ぬう・・・しかし城崎・・・」

 

「わあ、君は仲良くしてくれるんだね! そっかあ、城崎ちゃんって言うのかあ。君も悩みとかあったら気兼ねなく話しておくれよ? ちゃんと相談に乗ってあげるからさ?」

 

「じゃあ早速質問なんだけど、貴方って鬼なのになんで教祖なんてしてるの? 鬼なんだから人のお悩み相談なんかしなくてもいいんじゃない?」

 

「よく聞いてくれたね! じゃあ教えてあげるよ! 俺の万世極楽教っていうのはね、実は苦しんでいる人たちを救済してあげるためにあるんだ!

 生きることはつらく苦しいことばかりで、誰もが死を怖がるから、だから俺が食べてあげるんだ。みんなは俺とともに生きていく。永遠の時をね。

 俺は信者たちの想いを、血を、肉を、しっかり受け止めて救済し高みへと導いてあげるんだ。そのために俺はずっと教祖を続けているんだよ?」

 

「え・・・ちょっと待って・・・つまり貴方・・・信者の人達のお悩み相談にかこつけてその人たちを喰い殺してるってこと・・・?」

 

「人聞きが悪いなぁ。救済してるって言ってるじゃないか? 俺が食べてあげた人たちはもう苦しまなくていいんだ。きっと皆は俺に感謝してると思うよ? 城崎ちゃんもそう思わない?」

 

「・・・ごめん、ちょっと何言ってるかわかんない・・・」

 

「そっかあ・・・城崎ちゃん利口そうな子だから俺の言うことがわかると思って答えてあげたんだけど・・・俺の言ってることがわからないなんて可哀そうな子だなあ。やっぱり君も救済してあげないとだめだね。」

 

「っ!!」

 

 

すると童磨は手持ちの扇を広げ始める。表情は一切変わっていないが、俺たちを殺す気満々なのは嫌でも伝わってきた。

 

 

「何だよ、結局俺達とのお喋りはもうしないってのか。散々悩み聞いてやるって言ってた癖によ。」

 

「だって仕方がないじゃないか。俺の言うことがわからないような残念な頭してるんだから。そのまま生きてても苦しいだけだよ? でも大丈夫。俺が救ってあげるからね?」

 

「生憎こっちはてめぇなんかと戦うつもりはねぇ。さっさとトンズラさせてもらうぜ。城崎が江戸前寿司楽しみにしてんだからな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

毒薬(トキシン) 【(まいあし)

 

 

 

 

 

 

 

俺は脚部敏捷性を向上させて、その場を大急ぎで立ち去った。

 

 

「城崎! 舌噛むなよ!?」

 

「あばばばば!」

 

 

俺の全速力に、城崎は負荷を受けて泡を噴きそうになってるが気にしてられない。

 

とにかく上弦の弐をスピードで置き去りにする。

 

仮に俺と同じくらい足が速かったとしても、最悪煙幕を焚けば視界と嗅覚を潰せる。そうすれば鬼だろうと追跡は容易じゃないはずだ。

 

あとは上弦の壱みたく煙幕に惑わされず追跡できる技能や血鬼術さえなけりゃ何も問題は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベベンッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ!!??」

 

 

数キロは走り去ったと思ったタイミングで、進路方向に突如ふすまが現れ、童磨が顔を覗かせた。

 

 

「残念! そこら中に鳴女ちゃんが放った目玉の分身がいるから、すぐに先回りできるよ?」

 

「・・・っざっけんなよ・・・!!」

 

「げ、下呂君・・・」

 

 

こっちは城崎を背負った状態なんだぞ・・・上弦の鬼と戦える訳ねぇじゃねぇか・・・

 

 

「俺も追いかけ回すのはつまんないからさ、大人しく戦ってくれると有難いんだけどなあ。」

 

 

奴は鉄扇を掲げて俺を見据えている。

 

 

「黒死牟殿や猗窩座殿が殺せなかった君の実力、折角だから見せてよ?」

 

 

 

やるしかねぇ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毒薬(トキシン) 【(みる)

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわっと!?」

 

 

俺は蹴りで足先ナイフを奴の頸に一閃する。しかし奴は半歩引いて頸の切断を防ぐ。

 

 

「君かなり速いね。今まで殺してきた柱なんて目じゃないくらいには。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー血鬼術 蓮葉氷ー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

童磨が扇を一閃すると、あたりに蓮華の花のような形をした氷が舞った。

 

俺は反射的に距離を取り、その様子を伺う。

 

 

「わあ、君本当に速いね! 俺の蓮葉氷微塵も吸わないで回避した人初めて見たよ?」

 

「これは・・・氷の微粒子か!?」

 

 

