鬼滅の毒使い   作:科学大好き人間

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お知らせと短めの本編です。マリッジトキシンのアニメ化記念みたいなものです。

注意:
本編のネタバレを含むので第一部を読んでから本幕間を読むことを推奨します。


お知らせ
幕間 文明の利器


〇お知らせ

 

 

読者の皆様、こんにちわ或いはこんばんわ。

 

マリッジトキシンのアニメ化を祝して本作の第二部を書くことにしたのでお知らせします。

 

まだ構成練ってる途中なので、どんな話にするのか、また何話くらい投稿するのか一切未定ではあります。

 

ただ、下呂君が現代に帰った後、本人の望む結婚を果たすまでの物語として仕上げる予定ではいます。

 

一応『鬼滅の刃』の原作タグで投稿を続けるつもりではいますが、第二部の舞台が完全にマリッジトキシンの世界に移行してしまうので、長編になるようだったら途中で原作タグを変えるかもです。

 

その場合読んでた人が混乱しそうなので、事前に告知は出す気でいますが予めご了承頂けると幸いです。

 

第二部の大まかな設定ですが、第一部の終わりに下呂君は婚約者として胡蝶しのぶさんを現代に連れて行ったことになっています。ただ、その世界線は鬼滅の刃とマリッジトキシンの世界がごちゃ混ぜになったような設定になっています。

 

結論から言うと、産屋敷や鬼滅の刃原作キャラの子孫たちも居るし、マリッジトキシンのレギュラーメンバーも居ることになってます。

 

なのでその設定を知らずに読むと意味わからんことになると思ったので、本幕間のついでにお知らせとして記載することにしました。

 

特に二つの原作知らない人にとっては読むのが難解になることが予想されます。最悪本作の第一部さえ読んでればギリわかる範囲で書くつもりではいますが、それでも意味わからんかったら感想等で教えてください。可能な限り回答します。

 

ただマリッジトキシンは鬼滅の刃と違い原作未完作品なので、連載による後からの追加エピソードで設定がひっくり返る可能性があります。その矛盾については流石に回答出来かねるので予めご了承ください。

 

要はしのぶさんを正式な婚約者として五大名家である下呂家に認めさせるお話として認識いただければ大丈夫だと思います。

 

その上で最大の壁となるのが、現下呂家当主のきららおばあちゃんと下呂君の先生です。言うなればラスボス筆頭候補です。この二人の妨害を如何にして下呂君としのぶさんが乗り越えていくのか、そこに面白みを感じて頂けるような作品にしようと考えています。

 

前置きが長くなりましたが、そんな感じで本編の第二部を開始します。

 

それでは第一部後の幕間をどうぞ。

 

 

 

 

 

〇幕間 文明の利器

 

 

俺は下呂ヒカル。毒使いと呼ばれる殺し屋界隈の最高峰に位置する五大名家の次期当主だ。

 

ところがある日、婚活アドバイザーの城崎と一緒に大正時代へとタイムスリップしてしまい、鬼とかいうトンデモな奴らとバトる羽目になった。

 

何度も死にそうな目に遭ったが、鬼殺隊のみんなと協力しながら何とか鬼の始祖をやっつけて、こうして無事に現代に帰って来た。

 

ただタイムスリップする前と一つ違うのが、俺の婚約者として元鬼殺隊最高戦力の女性隊士である胡蝶しのぶを現代に引き連れて帰って来たことだ。

 

元々俺達は男女の関係どころか、恋愛感情すら微塵もなかった間柄だ。

 

けど二人で一緒に死線を潜り抜け、胡蝶の怨敵である童磨とかいう糞野郎をぶっ殺してからお互いに見る目が変わったんだ。

 

先に打ち明けて来たのは胡蝶の方からだったが、今では相思相愛の間柄だ。

 

胡蝶は二度と大正時代に戻れないのを承知の上で、俺の生きる現代に着いてきた。家族も友人も頼れる奴も居ないのを承知の上でだ。

 

俺は胡蝶の覚悟に応えることにした。俺達は二人で生きていく。この時代で。

 

例え何があろうとも俺は胡蝶の幸せを守り通して見せる。生涯添い遂げて見せる。

 

その覚悟で現代に胡蝶を連れ帰って来た。

 

そう。どのような困難があろうとも・・・

 

 

「じゃ、私帰るね? 今日から胡蝶さんは下呂君の家で同棲するという事で。それじゃあ後はよろしく~。」

 

「待て待て待てっ!! 城崎っ!! いきなり帰ろうとするな!! せめて俺たちの間を取り持ってくれ!! 頼むっ!!!」

 

「え~? だって二人は結婚を誓い合った仲でしょ~? 折角二人きりの蜜月を過ごさせてあげようとしてるのに。私が居たら完全にお邪魔虫になっちゃうじゃん。」

 

「だとしても!! 俺異性と同棲なんてしたことねぇぞ!? どうやって過ごせって言うんだ!?」

 

「いやいや。恋人出来る前から同棲経験済みの人なんて普通いないから。誰しもが通る道なんだしそこは自力で頑張りなよ。」

 

「お願いだ城崎!! せめて俺と胡蝶が健全な同棲生活を確立するまで支援してくれ!! 頼む!!」

 

「え~? 流石にそこまでは婚活アドバイザーの業務範囲外なんだけど。」

 

「頼む城崎!! お前にしか頼めないんだ!! この通りだ!!」

 

「はぁ・・・」

 

 