俺は視覚系の亢進薬のおかげで童磨が散布した氷の粒が見えていた。童磨の周辺を今も滞空している。

 

 

「悪い、城崎。暫く手 放すぞ?」

 

 

俺は手持ちの帯で城崎を自分の背中に括りつけて固定する。城崎は俺の動きで目を回していた。自力で俺にしがみつくのはもう無理だろう。

 

すぐに俺はコートからスプレー缶とライターを取り出し、童磨にそれらを向ける。

 

 

「ん? 何それ・・・って!!??」

 

 

俺は可燃性ガスを噴出し、ライターで着火する。すると前方を覆い尽くす程の豪炎が爆ぜながら迸る。鳴子がかつて変性血統で作り出した森の塵埃の巨人もこれで燃やし尽くしたことがある。

 

童磨は無理でも、周囲の氷の微粒子はこれで全て燃えたはずだ。

 

 

「ゲホゲホッ! なるほどね。君はいろいろと手品が使えるようだ。」

 

「お前こそ氷の血鬼術を使うみたいだな。なら火には弱いんじゃないか?」

 

「あ~・・・それね。結構勘違いされがちなんだ。」

 

「あ?」

 

 

童磨はくすくすと笑い声を漏らす。

 

 

「昔さ、入れ替わりの血戦を申し込んできた奴で炎の血鬼術使う奴がいたんだけど、君と同じこと言ってたよ。でもね・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー血鬼術 寒烈の白姫ー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「物量で押し切ったらあっさり死んだよ。君はどうだろうね?」

 

「っ!!??」

 

 

突如、出現した氷の女神像から凄まじい冷気の奔流が吹き放たれる。俺の放った豪炎は瞬く間に消され、周囲全てを凍り付かせんと辺り一帯を飲み込む。

 

 

「ふざけてんのか!? 広範囲すぎんだろ!?」

 

 

俺は退避するも、童磨は追撃の手を緩めない。

 

 

 

 

 

 

ー血鬼術 冬ざれ氷柱ー

 

 

 

 

 

 

「うおっ!?」

 

 

俺の頭上から雨のように氷の柱が次々と降り注ぐ。毒薬(トキシン)(まいあし)】×【(みる)】で何とか回避し続ける。

 

 

「あばばばば!」

 

「っ!! 城崎すまん!! 今だけは辛抱してくれ!!」

 

 

俺は何とか氷柱の雨を掻い潜り、必死に距離を取る。

 

 

 

 

 

 

 

ー血鬼術 散り蓮華ー

 

 

 

 

 

 

 

ダメ押しとばかりに童磨から紙吹雪のような氷の破片が放たれる。回避する隙間すら存在しないので、俺は再びスプレー缶から火炎放射して何とかやり過ごすが・・・

 

 

「背中ががら空きだよ?」

 

「っ!!??」

 

 

背後から声がして俺は反射的に蹴りを放ちナイフで一閃する。すると甲高い音がして闇夜に火花が散る。俺のナイフは童磨の扇で見事防がれていた。

 

 

「はい。おしまい。」

 

「ぐあっ!!!!」

 

 

俺は回避しようと下がるも、袈裟斬りの一閃を受ける。血しぶきが舞い、俺は傷口を抑えてそのまま膝を着く。固定していた帯が千切れ、城崎が俺の後ろで尻もちをついていた。

 

 

「っ!! 下呂君!!??」

 

「ハア・・・ハア・・・1000辛だな・・・」

 

「やっぱりね。君って呼吸使えないから止血とかできないんでしょ? あとはほっとくだけで死ぬかな?」

 

 

さっきまで目を回してた城崎が俺の安否を気にして声を荒あげる。

 

一方、童磨は扇子を広げ口元を隠し目を細めながら俺の瀕死の様子を悠々と眺めていた。

 

 

「うるせぇ。こんな傷、自作の止血剤塗ればすぐに・・・」

 

「そっか。じゃあ、治療される前に念のため君の頸は刎ねておこうか。後ろにいる城崎ちゃんとこの後二人きりでおしゃべりしたいし・・・ってうわっと!?」

 

 

俺はコートに仕込んだ無数の毒針を童磨に全力で投擲した。

 

 

「・・・こいつに手ェ出したら・・・億辛じゃ済まさねぇぞ・・・!!」

 

 

不意を突いたつもりだったが、奴は一瞬で距離を取って、ものの見事に全て回避する。

 

俺の必死の抵抗も童磨にとってはただの悪あがきにしかならなかったようだ。

 

 

「危ない危ない。君って確か藤の花の毒も使うんだよね? 妓夫太郎を殺した時の毒もあるだろうし、動きを封じられるのは気をつけなきゃなあ。」

 

 

俺は膝を着いたまま俯いてしまう。出血が酷い。加えて止血剤を塗る隙もねぇ。

 