俺は自宅の玄関の前でドアを開けて出て行こうとしている城崎に全力の土下座を披露していた。正直恋人どころかまともな異性関係なんて築いたことがない自分に胡蝶との健全な同棲生活なんて過ごせる自信がなかった。俺は恥も外聞も捨てて城崎に頭を下げ続ける。

 

そんな様子を見て城崎は溜息をつく。暫くしてやれやれと呆れるような素振りを見せて俺に対し笑いかける。

 

 

「全くしょうがないな~。そこまで言うならもう一日だけね? その代わり今度銀座の高い寿司おごらせるから。」

 

「ああ、それでいい。本当に城崎には頭が上がらん。」

 

「いや今すぐ上げなよ。後ろで胡蝶さんドン引いてるよ?」

 

 

俺は顔を上げて後ろを振り向く。そこにはワイシャツにフレアスカートと現代風の服装に着替え済みの胡蝶が不安げに表情を暗くしていた。

 

 

「あの・・・下呂さん・・・そんなに私と二人きりになるのが嫌ですか?」

 

「ち、違う! これはその・・・!」

 

「あ~あ。胡蝶さん不安にさせちゃってさぁ。そんなんで今後無事結婚まで漕ぎつけられそうなの? 下呂君よ。」

 

「うぐぐ・・・言い返せなくて(つら)だぜ・・・」

 

 

しかし城崎は呆れた口調とは裏腹にやや嬉しそうに笑みを浮かべ腕組みをする。

 

 

「まあ下呂君の幸せな結婚の為にも、今後も婚姻まできっちりサポートしてあげるとしようかね。婚活アドバイザーの範疇超えてるかもしれないけど。」

 

「ああ、助かるぜ城崎。マジで恩に着る。」

 

「それに胡蝶さんにも現代の生活に慣れてもらわなきゃいけないからね。下呂君だけだとそのレクチャーも不安だし、あと一日と言わず数日は一緒に居た方がいいのかも。そういう意味では私がここに残るのも必要なのかもね。ここは一肌脱いであげるとするか。」

 

 

こうして暫くの間、胡蝶と城崎を含めた三人の共同生活が行われることになった。

 

そしてまず城崎が行ったことはリビングへの移動だった。

 

 

「じゃあ胡蝶さん。早速だけど携帯使えるようになろっか。」

 

「あ、はい。携帯と言うと、大正で言う自働電話の持ち運び式装置のようなものですよね?」

 

「ん? ま、まあその認識で合ってる・・・かな?

 兎に角、情報化が進んだ現代だと携帯が必須アイテムなんだよ胡蝶さん。だから今日中に連絡の仕方くらいは覚えてもらうからね?」

 

「わかりました。頑張って覚えます!」

 

 

そうして城崎による胡蝶への携帯講座が始まった。

 

 

「えっと・・・ここを押すと画面が動くようになるんですね?」

 

「うん。まずは電源入れて。」

 

「それで・・・ここに予め決めていた番号を入れると・・・」

 

「うん。画面ロック解除して。」

 

「えっと・・・画面にいろんな模様が浮かび上がりましたがこれは・・・」

 

「それはデフォルトのアプリだね。設定は予めしてるから、とりあえず電話するところから練習してみようか。電話帳これね?」

 

「わっ! 一瞬で下呂さんと城崎さんの名前が出てきました!」

 

「そうそう。とりあえずそれを押したら私達に電話できるようになるから。」

 

「はい。では下呂さんの名前をこうして・・・」

 

「む・・・かかって来たな。」

 

「成る程。こうやって電話がかかるんですね? 非常に便利です。」

 

「そうそう。次はSNSね。」

 

「えすえぬえす?」

 

「とりあえず一般的な連絡用SNS使おうか。この画面がそれ。」

 

「はい・・・こっちも下呂さんと城崎さんの連絡先が書かれてるみたいです。」

 

「うん。で、タッチするとトーク画面開くからフリック操作で文字入力したりスタンプ送れるって訳。」

 

「ふりっく? すたんぷ?」

 

「あー・・・えっと・・・要はこれをこうして・・・」

 

 

暫く操作をおばあちゃんに教える携帯教室のような時間が続く。気が付けば外は夜となっていた。

 

「わかりました! これでいつでもお二人に連絡が取れると!」

 

「そ・・・そうだよ・・・一旦今日はここまでかな・・・」

 

「城崎。折角だから他の便利アプリの説明も・・・」

 

「一旦今日はここまで!! 下呂君!! 私お腹すき過ぎてペコちゃんなんだけど!!」

 

「わかった。近場のうまい飯屋連れてってやる。ついでに自炊用の食材買いに行くか。胡蝶。手伝ってくれ。」

 

「わかりました。買い出しですね? 時代が違うとは言えそれ位ならどうってことないです!」

 

「良し。折角だから買い物用アプリの使い方も教えてやるぜ。それと電子決済のやり方もな。」

 

「下呂君下呂君。胡蝶さんまだ口座ないから電子決済は無理。その辺の面倒な手続きは後日にしてね。」

 

「む。それもそうか。じゃあ城崎の腹の虫の音もすげぇしさっさと行くか。」

 

 

こうして、現代に帰ってからの一日目がゆっくりと過ぎていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 




とまあ今回はこんな感じです。胡蝶さんがアホの子みたいになってますけどそんなことはないですからね? じきに携帯操作は下呂君を追い抜くことでしょう(多分)。

日常回も書きたいのは山々何ですが、恐らく次回はいきなりラスボス筆頭候補との対峙です。乞うご期待。
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