童磨はじっと俺の様子を伺っている。はっきり言って、後ろにいる城崎を守りながらここから挽回する手立てなんて、はっきり言って思い浮かばなかった。

 

上弦の壱も相当やばかったが、こいつも厄介さで言えば見劣りしない程の敵だった。

 

俺がもう反撃してこないのを確認し、童磨はニコニコと笑って声を掛けてくる。

 

 

「諦めたかな? でもこれ以上苦しい思いをしなくてもいいんだ。大丈夫。君は特別に俺が救済してあげる。最期に何か言い残すことはあるかい?」

 

 

上弦の壱と言い、こいつと言い、遺言聞いてくれんのか。無駄に義理堅い奴らだな・・・

 

 

「・・・ハア・・・せめて城崎だけでも見逃してくれねぇか? こいつに腹一杯寿司食わしてやりてぇんだ・・・」

 

「下呂君!!?? 何言ってるの!? 諦めちゃだめだよ!!!」

 

「へ~、城崎ちゃんってお寿司が好きなんだね? いいよ。折角だから万世極楽教の寺院に連れてってあげる。その子が飽きるまでは贅沢三昧させてあげるよ。だから安心してお眠り?」

 

「頼む・・・城崎・・・お前はせめて・・・長生きしてくれ・・・」

 

 

俺は力なくそう呟いて目を瞑る。俺の耳元で城崎が必死に訴えているが、もうそれに反応してやる気力もない。血を流し過ぎたせいか意識が朦朧とする。

 

上弦の壱に殺されそうになった時と同じように、俺はそのまま微動だにせず最期の時を待った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー蟲の呼吸 蜻蛉ノ舞 複眼六角ー

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぐえっ!!」

 

 

突如、童磨を背後から急接近してめった刺しにし、そのままの勢いで俺たちを抱き抱え、走り去る人物が現れた。

 

 

「・・・え。」

 

「あ、貴方は・・・!!」

 

 

藤の花の香りが鼻腔を通り抜け、目を開く前に誰が来たのかを俺は悟ってしまう。

 

 

「胡蝶・・・なんで・・・」

 

 

蝶の羽織がたなびく様子が視界一杯に移った。彼女は穏やかな微笑みを俺たちに向けた後、童磨に向き直る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もう大丈夫です。下呂さん。城崎さん。二人はこのまま逃げてください。あの糞野郎は私が命に代えても殺しますから。」

 

 

 

 

 

 

続く

 

 

 

 

 

おまけ:

 

 

 

鎹烏に案内され、産屋敷邸に赴いたしのぶ。

 

 

「はあ・・・お館様から頼まれた以上、下呂さんと仲直りしないと。珠世という鬼はともかく、彼とだけでも薬の研究を進めなくては・・・」

 

「伝令!! 伝令!! カアアアアア!!」

 

「あ、あれは下呂さんの鎹烏!?」

 

「毒使い下呂ヒカル!! 上弦ノ弐と遭遇ゥウウ!! 至急応援求ムゥウウ!!! 頭カラ血ヲ被ッタヨウナ出デ立チニ対ノ扇ヲ持ツ鬼ィイイ!! 柱複数名デ向カワレタシィイイ!! カアアア!!!」

 

「まさかそんな!!?? よりによって姉さんの仇と遭遇するなんて・・・!!

 わかりました! 至急私が向かうので案内を!! 艶は蝶屋敷のカナヲを現場まで連れて来てください!! 私が先行して向かっていると伝えれば意図は伝わるはずです!! 頼みましたよ!!!」

 

「カアアア!? セメテ他ノ柱ト合流スベキデハァアア!?」

 

「黙りなさいっ!! 時は一刻を争います!! つべこべ言わず道案内を始めなさいっ!!!」

 

「カアアア!? 蟲柱様怖イィイイ!!! スグニ案内シマスカラ怒ラナイデェエエエ!!!」

 

 

自身の鎹烏を蝶屋敷に放ち、産屋敷邸を発つしのぶ。青筋を浮かべ息を乱しながらもしのぶは笑みを浮かべる。

 

 

「待ってろ、上弦の弐・・・!! お前だけは私がこの手で地獄に引きずり込んでやるっ!! 惨たらしく苦しめた上で必ずっ!!!」

 

「カアアア!? 蟲柱様物騒ナコト言ッテルゥウウウ!? 怖ィイイイ!!!」

 

 

復讐の鬼が一人、闇夜を駆けて童磨の下へ向かったのだった。

 

 

 




ということでしのぶさん参戦です。完全に頭に血が昇った状態で果たして大丈夫でしょうか汗
次回童磨VS胡蝶しのぶとなります。乞うご期待。
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